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紀見峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紀見峠
和歌山県側から見た紀見峠(現在の国道371号旧道)
所在地 大阪府河内長野市和歌山県橋本市
座標
紀見峠の位置(日本内)
紀見峠
北緯34度22分39秒 東経135度36分13秒 / 北緯34.37750度 東経135.60361度 / 34.37750; 135.60361座標: 北緯34度22分39秒 東経135度36分13秒 / 北緯34.37750度 東経135.60361度 / 34.37750; 135.60361
標高 400 m
山系 和泉山脈
通過路 国道371号紀見トンネル
プロジェクト 地形
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紀見峠(きみとうげ)は、和歌山県橋本市大阪府河内長野市の境にある標高400mのである。紀伊国河内国の境であり、高野街道の中継地である。「紀伊見峠」とも表記される。

現在も橋本市側に集落がある(旧 伊都郡柱本村紀伊見峠)。高野山不動坂口女人堂まで六のところにあり、峠の旧街道脇に「高野山六里道標石」が設置されている。

地理

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和歌山市岬町から続く和泉山脈は紀見峠を境に金剛山地となる。

歴史

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近世には和歌山藩が峠に番所を設置し、高野山への参詣者で賑わい、紀伊側には宿駅が設けられていた。明治時代には約70軒の人家があった。

交通

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1900年に紀和鉄道(現・西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線)が開通すると紀見峠を利用する高野山参詣者は激減した。1915年には大阪高野鉄道(現・南海電気鉄道(南海)高野線)の紀見峠トンネルが完成した。

紀見峠は戦後は主要地方道堺橋本線(大阪府道23号、和歌山県道4号)となり、1962年の第3次二級国道指定に伴い1963年4月1日に二級国道170号高槻橋本線へ昇格された。

1969年には国道170号(当時)の紀見トンネル1982年国道371号線に指定替え)、 1976年には南海高野線の新紀見トンネル(下り線用)が開通した。

近辺には南海電気鉄道が開発しているニュータウンである南海橋本林間田園都市がある。また、紀見峠駅林間田園都市駅などがある。

紀見トンネル開通以前は自動車は全てこの峠を通っていた。今は通過する自動車は少なくなったが、定期的に深夜にトンネル内の清掃をかねた点検工事が行われる為、その間トンネルは通行止めとなり峠越えの道廻りのみとなる。

関連項目

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外部リンク

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紀見峠の国道170号線の標識