第百七国立銀行
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第百七国立銀行(だいひゃくしちこくりつぎんこう)は、1878年(明治11年)に福島県で設立された国立銀行。1897年に銀行制度の変更により株式会社第百七銀行となるが、1934年(昭和9年)に解散した。
概要
[編集]1878年(明治11年)9月、吉野周太郎ら8人の発起人によって福島で設立。1897年(明治30年)2月に国立銀行営業満期前特別処分法により私立銀行となり、株式会社第百七銀行と改名した[1]。岩代銀行(1921年(大正10年))・飯坂銀行(1925年(大正14年))・第百二十五銀行(1927年(昭和2年))を相次いで合併したが、昭和恐慌期に破産し、1934年(昭和9年)6月に任意解散した[2]。本店は現在の東邦銀行本店がある場所に所在していた[3]。
沿革
[編集]- 1878年(明治11年):設立
- 1879年(明治12年):保原出張所(後に保原支店)を設置
- 1897年(明治30年):株式会社第百七銀行と改名
- 1912年(明治45年):飯坂派出所(後に飯坂支店)を設置
- 1913(大正2年):本店を改築
- 1921年(大正10年):岩代銀行を合併、瀬上支店、藤田支店を設置
- 1925年(大正14年):飯坂銀行を買収
- 1927年(昭和2年):第百二十五銀行を買収
- 1928年(昭和3年):休業
- 1933年(昭和8年):破産
- 1934年(昭和9年):任意解散