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生活協同組合コープあきた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田市民生協から転送)
生活協同組合コープあきた
COOP AKITA
コープあきた本部事務所
種類 生活協同組合
本社所在地 日本の旗 日本
011-0941
秋田県秋田市土崎港北六丁目1番30号
設立 1971年8月5日
(秋田市民消費生活協同組合)
業種 小売業
法人番号 6410005000691 ウィキデータを編集
事業内容
  • 組合員の生活に必要な物資を購入し、又はこれに加工して組合員に供給する事業
  • 組合員の生活の改善及び文化の向上を図る事業
  • 組合員の生活の共済を図る事業
代表者 理事長(代表理事) 三浦貴裕
資本金 19億6211万円
(出資金 2021年3月20日現在)
売上高 120億5196万円
(供給高 2021年3月期)
従業員数 478人
決算期 3月20日
主要子会社 コープ共同サービス秋田
外部リンク https://www.akita.coop
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生活協同組合コープあきた(せいかつきょうどうくみあいコープあきた)は、秋田県秋田市に本部を置く生活協同組合

概要

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秋田県で2番目に古い秋田市民消費生活協同組合、横手市に本部を置く秋田県南生活協同組合、仁賀保町(現在のにかほ市)に本部を置き経営破綻した由利生活協同組合[注釈 1]の職員5人と組合員50人が立ち上げた、にかほ市の本荘・由利に新しい生協をつくる準備会が合併し、生活協同組合コープあきたとして発足。約8万人の組合員を擁し共同購入、共済灯油配達、生協店舗の運営を行っている。秋田県単一の生活協同組合である。

当初の計画では、第2フェーズとして、2010年をめどに大館市に本部を置く秋田県北生活協同組合とも合併を計画していたが、同生協は、由利生協が経営破綻した後、出資金を引き出す組合員が相次ぎ、約6億円の内、約1億円が流出した[2]。また、2013年までに16億円もの累積損失を抱えていたため、合併の方針を転換。同年9月21日付けでコープあきたに共同購入、灯油、共済の3事業を譲渡したほか、組合員3万9179人、従業員約70人もほぼコープあきたに移った。譲渡後、秋田県北生協は不動産事業のみを残存させ債務返済のほか清算手続きの準備を進め[3]2015年10月7日、秋田地裁大館支部に自己破産を申請した[4]

沿革

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  • 1971年昭和46年)8月5日 - 秋田市民消費生活協同組合が設立。
  • 1983年(昭和58年)10月 - 秋田県南消費生活協同組合が設立。
  • 1999年平成11年)2月 - 本荘・由利に新しい生協をつくる準備会が設立。
  • 2006年(平成18年) - 秋田市民生協がコープ東北サンネット事業連合に加盟。
  • 2008年(平成20年)
    • 7月8日 - 秋田市民消費生活協同組合、秋田県南消費生活協同組合、本荘・由利に新しい生協をつくる準備会の合併調印式。
    • 9月21日 - 秋田市民消費生活協同組合が秋田県南生協と新しい生協を作る準備会を吸収合併し、生活協同組合コープあきたが設立。
  • 2009年(平成21年)7月20日 - 早口生活協同組合を合併。
  • 2010年(平成22年)9月14日 - 共同購入県南支部が横手市大屋新町から同市金沢中野に新築、移転[注釈 2][5]
  • 2013年(平成25年)9月21日 - 秋田県北生活協同組合の事業を譲受[6]
  • 2016年(平成28年)10月18日 - みやぎ生活協同組合いわて生活協同組合北都銀行などとともに設立した特別目的会社であるコープ東北グリーンエネルギーによる風力発電所「コープ東北羽川風力発電所」が稼働[7][8]
  • 2017年(平成29年)
    • 8月2日 - 茨島店を改装オープン。
    • 9月25日 - 共同購入能代センターを新設。
  • 2020年(令和2年)10月19日 - 県内の自治体としては初となる、湯沢市と高齢者支援など8項目の包括連携協定を締結[9]
  • 2021年令和3年)11月1日 - 共同購入湯沢センターを新設[10]

事業所

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共同購入セットセンター・共同購入中央センター・灯油中央センター
  • 共同購入セットセンター・共同購入中央センター・灯油中央センター/秋田市飯島字穀丁大谷地1-20
  • 共同購入西センター/秋田市茨島六丁目18-65
  • 共同購入男鹿センター/男鹿市船川港比詰字才ノ神90
  • 共同購入県南センター/横手市金沢中野字上矢来沢22-1
  • 共同購入由利センター/由利本荘市大浦字家後122-4
  • 共同購入北センター・灯油北センター/大館市釈迦内字山神社後30-12
  • 共同購入能代センター/能代市字臥竜山14-1
  • 共同購入湯沢センター/湯沢市成沢字柴山1-3

店舗

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土崎店
  • 土崎店/秋田市土崎港北六丁目2-90
  • 茨島店/秋田市茨島四丁目19-19

脚注

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注釈

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  1. ^ 全4店舗で営業を行っていたが、1993年と翌94年に出店した大型店の業績不振で経営が行き詰まり、1998年4月、負債7億3千万円を抱え経営破綻した[1]
  2. ^ 同時に共同購入中央支部から大仙市の一部と仙北市全域の共同購入事業を移管される。

出典

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  1. ^ 「大型店への対抗が裏目 年配客に不安の声 破たんの由利生協」『朝日新聞秋田版』1998年4月23日
  2. ^ 「信頼の生協、曲がり角 由利生協の破たん余波 ズームアップ」『朝日新聞秋田版』1998年9月13日
  3. ^ 「秋田県の生協一本化、秋田市の組合に、北生協が3事業譲渡」『日本経済新聞』2013年6月12日
  4. ^ 「県北生協が自己破産を申請」『読売新聞秋田版』2015年10月9日
  5. ^ “「コープあきた、県南支部を新築移転 規模2倍 配送ルート集約”. 日本経済新聞. (2010年8月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFB2605U_W0A820C1L11000/ 2016年10月20日閲覧。 
  6. ^ 残った不動産の処分などの整理が一段落したことから、2015年10月秋田県北生活協同組合は破産申立した 秋田県北生活(協) - 東京経済ニュース
  7. ^ “「コープ風力」稼働 宮城・岩手・秋田3生協出資”. 日本経済新聞. (2016年10月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB18HAR_Y6A011C1L01000/ 2016年10月20日閲覧。 
  8. ^ “コープ風力稼動 東北3生協出資、売電も”. 河北新報. (2016年10月19日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161019_42005.html 2016年10月20日閲覧。 
  9. ^ 「県内初 コープあきたと湯沢市 福祉、防災で包括協定」『秋田魁新報』2020年10月20日、23面。
  10. ^ 企業広告「明日OPEN コープあきた 宅配事業 湯沢センター」『秋田魁新報』2021年10月31日、21面。

関連会社

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  • 株式会社コープ共同サービス秋田

関連項目

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外部リンク

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