私が愛したヘミングウェイ
私が愛したヘミングウェイ | |
---|---|
Hemingway & Gellhorn | |
監督 | フィリップ・カウフマン |
脚本 |
バーバラ・ターナー ジェリー・スタール |
製作総指揮 |
ジェームズ・ガンドルフィーニ トリッシュ・ホフマン ピーター・カウフマン アレクサンドラ・ライアン バーバラ・ターナー |
出演者 |
クライヴ・オーウェン ニコール・キッドマン |
音楽 | ハビエル・ナバレテ |
撮影 | ローヒエ・ストファース |
編集 | ウォルター・マーチ |
製作会社 | HBO |
公開 |
2012年5月28日 (HBOで放映)[1] 2013年6月22日 (WOWOWで放映) |
上映時間 | 154分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $19,500,000[2] |
『私が愛したヘミングウェイ』(原題:Hemingway & Gellhorn)は、2012年、HBO制作のアメリカ合衆国のテレビ映画。
20世紀のアメリカ合衆国を代表する文豪アーネスト・ヘミングウェイと彼の3番目の妻となった戦時特派員マーサ・ゲルホーンとの恋愛をスペイン内戦や第二次世界大戦を背景に描いた作品。ヘミングウェイをクライヴ・オーウェン、ゲルホーンをニコール・キッドマンが演じた。
第64回プライムタイム・エミー賞では、ミニシリーズ部門作品賞、主演男優賞(オーウェン)、主演女優賞(キッドマン)を含む15部門にノミネートされた。
日本では、2013年6月22日に「WOWOWプレミア」で日本語吹替で放映された[3]。
あらすじ
[編集]1936年、戦時特派員のマーサ・ゲルホーンは、キーウエストのバーで有名な作家ヘミングウェイと出会い、その豪快で情熱的な人柄に魅了される。2人は内戦が続くスペインで再会し、同じホテルの同じ階に泊まったこともあり、肉体関係を結んでしまう。ポーリンという2番目の妻がいながら、ヘミングウェイはゲルホーンと一緒にいる時間が増えていく。ついに、ヘミングウェイはポーリンとの離婚を成立させ、1940年、すぐにゲルホーンと再婚する。しかし、時は第2次世界大戦下。戦時特派員のキャリアを重視して海外に向かいがちなゲルホーンからヘミングウェイの心は次第に離れていき、2人はついに正面から衝突するようになり・・・。
キャスト
[編集]- アーネスト・ヘミングウェイ:クライヴ・オーウェン(吹替:大塚明夫)
- マーサ・ゲルホーン:ニコール・キッドマン(吹替:山像かおり)
- ジョン・ドス・パソス:デヴィッド・ストラザーン(吹替:をはり万造)
- パコ・ザラ:ロドリゴ・サントロ(吹替:中尾一貴)
- ポーリン・ファイファー:モリー・パーカー(吹替:野々村のん)
- メアリー・ウェルシュ:パーカー・ポージー(吹替:平野夏那子)
- ロバート・キャパ:サンティアゴ・カブレラ(吹替:田村真)
- ミハイル・コルツォフ:トニー・シャルーブ(吹替:横島亘)
- ヨリス・イヴェンス:ラーズ・ウルリッヒ(吹替:村治学)
- マックス・イーストマン:マーク・ペルグリノ
- 宋美齢:ジョアン・チェン
- サヴェリオ・ゲーラ
- マックスウェル・パーキンス:ピーター・コヨーテ
- ダイアン・ベイカー
- レミー・オーベルジョノワ
- アンソニー・ブランドン・ウォン
- キーオン・ヤング
- ロバート・デュヴァル(クレジットなし)
- ジェフリー・ジョーンズ(クレジットなし)
- コニー・ニールセン(クレジットなし)
- ブルック・アダムス(クレジットなし)
吹替その他、小形満、楠見尚己、菅原雅芳、浦山迅、長島真祐、山内健嗣、桂一雅、山本兼平、岩崎ひろし、水野ゆふ、徳本英一郎、西村太佑、倉富亮、川島悠美、吉田健司、真壁かずみ、喜代原まり、町田政則、森源次郎、滝沢ロコ
評価
[編集]レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは49件のレビューで支持率は49%、平均点は5.30/10となった[4]。Metacriticでは22件のレビューを基に加重平均値が54/100となった[5]。
受賞とノミネート
[編集]第64回プライムタイム・エミー賞では、作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を含む15部門にノミネートされた。俳優では特に、マーサ・ゲルホーンを演じたニコール・キッドマンに多くの賛辞が集まった。
賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
---|---|---|---|
プライムタイム・エミー賞 | 作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート |
監督賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | フィリップ・カウフマン | ノミネート | |
主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | クライヴ・オーウェン | ノミネート | |
主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート | |
助演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | デヴィッド・ストラザーン | ノミネート | |
美術デザイン賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート | |
撮影賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ローヒエ・ストファース | ノミネート | |
衣装デザイン賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート | |
ヘアスタイル賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート | |
メイクアップ賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート | |
作曲賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ハビエル・ナバレテ | 受賞 | |
編集賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ウォルター・マーチ | ノミネート | |
音響効果賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | 受賞 | |
録音賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート | |
視覚効果賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート | |
ゴールデングローブ賞 | 主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | クライヴ・オーウェン | ノミネート |
主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート | |
全米映画俳優組合賞 | 男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | クライヴ・オーウェン | ノミネート |
女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート | |
全米監督協会賞 | 監督賞(テレビ映画部門) | フィリップ・カウフマン | ノミネート |
全米脚本家組合賞 | オリジナル脚本賞 | バーバラ・ターナー、ジェリー・スタール | ノミネート |
オンライン映画&テレビジョン協会賞 | 主演女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート |
サテライト賞 | 作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | 『私が愛したヘミングウェイ』 | ノミネート |
主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | クライヴ・オーウェン | ノミネート | |
主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート | |
シンユーフォリア賞 | 主演女優賞 | ニコール・キッドマン | 受賞 |
コミュニティサークル賞 | 主演女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート |
ゴールドダービー賞 | 主演女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | ノミネート |
女性イメージネットワーク賞 | 主演女優賞(テレビ映画部門) | ニコール・キッドマン | 受賞 |
脚注
[編集]- ^ “HBO/Cinemax 2011/2012 Programming Overview”. The Futon Critic (July 28, 2011). May 31, 2013閲覧。
- ^ Hemingway & Gellhorn (2012) (TV) - Box office / business
- ^ 私が愛したヘミングウェイ - WOWOWオンライン
- ^ "Hemingway & Gellhorn". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年11月22日閲覧。
- ^ “Hemingway & Gellhorn”. Metacritic. 2022年11月22日閲覧。