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福田光輝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福田 光輝
2023年4月9日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府大阪市東淀川区
生年月日 (1997-11-16) 1997年11月16日(27歳)
身長
体重
176 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 内野手
プロ入り 2019年 ドラフト5位
初出場 2020年6月19日
最終出場 2024年6月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

福田 光輝(ふくだ こうき、1997年11月16日 - )は、大阪府大阪市東淀川区出身のプロ野球選手内野手)。右投左打。

経歴

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プロ入り前

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中学時代は東淀川ボーイズに所属し、全国大会で優勝。主将も務めた[1]

高校は大阪桐蔭高等学校に進学。2学年先輩に森友哉が 、1学年先輩に正隨優弥香月一也が、同学年には青柳昴樹がいる。1年時に第95回全国高等学校野球選手権大会に出場。2年時には第96回全国高等学校野球選手権大会に出場し、優勝を経験した[2]。2年秋から主将を務め、3年春に第87回選抜高等学校野球大会に出場[3]。準々決勝の鈴木昭汰宇草孔基擁する常総学院戦では本塁打を放つなど、2安打2得点の活躍でベスト4進出に貢献した[3]。準決勝は平沼翔太擁する敦賀気比と対戦し、0-11で敗れた[4]。3年夏は第97回全国高等学校野球選手権大阪大会準々決勝で、姫野優也擁する大阪偕星に敗れた[5]

大学は法政大学に進学。2年秋から三塁手のレギュラーに定着すると、4年春からは遊撃手としてプレー[6]。4年からは主将を務め[7]、春は打率.354、秋は打率.333と、好成績を残した[6]

2019年10月17日に開催されたプロ野球ドラフト会議にて千葉ロッテマリーンズから5位指名を受け、11月14日に契約金4000万円、年俸880万円(金額は推定)で契約合意した[8]。背番号は40[9]。高校の1学年先輩だった香月とはプロで再びチームメイトとなった。

ロッテ時代

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2020年は、3月24日にドラフト1位の佐々木朗希がプロで初めて打者相手に投球した際に、149km/hの速球を左翼席まで運び、注目を集めた[10]。3月14日のオープン戦、対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)では、「1番・三塁手」として出場。第1打席で、山本拓実から左翼席へ先頭打者弾を放つと、続く第2打席では右翼席へ運んだ。先頭打者本塁打からの2打席連続本塁打は、新人では66年のドラフト制以降初の快挙となった[11]。オープン戦で放った4安打のうち、1本が二塁打、3本が本塁打で、打率は.190ながら長打率は.619[12]と長打力をアピールし、同期入団の佐藤都志也とともに開幕一軍メンバー入りを果たした[13]。6月19日に行われた福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦(福岡PayPayドーム)では、延長10回表に和田康士朗の代打としてプロ初出場し、高橋礼から四球を選んだ。7月1日の対楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天生命パーク宮城)では、4回表に涌井秀章から投前安打を放ち、13打席目でプロ初安打を記録した[14]が、18打数2安打、打率.111と打撃不振で、7月7日に二軍へ降格した[15]。10月6日、一軍選手複数名が新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱せざるを得なくなったことを受けて、「感染拡大防止特例2020」の代替指名選手として一軍へ再度昇格した[16]。しかし、昇格後も5打数無安打で10月19日に再び二軍へ降格し、最終的に23打数2安打、打率.087でプロ1年目を終えた。

2021年は、開幕を二軍で迎え、当初は4番を任され好調を維持していたが、徐々に調子を落とし5月末までに打率が.095と打撃不振に陥った[17]。好不調の波に苦しむシーズンとなり一軍出場はなかったが、最終的に二軍ではチーム最多の101試合に出場し、打率.246、2本塁打、31打点という成績だった[18]

2022年は、一軍出場は13試合に留まり、打率.167という成績だった[19]

ロッテ時代
(2022年4月9日 ZOZOマリンスタジアム

日本ハム時代

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2023年3月6日、西村天裕とのトレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍することが発表された[20]。5月21日のオリックス戦(京セラドーム大阪)でプロ初本塁打を記録[21]。この年、自己最多の24試合に出場したものの、一軍定着とはならず、夏場以降は二軍で過ごした[22]

2024年の春季キャンプは二軍スタートとなる[22]。開幕後も二軍で結果を残せずにいたものの、負傷離脱した水野達稀に代わって6月22日に一軍登録され、同日の楽天戦で「8番・二塁手」として先発出場を果たす。388日ぶりの打点を記録する[23]など2安打2打点の活躍を見せ、ヒーローインタビューを受けた[24][25]。10月22日、球団から戦力外通告を受けた[26]

選手としての特徴・人物

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豪快なフルスイングから繰り出す長打力[27][28]、内野ならどこでもこなすユーティリティー性が魅力[29]。遠投120m、50m走のタイム6秒2を記録している[30]

愛称は名前の「光輝」にかけた「シャイニング[31][32]など。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2020 ロッテ 15 26 23 2 2 1 0 0 3 0 0 0 0 0 3 1 0 8 0 .087 .192 .130 .323
2022 13 23 18 0 3 1 0 0 4 1 0 0 0 0 4 0 0 3 0 .167 .318 .222 .540
2023 日本ハム 24 63 57 8 10 3 0 2 19 7 0 0 1 0 4 0 1 19 1 .175 .242 .333 .575
2024 5 14 14 1 5 2 0 0 7 2 0 0 0 0 0 0 0 4 0 .357 .357 .500 .857
通算:4年 57 126 112 11 20 7 0 2 33 10 0 0 1 0 11 1 1 34 1 .179 .258 .295 .553
  • 2024年シーズン終了時

年度別守備成績

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一塁 二塁 三塁 遊撃
















































2020 ロッテ - 1 0 0 0 0 ---- 3 0 6 1 0 .857 5 1 1 0 0 1.000
2022 5 1 2 0 0 1.000 1 3 4 0 0 1.000 4 4 1 1 0 .833 -
2023 日本ハム - 11 14 28 0 6 1.000 14 2 10 0 1 1.000 -
2024 - 5 9 9 0 0 1.000 - -
通算 5 1 2 0 0 1.000 18 26 41 0 6 1.000 21 6 17 2 1 .920 5 1 1 0 0 1.000
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 40(2020年 - 2023年3月6日)
  • 35(2023年3月7日 - 2024年)

登場曲

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脚注

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  1. ^ 【ロッテ】ドラ5法大・福田は小・中・高・大で主将経験のリーダータイプ…将来はチームの“顔”に」『スポーツ報知』2019年10月23日。2021年2月2日閲覧
  2. ^ 福田光輝」『週刊ベースボールONLINE』。2020年3月1日閲覧
  3. ^ a b 大阪桐蔭逆転4強 福田が主将3代連続弾」『日刊スポーツ』2015年3月30日。2021年2月2日閲覧
  4. ^ 敦賀気比エース平沼 大阪桐蔭連覇止めた、強力打線を4安打完封」『スポーツニッポン』2015年3月31日。2024年2月12日閲覧
  5. ^ 【選手権大阪大会】大阪偕星学園が大阪桐蔭を破る!!」『高校野球ドットコム』2015年7月28日。2021年2月2日閲覧
  6. ^ a b 即戦力候補のロッテドラ5・福田光輝「どこでも守れる準備はしています」」『BASEBALL KING』2019年12月13日。2021年2月2日閲覧
  7. ^ 法政大の主将も務めた福田 光輝(ロッテ5位)ら 2015年の大阪桐蔭ナインのその後は?」『高校野球ドットコム』2020年4月26日。2021年2月2日閲覧
  8. ^ ロッテ5位福田、監督に「打撃教えてもらいたい」」『高校野球ドットコム』2019年11月14日。2021年2月2日閲覧
  9. ^ 佐々木朗希「17」ロッテが新人背番号発表/一覧」『日刊スポーツ』2019年12月9日。2021年2月2日閲覧
  10. ^ ロッテ・ドラ1朗希 プロ初打撃投手で157キロ!25球中13球が大台超え 4月中の実戦デビューへ」『スポーツニッポン』2020年3月25日。2024年2月12日閲覧
  11. ^ ロッテの福田は光輝も凄い!ドラ5の実力派 先頭弾から連発で開幕先発猛アピール」『スポーツニッポン』2020年3月15日。2024年2月12日閲覧
  12. ^ 2020年度 千葉ロッテマリーンズ 個人打撃成績(オープン戦)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年2月12日閲覧
  13. ^ 開幕一軍メンバーの登録公示 ロッテはルーキー2名に加え、鳥谷も開幕一軍スタート」『BASEBALL KING』2020年6月18日。2024年2月12日閲覧
  14. ^ ロッテ福田光輝プロ初安打&マルチ 同点機は三振」『日刊スポーツ』2020年7月1日。2020年11月15日閲覧
  15. ^ ロッテ・井口監督 打撃不振で抹消のドラ5福田光へ「土台作りからしっかり」」『スポーツニッポン』2020年7月7日。2024年2月12日閲覧
  16. ^ 井口監督「1日も早く元気に」 藤原ら1軍昇格 優勝争いへ「若い選手はチャンス」」『スポーツニッポン』2020年10月6日。2024年2月12日閲覧
  17. ^ 4番起用から打率0割台へ ロッテ福田光輝が長いトンネルで学んだこと」『日刊スポーツ』2021年9月13日。2023年8月3日閲覧
  18. ^ ロッテ、イースタン制覇メンバーが多くA組入り 結果でアピールを!」『BASEBALL KING』2022年1月20日。2023年8月4日閲覧
  19. ^ 【ロッテ】福田光輝は10万円減の800万円「好不調の波を少なくしていく」」『日刊スポーツ』2022年11月14日。2023年8月4日閲覧
  20. ^ 福田光選手と北海道日本ハム・西村投手の交換トレードについて」『千葉ロッテマリーンズ』2023年3月6日。2023年3月6日閲覧
  21. ^ 【日本ハム】福田光輝が地元でプロ初本塁打「両親来ていたので良かった」新庄監督の助言にも感謝」『日刊スポーツ』2023年5月21日。2024年6月24日閲覧
  22. ^ a b “駆け込みトレード“で…シーズン開幕直前に移籍した現役5人。緊急加入となった選手たち」『ベースボールチャンネル』2024年2月11日、3頁。2024年6月22日閲覧
  23. ^ 【日本ハム】新庄監督起用ズバリ 初昇格の福田光輝が同点打「確変枠、水谷くんの次は福田くん」」『日刊スポーツ』2024年6月22日。2024年6月22日閲覧
  24. ^ 「ここで打ったらマンション買ってあげる」日本ハム新庄監督が今季初昇格・福田光輝への〝耳打ち〟明かす 2安打2打点の大活躍でお立ち台でも爆笑さらう」『西スポWEB OTTO!』2024年6月22日。2024年6月22日閲覧
  25. ^ 日本ハム・福田光輝「誰も期待してないやろうな」も 今季初昇格即スタメンで2安打2打点の大活躍」『Sponichi Annex』2024年6月22日。2024年6月22日閲覧
  26. ^ 【日本ハム】戦力外の福田光輝「仕方ないかな。ご飯も普通に…ネガティブでもない」今後は未定」『日刊スポーツ』2024年10月22日。2024年10月30日閲覧
  27. ^ 【ロッテ】福田光輝と日本ハム・西村天裕のトレードが成立 課題の投手力補強へ」『スポーツ報知』2023年3月6日。2023年3月8日閲覧
  28. ^ 【ロッテ】福田光輝、絶品の長打力活かす“引き出し”づくり「使いたいなと思わせる打撃を」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年1月20日。2023年3月8日閲覧
  29. ^ ロッテから日本ハムにトレード加入の福田光輝が会見「チャンスと思って」 稲葉GMは外野挑戦にも期待」『スポニチ Sponichi Annex』2023年3月7日。2023年3月8日閲覧
  30. ^ ロッテがドラフト5位指名した福田光輝とは!?」『ラブすぽ』2019年12月6日。2023年3月8日閲覧
  31. ^ 記憶に留めたい大ファール。新天地で働きどころを得た福田光輝【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#201】」『ベースボールチャンネル』2023年6月10日。2024年2月12日閲覧
  32. ^ 【日本ハム】福田光輝がV打、初ヒーローインタビュー「いい打撃ができた」」『スポーツ報知』2023年5月28日。2024年2月11日閲覧
  33. ^ 日本ハム・福田光輝がプロ初本塁打 反撃の1号2ランに「地元大阪で打ててマジでうれしいです」」『サンケイスポーツ』2023年5月21日。2023年5月21日閲覧

関連項目

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外部リンク

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