福の神 (アリストパネス)
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『福の神』(ふくのかみ、希: Πλοῦτος, Ploutos, プルートス、羅: Plutus)は、古代ギリシアのアリストパネスによるギリシア喜劇の1つ。
原題の「プルートス」は、「富の神」(福の神)を意味すると同時に、「富」そのものも意味した[1]。
アテナイの老農夫クレミュロス、その召使カリオーン、富神プルートス、貧乏女神ペニアー、伝令・商売神ヘルメース等が絡みながら、貧富の問題を風刺する物語が展開される。
紀元前388年に上演された。アリストパネスによって生前に上演された最後の作品である[2]。アリストパネスはこの後に、『コーカロス』『アイオロシコーン』という2作品を書いているが、これらは彼の死後に息子アラーロースによって上演された。
紀元前408年にも同名の作品が上演されているが、断片しか残っておらず、内容上の関連性は分かっていない。
構成
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