コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

神鉄国立学院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神鉄国立学院株式会社
Shintetsu Kunitachi Gakuin Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 国立学院予備校
本社所在地 日本の旗 日本
652-0803
兵庫県神戸市兵庫区大開通1-1-1
設立 1985年(昭和60年)9月7日
業種 教育業
事業内容 予備校事業、進学教室事業、学習塾事業
代表者 代表取締役会長 中田大三
代表取締役社長 河端眞一
資本金 5,000万円(1992年3月1日時点)
主要株主 株式会社学究社 80%
神戸電鉄株式会社 20%
テンプレートを表示

神鉄国立学院株式会社(しんてつくにたちがくいん、: Shintetsu Kunitachi Gakuin Co.,Ltd.)は、かつて存在した神鉄グループの企業[1]予備校および学習塾をチェーン展開していた[1]

概要・沿革

[編集]

神鉄グループの不動産開発部門では、「神鉄北鈴蘭台ニュータウン」「神鉄百合が丘」などの大規模ニュータウンを相次いで開発し、木造住宅建築・宅地分譲を実施して沿線人口の定着を図ってきた[1]。またこれらニュータウンにおいては、総合かつ立体的な開発として、神戸電鉄バス(現:神鉄バス)の路線新設、神鉄交通(現:神鉄タクシー)の乗場開設、商業ビルの建設、神鉄一番街(現:神鉄食彩館)の開設など、子会社・関係会社による生活事業の展開を行っていた[1]

沿線では当時、神鉄グループの一員である北神急行電鉄の開業や、さらなるニュータウンの開発によって沿線住民の増加が予測され、関西私鉄で初めての予備校学習塾事業への参入が模索された[2]。この結果、教育支援事業でノウハウのあった学究社と提携することとなり、1985年(昭和60年)9月7日に同社との共同出資で神鉄国立学院が設立された[2]

神戸電鉄では開校に先立って「西鈴神鉄国立学院ビル」「北鈴神鉄国立学院ビル」「緑が丘神鉄国立学院ビル」を建設し、1986年(昭和61年)2月28日に一斉に竣工させた[2]。同年3月1日、小学4年生〜中学3年生の全校合計600名を生徒として「神鉄真学塾」の名称でスタート、キャッチコピーは『国立学院予備校のノウハウと神戸電鉄のバックアップ』であった。

1987年(昭和62年)5月7日、地上4階建ての「鈴蘭台西町神鉄ビル」を建設し、鈴蘭台校を新規開設。初の試みとして大学入試課程の「国立学院予備校」を併営し、高校生の生徒募集も開始した[3]。さらに校舎ビル1階には、神戸電鉄開発部の鈴蘭台住宅営業所と、神鉄住宅販売の神鉄住宅センターを入居させて住宅産業も併設していた[3]

1991年(平成3年)頃〜1992年(平成4年)にかけて全校閉鎖・解散した。

脚注

[編集]

参考文献

[編集]
  • 上原敬之典『出遅れ株で儲けろ : 株式のニュートレンド お金を倍増する投資戦略の極意』経済界〈Ryu books〉、1986年5月。ISBN 4766701070 
  • 『神鉄』第411号、月刊「神鉄」発行所、1987年6月、全国書誌番号:00067279 
  • 神戸電気鉄道株式会社社史編集委員会 編『神戸電鉄六十年史 : 写真と数字で綴る神鉄の歩み』神戸電気鉄道株式会社、1987年。 NCID BN02627372全国書誌番号:88034684