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六甲ひばりが丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

六甲ひばりが丘(ろっこうひばりがおか)は、兵庫県神戸市北区において神鉄グループが開発・造成・販売した住宅団地である[1]

概要

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住宅地の概要

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分譲

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1996年(平成8年)10月12日に「六甲ひばりが丘」として街びらきした[1]。関連会社の神鉄住宅販売北神急行電鉄より「―総戸数226戸のビッグタウン―憧れの街。憧れの暮らし。」のキャッチコピーで分譲が開始され、ポスター等では「神戸電鉄六甲ひばりが丘」などと開発事業主体を含んで表記された。

街びらきに先だって同年10月4日より「神鉄アメリカ住宅」「神鉄カナダ住宅」の募集が開始された[1]。これは神鉄不動産開発グループ初めての試みとして、アメリカ合衆国およびカナダから建設資材を輸入し、海外現地方式の工法によって神鉄グループが独自建設したものであった[1]。これは国内住宅メーカー界からも注目され、アメリカ合衆国総領事館商務領事、カナダ総領事館副領事による住宅視察も行われた[1]

このほか、建売住宅「神鉄J-WOOD住宅」や注文住宅「神鉄シンセリテ」シリーズなどが販売されたほか、建築条件指定宅地分譲では、ミサワホーム積水ハウス大和ハウス工業などの住宅を指定することが出来た。

神戸都心とのアクセスが良好であることや、神戸電鉄開発の住宅地としては珍しい、洋風ノスタルジックな町並み(神鉄パークヒル神戸ニュータウンなどで一部先例あり)であることからバブル経済崩壊後にも関わらず非常に人気が高く、神戸電鉄建築の建売住宅では最高倍率22倍を記録したこともあった[1]

備考

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  • 本住宅地の開発にあわせて、最寄り駅の六甲登山口駅1988年(昭和63年)に神鉄六甲駅に改称された[1][3]
  • 洋風住宅地の玄関口としてふさわしい駅とするため、1996年(平成8年)10月4日の街びらき式典にあわせて神鉄六甲駅が全面新築された[1][3]。プラットホームの改良が実施されたほか、神戸電鉄建築輸入住宅と色調をあわせたレンガ調の駅舎を新築し、車椅子用自動改札機が設置された[1]。このほか通勤・通学利用者の増加を考慮して大型待合室が設置された。
  • 分譲促進を図るため、当住宅地がデザインされた「すずらんカード」が発売されていた。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 神戸電鉄株式会社『最近10年の歩み : 神戸電鉄70周年記念誌』神戸電鉄株式会社、1998年、[要ページ番号]頁。 NCID BA37639117全国書誌番号:99102632 
  2. ^ 1989〜1998”. 会社案内/年譜. 神戸電鉄. 2024年8月24日閲覧。
  3. ^ a b 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、167頁。ISBN 9784343006745