神明貝塚
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座標: 北緯36度2分16.1秒 東経139度48分22.5秒 / 北緯36.037806度 東経139.806250度
神明貝塚(しんめいかいづか)は、埼玉県春日部市西親野井にある縄文時代後期の馬蹄形貝塚。国の史跡に指定されている[1]。また、埼玉県選定重要遺跡に選定されている。
概要
[編集]春日部市最北部に位置する。埋蔵文化財包蔵地としては北葛飾郡杉戸町大字木野川まで伸びる[2]。貝塚部分は東西約180 m、南北約120 mに広がる。貝塚はヤマトシジミを主体とする。堀之内式〜加曾利B式の土器が主体的に出土する。
調査歴
[編集]- 第一次調査(昭和36年):浦和第一女子高等学校郷土研究部による調査。竪穴建物跡4軒を検出し、2軒を完掘。
- 第二次調査(昭和40年):建物跡1軒、土坑、埋葬人骨を検出。神明貝塚を一躍有名にした調査。
- 第三次調査(昭和53年):史跡化へ向け、遺跡範囲の確定に向けた範囲確認調査。
- 第四次調査(平成14年):市道拡幅に伴う緊急調査。
- 2009年(平成21年)より保存目的の調査が毎年度行われている。
- 2016年(平成28年)6月には縄文人3体の人骨を発掘した。
脚注
[編集]- ^ 令和2年(2020年)3月10日文部科学省告示第17号。
- ^ “杉戸町埋蔵文化財包蔵地(遺跡)地図” (PDF). 杉戸町. 2023年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 安孫子昭二ほか 『神明貝塚』 庄和町文化財調査報告第2集 1970年
- 庄野靖寿 針谷浩一 庄和町教育委員会 『神明遺跡』 1979年
- 春日部市教育委員会 『神明貝塚4次地点 塚崎遺跡7、8次地点』 春日部市埋蔵文化財調査報告書第4集 2008年
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 宝珠花地区 文化財めぐりルート (PDF) - 春日部市ホームページ