祇園寺 (高梁市)
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祇園寺 | |
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所在地 | 岡山県高梁市巨瀬町2674 |
位置 | 北緯34度53分54.0秒 東経133度36分44.8秒 / 北緯34.898333度 東経133.612444度座標: 北緯34度53分54.0秒 東経133度36分44.8秒 / 北緯34.898333度 東経133.612444度 |
山号 | 補陀洛山 |
院号 | 感神院 |
宗旨 | 真言宗善通寺派 |
宗派 | 古義真言宗 |
寺格 | 別格本山 |
本尊 | 千手観音 |
創建年 | 伝・弘仁3年(812年) |
開基 | 伝・空海(弘法大師) |
正式名 | 補陀洛山感神院祇園寺 |
札所等 | 備中西国三十三所観音霊場6番 |
文化財 |
石造宝塔(県指定) 千手観音・両脇侍像(市指定) 十三重層塔(市指定) |
法人番号 | 7260005005879 |
祇園寺(ぎおんじ)は、岡山県高梁市にある真言宗善通寺派の寺院[1]。山号は補陀落山、院号は感神院、本尊は千手観音菩薩[1]。
歴史
[編集]祇園山(標高550メートル)の山頂に位置しており[2]、弘仁3年(812年)に空海の開山と伝わる。建武年間(1334年 - 1336年)に兵火によって伽藍を焼失し、現在の本堂は延宝6年(1678年)に再建されたものという[1]。江戸時代には松山城の城主であった水谷氏に庇護された[3]。寛政3年(1791年)の「備中国古義真言宗本末帳」によれば元々は仁和寺(真言宗御室派)に属する中本寺で[3]、末寺としては西光寺1つのみであった[1]。
境内には寺の鎮守として牛頭天王を祀る祇園宮(牛頭天王社)が現存しており、これは水谷勝隆により正保2年(1645年)に再建されたもの[4]。こうしたことから寺は京都の八坂神社との関連があったと考えられるが、1884年(明治17年)の火災により客殿と庫裏を焼失した際に古文書など寺に関する記録や寺宝の多くを失ったため[1]、現在では詳細を確認出来ないという。
文化財
[編集]- 石造宝塔(県指定重要文化財)[5]
- 千手観音・両脇侍像(市指定文化財)[6]
- 十三重層塔(市指定文化財)[6]
- 祗園の天狗大スギ(県指定天然記念物)[6]
- また、毎年8月27日の夏祭りで踊られる「祇園踊」は300年の歴史があるという[2]
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 日本名刹大事典(1992)、P.134
- ^ a b “祇園山地域”. 岡山県 (2019年3月1日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b “祇園寺”. 岡山観光WEB. 2023年1月27日閲覧。
- ^ “地名をあるく 47.宮瀬”. 広報たかはし (2012年2月1日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b c d “石造宝塔” (PDF). 岡山県 (2022年12月22日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b c “高梁市内の文化財”. 高梁市 (2021年7月21日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b “祇園寺千手観音・両脇侍像”. 高梁市 (2016年4月26日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b “祇園寺十三重層塔”. 高梁市 (2016年4月26日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b “祇園の天狗大スギ” (PDF). 岡山県 (2022年12月22日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b “祗園の天狗大スギ”. 高梁市 (2016年4月26日). 2023年1月27日閲覧。
参考文献
[編集]- 圭室文雄編・長坂一雄発行 『日本名刹大事典』、雄山閣出版、1992年8月20日、ISBN 4-639-01115-6