砥山 (札幌市)
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砥山 | |
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観音岩山(八剣山) | |
北緯42度57分56.1秒 東経141度14分28.0秒 / 北緯42.965583度 東経141.241111度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 北海道 |
市町村 | 札幌市 |
行政区 | 南区 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
061-2275 |
市外局番 | 011[1] |
ナンバープレート | 札幌 |
豊平川の左岸(北岸)に位置し、観音岩山(八剣山)を境に西の上砥山と東の下砥山に区分される[2]。
地名の由来は、付近で水成岩の砥石が取れたことから[2]。この一帯は地質巡検の適地として知られている[3]。
歴史
[編集]砥山は1945年(昭和20年)まで、帝室林野局が所管する御料地であった[2]。
1899年(明治32年)、農耕地として貸付を始め、小作人を募集したところ、丘珠と雁来から8戸が入植した[2]。しかし農耕に適した平坦地が少なく、また地味も豊かではなかったので、協同生計で開墾にあたったときもあったという[2]。
また、この地域は交通も不便であった。入植当時の上砥山では、採れた作物を背負い、観音岩山の裏側を回って出荷していたが、後に協同で豊平川に針金を張り、渡し舟で搬出するようになった[4]。下砥山では、1901年(明治34年)に山の一部を爆破して馬が通れる路を開き、いったん共同小屋に作物を集積してから札幌に運んでいた[4]。1914年(大正3年)には、馬車が通れるように路が拡張された[4]。
1925年(大正14年)、農地が払い下げられて民有地となった[4]。
施設
[編集]- 北海道大学理学部附属地震観測所
- 八剣山ワイナリー
- 八剣山果樹園
- 上砥山神社
- 砥山発電所
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『札幌地名考』さっぽろ文庫1
- 前田寿嗣『歩こう!札幌の地形と地質』北海道新聞社、2007年5月10日。ISBN 978-4-89453-410-0。