石見簗瀬駅
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石見簗瀬駅 | |
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駅舎(2008年7月) | |
いわみやなぜ Iwami-Yanaze | |
◄乙原 (2.9 km) (2.3 km) 明塚► | |
所在地 | 島根県邑智郡美郷町梁瀬216[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 42.7 km(江津起点) |
電報略号 | ヤセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2][3] |
乗車人員 -統計年度- |
5人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)12月2日[4] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[5] |
備考 |
石見簗瀬駅(いわみやなぜえき)は、かつて島根県邑智郡美郷町簗瀬にあった[1]、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である[2][3]。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった[5]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1935年(昭和10年)12月2日:三江線が石見川本駅から延伸した際に、終着駅(有人駅)として開業[4]。
- 1937年(昭和12年)10月20日:三江線が当駅から浜原駅まで延伸し、途中駅となる[4]。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線開業に伴い、従来の三江線が三江北線に改称され、当駅も同線所属の駅となる[4]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[6]。
- 1975年(昭和50年)8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も同線所属の駅となる[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[6]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:駅員無配置駅となる[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が承継[4]。
- 1999年(平成11年)3月13日:3月12日午後0時半から江津 - 口羽駅間を運休して、列車交換設備を撤去[8]。周辺では同時に、川平・川戸・因原の各駅でも交換設備が撤去された[8]ため、江津駅 - 浜原駅間では列車交換が可能な駅が石見川本駅のみとなった[9]。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
地名の由来
[編集]川辺に梁(やな)を仕掛けて魚を捕るところだという。日本全国に散在し、東大寺文書には養和元年(1181年)に「伊賀国名張郡簗瀬庄」の地名が見える[10]。
駅構造
[編集]地上駅。元は島式ホーム1面2線を有する駅であったが、1999年(平成11年)3月に駅舎側の線路(かつての上り線)が撤去され、それ以降は単式ホーム1面1線の停留所構造となっていた[2][3]。しかし、構内踏切の跡は残っており、そこを通って構内の南側にある駅舎とホームの間を移動できた[2][3]。かつては駅員が常駐していたが、廃止時には浜田鉄道部が管理する無人駅となっており、自動券売機などは設置されなかった。
2019年(令和元年)11月末日時点で、当駅の旧駅舎は老朽化に伴い取り壊されており、その跡地は更地となっている。
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構内側からみた駅舎(2007年8月)
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構内(2008年7月)
利用状況
[編集]近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は66人、1984年度は103人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 46 |
2000 | 42 |
2001 | 32 |
2002 | 20 |
2003 | 27 |
2004 | 18 |
2005 | 22 |
2006 | 21 |
2007 | 22 |
2008 | 19 |
2009 | 24 |
2010 | 16 |
2011 | 14 |
2012 | 8 |
2013 | 3 |
2014 | 7 |
2015 | 8 |
2016 | 8 |
2017 | 5 |
駅周辺
[編集]旧吾郷村の中心部にあり、そのため住宅がやや多い[2][3]。
- 吾郷郵便局
バス路線
[編集]三江線廃止前は美郷町スクールバス邑智循環線「簗瀬駅前」バス停があった。2018年(平成30年)4月現在、簗瀬駅前停留所に大和観光の川本美郷線が乗り入れている[11]。
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “石見簗瀬駅”. JR西日本. 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月12日閲覧。
- ^ a b c d e f 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、250頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、22頁。
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ a b “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、332頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
- ^ a b 「三江線川平など4駅 来月12、13日に行き違い設備撤去 合理化でJR米子支社」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1999年2月20日、さんいん、27面。
- ^ 中国新聞、2015年9月29日
- ^ 『コンパクト版日本地名事典』、吉田茂樹著、新人物往来社、1991年
- ^ 三江線沿線バスマップ・時刻表 安芸高田市
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。