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石見簗瀬駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石見簗瀬駅
駅舎(2008年7月)
いわみやなぜ
Iwami-Yanaze
乙原 (2.9 km)
(2.3 km) 明塚
地図
所在地 島根県邑智郡美郷町梁瀬216[1]
北緯35度2分32.27秒 東経132度33分56.74秒 / 北緯35.0422972度 東経132.5657611度 / 35.0422972; 132.5657611座標: 北緯35度2分32.27秒 東経132度33分56.74秒 / 北緯35.0422972度 東経132.5657611度 / 35.0422972; 132.5657611
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 三江線
キロ程 42.7 km(江津起点)
電報略号 ヤセ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2][3]
乗車人員
-統計年度-
5人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1935年昭和10年)12月2日[4]
廃止年月日 2018年平成30年)4月1日[5]
備考
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石見簗瀬駅(いわみやなぜえき)は、かつて島根県邑智郡美郷町簗瀬にあった[1]西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線廃駅)である[2][3]

三江線の廃止に伴い、2018年平成30年)4月1日に廃駅となった[5]

歴史

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年表

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廃線後の駅舎(2019年9月)

地名の由来

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川辺に(やな)を仕掛けて魚を捕るところだという。日本全国に散在し、東大寺文書には養和元年(1181年)に「伊賀国名張郡簗瀬庄」の地名が見える[10]

駅構造

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地上駅。元は島式ホーム1面2線を有する駅であったが、1999年(平成11年)3月に駅舎側の線路(かつての上り線)が撤去され、それ以降は単式ホーム1面1線の停留所構造となっていた[2][3]。しかし、構内踏切の跡は残っており、そこを通って構内の南側にある駅舎とホームの間を移動できた[2][3]。かつては駅員が常駐していたが、廃止時には浜田鉄道部が管理する無人駅となっており、自動券売機などは設置されなかった。

2019年令和元年)11月末日時点で、当駅の旧駅舎は老朽化に伴い取り壊されており、その跡地は更地となっている。

利用状況

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近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は66人、1984年度は103人だった。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 46
2000 42
2001 32
2002 20
2003 27
2004 18
2005 22
2006 21
2007 22
2008 19
2009 24
2010 16
2011 14
2012 8
2013 3
2014 7
2015 8
2016 8
2017 5

駅周辺

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吾郷村の中心部にあり、そのため住宅がやや多い[2][3]

  • 吾郷郵便局

バス路線

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三江線廃止前は美郷町スクールバス邑智循環線「簗瀬駅前」バス停があった。2018年(平成30年)4月現在、簗瀬駅前停留所に大和観光の川本美郷線が乗り入れている[11]

その他

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  • 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「岩戸」の愛称が付けられていた。駅近くに鎮座する天津神社が天津神を祀ることから、高天原神話の天岩戸を連想させている[2][3][12]

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
F 三江線
乙原駅 - 石見簗瀬駅 - 明塚駅

脚注

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  1. ^ a b 石見簗瀬駅”. JR西日本. 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、250頁。ISBN 978-4-906794-90-4 
  3. ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、22頁。 
  4. ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。 
  5. ^ a b 近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
  6. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、332頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
  8. ^ a b 「三江線川平など4駅 来月12、13日に行き違い設備撤去 合理化でJR米子支社」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1999年2月20日、さんいん、27面。
  9. ^ 中国新聞、2015年9月29日
  10. ^ 『コンパクト版日本地名事典』、吉田茂樹著、新人物往来社、1991年
  11. ^ 三江線沿線バスマップ・時刻表 安芸高田市
  12. ^ 三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • 石見簗瀬駅”. JR西日本. 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月12日閲覧。
  • 石見簗瀬”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月12日閲覧。