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石坂巌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石坂巖(いしざか いわお、「巖」が正字。1921年3月28日-2006年12月28日[1][2])は、日本の経営学者。学位は、経済学博士慶應義塾大学論文博士・1969年)[3]

群馬県高崎市生まれ。父は石坂実(元高崎商工会議所[4]会頭)、実弟は石坂謙三(東北大学卒、国立電気通信大学名誉教授[5][6][7])。慶応義塾大学元商学部長で経済学博士小島三郎[8]は義弟。慶応義塾大学名誉教授で法学博士の阿久澤亀夫[9]は妻方の縁戚。

略歴

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1941年国立大阪大学外国語学部の前身国立大阪外国語学校ドイツ語科卒。1944年慶應義塾大学経済学部卒。1948年慶應義塾大学経済学部助手[10]、1958年慶應義塾大学商学部専任講師、61年助教授、67年教授[11]。69年「経営社会政策論の成立」で経済学博士、同年義塾賞受賞。73年慶應義塾大学院社会学研究科委員、77-79年慶大商学部学部長、商学研究科委員長、83年初代慶應義塾福澤研究センター所長[12]、86年定年、名誉教授[13]常磐大学人間科学部授教授[14]。専門はマックス・ヴェーバー、経営社会学。

  • 1975~79、1982~83、1987~不明.日本労務学会常任理事
  • 1979~81[財団法人大学基準協会単位認定研究委員会委員
  • 1980~82.厚生省社会福祉施設運営改善検討委員

単著

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編著

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翻訳

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  • A.シェルティング『ウェーバー社会科学の方法論 理念型を中心に』れんが書房新社 1977
  • ダーレンドルフ『経営社会学』共訳 三嶺書房 1985
    記念論文集
  • 『「近代」とその開削 政治・経営・文化 石坂巌教授退任記念論文集』飯岡秀夫,宮本純男編 清水弘文堂 1987

脚注

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  1. ^ 鈴木秀一, 「故石坂巌先生を偲ぶ」『三田社会学』 12号 p.134-135, 2007年, ISSN 13491458
  2. ^ 石坂巌先生お別れの会”. 堀先生のお仕事日記. 2019年3月15日閲覧。
  3. ^ 石坂巌, 「経営社会政策論の成立」 慶應義塾大学 博士論文 乙第366号, 1969年, NAID 500000403301
  4. ^ 高崎商工会議所”. www.takasakicci.or.jp. 2019年3月12日閲覧。
  5. ^ 名誉教授│電気通信大学”. www.uec.ac.jp. 2019年3月12日閲覧。
  6. ^ 石坂謙三「ベル研究所および王立工科大学・音声通信研究所(スエーデン)」『日本音響学会誌』第28巻第8号、1972年8月1日、444-447頁、doi:10.20697/jasj.28.8_444ISSN 0369-4232 
  7. ^ 会社概要 | 株式会社アクエスト”. www.a-quest.com. 2019年3月12日閲覧。
  8. ^ 小島三郎『経験主義ドイツ経営経済学の研究』(経済学博士 甲第204号論文) 慶應義塾大学、1968年。NAID 500000417947https://id.ndl.go.jp/bib/000009224844 
  9. ^ 阿久澤亀夫先生略歴 ; 阿久澤亀夫先生主要業績」『法学研究』第64巻第5号、慶應義塾大学法学研究会、1991年5月、170-172,肖像p163、ISSN 03890538NAID 120005853643NCID AN00224504 
  10. ^ 石坂巌教授略歴及び業績リスト」『三田商学研究』第29巻第2号、1986年6月、216-218頁、CRID 1050845762321960192ISSN 0544-571X 
  11. ^ 増井健一「商学部20年を顧る : 定年で退かれる森五郎君を送るのを機会に(森五郎教授退任記念号)」『三田商学研究』第21巻第4号、慶應義塾大学、1978年、167-191頁、ISSN 0544-571X2018年10月閲覧 
  12. ^ 「福澤研究センター通信」”. 慶應義塾. 2018年12月閲覧。
  13. ^ 石坂巌教授略歴
  14. ^ 長谷川幸一「石坂巌先生を悼む」(PDF)『人間科学 : 常磐大学人間科学部紀要』第25巻第1号、常磐大学人間科学部、2007年10月、1-3頁、CRID 1520853832467012096ISSN 02899760NAID 40015774772