石原洋三郎
石原 洋三郎 いしはら ようざぶろう | |
---|---|
生年月日 | 1973年3月22日(51歳) |
出生地 | 福島県福島市 |
出身校 | 慶應義塾大学経済学部卒業 |
前職 | 明電舎従業員 |
所属政党 |
(民主党→) (国民の生活が第一→) (日本未来の党→) (みんなの党→) (無所属→) (民進党→) (旧国民民主党[1]→) 立憲民主党[2] |
称号 | 学士(経済学)(慶應義塾大学) |
親族 |
井上孝哉(曾祖父) 石原幹市郎(祖父) 石原健太郎(父) 石原信市郎(兄) |
選挙区 | 福島県第1区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2009年 - 2012年 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 |
2005年 - 2008年 2015年 - |
石原 洋三郎(いしはら ようざぶろう、1973年3月22日 - )は、日本の政治家。福島県福島市議会議員(5期)。学位は学士(経済学)(慶應義塾大学)。
衆議院議員(1期)、衆議院東日本大震災復興特別委員会理事などを歴任。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]衆議院議員を務めた石原健太郎の三男として、1973年3月誕生。幼少期は酪農業を営む父とともに農場で生活を送る。福島県立福島高等学校在学中には応援団に所属、生徒会役員などを務めた。慶應義塾大学経済学部在学中は学生寮ですごす。
福島市議会
[編集]卒業後、株式会社明電舎勤務を経て2005年11月の福島市議会議員補欠選挙に民主党公認で立候補。46357票を獲得し初当選。1年半後の福島市議会議員通常選挙においては、8134票を獲得しトップ当選。
福島市議会議員2期目なかばに、党支部並びに党本部からの要請により、民主党福島県第1区総支部長を受ける。
国政へ
[編集]2009年、第45回衆議院議員総選挙にて福島1区より出馬、亀岡偉民を破り初当選。民主党は世襲政治家の問題点から、2009年衆院選を前に3親等以内の親族の政治家が選挙区から連続して立候補することを禁止しており、石原は父の石原健太郎と選挙区が同一であるが、2003年の父引退から6年間の空白期間があるため民主党候補として立候補できた。なお、2003年衆院選と2005年衆院選は兄の石原信市郎が民主党候補として立候補(2回とも落選)している。
2011年6月2日の衆議院本会議で行われた菅内閣不信任決議案の採決では、党の反対方針に反して棄権した[3][4][5][6]。民主党は6月13日の役員会で厳重注意処分とする方針を決定し[7][8]、6月25日の常任幹事会で正式決定した[9]。
同年8月26日、菅直人首相が民主党代表辞任を正式に表明[10]。菅の辞任に伴う代表選挙(8月29日投開票)では、1回目投票、決選投票、ともに海江田万里に投票した[11]。
2012年の消費増税をめぐる政局では、野田内閣による消費増税法案の閣議決定に抗議して広報副委員長の辞表を提出し、4月23日の党役員会で受理された[12]。6月26日の衆議院本会議で行われた消費増税法案の採決では、党の賛成方針に反して反対票を投じた[13][14]。7月2日には山岡賢次らを介して離党届が提出された[15][16][17]。民主党は7月3日の常任幹事会で離党届を受理せず除籍処分とする方針を決定し[18][19][20][21][22]、7月9日の常任幹事会で正式決定した[23][24][25]。
同年7月11日、国民の生活が第一結党に参加した[26]。同年8月、国民の生活が第一が福島県総支部連合会を発足させると、その幹事長に就任した[27]。12月16日の第46回衆議院議員総選挙では日本未来の党公認で出馬するも落選。
衆議院選挙落選後
[編集]2014年12月14日の第47回衆議院議員総選挙にて、福島1区公認候補としてみんなの党より内定が出ていた。しかしみんなの党が解党。石原は参議院福島県選挙区で落選し福島1区で出馬予定の民主党金子恵美支援を表明、立候補を見送った[28]。
2015年7月12日投開票の福島市議会議員選挙に無所属で立候補し、7389票を獲得しトップ当選[29]。その後、民進党に入党(復党)[30]。2018年、民進党と希望の党が合併し設立された国民民主党に参加。2019年市議選に無所属で立候補し、再びトップ当選し4選[31]。2020年、立憲民主党に合流。2023年市議選でも再びトップ当選を果たし5選[32]。
2024年8月2日、翌年夏に実施される第27回参議院議員通常選挙福島県選挙区の候補者として、立憲民主党福島県連が石原を擁立する方針で調整していることが明らかになった[33]。同月10日、福島県連は石原の擁立を決め、党本部に公認申請した[34]。
家族・親族
[編集]父である石原健太郎は、衆議院議員や参議院議員などを務めた。母は福島市更生保護婦人会会長などを務めた。
- 曾祖父:井上孝哉(内務官僚・政治家) - 佐賀県知事、富山県知事、神奈川県知事、大阪府知事
- 曽祖父:坂内広一(政治家) - 大沼郡沼沢村議会議員
- 祖父:石原幹市郎(内務官僚・政治家) - 福島県知事、自治庁長官、国家公安委員会委員長、自治大臣
- 祖父:坂内逸次(政治家) - 大沼郡金山町議会議長
- 祖母:石原三起子(政治活動家) - 福島県教育委員会
- 父:石原健太郎(酪農家・政治家) - 通商産業政務次官
- 兄:石原信市郎(政治家) - 福島県議会議員
- 義弟:真田広志(政治家) - 福島市議会議員、元福島市議会議長
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 2005年福島市議会議員補欠選挙 | 2005年11月13日 | 32 | ーー | 民主党 | 4万6357票 | 39.18% | 1 | 1/4 | / |
当 | 2007年福島市議会議員選挙 | 2007年4月22日 | 34 | ーー | 民主党 | 8134票 | ーー | 38 | 1/41 | / |
当 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 8月30日 | 36 | 福島県第1区 | 民主党 | 15万6060票 | 50.03% | 1 | 1/4 | / |
落 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 39 | 福島県第1区 | 日本未来の党 | 5万141票 | 21.08% | 1 | 2/4 | 2/4 |
当 | 2015年福島市議会議員選挙 | 2015年7月12日 | 42 | ーー | 無所属 | 7389票 | ーー | 35 | 1/44 | / |
当 | 2019年福島市議会議員選挙 | 2019年6月30日 | 46 | ーー | 無所属 | 7575票 | ーー | 35 | 1/37 | / |
当 | 2023年福島市議会議員選挙 | 2023年7月2日 | 50 | ーー | 無所属 | 6084票 | ーー | 35 | 1/46 | / |
脚注
[編集]- ^ 『石原 洋三郎 - 国民民主党』(プレスリリース)国民民主党 。2018年7月22日閲覧。
- ^ “立憲民主党-議員情報-石原洋三郎”. 2024年7月28日閲覧。
- ^ “【内閣不信任案】賛成2人、欠席・棄権は小沢氏ら17人 民主・与党系無所属議員”. 産経新聞. (2011年6月2日). オリジナルの2011年6月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “欠席や棄権等、田中真紀子・三宅雪子氏ら15人”. 読売新聞. (2011年6月2日). オリジナルの2011年6月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主から賛成は松木・横粂氏、棄権は15人 不信任案”. 朝日新聞. (2011年6月2日). オリジナルの2011年6月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “内閣不信任案:賛成、欠席・棄権した民主党議員”. 毎日新聞. (2011年6月2日). オリジナルの2011年6月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:小沢元代表ら8人に党員資格停止3カ月”. 毎日新聞. (2011年6月13日). オリジナルの2011年6月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏も党員資格停止3カ月 不信任欠席で民主・役員会”. 産経新聞. (2011年6月14日). オリジナルの2011年6月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏は「おとがめなし」 民主、造反議員を処分”. 朝日新聞. (2011年6月24日). オリジナルの2011年6月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ “菅直人首相が退陣を正式表明、民主代表選が事実上スタート”. ロイター. (2011年8月26日) 2021年11月27日閲覧。
- ^ 『朝日新聞』2011年8月30日付朝刊、福島全県、29面、「震災復興への姿勢、注視 民主代表に野田氏、県内の反応 /福島県」。
- ^ “<民主党>「小沢系」の辞表受理”. 毎日新聞. (2012年4月23日). オリジナルの2012年4月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】谷亮子氏、姫井由美子氏、青木愛氏…山岡賢次民主副代表提出の離党届議員 一部は離党否定”. 産経新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<民主分裂>小沢元代表ら50人離党届 階、辻氏は離党せず”. 毎日新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “離党届を提出した衆参議員一覧…小沢ガールズも”. 読売新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ 新党の参加議員 - 時事ドットコム 2012年7月11日[リンク切れ]
- ^ “『小沢新党が福島県連設立、代表に太田和美議員 : 衆院選 : 選挙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)』読売新聞、2012年8月28日。”. web.archive.org (2012年8月30日). 2024年12月20日閲覧。
- ^ <衆院選>反自民再結集、福島1区構図激変 河北新報、2015年7月13日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 福島市議選は定数9上回る激戦 新議員35人決定 福島民友、2015年7月13日閲覧。
- ^ 『石原 洋三郎 - 民進党』(プレスリリース)民進党、2016年3月27日 。2018年3月24日閲覧。
- ^ 福島市議選...争点なく選挙『低調』 立候補の現職30人全員当選 福島民友、2019年7月2日付。[リンク切れ]
- ^ 令和5年7月9日執行 福島市議会議員一般選挙の結果について 福島市ホームページ、2024年8月2日閲覧。
- ^ 来年夏の参院選へ 立憲民主党福島県は石原洋三郎氏で候補者調整<福島県> FNNプライムオンライン、2024年8月2日付。[リンク切れ]
- ^ “立民、来年夏の参院福島に市議の石原洋三郎氏を擁立 元衆院議員、市議は5期目”. 産経新聞. (2024年8月10日) 2024年8月10日閲覧。