矢島武
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矢島 武(やじま たけし、1909年(明治42年)2月23日[1] - 1992年(平成4年)3月17日[2])は、日本の農業経済学者。農学博士(北海道大学)。北海道大学名誉教授・元旭川大学学長。北海道出身。北海道昭和期中頃における農業経済学の大家。渡邊侃門下。弟子には志賀永一や七戸長生、久保嘉治らがいる。
略歴
[編集]- 北海道帝国大学予科卒業
- 1934年(昭和9年)北海道帝国大学農学部農業経済学科卒業。同年、同農学部助手
- 1947年(昭和22年)北海道大学農学部助教授
- 1949年(昭和24年)北海道大より農学博士の学位を取得、学位論文の題は「水田農業に於ける農民保健と農業労働」[3]。
- 1950年(昭和25年)北海道大学農学部教授
- 1953年(昭和28年)北海道大学大学院農学研究科教授
- 1959年(昭和34年)北海道大学評議員
- 1965年(昭和40年)北海道大学農学部学部長
- 1972年(昭和47年)北海道大学停年退官。同名誉教授。旭川大学学長就任
- 1973年(昭和48年)旭川大学女子短期大学部学長代行(~1974年)
- 1975年(昭和50年)同学長退任。旭川大学依願退職。
- 1976年(昭和51年)札幌商科大学商学部教授
- 1984年(昭和59年)札幌商科大学退職。
- 1986年(昭和61年)敦賀女子短期大学経営学科客員教授
- 1990年(平成2年)敦賀女子短期大学退職
この他、農林省開拓営農振興審議会委員、文部省学術審議会専門委員、日本農業経済学会会長などを務めた[4]。
受賞歴
[編集]著書
[編集]単著
[編集]- 『北方農業の性格』(北海道農會、1942年増訂版)
- 『北海道の農業経営』(札幌講談社、1947年)
- 『酪農と農業経営』(川崎書店新社、1954年)
- 『現代の農業経営学』(明文書房、1967年増補改訂版・1961年初版)
編訳著
[編集]- ジョセフ・ナウ著『農業経営学の系譜』(明文書房、1972年)
その他
[編集]- フェスカ〈飯沼二郎・矢島:解題〉『明治大正農政経済名著集』(農文協、1977年)
参考文献
[編集]- 矢島武先生定年退官記念事業会編『現代農業経営経済新説』(養賢堂, 1972年)
脚注
[編集]- ^ 『北海道人物・人材リスト 2004 な-わ』(日外アソシエーツ編集・発行、2003年)p.2130
- ^ 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.609
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ 以上につき「矢島武教授略歴」『札幌商科大学学会論集. 商経編 (31)』 / 札幌商科大学学会編, p.205-206, 1982
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