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盛岡貨物ターミナル駅

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盛岡貨物ターミナルから転送)
盛岡貨物ターミナル駅
駅社屋(2010年5月)
もりおかかもつターミナル
Morioka Kamotsu Terminal
矢幅 (3.7 km)
(0.8 km) 岩手飯岡
地図
所在地 岩手県盛岡市永井30-39
北緯39度38分38.4秒 東経141度8分42.6秒 / 北緯39.644000度 東経141.145167度 / 39.644000; 141.145167座標: 北緯39度38分38.4秒 東経141度8分42.6秒 / 北緯39.644000度 東経141.145167度 / 39.644000; 141.145167
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 東北本線
キロ程 528.8 km(東京起点)
電報略号 モカ
駅構造 地上駅
ホーム なし
開業年月日 1974年昭和49年)7月20日[1]
備考 貨物専用駅
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盛岡貨物ターミナル駅(もりおかかもつターミナルえき)は、岩手県盛岡市永井にある日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線貨物駅である。

歴史

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駅構造

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地上駅。駅構内は南北に通る本線の西側に1キロメートルほど続いている。

構内の北側にはコンテナホーム(コンテナヤード)が2面4線設置され、留置線や仕分け線も敷設されている。ホームの西側には日本オイルターミナル盛岡営業所が設置され、その石油荷役設備へ続く側線も敷設されている。

構内の南側は、本線との分岐点や着発線がある。着発線は上下2本ずつあり、上下本線の内側に敷設されている。これらの着発線からホームなどへ向かう側線が分岐している。なお、側線と下り本線が平面交差しないように、交差部分の下り本線は高架線となっている。

駅舎はホームのさらに北側に置かれている。2024年(令和6年)3月には2階建ての新たな総合事務所[4]に建て替えられ、駅事務所のほか、利用運送事業者5社の事務所も集約されて入居した[3]。乗務員基地の青森総合鉄道部盛岡貨物ターミナル派出や、盛岡総合鉄道部の貨車検修部門、線路等の施設の維持保全を行う盛岡メンテナンスステーションも置かれている。全貨物列車が当駅で運転士交代を行っている。

入換用機関車として、愛知機関区に所属するDD200形ディーゼル機関車が常駐している。

取扱う貨物の種類

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当駅は、コンテナ貨物車扱貨物の取扱駅である。

コンテナ貨物は、JR規格の12 ft・20 ft・30 ftのコンテナと、ISO規格の20 ft海上コンテナを取り扱っている。取扱品目で多いのは、発送貨物が、積合わせ貨物(郵便物宅配便など)、線材合板で、到着貨物が清涼飲料水、食料工業品、化学工業品である。また、産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、これらが入ったコンテナの取り扱いが可能である。

車扱貨物は、駅構内の日本オイルターミナル盛岡営業所へ送られるガソリンなどの石油製品を取り扱う。石油製品は、仙台北港駅ENEOS仙台製油所)から輸送される。

なお2010年3月ダイヤ改正時より、国土交通省関東地方整備局が推進するモデル事業の一環として、全国初となる「貨物駅内にある内陸の通関物流基地(インランド・デポ)」を当駅に新設(実施期間は翌2011年3月改正時まで、費用は最大約3億4500万円)。東北各地から輸出入貨物を当駅に集め、京浜港(東京貨物ターミナル駅)との間で鉄道輸送を行う。運用はJR貨物の子会社「JR貨物インターナショナル」が行い、当駅内に保税地域を設け、集配に加え新たに輸出入貨物の通関・保管も行う。

当事業には二酸化炭素排出量削減及びドライバーの長距離運転負担軽減の観点から、輸出入貨物もトラックから鉄道へシフトさせる「モーダルシフト」推進という狙いがある(2009年12月12日付、岩手日報朝刊1面及び2面記事にて報道)。

貨物列車

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(2014年3月15日現在)[5]

高速貨物列車(コンテナ輸送列車)
下り列車は1日5本(うち当駅終着が3本)、上り列車は1日8本(うち当駅始発が2本)停車する。行き先は下りが八戸貨物駅東青森駅、上りが仙台貨物ターミナル駅隅田川駅東京貨物ターミナル駅名古屋貨物ターミナル駅名古屋南貨物駅(列車名「TOYOTA LONGPASS EXPRESS」)などである。
この他、当駅から安治川口駅まで福山通運専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」が運行されている[6]
高速貨物列車(石油輸送列車)
仙台北港駅との間に1日1往復運行されている。タキ1000形のみで編成されている。
専用貨物列車(石油輸送列車)
仙台北港駅との間に1日1往復運行されている。

上記のほか、臨時列車も設定されている。

利用状況

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  • 2005年度の発送貨物は110,182トン、到着貨物は597,526トンであった。

1985年時の常備貨車

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「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年

集配エリア

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トラック集配エリアは二戸・久慈地域を除いた岩手県内全域である。主に盛岡市中央卸売市場盛岡中央郵便局トヨタ自動車東日本岩手工場、その他県内企業の配送センターや宅配便集配センターなどへコンテナ単位で集荷している。なお二戸・久慈地域は当該地域への郵便物を除き八戸貨物駅の担当である。

駅周辺

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隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
東北本線
矢幅駅 - 盛岡貨物ターミナル駅 - 岩手飯岡駅

脚注

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、10頁。 
  2. ^ 『JR気動車客車編成表2020』 ジェー・アール・アール、2020年、p.230
  3. ^ a b c 2024年3月28日付岩手日報記事「JR盛岡貨物ターミナル駅、新事務所棟が完成 輸送力強化へ」
  4. ^ 株式会社アトリエノルド 施工事例アーカイブ 『 盛岡貨物ターミナル駅新総合事務所棟』(2024年8月2日閲覧)
  5. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、119-128頁。 
  6. ^ 福山通運株式会社専用ブロックトレイン 「福山レールエクスプレス号」の運転開始について”. 福山通運. 2023年10月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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