発坂駅
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発坂駅 | |
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駅舎(2009年5月) | |
ほっさか Hossaka | |
◄E20 保田 (1.4 km) (1.9 km) 比島 E22► | |
所在地 | 福井県勝山市鹿谷町保田97字8-2 |
駅番号 | ○E21 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 | ■勝山永平寺線 |
キロ程 | 24.5 km(福井起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
59人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
111人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)3月11日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
発坂駅(ほっさかえき)は、福井県勝山市鹿谷町保田にある、えちぜん鉄道勝山永平寺線の駅である。駅番号はE21。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)3月11日:京都電燈越前電気鉄道の市荒川駅(現在の越前竹原駅) - 勝山駅間開業に伴い[3][4]、駅開設[1][2]。
- 1942年(昭和17年)3月2日:京福電気鉄道(京福)設立に伴い[5]、同社の越前線(後の越前本線)の駅となる[4]。
- 1984年(昭和59年)3月3日:駅業務を委託化[2]。
- 1993年(平成5年)1月11日:駅業務を廃止し、無人駅へ移行[2]。
- 2001年(平成13年)6月24日:当駅 - 保田駅間で列車正面衝突事故が発生(京福電気鉄道越前本線列車衝突事故)[6]。これに伴う全線運行休止により休業[7][8]。
- 2003年(平成15年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線[9]を有する地上駅で無人駅である[1]。木造の駅舎は本線南側の福井方面ホームに隣接し、屋根の一部をホーム上屋としている[1]。駅舎側と構内踏切で結ばれている勝山方面ホームも上屋があり[1]、待合所になっている。
列車交換が可能で列車は右側通行ですれ違う[9]。2001年の列車正面衝突事故では本来当駅で交換する予定が、下り列車が到着していないにもかかわらず上り列車が信号を見落として発車したため衝突した。また、勝山側のポイントにシェルターが設置されている[1]。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | ■勝山永平寺線 | 下り | かつやま方面 (勝山方面) |
反対側 | 上り | ふくい方面 (永平寺口・福井方面) |
利用状況
[編集]「勝山市統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下のとおりである[10]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2003年 | 49 |
2004年 | 62 |
2005年 | 68 |
2006年 | 65 |
2007年 | 59 |
2008年 | 62 |
2009年 | 60 |
2010年 | 65 |
2011年 | 62 |
2012年 | 62 |
2013年 | 61 |
2014年 | 58 |
2015年 | 58 |
2016年 | 52 |
2017年 | 53 |
2018年 | 56 |
2019年 | 59 |
2020年 | 41 |
2021年 | 40 |
2022年 | 44 |
駅周辺
[編集]両隣の駅に比べ民家が多い。九頭竜川に架かる荒鹿橋に近く、対岸へ渡ることもできる[1]。
その他
[編集]2021年12月15日に発売された乃木坂46のアルバム『Time flies』のキャンペーンの一環で、アルバムのポスターをメンバーが直接貼付するプロモーション活動が当駅でも実施された[14][15][16]。日本の駅名で「坂」が付く40か所の駅を対象に実施され[14][15][16]、北陸地方(福井県・石川県・富山県・新潟県)では他にも富山県の婦中鵜坂駅でも実施された。
隣の駅
[編集]- えちぜん鉄道
- ■勝山永平寺線
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 川島 2010, p. 81.
- ^ a b c d e 寺田 2013, p. 247.
- ^ 京福 2003, p. 23.
- ^ a b 朝日 2011, p. 8.
- ^ 京福 2003, p. 29.
- ^ “不思議がいっぱい? えちぜん鉄道「勝山永平寺線」11の謎解きの旅”. GetNavi web (2020年11月24日). 2021年10月4日閲覧。
- ^ 京福 2003, p. 143.
- ^ a b c 朝日 2011, p. 9.
- ^ a b 川島 2010, p. 35.
- ^ “勝山市統計書「勝山市のすがた」”. 福井県勝山市. 2024年9月25日閲覧。
- ^ 勝山市コミュニティバス 時刻表・バス停留所・運賃等 - 勝山市未来創造課
- ^ “幸福とにぎわい勝山に ブータンミュージアムが移転”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2020年10月23日) 2021年10月4日閲覧。
- ^ “ブータンミュージアム、福井→勝山に移転し再開”. 朝日新聞デジタル. (2020年10月26日). オリジナルの2020年10月27日時点におけるアーカイブ。 2021年10月4日閲覧。
- ^ a b “乃木坂46メンバーが全国「坂」がつく駅を巡るキャンペーンが終了!”. 乃木坂46公式サイト (2021年12月12日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ a b “乃木坂46、10周年で初ベスト12・15発売 全国の“○○坂”駅にポスター掲出へ”. ORICON NEWS (2021年10月10日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ a b “えちぜん鉄道発坂駅に「乃木坂46」ポスター 全国38駅展開、ベスト盤告知の一環で”. 福井経済新聞 (2021年12月12日). 2022年1月18日閲覧。
参考文献
[編集]- 『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 発坂駅 - えちぜん鉄道