田畑伸一郎
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田畑 伸一郎(たばた しんいちろう、1957年(昭和32年) - )は、日本の経済学者、ロシア研究者。北海道大学名誉教授。北海道大学スラブ研究センター長、ロシア・東欧学会代表理事、比較経済体制学会事務局長[1]等を歴任。
略歴
[編集]清水市立第五中学校、静岡県立清水東高等学校を経て[2]、1981年(昭和56年)、東京大学教養学部教養学科卒業、1983年(昭和58年)、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了[3]、1986年(昭和61年)同博士後期課程単位取得退学。指導教官は宮鍋幟[4]。
1986年(昭和61年)、北海道大学スラブ研究センター助教授、1997年(平成9年)から同教授。2004年(平成16年)から2006年(平成18年)まで同センター長、2008年(平成20年)から2013年(平成25年)まで新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」領域代表、2012年(平成24年)から北海道大学ヘルシンキオフィス所長[3]。
専攻はロシアの経済で、比較経済体制学会事務局長、ロシア・東欧学会理事[3]、公益財団法人環日本海経済研究所(ERINA)理事[5]等も歴任。2013年、代表を務める「ユーラシア地域大国の比較研究」で第3回地域研究コンソーシアム賞(JCAS賞)研究企画賞受賞[6]。2019年ロシア・東欧学会代表理事[7]。2023年3月、北海道大学を定年退職。
著作
[編集]著書
[編集]- 『ロシアの地域間の資金循環』北海道大学 1998年
- 『ロシアの世界経済との統合に関する総合的研究』北海道大学 2001年
- 『『ユーラシア地域大国の比較研究』に関する総括』北海道大学 2008年
編著
[編集]- 『石油・ガスとロシア経済』(北海道大学出版会、2008年)
共編著
[編集]- (久保庭眞彰・田畑理一・長谷部勇一)『マイコンによる経済学』(青木書店、1983年)
- (望月喜市・山村理人)『スラブの経済』(弘文堂、1995年)
- (久保庭眞彰)『転換期のロシア経済:市場経済移行と統計システム』(青木書店、1999年)
- (末澤恵美)『CIS:旧ソ連空間の再構成』(国際書院、2004年)
- (江淵直人)『環オホーツク海地域の環境と経済』(北海道大学出版会、2012年)
Eurasian Geography and Economics誌などで多数の英語論文を発表している。
脚注
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