田村新蔵 (初代)
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田村 新蔵(たむら しんぞう、1858年7月6日(安政5年5月26日)[1] - 没年不明)は、日本の商人(東屋[2][3]、石油水油[4][5]、洋紙[6]、砂糖、麦粉商[7])、篤農家[8]、埼玉県の大地主[3]、埼玉県多額納税者[6][9][10]、資産家[11]、政治家、実業家。粕壁銀行、明治貯蓄銀行各頭取[4][6][12]。東武商事[13]、杉戸銀行各取締役[4][12]。族籍は埼玉県平民[2][4][5][7]。
人物
[編集]埼玉県・田村小左衛門の長男[6][7][10]。1884年、家督を相続し、前名・源太郎を改めた[6][10]。農業並びに水油[2]、洋紙、砂糖、小麦粉販売業を営んだ[6][10]。また町会議員、町立尋常高等小学校学務委員等の公職にも就いた[12]。1936年、退隠[14]。四男・章四郎が家督を相続し、襲名した[14]。1937年、その名を田村孝徳と変更する[15]。
貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有した[1]。県下屈指の資産家だった[12]。赤十字社正社員である[2]。趣味は書画、俳諧[10]。宗教は浄土宗[10]。住所は埼玉県南埼玉郡粕壁町[6][7]。
家族・親族
[編集]- 田村家
- 父・小左衛門[6][7]
- 母・とく(1839年 - ?)[4]
- 妻・とよ(1861年 - ?、埼玉、奈良吉十郎の孫[5]、奈良次郎兵衛の長女[4])
- 弟・寅次郎(1873年 - ?)[6][7]
- 妹・ふく(1864年 - ?、埼玉、柿沼佐七[6]、あるいは柿沼嘉七の三男・義三郎の妻[7])
- 長男・祐太郎[4]
- 三男・竹三郎(1890年 - ?)[7]
- 四男・新蔵(1892年 - ?、前名・章四郎[4][7]、埼玉県多額納税者、東武商事代表取締役、農業並びに洋紙、砂糖、小麦粉販売業)
- 五男・恒蔵(1894年 - ?)[7]
- 長女・くに(1887年 - ?)[6]
- 二女・よし(1888年 - ?、栃木、吉澤兵左の妻)[4][6]
- 三女・ちか(1891年 - ?、東京、西岡幾次郎の二男・孝司の妻)[6][7]
- 四女・げん(1896年 - ?、埼玉、瀬田文次郎の長男・醻一の妻)[7]
- 五女・さだ子(1900年 - ?、栃木、上野松次郎の三男・三郎の妻)[7]
- 孫[4]
- 親戚
脚注
[編集]- ^ a b 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』119頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
- ^ a b c d 『埼玉県南埼玉北葛飾二郡公民必携名家鑑』2頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月26日閲覧。
- ^ a b 『日本現今人名辞典』た80頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年12月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『人事興信録 第6版』た37頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
- ^ a b c 『人事興信録 第5版』た39-40頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『人事興信録 第10版 下』タ72頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『人事興信録 第7版』た44-45頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
- ^ 『大日本篤農家名鑑』299頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第17版』全国多額納税者 埼玉県之部4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年12月12日閲覧。
- ^ a b c d e f 『人事興信録 第11版 下』タ105頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
- ^ 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
- ^ a b c d 『大正人名辞典』1774頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
- ^ 『官報 1938年02月19日』官報 第3337号 31頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月26日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第12版 下』タ83頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月26日閲覧。
- ^ 『官報 1937年07月08日』官報 第3153号 13頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月26日閲覧。
- ^ 『人事興信録 第4版』に14頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
参考文献
[編集]- 柴田勇之助、新堀豊三郎編『埼玉県南埼玉北葛飾二郡公民必携名家鑑』柴田勇之助、1897年。
- 『日本現今人名辞典』日本現今人名辞典発行所、1903年。
- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
- 交詢社編『日本紳士録 第17版』交詢社、1912年。
- 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
- 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』時事新報社、1916年。
- 東洋新報社編『大正人名辞典』東洋新報社、1917年。
- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
- 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
- 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
- 人事興信所編『人事興信録 第10版 下』人事興信所、1934年。
- 人事興信所編『人事興信録 第11版 下』人事興信所、1937-1939年。
- 大蔵省印刷局編『官報 1937年07月08日』日本マイクロ写真、1937年。
- 大蔵省印刷局編『官報 1938年02月19日』日本マイクロ写真、1938年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。