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王維中

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
王 維中
Wang Wei-Chung
味全ドラゴンズ #16
味全ドラゴンズ時代
(2021年3月14日)
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 台東県台東市
生年月日 (1992-04-25) 1992年4月25日(32歳)
身長
体重
188 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2014年4月14日
KBO / 2018年3月24日
CPBL / 2021年3月14日
最終出場 KBO / 2018年10月12日
MLB / 2019年9月17日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
WBC 2023年
王 維中
各種表記
繁体字 王 維中
拼音 Wáng Wéizhōng
注音符号 ㄨㄤˊㄨㄟˊㄓㄨㄥ
和名表記: おう いちゅう
発音転記: ワン・ウェイジョン
英語名 Wang Wei-Chung
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王 維中(ワン・ウェイジョン、1992年4月25日 - )は、 台湾中華民国)の台東県台東市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。

アミ族。兄はCPBL楽天モンキーズに所属している王躍霖[1][2]

経歴

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プロ入りとパイレーツ傘下時代

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2011年10月3日にピッツバーグ・パイレーツと契約してプロ入り。

2012年トミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休した。

2013年1月14日に第3回WBCチャイニーズタイペイ代表に選出された[3] が、1月30日に辞退した。シーズンはルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツでプロデビュー。12試合(先発11試合)に登板して1勝3敗、防御率3.23、42奪三振を記録した。

ブルワーズ時代

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ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2014年3月20日)

2013年12月に行われたルール・ファイブ・ドラフトミルウォーキー・ブルワーズから指名され、移籍した[4]

2014年は開幕ロースター入りし[5]、4月14日のセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビュー。4点ビハインドの9回表から登板し、1回を1安打無失点に抑えた[6]。その後もリリーフとして13試合に登板したが、防御率11.12と安定せず、7月11日に左肩の故障で15日間の故障者リスト入りした[7]。8月31日、シンシナティ・レッズからトレードで加入したジョナサン・ブロクストンが51を着用することになったため、王の背番号は58へ変更となった[8]

2015年6月16日にDFAとなり、18日に40人枠を外れる形で傘下のA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズへ配属された[8]

2017年7月30日にメジャー契約を結んで2年ぶりにアクティブ・ロースター入りした[9]

2018年1月26日に自由契約となった[8]

NCダイノス時代

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2018年1月27日、韓国プロ野球NCダイノスと契約した[10]1998年からの韓国プロ野球の外国人選手史上初の台湾出身選手となる。同年NCでは7勝、防御率4.26を記録するも自由契約となった。

アスレチックス時代

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オークランド・アスレチックス時代
(2019年5月28日)

2019年2月1日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ。開幕は傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズで迎え、5月25日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]

パイレーツ時代

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2019年8月31日にウェイバー公示を経てパイレーツへ移籍した[12]。11月2日に40人枠から外れ戦力外となった。その後、新型コロナウイルスの影響もあり海外球団と契約する事ができず、台湾に戻る事になった。

味全時代

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2020年7月に開催されたCPBLのドラフト会議で、味全ドラゴンズから1位指名を受けた[13]

2021年は3月14日の統一ライオンズ戦で開幕投手を務めるも、4回2/3を3失点で敗戦投手となり[14]、同月16日に手首の張り[15] で二軍へと降格した[16]。4月14日の中信兄弟戦で復帰を果たし、中継ぎ登板し、1回無失点でプロ初ホールドを記録した[17]。同月21日の富邦ガーディアンズ戦で中継ぎ登板し、2回無失点でCPBL初勝利をマークした[18]

投球スタイル

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スリークォーター[19] からストレートで最速97mph(約156km/h)を計測した左腕で、スライダーカーブチェンジアップといった変化球も投げていた[20]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2014 MIL 14 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 92 17.1 30 6 8 1 1 13 1 0 23 21 10.90 2.19
2017 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 9 1.1 5 1 0 0 0 2 0 0 2 2 13.50 3.75
2018 NC 25 25 0 0 0 7 10 0 0 .412 615 141.2 169 16 40 2 2 108 2 0 83 67 4.26 1.48
2019 OAK 20 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 110 27.0 22 4 11 0 1 16 0 1 10 10 3.33 1.22
PIT 5 0 0 0 0 2 0 0 0 1.000 19 4.0 5 0 3 0 0 2 0 0 3 3 6.75 2.00
'19計 25 0 0 0 0 3 0 0 0 1.000 129 31.0 27 4 14 0 1 18 0 1 13 13 3.77 1.32
MLB:3年 47 0 0 0 0 3 0 0 0 1.000 230 49.2 62 11 22 1 2 33 1 1 38 36 6.52 1.69
KBO:1年 25 25 0 0 0 7 10 0 0 .412 615 141.2 169 16 40 2 2 108 2 0 83 67 4.26 1.48
  • 2020年度シーズン終了時

記録

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初記録
CPBL

背番号

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  • 51(2014年 - 同年途中)
  • 58(2014年途中 - 同年終了、2017年)
  • 48(2018年)
  • 61(2019年 - 同年8月30日)
  • 78(2019年9月4日 - 同年終了)
  • 000(2020年4月 - 同年7月)
  • 16(2020年9月 - )

脚注

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  1. ^ 中職/王躍霖、王維中從小到大當對手 最為難是媽媽 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網 (2020年7月25日). 2020年7月25日閲覧。
  2. ^ 黃家慧 (2014年4月3日). “「新台灣之光」王維中的棒球傳奇 - 今周刊” (中国語). www.businesstoday.com.tw. 2024年6月2日閲覧。
  3. ^ 2013 WBC中華隊28人名單”. 中華職棒大聯盟 (2013年1月14日). 2014年4月15日閲覧。
  4. ^ "Brewers make three selections in Rule 5 Draft" (Press release). MLB.com (Milwaukee Brewers). 12 December 2013. 2014年4月15日閲覧
  5. ^ "2014 Opening Day roster" (Press release). MLB.com (Milwaukee Brewers). 30 March 2014. 2014年4月15日閲覧
  6. ^ Scores for Apr 14, 2014”. ESPN MLB (2014年4月14日). 2014年4月15日閲覧。
  7. ^ Adam McCalvy (2014年7月11日). “Brewers place Wang on DL with shoulder tightness”. MLB.com. 2014年7月12日閲覧。
  8. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2018年1月28日閲覧。
  9. ^ Adam McCalvy (2017年7月30日). “Opening Day starter Guerra optioned to Minors” (英語). MLB.com. 2017年7月31日閲覧。
  10. ^ NC, KBO 리그 최초 대만출신 빅리거 왕웨이중과 계약” (韓国語). NC Dinos (2018年1月27日). 2018年1月27日閲覧。
  11. ^ Martin Gallegos (2019年5月25日). “A's designate Fernando Rodney, call up Wang” (英語). MLB.com. 2019年5月26日閲覧。
  12. ^ George Miller (2019年8月31日). “Pirates Claim Wei-Chung Wang” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月31日閲覧。
  13. ^ 元巨人&西武の廖任磊が味全1巡目、元西武の郭俊麟は富邦2巡目で指名…台湾ドラフト”. Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―. 2020年7月20日閲覧。
  14. ^ 聯合新聞網 (20210314T192204Z). “中職/王維中首戰飆151公里 4.2局失3分退場吞敗投 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年3月14日閲覧。
  15. ^ 聯合新聞網 (20210317T130804Z). “中職/王維中投到手腕瘀青 王建民也沒見過 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年3月17日閲覧。
  16. ^ 聯合新聞網 (20210316T174406Z). “中職/王維中降二軍 最快歸隊日在326天母開幕戰 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年3月16日閲覧。
  17. ^ 自由時報電子報 (2021年4月14日). “中職》王維中滿血回歸 投第一球差點跌倒 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2021年4月14日閲覧。
  18. ^ 聯合新聞網 (20210421T220505Z). “中職/返台首勝入袋 王維中相隔592天再奪勝 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年4月21日閲覧。
  19. ^ https://www.nikkansports.com/baseball/news/201805180000938.html
  20. ^ FanGraphs PITCHf/x

関連項目

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外部リンク

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