筑紫駅
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筑紫駅 | |
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西口 | |
ちくし Chikushi | |
◄T16 桜台 (1.4 km) (2.2 km) 津古 T18► | |
所在地 | 福岡県筑紫野市大字筑紫 |
駅番号 | T 17 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 20.8 km(西鉄福岡(天神)起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西鉄 1]7,277人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)4月12日 |
筑紫駅(ちくしえき)は、福岡県筑紫野市大字筑紫にある西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅。駅番号はT17。
駅舎内に乗務所があり、普通列車と急行列車の一部はここで乗務員が交代する。
歴史
- 1924年(大正13年)4月12日:駅開業。
- 1945年(昭和20年)8月8日:米軍戦闘機の機銃掃射により当時の筑紫駅舎や運行中の2列車が破壊される(筑紫駅列車空襲事件)。死者64人、負傷者100人以上。死者については100人以上とする説もある[2][3]。
- 1948年(昭和23年):駅舎改築。
- 1981年(昭和56年)9月25日:南側に移転、新駅舎供用開始。
- 1997年(平成9年)9月27日:急行停車駅となる。
- 2001年(平成13年)4月1日:西口開設、同時にバリアフリー化。
- 2008年(平成20年)5月18日:ICカードnimoca供用開始。
- 2013年(平成25年)3月:液晶式列車案内装置の使用開始[4]、案内放送システム更新。
- 2017年(平成29年)2月1日:駅ナンバリングを導入[5]。
- 2024年(令和6年)9月10日[6]:クレジットカードなどのタッチ決済実証実験を開始。[7]なお、エレベーター側の改札口には専用の機械が設置されていない。
-
機銃掃射を受けた待合室。駅西口前にある筑紫コミュニティセンター横で屋内保存されている。毎年8月8日には慰霊式が行われる。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。 改札口とホームの間には車椅子昇降機が階段に併設されている。また、新設された改札口とホームの間はエレベーターで結ばれている。ホーム有効長は8両分ある。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■天神大牟田線 | 下り | 久留米・柳川・大牟田方面 | 待避線 |
2 | 本線 | |||
3 | 上り | 二日市・福岡(天神)方面 | ||
4 | 待避線 |
- 当駅に隣接して筑紫車両基地があるため、当駅始発・終着の電車が数多く設定されている。
- 福岡方、大牟田方ともに折り返し用の渡り線がある(福岡方の渡り線を使用した場合、折り返し列車は4番線に入る形になる)。
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は7,277人である[西鉄 1]。
各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[8][9]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
1996年 | 3,438 | 6,696 |
1997年 | 3,375 | 6,608 |
1998年 | 3,304 | 6,395 |
1999年 | 3,279 | 6,339 |
2000年 | 3,195 | 6,151 |
2001年 | 3,060 | 5,890 |
2002年 | 3,000 | 5,762 |
2003年 | 2,902 | 5,585 |
2004年 | 2,918 | 5,600 |
2005年 | 2,838 | 5,633 |
2006年 | 2,863 | 5,704 |
2007年 | 2,943 | 5,840 |
2008年 | 2,978 | 5,894 |
2009年 | 2,981 | 5,906 |
2010年 | 3,068 | 6,092 |
2011年 | 3,112 | 6,181 |
2012年 | 3,044 | 6,048 |
2013年 | 3,140 | 6,232 |
2014年 | 3,101 | 6,158 |
2015年 | 3,205 | 6,377 |
2016年 | 3,216 | 6,391 |
2017年 | 3,312 | 6,586 |
2018年 | 3,389 | 6,743 |
2019年 | 3,423 | 6,821 |
2020年 | 5,929 | |
2021年 | [西鉄 2]6,414 | |
2022年 | [西鉄 3]7,006 | |
2023年 | [西鉄 1]7,277 |
駅周辺
筑紫野市の南部に位置する。駅周辺には美咲、筑紫駅前団地、筑紫ヶ丘団地、ちくし台団地と呼ばれる住宅街が広がっている。
- 筑紫野市立筑紫小学校
- 筑紫野市立筑山中学校
- 筑紫野市役所筑紫出張所
- 筑紫野幼稚園
- 筑紫野筑紫ヶ丘郵便局
- 国道3号
- 福岡常葉高等学校
- 筑紫野市立下見保育所
- マックスバリュエクスプレス筑紫駅前店
- JR原田駅 - 約2km離れている。
- 筑紫神社
- 五郎山古墳
- JA筑紫ゆめ畑(農産物直売所)
- カミーリヤ
- 前畑遺跡
バス路線
- 筑紫駅前(東口)
- 西鉄バス二日市・山家道・浦の下・上西山方面(24番:上西山線)
- 筑紫駅西口
- 西鉄バス二日市・JR原田駅・美しが丘・光が丘方面(17番:上西山線)
- 筑紫野市コミュニティバス「つくし号」
隣の駅
- 西日本鉄道
- ■天神大牟田線
脚注
出典
- ^ 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、24頁。
- ^ 日本放送協会. “終戦まぎわの西鉄電車への銃撃 犠牲者の名前を探し続けて|戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK|”. 戦跡 薄れる戦争の記憶|NHK. 2024年8月25日閲覧。
- ^ 産経新聞 (2020年8月5日). “【戦後75年】犠牲者「100人超」、今なお謎 西鉄筑紫駅列車銃撃事件”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年8月25日閲覧。
- ^ “西鉄天神大牟田線の主要8駅 さらなるサービス向上を目指し、新しい列車案内表示システムを導入します” (PDF). 西日本鉄道. 2012年9月10日閲覧。
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ “本日(2024/09/10)からの新規対応駅は、井尻、都府楼前、五条、朝倉街道、筑紫、三国が丘、小郡、宮の陣(※5時53分から最終列車まで)、花畑、大善寺、新栄町、大牟田です。 これにより、福岡(天神)〜二日市〜太宰府は全駅対応、二日市以南は特急・急行停車駅が対応するようになりました”. 2024年9月12日閲覧。
- ^ “西鉄電車における「タッチ決済」の実証実験を全駅へ拡大します”. 2024年9月12日閲覧。
- ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員
- ^ “2001年版 福岡市統計書”. 2021年3月22日閲覧。
- ^ “筑紫野市統計書 第11章 運輸および通信” (PDF). 私鉄各駅乗降人員数. 2021年3月22日閲覧。
- 西日本鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2023年度1日平均、単位:人)”. 2024年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月6日閲覧。
- ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
- ^ “西日本鉄道(2022年度1日平均、単位:人)”. 西日本鉄道 (2023年6月20日). 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 筑紫駅 - 西鉄電車各駅情報サイト