「孫悟空 (ドラゴンボール)」の版間の差分
過剰な記述の削除。および全体的に整理。 |
→ドラゴンボール超: DB超のストーリーの詳細はDB超のページに詳細に書かれてるため、ここではDB超のストーリーをここまで詳細に書く必要がないため省略します。および整理 |
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; 破壊神ビルス編(エイジ778) |
; 破壊神ビルス編(エイジ778) |
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魔人ブウ戦から数年後、 |
魔人ブウ戦から数年後、界王星での修行中、超サイヤ人ゴッドを探しに来たビルスと戦うことになり、超サイヤ人3になっても敵わず、たった2発の攻撃で重傷を負う。その後、ドラゴンボールを使って神龍を呼び出して超サイヤ人ゴッドを作り出す方法を知り、悟飯、悟天、ベジータ、トランクス、ビーデル(お腹に宿した[[パン (ドラゴンボール)|パン]])の5人の協力もあり超サイヤ人ゴッドへと変化する。超サイヤ人ゴッドになって善戦するも、結局はビルスには敵わなかったが、ビルスが悟空や地球を気に入ったことで難を逃れた。 |
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パンが生まれた後は仕方なく仕事を再開していたが、ベジータがウイスのもとで修行していることを知ると、自分も修行してもらおうとチチの目を盗んで強引にウイスについて行く。ウイスから「自分についてきて良かったのか?」と聞かれた際、「チチならわかってくれる」と答え、夫婦としての信頼を見せていた<ref group="注">悟飯もチチを説得していたが、チチも色々と文句を言った末に「そのうち帰ってくる」と最終的に許した。</ref>。ウイスの下での修業の際に新しいデザインの道着を新調している。この道着はベジータの新型戦闘服と共に、ブルマの指令によって[[カプセルコーポレーション]]の開発部が特殊な生地で作成したもの{{R|超史集146}}で、ウイスから受け取った。左胸には組み手の最中、気付かぬうちに落書きされたウイスのサインが描かれている。 |
パンが生まれた後は仕方なく仕事を再開していたが、ベジータがウイスのもとで修行していることを知ると、自分も修行してもらおうとチチの目を盗んで強引にウイスについて行く。ウイスから「自分についてきて良かったのか?」と聞かれた際、「チチならわかってくれる」と答え、夫婦としての信頼を見せていた<ref group="注">悟飯もチチを説得していたが、チチも色々と文句を言った末に「そのうち帰ってくる」と最終的に許した。</ref>。ウイスの下での修業の際に新しいデザインの道着を新調している。この道着はベジータの新型戦闘服と共に、ブルマの指令によって[[カプセルコーポレーション]]の開発部が特殊な生地で作成したもの{{R|超史集146}}で、ウイスから受け取った。左胸には組み手の最中、気付かぬうちに落書きされたウイスのサインが描かれている。 |
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; フリーザ復活編(エイジ779) |
; フリーザ復活編(エイジ779) |
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ウイスに神の次元の力を完全に制御する方法を教わったことで「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」に変身できるようになった。ブルマから復活したフリーザが地球を襲っていることを知らされ、さらに重傷を負っていた悟飯の気を感じて瞬間移動で地球に帰還し、ゴールデンフリーザになったフリーザと激突する。最初こそ苦戦していたもののフリーザの弱点を見抜いて形勢逆転し、帰るよう忠告する。しかし |
ウイスに神の次元の力を完全に制御する方法を教わったことで「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」に変身できるようになった。ブルマから復活したフリーザが地球を襲っていることを知らされ、さらに重傷を負っていた悟飯の気を感じて瞬間移動で地球に帰還し、ゴールデンフリーザになったフリーザと激突する。最初こそ苦戦していたもののフリーザの弱点を見抜いて形勢逆転し、帰るよう忠告する。しかし変身を解いた途端、隠れていたフリーザの部下のソルベによる光線で重傷を負い、ピンチに追い込まれたところをベジータに救われる。追いつめられたフリーザは悟空の仲間たちごと地球を破壊し、フリーザに情けをかけたことを後悔するが、ウイスの計らいで地球が破壊される前の時間を戻してもらい、甘さを捨てた全力のかめはめ波でフリーザを地獄へ送り返した。 |
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; 破壊神シャンパ編(エイジ779) |
; 破壊神シャンパ編(エイジ779) |
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ベジータと共にウイスとビルスの元に戻り、修行を行っていた。そこに破壊神シャンパとヴァドスが現れ、「破壊神選抜格闘試合」を提案され、悟空は喜んで出場を決める |
ベジータと共にウイスとビルスの元に戻り、修行を行っていた。そこに破壊神シャンパとヴァドスが現れ、「破壊神選抜格闘試合」を提案され、悟空は喜んで出場を決める。1番手として出場し、初戦のボタモ戦で勝利し、続くフロストとの戦いでは超サイヤ人になって圧倒したが、毒針を受けて意識がもうろうとして場外負けを喫する。後にフロストの毒針が不正であることが発覚したため、復帰が認められた。 |
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ヒットとの戦いでは、0.1秒の時とばしの能力を攻略した後で超サイヤ人ブルーに変身しヒットを圧倒するが、ヒットも戦いの中で成長したことで追い詰められる |
ヒットとの戦いでは、0.1秒の時とばしの能力を攻略した後で超サイヤ人ブルーに変身しヒットを圧倒するが、ヒットも戦いの中で成長したことで追い詰められる。界王拳を10倍に引き上げヒットと互角以上に戦うが、ヒットは殺し屋だから、殺しの技を使わないと本気を出せないことに気付き、ビルスにルールの撤廃を提案する。ビルスとシャンパが揉めている間に、ヒットに「また再戦しようぜ」と言い、自ら場外に降りた。この後全王と知り合い、全宇宙格闘試合を提案する。漫画版ではブルーの消耗を抑える目的で敢えてゴッドを使用。ヒットがフルパワーを出した際に初めてブルーに変身した。 |
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ベジータから最初から本気で戦わない悪い癖があると指摘されているが、これに関して本人は「超サイヤ人ブルーはエネルギーの消費が激しいから」と語っている。 |
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超サイヤ人ブルーで界王拳を使った影響で遅発性乱気症にかかり、一時期修行を辞め、ピッコロたちと共に孫のパンの面倒を見ていた。遅発性乱気症が治った後は界王星で修行していたが、複製ベジータの気を感じてポトフ星に駆けつける。超サイヤ人ブルーに変身した複製ベジータと互角に戦っていたが、モナカが超人水の核を踏んで複製が苦しんだ隙を見てかめはめ波で仕留め、ベジータを救った。 |
超サイヤ人ブルーで界王拳を使った影響で遅発性乱気症にかかり、一時期修行を辞め、ピッコロたちと共に孫のパンの面倒を見ていた。遅発性乱気症が治った後は界王星で修行していたが、複製ベジータの気を感じてポトフ星に駆けつける。超サイヤ人ブルーに変身した複製ベジータと互角に戦っていたが、モナカが超人水の核を踏んで複製が苦しんだ隙を見てかめはめ波で仕留め、ベジータを救った。 |
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; “未来”トランクス編(エイジ779) |
; “未来”トランクス編(エイジ779) |
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再びベジータと共にウイスのもとで修行していたが、ブルマから未来の世界からトランクスが来たと聞 |
再びベジータと共にウイスのもとで修行していたが、ブルマから未来の世界からトランクスが来たと聞き、地球に帰還。仙豆をトランクスにあげたが、ゴクウブラックと間違えられ殴られそうになる。誤解が解けてブラックの事情を知るが、突然ブラックが現代に現れ超サイヤ人2で応戦。ブラックが時空の歪みで未来に引き込まれたため、決着は着かなかった。漫画版ではブラックが襲来してこないほか、トランクスが超サイヤ人3に匹敵するパワーアップを遂げていたため悟空も超サイヤ人3やゴッドで応戦した。 |
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ビルス、ウイスと共に第10宇宙に向かい、ブラックと同じ気を持つ界王神見習いのザマスと手合わせをするが、このことによってザマスは悟空の強さを危険視する。漫画版では悟空は今後の展開含め一度も現代のザマスとは会っておらず、ザマスが悟空のことを知った理由もこの試合の際にシンがうっかり悟空の名前を出してしまったため。 |
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その後ベジータ、トランクスと共に未来に行きブラックと再戦するが、ブラックは超サイヤ人ロゼに変身。さらに超ドラゴンボールによって不死身になったザマスも加勢。ブラックの黒いかめはめ波を受けて敗北。マイによって現代に敗走させられた。二度目に未来に来た時にブラックの正体を聞き、さらにチチと悟天がブラックに殺されたことを知り激昂しブラックを攻撃したが、ブラックとザマスを倒せず重傷を負い、現代に再び敗走する。漫画版ではズノーの密告によりゴクウブラックの正体が最初からばれており、ゴクウブラックと悟空が未来世界で初めて対面した際には「なんだか妙な気分だ」と驚いていた。未来世界では不死身の未来ザマスと対決。しかし、未来ザマスの物を奪う能力、燃やす能力などの界王神としての能力に苦戦し、トランクスやマイのおかげで現代に敗走した。 |
その後ベジータ、トランクスと共に未来に行きブラックと再戦するが、ブラックは超サイヤ人ロゼに変身。さらに超ドラゴンボールによって不死身になったザマスも加勢。ブラックの黒いかめはめ波を受けて敗北。マイによって現代に敗走させられた。二度目に未来に来た時にブラックの正体を聞き、さらにチチと悟天がブラックに殺されたことを知り激昂しブラックを攻撃したが、ブラックとザマスを倒せず重傷を負い、現代に再び敗走する。漫画版ではズノーの密告によりゴクウブラックの正体が最初からばれており、ゴクウブラックと悟空が未来世界で初めて対面した際には「なんだか妙な気分だ」と驚いていた。未来世界では不死身の未来ザマスと対決。しかし、未来ザマスの物を奪う能力、燃やす能力などの界王神としての能力に苦戦し、トランクスやマイのおかげで現代に敗走した。 |
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現代に戻り不死身の未来ザマスを倒す方法としてピッコロから「魔封波」の使用を提案され、亀仙人の下を訪れ魔封波を習得する。しかし悟空自身は魔封波を使うことなくザマスと応戦。代わりにトランクスがザマスに対して使用するが、悟空が封印の札を忘れたために封印に失敗する。漫画版では魔封波で体力を使ったため超サイヤ人ブルーでは体が持たず超サイヤ人ゴッドになって戦うが、それでも未来ザマスを圧倒し追い詰める。 |
現代に戻り不死身の未来ザマスを倒す方法としてピッコロから「魔封波」の使用を提案され、亀仙人の下を訪れ魔封波を習得する。しかし悟空自身は魔封波を使うことなくザマスと応戦。代わりにトランクスがザマスに対して使用するが、悟空が封印の札を忘れたために封印に失敗する。漫画版では魔封波で体力を使ったため超サイヤ人ブルーでは体が持たず超サイヤ人ゴッドになって戦うが、それでも未来ザマスを圧倒し追い詰める。 |
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合体ザマスとの戦いではかめはめ波と界王拳で応戦したが、背中の光輪を壊すのがやっとであった。そこで未来に駆けつけた界王神からポタラをもらい、ベジータと合体してベジットになって戦う。 |
合体ザマスとの戦いではかめはめ波と界王拳で応戦したが、背中の光輪を壊すのがやっとであった。そこで未来に駆けつけた界王神からポタラをもらい、ベジータと合体してベジットになって戦う。止めを刺そうとしたが合体が解け(漫画版では解除後もブルーを完成させることで合体ザマスと互角に渡り合ったが、体力消耗やザマスの攻撃などで悟空の体力が先に尽き)、さらにトランクスによって止めを刺されたザマスが霧になって(漫画版では不死身体質のため)生き延びても超サイヤ人ブルーに変身することが不可能になる。為す術がなくなり未来世界の全王を呼び出すが、全王が未来世界の消滅を始めたため、タイムマシンで現代に帰還。その後未来世界の全王を連れて、現代の全王に友達として紹介した。 |
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その後ウイスを通じて自分自身でヒットに暗殺を依頼し、本気を出したヒットと戦う。 |
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; 宇宙サバイバル編(エイジ780) |
; 宇宙サバイバル編(エイジ780) |
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平和な日常を送っていたが、強盗との戦いで右腕に擦り傷ができ、修行不足を痛感。ウイスのもとで修行するが、ビルスの一言で全王との間に全宇宙格闘試合の開催を約束していたことを思い出し、全王のもとに行き開催を要望するも全王が宇宙が多すぎるから減らそうと考えていることは知らずに承諾を得てしま |
平和な日常を送っていたが、強盗との戦いで右腕に擦り傷ができ、修行不足を痛感。ウイスのもとで修行するが、ビルスの一言で全王との間に全宇宙格闘試合の開催を約束していたことを思い出し、全王のもとに行き開催を要望するも全王が宇宙が多すぎるから減らそうと考えていることは知らずに承諾を得てしまう。 |
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第3試合ではベルガモと対戦し、彼の策略によって宇宙消滅のルールで冷静さを失った神々に批判されるが、それでもなお気にせずにベルガモとの戦いを続ける。彼の能力の前に一度は苦戦するが、その能力を使用した際の弱点を見抜いた上で更なる機転を利かし、最終的には超サイヤ人ブルーでの界王拳を使用したかめはめ波によって勝利する。 |
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勝利後は全宇宙の界王神たちの前で宣戦布告し、それを聞いていた第11宇宙の戦士であるトッポから戦いを挑まれる(漫画版では大神官の命令で試合を始め、トッポに戦意はない)。お互いが本気を出して戦ったが、どちらかが死んでしまうという危険から大神官によって戦いを中断される(漫画版では命の危険を感じる状況には全くならず、トッポが勝利した)。その後トッポから、灰色のジレンというさらに強い存在がいると聞く。 |
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地球に帰還した後は力の大会に出場する仲間探しに明け暮れる。その最中に[[人造人間17号]]の居場所を聞くために神様の神殿に寄って、そこで17号がいる島の近くに魔人ブウの生まれ変わりであるウーブが住んでいることを知り、いずれ力の使い方を教えることを決める。天津飯と亀仙人をメンバーに加えて出場選手を確定させた後は悟飯と対決して力を確かめ合い、悟飯を第7宇宙チームのリーダーに指名する。その後、メンバーの一人として数えていたブウが休眠したことで、代役としてフリーザを加えることを決意。閻魔大王のもとへ瞬間移動し地獄に送り届けてもらい、フリーザと対面し力の大会で第7宇宙が勝利したらドラゴンボールで甦らせるという条件をのみメンバー入りを承諾させる。 |
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第3試合ではベルガモと対戦し、勝利する。勝利後は全宇宙の界王神たちの前で宣戦布告し、それを聞いていた第11宇宙の戦士であるトッポから戦いを挑まれる(漫画版では大神官の命令で試合を始め、トッポに戦意はない)。お互いが本気を出して戦ったが、どちらかが死んでしまうという危険から大神官によって戦いを中断される(漫画版では命の危険を感じる状況には全くならず、トッポが勝利した)。その後トッポから、灰色のジレンというさらに強い存在がいると聞く。始まった力の大会では、単独で各宇宙の様々な戦士たちと戦い、そして第11宇宙の代表戦士ジレンとの対戦では死闘の末にフリーザと協力してジレン共々場外へ落ちて脱落した。それでも17号が生き残ったことで第7宇宙の優勝で終わらせることに成功し、大会終了後は更なる強さを求めてベジータと共に再び修業を始める。 |
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漫画版では |
漫画版ではディスポ、トッポ、ケールなどと対戦。ジレン戦の最中に亀仙人の助言によって身勝手の極意のきっかけを掴み、ジレンとの対決を通じて身勝手の極意(兆)に覚醒する。しかし、完全に使いこなしたわけではないため解除され危機に陥り、17号とフリーザとの共闘により勝利した。 |
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; 銀河パトロール囚人編(漫画版のみ) |
; 銀河パトロール囚人編(漫画版のみ) |
2024年10月29日 (火) 23:23時点における版
孫悟空 Son Goku[注 1] | |
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ドラゴンボールのキャラクター | |
登場(最初) | 原作・アニメともに第1話から |
作者 | 鳥山明 |
声優 | 野沢雅子 |
プロフィール | |
別名 | カカロット(本名、サイヤ人名) |
性別 | 男性 |
種類 | サイヤ人 |
親戚 |
バーダック(父) ギネ(母) ラディッツ(兄) チチ(妻) 孫悟飯(長男) 孫悟天(次男) 牛魔王(義父、配偶者の父) パン(孫娘) ビーデル(義娘、長男の妻) ミスター・サタン(長男の義父) ミゲル(長男の義母)[1] 孫悟空jr.(昆孫) |
孫 悟空(そん ごくう)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』およびアニメ『ドラゴンボール』シリーズに登場する架空のキャラクター。本編の主人公。
概要
作中では一時期彼の長男である孫悟飯が主人公を務めたこともあるが、全体を通しての主人公は基本的に悟空である。「孫」が名字で「悟空」が名前。『西遊記』の孫悟空からとった命名である[2]。作中では育ての親である孫悟飯によって付けられた。また、チチとの間に生まれた長男の名前は、自身を拾って育ててくれた孫悟飯の名前を付けた。
惑星ベジータ生まれの戦闘民族サイヤ人で、サイヤ人としての本名は「カカロット」。他の純血サイヤ人からは基本的にこちらの名前で呼ばれている。本名の由来は人参(キャロット)から[2]。「地球の人類を絶滅させる」という命令を施された上で生まれてまもなく宇宙船で単身地球へ送り込まれた。
彼を拾い育てた孫悟飯によると、赤ん坊の頃は手がつけられないほど荒々しかった。ある日、あやまって谷底に落ち、頭を強打した後は本編のような邪気のない性格になった。兄であるラディッツによると、これは頭に強い衝撃を受けたことで「命令」に関する記憶を失ったため。ただし、サイヤ人としての「戦うことが好き」という本能は消えず、強い相手と戦うことを生きがいとし、少年時代から多くの仲間やライバルとの出会いや戦いを経て、やがて地球の平和を脅かす悪と戦う存在となっていく。
その性分ゆえに対戦相手を殺すことに主眼を置いておらず、たとえ悪人であってもとどめを刺すことには反対し、あえて命を救う場合もあった(ピッコロ、ベジータ、フリーザ、魔人ブウなど)。また、アニメ『Z』『GT』においては仲間だけでなく、桃白白やピラフ一味などのかつての宿敵にも懐かしがる一面も持つ。
育ての親である孫悟飯(じっちゃん)、亀仙人、仙猫カリン、地球の神、北の界王など、多くの師や達人に教えを受けており、道着の流派マークも時期に応じて変わっていった。
プロフィール
- 誕生年:地球歴エイジ737[3]
- 出身地:惑星ベジータ
- 人種:サイヤ人
- 性別:男性
- 年齢:12歳(原作初登場時)→47歳(原作最終回時)
- 身長:145cm(15歳時)[4]→175cm(成人時)[5]
- 体重:40kg(15歳時)[4]→62kg(成人時)[5]
- 一人称:オラ
- 二人称:おめえ
- 趣味:強い相手を見つけて闘うこと。
- 好きな食べ物:好き嫌いはなし[注 2]。
- 好きな乗り物:筋斗雲[5]
- 親友:クリリン
- 弱点:だまされやすいこと[4]
キャスト
- アニメ
- ゲーム
- 野沢雅子
- 俳優
- 吹き替え
- 日本国外版での声優
- 英語版
人物像
元気で明るく、朗らかな性格である。大抵のことを「ま、いいか」の一言で済ますなど、あまり物事を深くは考えない能天気で軽い性格。この「ま、いいか」は担当声優の野沢いわく「悟空を象徴する台詞」[6]。心が清らかでないと乗れない筋斗雲に乗ることが可能など、非常に無邪気な性質を持つ。亀仙人いわく、度が過ぎるほど素直で真面目。父親になりたての頃は息子の悟飯に対してやや甘く、親として未熟な部分が目立ったが、時が経つにつれ威厳を身に付け、父親、師匠としての振る舞いも見せるようになっていった。しかし、どんな悪人相手でも、命乞いをされるとトドメがさせないという良く言えば優しい、悪く言えば非情になれない甘い気質であり、ピッコロからもそれが一番の弱点だと忠告された。そのため実兄ラディッツとの戦いで彼の命乞いに騙されて尻尾を離して窮地に陥ったこともあり、ベジータが悟飯とクリリンのナメック星でのドラゴンボール探しの脅威となり[注 3]、少し気を分けたフリーザにも恩を仇で返されている[注 4]。
本人いわく「口が堅いほう」だが、ブルマに「丈夫な赤ん坊生めよ」と発言したり、トランクスの名前を口に出したこともある。自身の武術の腕前には自信があるが、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』やそのテレビシリーズ版の『ドラゴンボール超』では「強すぎる故に自信過剰」だとウイスから注意されている。一方で自分より強い者が相手の場合はむやみに戦おうとはせず修行をしたり、仲間がピンチの場合でも助けに行けない悔しさを噛みしめながら耐えるなど冷静な部分も持つ[注 5]、同時に天津飯がセルの足止めで力尽きた際には、即座に救出へ向かった。また、悟空に銃を乱射してきたランチに蹴りを入れ気絶させるなど、相手から攻撃してきたとはいえ、女性でも容赦しない部分もある。
いかなる強敵を相手にしても決して戦意喪失することなく戦う不屈の精神の持ち主であり、ブルマからは「確かに強いこともあるんだけど…どんなにとんでもないことが起きても必ずなんとかしてくれそうな…そんな不思議な気持ちにさせてくれる人」と評価されている。
亀仙流の達人、孫悟飯に拾われ育てられたことから、武道を通しての礼節(ドラゴンボール(四星球)を位牌代わりに拝んだり、試合前の礼など)はわきまえていたが、人里離れた山で生活していたため社会的常識が欠けていた。後に様々な人や師に巡り合ったことで人間的に大きく成長を果たす。その過程として、亀仙人に師事することで言葉遣いや最低限の読み書き、計算などの一般常識などを身に付けた[注 6]。ただし、占いババの宮殿に向かった時、紙の地図を読めなかった。成人してからも敬語を用いた会話が苦手で、界王や神に対して敬称を用いる以外はなれなれしい言葉遣いで会話するため、ビルスや界王からとがめられることも少なくない。特に全ての神々が恐れる全王にさえも同じ態度で接していることは他の宇宙の神々から反感を持たれ、ビルスや界王神(シン)からも警告を受けている。漫画『超』の第6宇宙選抜メンバーとの試合開始前に行われた最低限の知性があるかのペーパーテストではギリギリで失格を免れるラインの点数であった。
キャラクターの原型は鳥山明が『ドラゴンボール』連載前に描いた読み切り漫画『騎竜少年』の主人公「唐童」[7]。髪型の由来について鳥山は「作った時は意識していなかったけど、『鉄腕アトム』の影響かな」と語っている[8]。
鈍感な面も多く、初対面で敵として登場したヤムチャが「金かカプセルをよこせ」と悟空たちに脅してきたにもかかわらず、何故か悟空は彼を最初「悪い奴」だと理解できていなかった。それを見ていた当のヤムチャからは「頭の悪いやつめ…」と呆れられながら指摘されている。
日常は自然体であり、素直で真面目すぎる性格ゆえに、ピラフやクリリンなどの単純な騙し討ちに引っかかったり、戦闘不能の相手にはトドメを刺さずにその場から立ち去るよう忠告することも多い。前者は弱点として「だまされやすい」と紹介されたことがあり[4]。亀仙人からも「素直でマジメすぎる」と評されていた。このためベジータらからはしばしば「お前(貴様)の甘さにはヘドが出る」と呆れられた。その反面、亀仙人の指導を忠実に守り、体ひとつで世界を回り弱点を克服するなど、そのひたむきな姿勢により強さを培ったのも確かである。『ドラゴンボール超』でもミスター・サタンが1億ゼニーをプレゼントしてくれた際、「悪ぃからそんな大金受け取れねぇ」となかなか受け取ろうとはしないなど、仕事は苦手だが楽して大金を貰おうとしないなど真面目な部分は変わらない[注 7]。
強敵と戦い全身の骨が砕けるほどの戦いを幾度も経験しているが、アニメでは注射が大の苦手であり、ベジータ戦後病院に入院している時やフリーザの宇宙船でベジータが治療に注射を使うと思い込んだ時は、怖さのあまりわめき声を上げたことがある。『ドラゴンボールGT』でも病院のある星に訪れた時は、注射が怖くて木にしがみついていた。
何十人前もの料理をあっという間に平らげる健啖家[注 8]であり、亀仙人の天下一武道会の優勝賞金(50万ゼニー)を1回の食事でほとんど使い果たしたことがある[注 9]。犬並みに嗅覚が鋭く何kmも離れた人間の気配も察知でき、遠方の食べ物の匂いを察知したことがある。仙豆が作中に登場する以前は空腹が弱点となっており、腹が減ると本来の力の半分も出せない。また、寒さには弱い[9]。強い相手と闘うことを何よりも好み、その圧倒的な戦闘力と清らかな心により、地球、ひいては全宇宙を救う。
人間関係・強敵や悪人に対する姿勢
少年時代に親友のクリリンをタンバリンによって殺された際には愁嘆し、殺意と憤怒を剥き出しにした。たとえ悪人であっても基本的に自分より弱い者の命を奪うことはせず、悟空が一対一の戦いで相手に対する殺意を見せたのはこの一件から始まるピッコロ大魔王との戦いのみ。ただしベジータ、フリーザ、セル、純粋の魔人ブウなど、地球や宇宙にとって危険な存在と判断し、追いつめられた際は相手の殺害もやむ無しという態度を取っている。一方で必ず相手を仕留めるという意思はなく、ナメック星では同様にクリリンを殺害したフリーザに対して「気は済んだ」と見逃そうとしており、復活したフリーザが地球に襲来した際にも「反省していないようだからやっつけてやろうと思った」という趣旨の発言がある。また劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』でも一時的だが超サイヤ人ゴッド超サイヤ人でも苦戦するほどパワーアップしたゴールデンフリーザに対しても、変身のデメリットの多さから「これ以上戦っても無駄だ」とトドメを刺さず見逃そうとした。戦いへの姿勢が局面に応じて変化しており、多くの場合は私闘での一対一を望むが、地球、ひいては宇宙全体を巻き込む大敵との闘いでは(本意ではないにせよ)総力戦もいとわない。分かり易い例では、セルとの戦いで、当時自身の力を大きく超えていた悟飯に戦いを委ねていたが、その際に「はやく(セルの)とどめをさせ!!!」と躊躇わず悟飯へ指示していた。鳥山明は「こっちは多人数なのに、敵はひとりなんですよ。卑怯じゃないですか。一対一で闘いたかったというのが、悟空の本音じゃないでしょうか」と語っている[1]。原作の物語終盤のブウとの戦いでベジータが見出した悟空の強さへの姿勢は「"勝つために戦う"のではなく、"負けないために戦う"」というもので、それ故に「相手の命を絶つことにはこだわらない」と評されて、ついにはライバルであった彼からもNo.1と認められた。
鳥山は「悟空はある意味、本当に誰かを助けたいなら手を組んで戦えば助けられるのに、という場面でも戦いにこだわるという、真にいいやつじゃないところや健全さを欠いた部分が好きですね。何も邪念がなく、ただ強くなりたいだけという部分が描いてて面白いですね。結果的には人々を助けるけど、純粋がために何かを犠牲にしてでも勝ちたいという、助けたい一心で戦うわけじゃないところが好き。戦いたいから戦うだけで、実はあんまり健全じゃないんです」[10][注 10]「悟空に友情は無いです。たまたま友情になっている感じです。意識せずに描いてたまたまそうなったらいいなっていう感じです」と言っている[11]。また、鳥山は「基本的に悟空は人のために闘っているのではなく、自分が強い奴と闘ってみたいだけでやっているような部分がある。だから『ドラゴンボール』のアニメで正義のヒーローもの的な作り方をしている部分はずっと不満で、陰に見え隠れするちょっとした『毒』の要素がなかなかつかんでもらえなかった」と語っている[12]。
上述したようにフリーザ・セル・ブウなどの悪人、強敵との戦いを自身の強さを極める為に楽しむ事と、事態の危険度を俯瞰で捉えており、目的を果たす為の策も考慮してる場面が多い。一方で気の置けない仲間となって以降はピッコロへ手合わせを申し出たり、ベジータとの試合や魔人ベジータとの死闘を受け入れていた。一方で最も身近な存在の一人である息子の悟飯に対しては、彼の高い潜在能力と自身を超える実力に期待と寄せている様子で、自身の死亡後は彼に妻のチチや世界の事を彼に託していた。加えて以降も悟飯の実力が高まった際も、他の相手と異なり「戦ってみたい」と申し出た事はない。アニメ『ドラゴンボール超』では修行相手を求めていた際に悟飯が応じた時に「近くにこれだけ強い相手がいた事を忘れてた」と語ったり、漫画『ドラゴンボール超』では「悟飯には勝ちたいわけではない、強くなったのが確認できただけで十分だ」「オラがいなくても地球はもう安心だな」と述べている。
一方で長年悟空を演じた声優の野沢雅子はインタビューでは「悟空は大人になっても子供の頃と変わらないんですよね。絶対に上辺だけで人を判断しませんし、差別しない。常識はずれなところもありますけど、子供のままの心を持った本当にピュアな人です。悟空はたくさんの敵と戦ってきましたが、どの相手のことも“悪”だとは思っていないんですよね。」[13]「悟空を悪く言われるのは嫌なんです。悟空って素直で純じゃないですか。悪く言う人はいないんですけど『もう〜悟空は』なんて言われることあるんですよ。そうすると自分のことじゃないのに『え? 何?』って」[14]「悟空はねぇ、誰でもすぐにお友だちになりますからね。」[15]「世の中の人がみんな悟空のようだったら、とってもいい世の中になると思います。」[16]など逆に悟空の生き方や人柄を高く評価している。
ラディッツ戦後、悟飯がピッコロに「お父さんから修行を教えて貰いたい」という発言をした際、ピッコロは悟空を「他人に対する厳しさが全くなく、師匠にはまるで向かない」と評した。しかし、成長するにしたがって、父として、師としての威厳を身に付け、息子の悟飯や孫悟天、孫のパンやウーブを指導することとなる。
幼い頃は股間を軽く叩くこと(俗称「パンパン」)によってのみ、その人の性別を判別し、当初は「男女」の違いさえ理解していなかった。しかし、その後は男女の区別がつくようになったようで、ウパを男だと判断できていた。結婚する際も、チチに「ヨメ」と言われても何のことか分からず、食べ物のことだと思っていた。大人になってからは一般常識程度は身に付けたようで、クリリンと結婚した人造人間18号との間に子供がいることに対し、「ロボットなのに子供ができるのか」と驚いていたり、連載終盤になるとヘソを曲げた老界王神のスケベな本性を見抜き、ドラゴンボールの使用や悟飯の潜在能力開放をするため、ビーデルやブルマに色仕掛けをさせて懐柔しようとしたこともある[注 11]。なお、これは悟飯やベジータに猛抗議され未然に終わった[17][18]。『超』でブルマの胸が垂れたことをジャコから聞かされてからは度々そのことを持ち出しベジータにも呆れられている。『超』第60話では未来のトランクスの未来のマイへの口移しを見た際にキスをしたことがないことを明かし、ベジータが「結婚しているじゃないか」と突っ込むと「何か関係あんのか?それが」とキスが夫婦同士で行うスキンシップであることを知らない様子を露呈した。漫画版『超』ではブルマが妊娠して腹が大きくなったのを食べ過ぎと勘違いする様子も見せた。
元々恋愛や女性には興味がなく、鳥山明は「チチや悟飯などの家族も仲間の一人という感覚しかないかもしれない」と語っている[19]。しかし、妻のチチに対する感情表現も、あまり表立っては描かれていないが、2人の子供を儲けていることや、アニメやゲームではチチに抱きつかれて照れる描写も何度かあるなど、女性として意識している。また、人造人間編ではチチを自分の妻・家族として大切にしていることが垣間見える描写もいくつか描かれた。自身が死別、あるいはあの世に戻る機会は劇中で3回あるが(後述の死亡歴参照)、いずれの場面においてもチチのことを気にかけて名前を呼んでおり、息子である悟飯と悟天にチチのことを任せる言葉を残している。仕事らしい仕事をしていないために収入がないこともあってチチに対する立場は弱いらしく、チチが悟空に強く出ることはあっても逆はほとんどない[注 12]。また、フリーザ戦後に悟空が帰ってこない理由を亀仙人に「嫁さんが怖いから」と推測されたり[20]、前述の老界王神を懐柔する際にベジータから「人の妻(ブルマ)ではなく自分の妻でやればいいだろ」と抗議されたところ「あいつは(老界王神が喜ぶような)ピチピチじゃないし殺されてしまう」と答えている[18]。
その他
美的感覚は他の登場人物とは異なっている描写が作中で何度かある。どのような異形の敵が現れても「変な奴だなあ…」で済ませることが多い。女性の美醜についても亀仙人に教えてもらうまでよく分かっていなかった。フュージョンに必要なポーズを初めて披露した時は、他の登場人物が格好悪いと思っていたのに対し一人だけそう思っておらず、ピッコロからベジータがもし生きていてもしてくれなかったと指摘されたときは理由が分からず不思議がっていた。また、ベジータに対してブウの体内でフュージョンを提案してはっきりと断られた時、『Z』第275話では「そんなに格好悪いかなあ」と発言したことがある。『超』では、ゴクウブラックの名前を聞いた時に自分より格好良いと発言したことがある。アニメでは悟飯のグレートサイヤマンの格好について主に次回予告で「変てこな格好」と突っ込んでいた。しかし一方でチチはグレートサイヤマンの格好を絶賛する悟飯のセンスを「父さんにそっくり」と評している。
幼い頃の悟空は世間知らずであり、ブルマが人語を解するプテラノドンに襲われた時も慌てようとせずに平然としており、ブルマに「助けて」と言われるまでは助ける気は全くなかったようである。どれだけ恐ろしい怪物であろうとも、驚くような姿はなく、ポカンとしていた。
悟空のその後について野沢は「私ね、じつは『ドラゴンボール』が完結した作品だとは思えないんです。今も悟空はどこかで修行してるんじゃないか、そんな気がしてるんですよ」と見解を述べると、原作者の鳥山明も「悟空は絶えず強さを追い求めてるんだと思います。だから今もウーブと修行していると思いますよ、僕も」と発言している[21]。
死亡歴
本編では2度死亡している。1度目はラディッツを倒すために羽交い絞めにしたところをピッコロの魔貫光殺砲でもろとも撃ち抜かせたことによるもの。2度目は孫悟飯に追い詰められた末に地球を道連れに自爆しようとしたセルを阻止(瞬間移動を使って界王星へ跳躍。地球への損害は防ぐが、自らは爆発に巻き込まれて消滅)したためで、いずれも悟飯を守るため、地球に迫る重大な危機を回避するため自ら判断した結果である。2度目に死亡した際に、仲間たちは悟空の蘇生を神龍に頼むも[注 13]、かつてブルマから「悟空が悪者を引き寄せる」と指摘されたことに鑑みて[注 14]、あの世から仲間たちに対して「生き返らせてくれなくていい」と語りかけた。しかし、明朗な口調で死んだことのメリット(年を取らずに済むし、まだ見ぬ先達や異界の戦士と手合わせできる)を語るなどしたために、クリリンから「あまり悲しくない」と言われた[22]。しかし、その後すぐに「やっぱり悟空がいないとさびしいや」と本音を吐露している[23]。未来のトランクスが未来へ帰還する際、悟空の仲間たちは悟空の死を追悼して喪服や喪章を着用していた[注 15]。
魔人ブウ編では、天下一武道会に参加するために占いババの力を借りて、「死んだ人間は1日だけ現世に行くことができる」という掟を利用して一時的に帰還した。しかし魔人ブウの出現に際し、地球の未来を自らの息子・悟天とベジータの息子・トランクスに託すべくふたりにフュージョンを伝授するとあの世に帰る。のちに老界王神の命を譲り受けて再び生き返り、ブウとの最後の戦いに挑んだ。
未来からやってきたトランクスの世界では人造人間戦前に侵されたウイルス性の心臓病で死亡しており、パラレルワールドのアナザーストーリー『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では仲間たちが見守る中でパオズ山の自宅で息を引き取る様子が描かれた。
家系図
バーダック | ギネ | 孫悟飯 (育ての親) | 牛魔王 | ミスター・サタン | ミゲル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラディッツ | 孫悟空 (カカロット) | チチ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
孫悟飯 | 孫悟天 | ビーデル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
パン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3代不明 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
孫悟空Jr. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
年譜
本編で明かされていない年齢は『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』より。
- エイジ737、惑星ベジータでサイヤ人の下級戦士バーダックとギネの息子として誕生。3年近く保育機に入った後[24]、地球へ送られる。アニメでは生後まもなく、侵略目的で地球に送り込まれている。
- それからしばらくして惑星ベジータはフリーザによって消滅させられ、両親のバーダックやギネも含めサイヤ人のほとんどが死亡[注 16]。
- 地球に到着した後に孫悟飯に拾われる。当初は大暴れしていて手に負えなかったが、ある日誤って谷から落ちて頭を強打して大人しくなる[注 17]。そのときの傷跡は、成長しても頭に残っている。
- 満月の夜は怪物(大猿化した悟空のこと)が出るから決して外に出てはいけないと悟飯に言われるが、ある日小便するために外へ出て満月を見てしまい変身し、育ての親である悟飯を踏み殺す[注 18]。
- 以後、悟空は形見であるドラゴンボール(四星球)を「じいちゃん」と呼び、山奥に一人で暮らすこととなる。
ここまでの詳細なエピソードが本編で語られることはなかった。
- エイジ749(12歳。本人は当初14歳だと数え間違えていた) - 『ドラゴンボール』本編はここから始まる。ドラゴンボールを探しに来た少女ブルマと出逢い、なりゆきで共に旅を始める。じっちゃん(悟飯)以外の人間に出会ったのはブルマが初めてであり、女性という生き物もここで初めて見ることになる。
- 旅を続けるうちに亀仙人やウーロン、ヤムチャ、そして将来の妻となるチチなどと出会う。
- ドラゴンボール探しが終わったあと、後に親友となるクリリンとともに亀仙人に弟子入りする。ランチともこのときに知り合い、共々カメハウスで同居する。
- エイジ750(12〜13歳) - 8か月間の修業のあと、第21回天下一武道会に出場。孫悟空は決勝で亀仙人が変装したジャッキー・チュンに敗れ準優勝となる。
- 武道会後、願いをかなえいずこかへ飛び去った祖父の形見の四星球を探すため、再びボール探しの旅をする(このとき、ペンギン村に立ち寄り則巻アラレらと出会っている。この他、アニメ版ではピラフ一味、牛魔王、チチと再会している)。同じくボール集めを行っていたレッドリボン軍と戦いつつ四星球は手に入れたが、レッドリボン軍に雇われた桃白白に敗死したボラ(友達となったウパの父親)を蘇生させるため、全てのドラゴンボールを集めることに方針変更。カリン塔で修行を積み、桃白白、レッドリボン軍を撃破。最後の一星球はドラゴンレーダーに反応しなかったため、亀仙人の紹介で知った占いババに突き止めてもらうことにする。その条件としての試合や一星球を隠し持っていたピラフ一味にも勝利し無事に目的を果たし、併せて四星球も確保。直後に亀仙人の勧めで、3年後の天下一武道会に向け単独での修行の旅に出る。
- エイジ753(15[4]〜16歳) - 第22回天下一武道会に出場し、決勝で天津飯と対戦。最終的に優位に立つが、僅差で場外に落ちてしまい、準優勝に終わる。試合後、四星球をピッコロ大魔王の手下のタンバリンに奪われ、クリリンも殺される。タンバリンを倒して仇を討つも、ピッコロに敗北する。ピッコロを倒すべく、超神水を飲んでパワーアップを果たし、ピッコロを打ち倒した[注 19]。その後、天界でピッコロに破壊されたドラゴンボールを復活させ仲間を生き返らせると、そのまま天界で修行をする。
- エイジ756(18歳) - このころから大人の体型になり(本人はブルマに指摘されるまで背が伸びたことに気づかず、頭に巻いていたターバンを取るまで亀仙人ですら悟空と気づかなかった)、大人びたような雰囲気が少なからず出始める。大猿化を危惧した神様から、月を作り直すためにも、尻尾を二度と生えないようにされている。第23回天下一武道会の最中にチチにプロポーズの返事をする。決勝戦ではピッコロ大魔王の息子であり生まれ変わりのマジュニアと激闘を繰り広げる。両腕両足に重傷を負い、動けなくなったところをマジュニアのエネルギー波を受け、消滅したように見えたが舞空術で回避しており、不意を突いた突撃でマジュニアを場外に落とし、勝利して初の優勝を飾る。
- エイジ757(20歳) - 息子の孫悟飯をもうける。
- エイジ761(24歳) - 悟飯を連れて、カメハウスに遊びに行った際、実兄のラディッツと対面。今まで自分は地球人だと思っていた[注 20]が、ラディッツから自分がサイヤ人であるという出生と地球に来た経緯を知らされる。サイヤ人の仲間になることを拒否するが、ラディッツの一撃に敗れ、悟飯を誘拐される。ピッコロと手を組み、ラディッツを拘束した状態から魔貫光殺砲を受けて、致命傷を負い、悟飯の無事を確認した後に息絶える。1年後に地球にやってくる新たなサイヤ人を迎え撃つべく、復活までの間、あの世で界王の下で修行を積む。
- エイジ762(25歳) - サイヤ人襲来前日にドラゴンボールで生き返る。サイヤ人と戦う悟飯たちのもとへ向かい、仲間たちを次々と殺したナッパを倒した後、ベジータと交戦。限界以上の界王拳でベジータにダメージを与えていくが、大猿に変身したベジータに放とうとした元気玉が不発に終わる。ベジータの手で全身の骨を砕かれ戦闘不能に追い込まれるが、悟飯、クリリン、ヤジロベーに助けられて命拾いする。戦い終えた後、ナメック星行き案を実現させるべく、界王に連絡を取った。なお、体格はラディッツ戦までは細身の体格だが、界王星での修行後は筋肉の描き込みが細かくなっている。
- エイジ762〜764(25歳〜27歳) - ベジータ戦での重傷から回復し、仲間を生き返らせるため新たなドラゴンボールを求めナメック星に向かった悟飯たちの後を追う。到着後ギニュー特戦隊を撃破し、その際の負傷を治療した後にフリーザと対峙する。最終形態に変身したフリーザに敗れたベジータから惑星ベジータが消滅した真の理由を知り、サイヤ人の手でフリーザ打倒を託される。苦戦する中で元気玉をフリーザに食らわせるが、その直後に一番の親友であるクリリンを眼前で殺され、その怒りから「伝説の戦士」とされていた超サイヤ人に変身し、フリーザを圧倒してこれに勝利した。凄まじい戦いの影響で崩壊寸前となったナメック星からギニュー特戦隊の小型宇宙船で辛くも脱出し、ヤードラットに漂着。「瞬間移動」を身につけ、1年後に地球に帰還する。このとき未来から来た少年トランクスに3年後に現れる人造人間のことを知り、「あなたはウイルス性の心臓病に侵されて死ぬ」と警告される。
- エイジ767(30歳) - 人造人間19号、20号との闘いの最中に心臓病の発作が現れ、自宅で休養することになる。トランクスから貰った薬を服用して休養した後、人造人間や新たに現れたセルを倒すため天界で息子の悟飯とともに修行に励み、徹底的に鍛え上げるが、暴走したセルの自爆から地球を救うために自ら犠牲となって死ぬ。セルゲーム開始前、チチは第二子(次男、孫悟天)を妊娠していた。
- エイジ767〜774(31歳〜37歳) - あの世で修行をする。アニメでは大界王星で修行を積み、パイクーハンと出会う。
- エイジ774(37歳) - 第25回天下一武道会に出場するため、占いババの力によって1日だけこの世に帰るが、魔人ブウ騒動に巻き込まれる。ブウとの闘いのさなか、超サイヤ人3への変身を披露。孫悟天とトランクスにフュージョンを伝授し、あの世に帰る。その後、ブウによる地球存亡の危機を回避するため老界王神の命を貰うことにより再び生き返り、全地球人のエネルギーを集めた元気玉でブウを倒す。
- エイジ776(39歳) - チチとともに農業に従事する。また、ミスター・サタンのホテル落成式典にも参加。ベジータとブルマの夫婦喧嘩を仲裁していた。
- エイジ784(47歳) - 第28回天下一武道会に出場し、本選一回戦でブウの生まれ変わりであるウーブと対戦。ウーブの資質を認め、今後の平和を護る役目を彼に託して、同居して鍛えることを決意[26]、試合を途中で放棄し、ウーブを連れて修行のため南の彼の自宅へと去る。原作完全版で新たに描き下ろされた場面では悟空は彼に筋斗雲を与え、それに乗って飛ぶ姿にかつての自分の姿を重ねる。
ドラゴンボール超
年代は『ドラゴンボール ゼノバース』および『ドラゴンボール ゼノバース2』より。
- 破壊神ビルス編(エイジ778)
魔人ブウ戦から数年後、界王星での修行中、超サイヤ人ゴッドを探しに来たビルスと戦うことになり、超サイヤ人3になっても敵わず、たった2発の攻撃で重傷を負う。その後、ドラゴンボールを使って神龍を呼び出して超サイヤ人ゴッドを作り出す方法を知り、悟飯、悟天、ベジータ、トランクス、ビーデル(お腹に宿したパン)の5人の協力もあり超サイヤ人ゴッドへと変化する。超サイヤ人ゴッドになって善戦するも、結局はビルスには敵わなかったが、ビルスが悟空や地球を気に入ったことで難を逃れた。
パンが生まれた後は仕方なく仕事を再開していたが、ベジータがウイスのもとで修行していることを知ると、自分も修行してもらおうとチチの目を盗んで強引にウイスについて行く。ウイスから「自分についてきて良かったのか?」と聞かれた際、「チチならわかってくれる」と答え、夫婦としての信頼を見せていた[注 21]。ウイスの下での修業の際に新しいデザインの道着を新調している。この道着はベジータの新型戦闘服と共に、ブルマの指令によってカプセルコーポレーションの開発部が特殊な生地で作成したもの[27]で、ウイスから受け取った。左胸には組み手の最中、気付かぬうちに落書きされたウイスのサインが描かれている。
- フリーザ復活編(エイジ779)
ウイスに神の次元の力を完全に制御する方法を教わったことで「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」に変身できるようになった。ブルマから復活したフリーザが地球を襲っていることを知らされ、さらに重傷を負っていた悟飯の気を感じて瞬間移動で地球に帰還し、ゴールデンフリーザになったフリーザと激突する。最初こそ苦戦していたもののフリーザの弱点を見抜いて形勢逆転し、帰るよう忠告する。しかし変身を解いた途端、隠れていたフリーザの部下のソルベによる光線で重傷を負い、ピンチに追い込まれたところをベジータに救われる。追いつめられたフリーザは悟空の仲間たちごと地球を破壊し、フリーザに情けをかけたことを後悔するが、ウイスの計らいで地球が破壊される前の時間を戻してもらい、甘さを捨てた全力のかめはめ波でフリーザを地獄へ送り返した。
- 破壊神シャンパ編(エイジ779)
ベジータと共にウイスとビルスの元に戻り、修行を行っていた。そこに破壊神シャンパとヴァドスが現れ、「破壊神選抜格闘試合」を提案され、悟空は喜んで出場を決める。1番手として出場し、初戦のボタモ戦で勝利し、続くフロストとの戦いでは超サイヤ人になって圧倒したが、毒針を受けて意識がもうろうとして場外負けを喫する。後にフロストの毒針が不正であることが発覚したため、復帰が認められた。
ヒットとの戦いでは、0.1秒の時とばしの能力を攻略した後で超サイヤ人ブルーに変身しヒットを圧倒するが、ヒットも戦いの中で成長したことで追い詰められる。界王拳を10倍に引き上げヒットと互角以上に戦うが、ヒットは殺し屋だから、殺しの技を使わないと本気を出せないことに気付き、ビルスにルールの撤廃を提案する。ビルスとシャンパが揉めている間に、ヒットに「また再戦しようぜ」と言い、自ら場外に降りた。この後全王と知り合い、全宇宙格闘試合を提案する。漫画版ではブルーの消耗を抑える目的で敢えてゴッドを使用。ヒットがフルパワーを出した際に初めてブルーに変身した。
超サイヤ人ブルーで界王拳を使った影響で遅発性乱気症にかかり、一時期修行を辞め、ピッコロたちと共に孫のパンの面倒を見ていた。遅発性乱気症が治った後は界王星で修行していたが、複製ベジータの気を感じてポトフ星に駆けつける。超サイヤ人ブルーに変身した複製ベジータと互角に戦っていたが、モナカが超人水の核を踏んで複製が苦しんだ隙を見てかめはめ波で仕留め、ベジータを救った。
- “未来”トランクス編(エイジ779)
再びベジータと共にウイスのもとで修行していたが、ブルマから未来の世界からトランクスが来たと聞き、地球に帰還。仙豆をトランクスにあげたが、ゴクウブラックと間違えられ殴られそうになる。誤解が解けてブラックの事情を知るが、突然ブラックが現代に現れ超サイヤ人2で応戦。ブラックが時空の歪みで未来に引き込まれたため、決着は着かなかった。漫画版ではブラックが襲来してこないほか、トランクスが超サイヤ人3に匹敵するパワーアップを遂げていたため悟空も超サイヤ人3やゴッドで応戦した。
その後ベジータ、トランクスと共に未来に行きブラックと再戦するが、ブラックは超サイヤ人ロゼに変身。さらに超ドラゴンボールによって不死身になったザマスも加勢。ブラックの黒いかめはめ波を受けて敗北。マイによって現代に敗走させられた。二度目に未来に来た時にブラックの正体を聞き、さらにチチと悟天がブラックに殺されたことを知り激昂しブラックを攻撃したが、ブラックとザマスを倒せず重傷を負い、現代に再び敗走する。漫画版ではズノーの密告によりゴクウブラックの正体が最初からばれており、ゴクウブラックと悟空が未来世界で初めて対面した際には「なんだか妙な気分だ」と驚いていた。未来世界では不死身の未来ザマスと対決。しかし、未来ザマスの物を奪う能力、燃やす能力などの界王神としての能力に苦戦し、トランクスやマイのおかげで現代に敗走した。
現代に戻り不死身の未来ザマスを倒す方法としてピッコロから「魔封波」の使用を提案され、亀仙人の下を訪れ魔封波を習得する。しかし悟空自身は魔封波を使うことなくザマスと応戦。代わりにトランクスがザマスに対して使用するが、悟空が封印の札を忘れたために封印に失敗する。漫画版では魔封波で体力を使ったため超サイヤ人ブルーでは体が持たず超サイヤ人ゴッドになって戦うが、それでも未来ザマスを圧倒し追い詰める。
合体ザマスとの戦いではかめはめ波と界王拳で応戦したが、背中の光輪を壊すのがやっとであった。そこで未来に駆けつけた界王神からポタラをもらい、ベジータと合体してベジットになって戦う。止めを刺そうとしたが合体が解け(漫画版では解除後もブルーを完成させることで合体ザマスと互角に渡り合ったが、体力消耗やザマスの攻撃などで悟空の体力が先に尽き)、さらにトランクスによって止めを刺されたザマスが霧になって(漫画版では不死身体質のため)生き延びても超サイヤ人ブルーに変身することが不可能になる。為す術がなくなり未来世界の全王を呼び出すが、全王が未来世界の消滅を始めたため、タイムマシンで現代に帰還。その後未来世界の全王を連れて、現代の全王に友達として紹介した。
- 宇宙サバイバル編(エイジ780)
平和な日常を送っていたが、強盗との戦いで右腕に擦り傷ができ、修行不足を痛感。ウイスのもとで修行するが、ビルスの一言で全王との間に全宇宙格闘試合の開催を約束していたことを思い出し、全王のもとに行き開催を要望するも全王が宇宙が多すぎるから減らそうと考えていることは知らずに承諾を得てしまう。
第3試合ではベルガモと対戦し、勝利する。勝利後は全宇宙の界王神たちの前で宣戦布告し、それを聞いていた第11宇宙の戦士であるトッポから戦いを挑まれる(漫画版では大神官の命令で試合を始め、トッポに戦意はない)。お互いが本気を出して戦ったが、どちらかが死んでしまうという危険から大神官によって戦いを中断される(漫画版では命の危険を感じる状況には全くならず、トッポが勝利した)。その後トッポから、灰色のジレンというさらに強い存在がいると聞く。始まった力の大会では、単独で各宇宙の様々な戦士たちと戦い、そして第11宇宙の代表戦士ジレンとの対戦では死闘の末にフリーザと協力してジレン共々場外へ落ちて脱落した。それでも17号が生き残ったことで第7宇宙の優勝で終わらせることに成功し、大会終了後は更なる強さを求めてベジータと共に再び修業を始める。
漫画版ではディスポ、トッポ、ケールなどと対戦。ジレン戦の最中に亀仙人の助言によって身勝手の極意のきっかけを掴み、ジレンとの対決を通じて身勝手の極意(兆)に覚醒する。しかし、完全に使いこなしたわけではないため解除され危機に陥り、17号とフリーザとの共闘により勝利した。
- 銀河パトロール囚人編(漫画版のみ)
大会終了後にブロリー騒動を経て惑星バンパから帰還し、ベジータと共に修業を始めるが、魔人ブウの件でサタンから連絡が入る。ブウを連れ去ろうとする銀河パトロール隊を止めようとするが、隊員のメルスに隙を突かれて眠らされ、銀河パトロール本部まで連れて行かれる。そして脱獄囚モロの捕獲に協力するよう頼まれ、一時的に銀河パトロール特別隊員に任命される。モロ戦ではベジータもろともモロに気を吸われた。魔人ブウの加勢もあって回復し、モロに再戦を仕掛けたが、ナメック星のドラゴンボールの3つ目の願いで脱獄囚に加勢され、さらにモロに気を吸われて苦戦を強いられる。敗走した後は悟空は、メルスのもとで身勝手の極意を再習得する修行に挑むこととなった。
修行を経て身勝手の極意“兆”を会得しモロに挑むが、体力の消耗が原因でモロに追い詰められる。さらにセブンスリーを吸収してパワーアップしたモロに瀕死の重傷を負わされるが、デンデの回復により復活。そして、メルスの命を懸けた闘いがきっかけで身勝手の極意を極め、モロを圧倒する。
ドラゴンボールGT
神殿にてウーブの卒業試験終了後、ピラフ一味の手により究極ドラゴンボールの力で12歳の子供の姿[28]になってしまうものの、本人はあまり気にしていない。ブルマからは「懐かしい姿」、地獄に現れたセルとフリーザからは「可愛くなった」と嫌味で評されていた。今作では、『Z』と比べると肌が少々黒くなっている。体が小さいのが原因で瞬間移動ができなかったり、超サイヤ人3の変身時間が急激に減退したりしたが、のちに超サイヤ人4へ変身することにより克服される。子供の身体のときは大人の時より性格が子供っぽくなっている部分もある。悟空いわくブウ以上の強さであるリルド将軍第一形態と互角に戦ったり、地獄のセルやフリーザと同時に闘ってあしらうなど戦闘力の減少自体は無い様子。ベビーの全宇宙ツフル化計画を阻止するため、以前、地球の神様により二度と生えなくされた尻尾を、さらなる潜在能力を引き出すため再び生やすことを老界王神が思いつく。自然と尻尾が生えるのを促すため、巨大な石臼でコーヒー豆を轢かせる修行を行ったが、時間が無いためスー五郎が変化した大きなやっとこを使い、老界王神らの力を借りて生えかけの尻尾を無理矢理引っ張り出すことにより再び生やすことに成功。生えた尻尾と満月状態の地球により超サイヤ人4へと変身する。超サイヤ人に変身した際、尻尾を覆う毛は髪などと同様、金色に光っている。その後、超17号や邪悪龍との闘いを経て、ドラゴンボールの無い世界で人々が強く生きていけることを願いつつ、神龍の背中でドラゴンボールを吸収したあと姿を消し、神龍、ドラゴンボールと共に、けして人の辿り着けないところへ旅立つ[29]。なお、第63話で一星龍の攻撃を受け深い穴の底に沈むが、そこからは、それまでと違い、どんな攻撃も寄せ付けないオーラのようなものを纏っている[29]。
100年後には孫悟空Jr.と呼ばれる悟空と同名の人物が子孫として登場している。また、地球のヒーローとされているミスター・サタンと共に、天下一武道会で数々の名勝負を繰り広げた選手として悟空の巨大な像が天下一武道会の会場に建てられている。100年後が舞台になったテレビスペシャルのエピソードでは、パンの病気を治すためにパオズ山にやってきた悟空Jr.の前に悟空が登場して会話を交わした後に姿を消しており、最終話では、悟空Jr.とベジータの子孫による天下一武道会での試合を見物し、会場内を歩いてから空へと去っている。また、この時代にはドラゴンボールも存在していた。
悟空が子供になり、それに伴い瞬間移動も使えなくなったのは、次世代の子供であるパンたちの物語に、悟空をどう絡ませるかを考えたとき、本作の段階で孫悟空はすでに50歳代となり、悟空自身が強くなりすぎて成長を描くことが難しかったことと、あえて悟空を子供に戻して様々な制限を設けたほうがドラゴンボール探しで宇宙を旅する冒険の幅も膨らむだろうという理由から[30][31][32]。
悟空が結局どうなったのかについては、明言はされていない。ベジータ、ピッコロ、亀仙人は何かを察していたようだが作中で語られることはなかった。悟空は生きているのか死んでいるのかわからないというイメージのラストシーンは『ドラゴンボールGT』を立ち上げた時から決められており、「あったけえな…神龍の背中」という台詞は、かなり以前の段階から発案され、最終話のために暖められていた[32]。脚本担当の前川は一星龍の攻撃で深い穴の底に沈んでからのことについて「そこで死んだのかもしれないし、そうでない別のものになったのかも知れない。その判断は、ご覧になられた皆さんの想像に、おまかせします」とコメントしている[29]。また、ベジータだけが唯一その行き先に気付いていると語っており、「私の勝手な想像では、もしかしたらチチのところにだけは、たまにフラっと姿を見せに来ているかも知れない」とコメントしている[29]。
- 超サイヤ人4孫悟空
- 悟空が超サイヤ人4に変身した姿。大猿になっても理性を保つことができる超サイヤ人が変身できる最強の形態。太陽光を反射して満月状態となった地球を見て黄金の大猿に変身するも、老界王神いわく「無理矢理尻尾を引っ張り出したせい」で理性を失い暴れまわっていたが、パンが持っていた昔の写真とパンの涙を見て理性を取り戻し、この形態へと変化した。超サイヤ人4の特徴として、これまでの超サイヤ人とは異なる黒い長髪、赤い体毛などが見られる。またこの形態になった悟空は通常時と異なり、冷静で好戦的な性格を見せ、一人称が「オレ」であることがほとんどである。しかし、パンが身体を七星龍に乗っ取られた際にはここぞという時に冷酷になりきれないという所々に見られる精神的な甘さは変身前と変わらない。技も変わり、10倍かめはめ波や、劇場版で見せた龍拳などの技を使うようになり、通常時はできなかった瞬間移動もできる。悟空はこの姿の時のみ大人の体を取り戻す。超17号や邪悪龍との戦いではこの形態で戦うことが多く、通常状態から一気に超サイヤ人4になることもあった。
- 『ドラゴンボールヒーローズ』、『スーパードラゴンボールヒーローズ』、プロモーションアニメ監獄惑星編、宇宙争乱編、特別編、宇宙創成編に登場する別の次元でタイムパトロールをしている悟空:ゼノは大人の体の通常状態から一気に超サイヤ人4に変身できる。また、『スーパードラゴンボールヒーローズ』では、同じく“超サイヤ人4の限界を超える”ゲームオリジナル形態「超(スーパー / ちょう)フルパワーサイヤ人4・限界突破」にも変身できる。その形態は赤い炎をまとったかのような外観で、髪の毛も赤色に変化する。
劇場版への登場
劇場版21作品に全てに登場。仲間たちが倒れた後にボス格の敵キャラクターと戦い勝利する役回りが多いが、悟空が死亡している作品では、息子である悟飯、悟天を激励したりする場合がある。劇場版全て登場するも、14作目と21作目のみストーリーに関与していない。
劇場版での活躍
劇場版第4作目『ドラゴンボールZ』では、悟飯を助けるためガーリック城へと駆けつける。ジンジャー、ニッキーを倒し、ピッコロとともにガーリックJr.と戦った。
劇場版第5作目『この世で一番強いヤツ』では、「この世で一番強いヤツ」としてDr.ウィローに狙われる。バイオ戦士3人を倒すも、洗脳されたピッコロと戦うこととなる。最後は地球の人々の力で生み出した元気玉でDr.ウィローが放ったエネルギー波を貫き、ウィローを撃破した。
劇場版第6作目『地球まるごと超決戦』では、ターレス軍団を実質1人で撃破するが、神精樹の実を食べたターレスに追い詰められ、1度は元気玉を破られる。しかし、神精樹から気を集めた元気玉でターレスのエネルギー波を押し返し勝利する。
劇場版第7作目『超サイヤ人だ孫悟空』では、冒頭でクリリンとともにスラッグ軍団の宇宙船の軌道をそらそうと試みるも失敗する。その後、クリリンとともに悟飯、ピッコロのもとに駆けつけ、アンギラとメダマッチャを倒し、一時的に疑似超サイヤ人に変身してスラッグを追い詰めるが、巨大化したスラッグの攻撃で力尽きる。その後ピッコロからパワーを与えられて形勢逆転し、スラッグの胴体を貫いて追い詰め、最後は太陽の気を集めた元気玉でスラッグを消滅させた。
劇場版第8作目『とびっきりの最強対最強』では、クウラの攻撃から悟飯を庇って負傷する。仙豆によって復活してクウラと戦うも、最終形態のクウラに追い詰められる。だが、超サイヤ人に変身したことで形勢を逆転させた。劣勢を悟り、地球ごと悟空を消滅させようと放ったクウラのエネルギー弾を悟空はすんでのところでかめはめ波で押し返し、逆にクウラを太陽まで吹き飛ばし勝利した。
劇場版第9作目『激突!!100億パワーの戦士たち』では、ビッグゲテスターを新ナメック星に寄生させたメタルクウラと戦う。劣勢を強いられる悟空であったが、途中でベジータが参戦。同時攻撃でメタルクウラを撃破するが、直後に現れた無数のメタルクウラには及ばず力尽きる。ビッグゲテスター内に潜むクウラの本体にエネルギーを奪われるが、逆に大量のエネルギーを送ることでクウラにダメージを与えた。最後はベジータの援護によって気弾を放ち、悟空はメタルクウラの本体であるメタルクウラ本体を消滅させた。
劇場版第10作目『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、人造人間13号と戦う。ベジータ、トランクスも参戦し人造人間14号、15号を撃破。14号、15号のパーツを取り込み大幅にパワーアップした13号に圧倒されるが、悟空は仲間たちの援護によって元気玉を完成させる。最後は超サイヤ人の状態で元気玉を吸収し、そのパワーを用いて合体13号の胴体を拳で貫き撃破した。
劇場版第11作目『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では、赤子時代での因縁からブロリーに執拗に狙われる。ブロリーの力に圧倒されるが、悟飯、ピッコロ、トランクス、ベジータの力を集めてパワーアップし、拳の一撃でブロリーの腹部を貫き勝利した。
劇場版第12作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では、あの世から天下一大武道大会を観戦。その後、銀河戦士ボージャック一味に追い詰められる悟飯を見かねて、死んでいるにもかかわらず瞬間移動で駆けつけ、ボージャックを殴り飛ばし、悟飯を叱咤激励した。界王にルール違反を謝る悟空だが、界王はなにも見なかったとして不問となった。
劇場版第13作目『危険なふたり!超戦士はねむれない』では、ドラゴンボールの力で現れた幻として登場。悟飯と悟天を叱咤激励して、自らも超サイヤ人に変身してかめはめ波を放ち、親子3人でブロリーを倒した。その後は悟飯たちの前から姿を消す。
劇場版第14作目『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』では、ラストのみ登場。界王のもとで食事中にあの世で暴れているブロリーを退治に行くように言われていた。
劇場版第15作目『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では、この世とあの世を混乱させるジャネンバと戦う。超サイヤ人3となって1度はジャネンバを沈黙させるも、変身によって強化されたジャネンバに追い詰められる。最後はベジータとフュージョンしてゴジータとなり、ジャネンバを浄化した。
劇場版第16作目『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、復活した幻魔人ヒルデガーンと戦う。仲間たちが次々と倒される中、ヒルデガーンが攻撃をしかける瞬間に実体化するという特徴を見抜き、超サイヤ人3の状態で放った新技「龍拳」でヒルデガーンを消滅させた。
劇場版第18作目『神と神』では、超サイヤ人3で破壊神ビルスに挑むがデコピンと手刀の二撃で完敗。仲間たちの協力で、超サイヤ人ゴッドとなって再戦を挑み善戦するが、再度敗北する。だがその高い実力は認められた。ビルス戦後の晩、ベジータとブルマを冷やかしたり、仲間がビルスに襲われているのを知りながら[注 22]も隠れて様子を見ていたことをピッコロに暴露され、ブルマに往復ビンタを浴びせられるなど散々な目にあった。
劇場版第19作目『復活の「F」』では、ベジータと共にウイスからの修行を受ける。その後、復活したフリーザと対決し、超サイヤ人ゴッドを超えた「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」に変身、再びフリーザを地獄に送り返すことに成功した。
劇場版第20作目『ブロリー』では、当初悟空とベジータがそれぞれブロリーと1対1の壮絶な闘いを繰り広げていたが、フリーザに殺害されたパラガスを見たブロリーが悲しみと怒りにより超サイヤ人に覚醒し暴走、1対1にこだわっている場合ではないことを感じた悟空とベジータは、ブロリーの暴走を止めるために共闘して挑むが歯が立たずベジータを連れて瞬間移動でピッコロのもとへ一旦戦線離脱。ブロリーの暴走を止めることができないと判断した悟空はフュージョンの使用をベジータに提案する。ベジータからは当初拒否されていたものの、彼の家族らも消滅されかねないこの危機を乗り越えるため、結果的にフュージョンすることを承諾される。何度か失敗しつつもフュージョンを会得した悟空とベジータは合体戦士ゴジータへと変身を遂げ再び戦地に戻り、何とか持ちこたえていたフリーザに代わりブロリーに再度最終決戦を挑む。ブロリーに止めをさそうとする刹那、チライの願いでブロリーが育ちの故郷である小惑星バンパに戻され戦いが終わる。騒動後はチライとレモを始末しようとしたフリーザを止めた。合体が解除された後は小惑星バンパにいるブロリーのもとに瞬間移動し、同居したチライやレモ、ブロリーと軽いやり取りをしたところで物語は幕を締める。
劇場版第21作目『スーパーヒーロー』では悟飯とピッコロに主役の座を譲り、劇中の事件には関わらないが、前作『ブロリー』の後日談としてのエピソードと、ベジータとの修行を兼ねた戦闘の場面がある。
番外編
お台場冒険王2004『両さん・悟空・ルフィの球体パニックアドベンチャーリターンズ』では、『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィ、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公の両津勘吉と競演し、ルフィと共闘して復活したハイパーエネルとなったエネルと戦い、当初は自然系(ロギア)であるゴロゴロの実に苦戦するも超サイヤ人2に変身し、金斗雲に乗ったルフィとの合体技『ゴムゴムのかめはめ波』で勝利する。その後、ドラゴンボールを集めてくるように事前に仲間に頼んでおいたため、神龍の力でエネルによって破壊されたお台場を元に戻すことに成功した。
『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、魔人ブウとの戦いから2年後に開かれたサタンのパーティで家族や仲間たちと共に楽しむ中、ベジータの弟ターブルを追ってアボとカドが現れたため、瞬間移動で戦いを希望する者を畑に連れて行きくじ引きで選ぶことを提案する。その後、悟天とトランクスが戦うことになり、その最中にアボとカドが合体して暴れ回った時かめはめ波を撃って懲らしめ、彼らと和解し、サタンのパーティーで自分が作ったよかったね大根をご馳走した。
『トリコ×ONE PIECE×ドラゴンボールZ 超コラボスペシャル!!』では仲間たちと共にレース「天下一食おう会」に出場し、『ONE PIECE』の主人公 モンキー・D・ルフィ、『トリコ』の主人公トリコと共に競争する。3人が同時に到着し、会場でバトルロイヤル形式で3人が戦うこととなるが、それぞれ3人の決め技で同時にリング落ちになったため、優勝は一応リングに上がっていたミスター・サタンのものとなる。その後、全員で食事をしている最中に人のエネルギーを吸い取る伝説の魚アカミィが出現し、仲間たちのエネルギーを吸って巨大化し大暴れするが、3人の共闘でルフィとトリコのサポートもあり、元気玉と超サイヤ人3のかめはめ波で倒すことに成功した。
『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では、冒頭のシーンで心臓病で亡くなり、全員が集まって看取った。自然死ということもあり、この時系列では生き返っていない。
『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』では生まれたばかりの姿で登場し、戦闘力が低いため地球に送られ物語の最後に育ての親となる孫悟飯に拾われる。
『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』では、地球中のデストロンガスの破壊を仲間たちと共に行い、フリーザたちゴースト戦士を倒し、暗黒星に旅立って黒幕のドクターライチーを倒す。その後ハッチヒャックが現れ、戦っているうちに弱点を見破って倒す。
『ドラゴンボールZ 集まれ!悟空ワールド』では、仲間と共にタイムマシンでこれまでの半生を振り返りながら同時にビデオ教材『てれびっこ』を使ってクイズを出した。帰還後は、完全体セルと戦い退却させた。
服装
- 初登場時
- 青の道着。
- 亀仙人のもとで修業を積んでいる間
- 主に白のランニングと黒い袴。
- 第21回天下一武道会〜ピッコロ大魔王編
- オレンジ(山吹色)の亀仙流の道着(アニメでは赤)。胸と背中に○枠に「亀」のマークがデザインされている。以降、神と神編または破壊神ビルス編までは、この道着のデザインをベースとしている。鳥山明によると、悟空はもともと映画『少林寺』のイメージがあったので山吹色と決めており、それだけでは色味が少ないので帯を青にしたという[33]。
- 占いババ編ではピラフ一味との戦闘の際に焼かれ、戦いを終えた後にシュウの服を取り上げて着用した。また、占いババを訪ねる前に立ち寄った町で道着を新調することになった際には、クリリンたちの手でお坊ちゃん風の服を着せられたが本人は大いに不満であった。
- 第22回天下一武道会に駆け付けた時は、虎縞の毛皮を着ていた。予選前に道着に着替える。
- 第23回天下一武道会〜ラディッツ戦
- 天界での修行から帰り、第23回天下一武道会に参戦した時から着用。亀仙流の道着(山吹色。アニメでは引き続き赤だが、『Z』以降からは赤系か朱色系)に加え、アンダーシャツ(原作では青、アニメでは藍色)、帯、ブーツ状の靴(アニメでは初期のみ黒)、青いリストバンドを着用。道着を除いてひとつひとつが数十キロの重さがあり、合計100キロは超えている。修行のために以降も日常時から身につけている。
- アニメオリジナルのウェディング編での結婚式では新郎らしく白のタキシードを着用した。
- 界王星での修行後〜ベジータ戦
- ラディッツ戦で命を落とし、界王のもとでの修行を終えてから着用。界王により多少の攻撃を跳ね返す丈夫かつ軽い素材に変化している。背中のマークが「界王」の文字をベースとしたものに変更されている。
- ナメック星編
- ベジータ戦での傷の治療を終え復帰してから着用。作中では界王から送ってもらったと明言されている(アニメでは洋服タンスに大量に掛けられていた)。胸と背中のマークが「悟」に変更されている。この「悟」とは、原作者の鳥山によれば「自分なりに修行した結果」とのこと。
- ナメック星編終了後〜人造人間編
- フリーザ戦で着ていた道着がボロボロになったため、胴と左肩が黒いヤードラット星人の服を着て地球に到着。本人いわく「ちょっとかっこわりい服」であまり気に入っていない様子。
- 人造人間編〜魔人ブウ編
- デザインは亀仙流のものがベースだが胸と背中のマークはない。道着の首の切れ込みが大きくなり、帯も結び目のない腰にフィットさせるタイプになっている。ただし、原作では心臓病からの復活直後、帯を締めるシーンが存在する。漫画版『ドラゴンボール超』でも着用している。
- セルゲーム前とアニメでのエアカー教習では私服を着用し、魔人ブウ編終了後のパーティーではスーツを着用した。精神と時の部屋での修行ではベジータと同じ戦闘服(アンダースーツの首周りはベジータ、トランクスと違う)を着ていた。
- 破壊神ビルス編、“未来”トランクス編、宇宙サバイバル編
- 胸と背中の「悟」マークが復活。他は人造人間編〜魔人ブウ編と同じである。破壊神選抜格闘試合が終わった後は再び着るようになった。
- フリーザ復活編〜破壊神シャンパ編
- 亀仙流の道着の流れを組まなくなり、オレンジ色の柔道着風の道着に青い帯で、帯は再び結び目のあるタイプに戻っている。また、アンダーシャツを着用していない。靴は青色で面ファスナータイプのものになっている。胸にはウイスとの修行中にウイスから描かれた落書きがある(ベジータも同様)。
- 劇場版ではこの道着に変わった理由は明らかにされなかったが、ベジータの戦闘服と共にブルマの指令でカプセルコーポレーションの開発部により特殊な生地で作られたと解説されている[27]。『超』にて、修行を始める前にウイスから渡されたことが明らかになった。
- 劇場版『ブロリー』、劇場版『スーパーヒーロー』
- 帯の結び目が復活。胸と背中のマークは「悟」。ナメック星編で着用していた道着とほぼ同じだが、道着の首の切れ込みは人造人間編以降と同様に大きくなっている。氷の大陸でのブロリー戦では道着の上に青色のジャンパーを着用した。
- 銀河パトロール囚人編
- 破壊神ビルス編、“未来”トランクス編、宇宙サバイバル編と同じであるが、一時的に銀河パトロール特別隊員に任命された際に胸には銀河パトロールのマークがデザインされている(ベジータ、悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、餃子、亀仙人、ヤムチャも同様)。
- 原作ラスト
- 柳茶の道着に苔色(単行本第42巻表紙では水浅葱)のズボンに白い帯。亀仙流の道着の流れを組まない、最初期の道着と同デザインのもの。
- ドラゴンボールGT
- 薄い青の道着に黄色のズボンに白い帯。劇場版『最強への道』でも着用している。
- CROSS EPOCH
- 中国調の服装。
- ドラゴンボールヒーローズ、スーパードラゴンボールヒーローズ
- GOD MISSION 第9弾、監獄惑星編、宇宙争乱編、特別編(スーパードラゴンボールヒーローズ プロモーションアニメ特別編 決戦!タイムパトロールVS暗黒王)、宇宙創成編に登場する別の次元でタイムパトロールをしている悟空:ゼノは、赤の道着に黒いアンダーシャツ、ズボン、靴(靴周りは青色)に青い帯。道着の上に黒色のジャンパー (衣服)を着用した(別の次元でタイムパトロールをしているベジータ:ゼノ、悟飯:ゼノ、悟天:ゼノ、トランクス:ゼノも同様)。
- 『超』の世界の悟空は、破壊神ビルス編、“未来”トランクス編、宇宙サバイバル編、銀河パトロール囚人編と同じであるが、胸にはカプセルコーポレーションのマークがデザインされている。宇宙争乱編では大神官の下で修業をした際に大神官の服を着用した。
備考
鳥山によれば、人数が多いとあまり喋らないキャラクターとのこと。ほかのキャラクターとの差別化のために、一匹狼風になるように心掛けられたという[34]。また、鳥山は悟空について、「悟空は子育てに興味がない。父親としては完全に失格」[注 23]、「悟空はただ強くなりたいだけで、他の本能はない感じ。だから興味のないことには本当に何の興味も示さない。きっと結婚も興味なかった」などと語っている[35]。自分がひねくれた人間であるため、逆に純粋で無邪気なキャラクターを描きたくなる、とも語っている。連載終了直後のインタビューでは、描いていて一番わくわくするのは悪役が暴れている中、悟空を溜めて溜めて登場させるときであると述べている[36]。また、鳥山は好きな5人の戦士として、クリリン、サタン、ベジータ、ピッコロと共に悟空の名を挙げており、「やっぱり一番のお気に入りは悟空」と答えており[37]、一番好きなドラゴンボールのキャラクターについてコメントを求められた際も「作者としては当然、悟空」と答えている[38]。鳥山によると、読み切り漫画『さちえちゃんグー!!』では「人間味を表現するのが嫌」で、「主人公のキャラは悟空みたいにしたかった」と語っている[39]。
初代担当の鳥嶋和彦に「君の主人公は地味だね」と言われた鳥山は、「悟空を一番よく表してる言葉は『強くなりたい』っていうことで、それを前面に出した」と語っている[40]。鳥山は、頭身が低いと戦いにくいのでバトルに特化させるために[41]、「悟空を大きくしないと、連載を続けられない」と主張して鳥嶋を心配させたが、読者の抗議の電話は全然なかったという[42]。
祖父の孫悟飯が怪物に殺されたと悟空が思った理由について鳥山は「怪物が出るということをじいちゃんからよく聞かされており、家が壊され、じいちゃんが死んでいたため、そうに違いないと思ったからです」と語っている[43]。
鳥山いわく「いつも読者の意表をつきたいと考えているので、天下一武道会で悟空の優勝を望む葉書が多くて悟空の優勝をやめたことがある」と語っている[44]。
鳥山明は超サイヤ人になって悟空の目の形が変わったことを「通常のデザインの目だと微妙な目線が出にくく横が向きにいため、どうにか普通の、どこを見ているかわかりやすい目にしたかったというのもあった。最初に変身してフリーザを見上げるときの目はブルース・リーをイメージしていて、あのキッとこっちを睨んだ目に痺れたからフリーザ編はそれがやりたくて、悟空があの目をした時までが目標であったから自分の中ではフリーザ編はもう終わっていて、これから闘うのか、嫌だなぁと思ってました。いざ描いてみたら自分のイメージとちょっと違っていて、ブルース・リーのほうがかっこよかったなぁ、と思いましたけど」と証言している[45]。
ナメック星編で超サイヤ人に変身後、フリーザとの会話でフリーザの殺戮行為について「罪の無い者を殺した」と指摘した際、フリーザが「サイヤ人は殺さなかったとでもいうのか」と反論して前述の言葉を返すが、悟空は「だから滅びた」「今度はこのオレがきさまを滅ぼす」と、悪は滅びるものだと示唆する発言をした[46]。
単純な戦闘力では他の人物に劣ることもあるものの、戦闘センスは随一であり、互角の戦闘力であった天津飯やピッコロ大魔王に対しても優位に戦っている。界王のもとで修行したことで、元気玉を初めとする悟空しか用いることができない強力な技も体得している。アニメではゴテンクスとピッコロを吸収した形態のブウとも超サイヤ人3で少しだけ戦っており、劣勢を強いられたがブウからは実力を評価する発言を受けている。
ピッコロ大魔王編の時期に、「『Dr.スランプ』に登場する則巻アラレと悟空が戦ったらどっちが強いですか?」との質問に対し作者の鳥山は「アラレちゃんの方が強いんじゃないかなあ」と返答している[47]。
チチによれば、結婚以後「一度も働いたことがない、一銭も稼いだことがない」[注 24]。人造人間編ではチチは悟空が悟飯を鍛える条件として悟空が働くことを提示し、悟空も約束したが、その後彼が死んでしまったためそれが報われることはなかった。もっとも、狩り・木材の調達など自給自足のための「働く」という行為は普通にしていたようである。このため、悟空一家は家も小さいなど決して裕福ではなかったようで、チチの父である牛魔王の蓄えを切り崩して生活してきたが、それも底をついてきた。原作では魔人ブウ編で生き返った後に悟空が働くようになったかについては触れられていないが、魔人ブウ編のその後を描いた『超』では平和になった世界でついに農業従事者として働かざるを得なくなったようで、トラクターや鍬などで土地を耕作する場面がある。ただし、ミスター・サタンから世界平和賞の報奨金である1億ゼニー(ブウの件に関する口止め料として)を贈られたことでチチの許しを得たため、界王のもとに修行へと旅立っていった。また、ブウ戦から約2年後を描いた特別アニメ『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、チチに言われてヨカッタネダイコンの畑を耕している。
ブルー将軍から自分を助けてくれたネズミを口に入れて救うシーンがあるが、『ネコマジンZ』では一家揃ってネズミが苦手な生物となっている。また、妻であるチチの説教は苦手としている。アニメではナメック星へ行く前、ビールを「苦い」と嫌がっていたが、ブウ戦後のブルマ家でのパーティではビールを飲んでいた。
原作ではセルゲーム前に家族を乗せてドライブをしている場面がある。また、単行本の表紙や各話の扉絵、一枚絵のイラストでは乗り物に乗車していることが多い。アニメでは、人造人間戦に向けて修行している時にチチに急かされ、ピッコロとともにエアカー教習所に行かされている。教官から「そんな力があるのなら免許は必要ない」と言われ一度は失敗するも、その後チチが頼み込んで免許を取った(筆記試験はチチに徹夜で勉強させられた[48])。上記のエピソードより以前に公開された映画『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』のエンディングにおいてもクリリンを隣に乗せて車を運転している。
ラディッツの回想やアニメにおいては赤ん坊の姿も登場している。また、連載中に書かれた原作者である鳥山明自身のことを題材とした漫画では「いったいドラゴンボールはいつ終わるのか、この先どうなっていくのかは本当に僕自身も知らない。ひょっとしたら悟空も、こんなおじいさんになってしまうかもしれない」というコメントと一緒に老人の姿になった悟空も掲載されている[49]。
ナメック星編の時期に行われた鳥山明の漫画全般を対象にしたキャラクター人気投票では第1位[50]、セル戦時に行われた人気投票では第2位[51]、魔人ブウ編時に行われた投票では第1位にランクインしている[52]。
1994年のお正月特番スペシャルにおいて『ちびまる子ちゃん』の主人公・まる子と競演し、和服で登場した。劇場作品の紹介をしたほか、遅刻したり撮影中にジュースを飲んでいたりとマイペースなまる子を注意、フォローするなど大人びた行動が見られた。この時点では魔人ブウ編のため、頭上に天使の輪が付いている。
精神科医の岩波明による東京新聞夕刊の連載「名作で読む発達障害」2018年6月12日の第49回では、岩波曰くモデルとなった『西遊記』の孫悟空はトリックスター(道化)の典型であり、注意欠如・多動性障害(ADHD)的な特徴を持つという。そのような性質が、悟空にも引き継がれていると指摘されている。記事では「(悟空は)人懐っこく開放的」「思ったことをズバズバ言い過ぎて、思わぬ危機を招いてしまう」とあり、岩波はそれを踏まえた上で「悟空にはこのような向こう見ずで衝動的な行動に加えて過剰集中の傾向もあり、好きなバトルにはとことん熱中する点などは、ADHD的な特性のようである」と結論している。
戦闘方法
技
- かめはめ波(かめはめは)
- 亀仙人が50年かけて開発した技。亀仙人が技を見せた直後、小さな威力(とはいえ、無線車を大破させるほど)ながら真似して見せたのが最初であり、天下一武道会でも使用し亀仙人を唖然とさせた。その後も悟空は長年使用し続けた。独自のアレンジとして、足からの放出や曲げて見せたり、2発を別々に放ちフェイントとして活用したりした。また第23回天下一武道会では、「超かめはめ波」としてマジュニアに向けて巨大なかめはめ波を放っている。反作用を利用して突撃・緊急脱出する手段としても利用している。
- ゲームによっては通常のかめはめ波と威力が高くなった超かめはめ波に分けられている場合がある。また、ゲーム作品によってはさらに威力の高いかめはめ波が登場する。
- ジャン拳(ジャンけん)
- 育ての親、孫悟飯直伝の技。グーでパンチ、チョキで目潰し、パーで張り手の三段攻撃を食らわせる。それぞれを単体で出すことも多く、状況に応じ、グー、チョキ、パーを使い分ける[53]。本編には登場していないが、まだ相手がいたとき、あいこで掌というかけ声と共に掌打を放つ設定もある[53]。少年期に多用したが、レッドリボン軍編を最後に使われなくなった。ゲーム『カカロット』では青年期となっている悟空が打撃技の一つとして使用しており、グー、チョキ、パーをそれぞれ単体で放つのに加え、一気に三段攻撃を食らわせる「ジャン拳・極」が登場している。
- 如意棒[54] / 如意棒アタック[55] / 如意棒攻撃[56]
- 育ての親である孫悟飯から譲り受けた如意棒での攻撃。自由自在に伸縮させたり、防御に使うこともできる。主に少年期に使用。青年期以降では初期の『Z』劇場版でも使用している。悟空:ゼノも如意棒を背負っているが未使用。
- 残像拳(ざんぞうけん)
- すばやい動きで残像を残し、相手に自分の位置を誤認させる。発生させる残像の数によって「三重残像拳」「多重残像拳」とも呼ばれる。相手が残像に攻撃を加えるよう誘導し、その際に相手の隙をつき攻撃を加える。天下一武道会にてジャッキー・チュン(亀仙人)が試合中に使用したものを見切り、ナム戦より使用。攻撃を受けた残像が相手をバカにするように「アッカンベ〜」と舌を出すのが特徴。ただし、ミスター・ポポにはこの技を破られた。
- コマ回り拳[57] / 竜巻はじき[58] / 回転攻撃[59]
- 第21回天下一武道会のナム戦で使用。独楽のように全身を高速回転させて相手の攻撃を弾き飛ばし、一方的に詰め寄っていく技。ナムが場外負けを覚悟するほどの防御力を誇ったが、長く使用すると目を回して倒れてしまう欠点がある。回転する動作を補助的に利用したのは何度かあるものの、攻撃に使ったのはナム戦のみ。
- 尻尾を回転させて空を飛ぶ[59] / シッポ飛行[60]
- 第21回天下一武道会のジャッキー・チュン戦で使用。尻尾をヘリコプターのように回転させて空を飛び、場外負けを回避した。
- 狂拳(きょうけん)
- 歯を剥き出しヨダレを垂らして、狂犬のように相手に飛びかかると見せ掛け驚かし、怯ませた隙に相手を攻撃する。第21回天下一武道会で使用。アニメでは使用されなかった。
- 猿拳(さるけん)
- 猿を真似て相手を威嚇し感情を惑わすという精神の乱れを利用した技で、身軽で機敏に動き、ちょこまかと技を決め相手と戦う[53]。第21回天下一武道会で使用。
- 高速移動[59] / 消える攻撃[61]
- 第22回天下一武道会で使用。高速で左右にフットワークを行い姿を晦ませ、徐々に相手に接近して攻撃を仕掛ける。相手には姿が見えないため地面を蹴る音だけが響く。準決勝のクリリン戦で初めて使用し、かつ最小限のダメージを与えて場外勝ちしたものの、決勝戦の天津飯戦ではその動体視力の良さにあっさり看破された。
- 八手拳(はっしゅけん)
- 手が八本に見えるほどの素早い手の動きで拳を繰り出す。天下一武道会の天津飯との試合で、四妖拳に対抗してチャパ王の技を真似て使用した。
- 体当たり[62] / つらぬけ![63] / 乾坤一擲の拳(けんこんいってきのこぶし)[64]
- ピッコロ大魔王を倒した攻撃。エネルギー波を下に放ち、その反動で空中へ飛び上がり、そのままエネルギーを集中させた拳を前に突き出して相手の体を貫く。咆哮する大猿の像が重なるのが特徴的。
- 太陽拳(たいようけん)
- 体中の気を発光させ、相手の目を眩ませる技。元々は鶴仙流独自の技だが、第23回天下一武道会準決勝の天津飯戦にてそれまで唯一の使い手であった天津飯に「技を使わせてもらう」と断りを入れて使用した。後にベジータとの最初の戦いでも使用した。『GT』でも大猿ベビーや四星龍に対して使用した。四星龍戦では四星龍の作り出したレンズを通したために光が収束して吹き飛ばすほどの効果を発揮した。
- 気合い砲(きあいほう)
- 目からもしくは両掌から不可視の気の塊を放出する技。フリーザとの戦いで使用。
- 衝撃波(しょうげきは)
- 第23回天下一武道会第一試合、および決勝戦で使用。猛烈な勢いで繰り出した拳から衝撃波を放出する。気の作用で発生する技ではないが、離れた相手を攻撃するという点は共通している。サイヤ人編では、ベジータとの戦いの際に牽制として使った。他にはフリーザに対しても使用したが、避けられている。「魔族に近い技」とピッコロは語っている[65]。
- メテオコンビネーション[63]
- 第23回天下一武道会でピッコロとの決勝戦の終盤に繰り出した連続攻撃。「よーい、ドン!」の掛け声とともにクラウチングスタートの構えから突撃し、連続攻撃を繰り出し最後に相手の真上からかめはめ波を放つ。
- 気合い消し(きあいけし)[59]
- ナッパに対して使用。相手のエネルギー波を触れること無く、気合いを放つだけで消滅させる技。これ以前に天津飯も同じ技を使用している。
- 元気玉(げんきだま)
- 草木や動物など、その星に生きとし生ける全てのものから少しずつエネルギーを分けてもらい、それによって出来た気の玉をぶつける北銀河の界王が開発した技。技の破壊力は絶大で強力無比である反面、集めたエネルギーを収束させ、完成させるまでに膨大な時間がかかること、気を集中するために長時間全くの無防備になってしまう点が最大の欠点である。性質上、悟空の気が減っている状態でも作り出すことは可能ではあるが、完成後のコントロールは気を高めた状態でなければ精度が落ちる。
- 目ではなく、敵の邪悪な気を捉えることで当てる。小型の場合は自身の肉体に元気を集めて、直接手の平から発射するが、規模が大きい場合は手元から離れた場所に作り出す[注 25]なお、作中において元気玉の使い手は悟空のみ[注 26]だが、クリリンのように気のコントロールが上手い人物なら気を託せば完成させることができ、悪の気がない者なら跳ね返すことができる。ナメック星編終盤でピッコロにより、界王は悟空以外の者に元気玉の存在を教えていなかったことが説明されている[66]。ゲーム『ドラゴンボール レイジングブラスト』ではベジータ戦でクリリンに託された小型の元気玉は「合体元気玉」、それを悟飯が跳ね返すものは「元気玉跳ね返し」、フリーザ戦で使用された巨大な元気玉は「特大元気玉」と名付けられている。
- ブウを倒す時は地球だけでなく、ナメック星やあの世からもギリギリまでエネルギーをもらってできた特大の元気玉が登場。この際に人間からエネルギー譲渡を拒否される場面があり、サタンが呼びかけるまで地球人たちは中々協力しようとせず、元気玉生成が難航した。各種書籍やゲームでは「超元気玉」と名称がつけられている場合がある。なお、魔人ブウ編以前のゲーム作品では前述の「特大元気玉」が「超元気玉」として扱われていた。
- 『ドラゴンボールZ』の初代オープニングテーマ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』および『ドラゴンボール改』初代オープニングテーマ『Dragon Soul』の歌詞にも使われた悟空最強の技だが、劇場版を除き、とどめとして使った敵は魔人ブウのみ。後述の超ウルトラ元気玉も含めて無傷で防いだのは『超』で登場したジレン唯一人である[注 27]。ブウ戦の最後では、通常状態で元気を集めた後、悟空が超サイヤ人3の反動で消耗している状態であったために押し切ることができなかったため、ポルンガに体力を通常まで戻してもらい超サイヤ人に変身してブウに元気玉を押し込んだ。この際には、本人としてはみんなに協力してもらったためフェアな勝負とは言いがたいというような発言もあり、後々まで悔やんでいる様子がみられる。劇場版においては、「純粋な心の持ち主でなければ使用することができないため、基本的に「悪」である超サイヤ人に変身するとわずかに悪の心が生まれ、使用できない」という設定が登場。『超』でもこの設定が採用され、「邪気が混じるため元気が集められない」と説明されているが、完成後のコントロールは超サイヤ人ブルーでも可能。ゲーム『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』のプレイディア版においては悟空が、(自然体での修行により落ち着かない気分を消し)心までは悪に染まっていない超サイヤ人を超えた超サイヤ人(超サイヤ人フルパワー)なら元気玉を作れると語り、元気玉を成功させた。
- 界王拳(かいおうけん)
- 全身の気をコントロールし、一時的に通常の何倍ものパワー・スピード・防御力を発揮させる。発動の際には体に大きな負担がかかるため、使用者の力量以上のパワーアップは非常に危険。気のコントロールは非常に高度なものが求められ、考案者の北銀河の界王ですら極めることはできず、悟空が初めて体得に至った。サイヤ人編でのナッパ戦で初使用。ベジータ戦では2〜4倍、フリーザ戦では10倍・20倍で使用された。使用時は全身が赤く発光し、オーラを纏う。
- 原作では超サイヤ人への変身が可能になってからは使用しなくなった。ただしアニメでは「あの世一武道会」のパイクーハン戦にて、超サイヤ人の状態のまま「超(スーパー)界王拳」なる技を使用したことがあった。この技の特徴については触れられていないが、超サイヤ人も界王拳も身体に負担がかかるため短時間しか維持できない。
- 『超』での老界王神の推察では超サイヤ人状態で使うとパワーが大きすぎて自らの身体の方が壊れてしまうため、封印していたとのこと。しかし、悟空は強さと穏やかな心を併せ持ち、気のコントロールをきわめた超サイヤ人ブルー状態ならば制御できるのではと考え、密かに封印を解きビルスに勝つための秘策として特訓していたが、自身を上回るほどの成長性を見せるヒットを前に実戦で使用。10倍まで引き上げてヒットの0.5秒の時とばしさえものともしないスピードとパワーを見せた。その様はビルスでさえも驚きの表情を見せた。ただし、超サイヤ人ブルーと言えども身体への負担は大きく長時間は発動できない上、大会後に遅発性乱気症という気がうまくコントロールできなくなる後遺症が出た。合体ザマスやベルガモ戦では極短時間使用したが、特に後遺症が出ている様子はない。力の大会では20倍までのコントロールが可能になっている。漫画版においてウイスが界王拳についての構造を「パワーの前借り」と説明している。なお、超サイヤ人ブルーでの使用時は超サイヤ人ブルーの青いオーラの外側に赤いオーラを纏う。
- ゲーム作品では悟空の戦闘力を上げたりステータスを上げる変身として度々登場している。しかし反動として体力や気力が減少するというデメリットもあり、リスクが伴う変身となっている。
- フェイントかめはめ波[59] / 連気弾[67] / 配置かめはめ波[68]
- 片手ずつかめはめ波を小さな気弾として出し、一つずつ上方に発射して、相手の注意を向ける技。気で相手を察知できないフリーザに対して使用。
- ゲーム中では競争するかのように発射した二つの気弾で攻撃する技として描写されている。
- メテオスマッシュ / とことん肉弾戦[69]
- 名前はゲームより。フリーザに使った連続攻撃。相手にボディブローを繰り出した後、頭に飛び蹴りを叩き込み、逆足で蹴り飛ばす。ゲームによって技の内容が異なる。
- 瞬間移動(しゅんかんいどう)
- 気を感じとり、瞬時にその場所まで移動する。そのため気を感じることのできない場所へは移動できない。また、遠方や気の力が小さい者しかいない場合も探しにくいという欠点もある。ヤードラット人に教わった技。気を探る際には主に手の指を額に当てている。気を感じ取ることさえできれば別の星にも移動可能で、異なる次元に存在し、原則上は死者と神しか立ち入ることができないあの世へも移動可能[注 28]。また対象者は必ずしも厳密な知人である必要はなく、「ピッコロにそっくりな気」という曖昧な認識を基に気を探って直接面識のある相手が一人もいないナメック星への瞬間移動を果たしている。移動だけでなく攻撃技にも組み込み、かめはめ波を併用した「瞬間移動かめはめ波」という応用技がある他、敵の攻撃を回避する際に用いられる。時間が無かったため悟空がヤードラット人に教わったのは瞬間移動のみだが、それでも習得にかなり苦労した[70]。漫画版の『超』では、ヤードラット星人が使える術の基礎でしかないことが明かされた。
- 舞空術(ぶくうじゅつ)
- 全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する。第23回天下一武道会の決勝戦で初使用し、舞空術からの体当たりでピッコロに勝利した。舞空術習得前は、尻尾を回転させてヘリコプターのように飛んだり、同様に竹トンボのように体全体を回転させて天下一武道会の場外負けを回避したこともあった。息を爆風のように吐き出して瞬間的にホバリングしたこともある。
- テレパシー
- 声を出さずに直接相手の脳に話しかける能力。地球でベジータに元気玉をかわされ、悟飯に直撃しそうになった際に「跳ね返せ」と呼びかけた際に初めて使用。その後も悟飯やクリリンの頭に手をかざすことで記憶を探ったり、夢の中で現実に起こっている出来事を把握するなど、サイコメトリーにも似た形で応用し発揮された。
- 複数エネルギー波[71] / 連続エネルギー弾[72] / バレットラッシュ[73] / 連弾気功波(れんだんきこうは)[73]
- 両手から連続で気功波を何発も続けて放つ技。セルに対して使用したが、ある程度ダメージを与えたもののバリアーで防がれた。
- 気円斬(きえんざん)
- 気を円盤状のカッターに練り上げ物体を寸断する、クリリンが独自に編み出した技。あの世から復活し、ブウの攻撃を阻止する際に使用。また劇場版『地球まるごと超決戦』においても大猿化した悟飯の尻尾を切る際に使用している。
- 気円斬 六枚刃(きえんざん ろくまいば)
- ジレン戦で使用。クリリンの気円斬 三枚刃から編み出した技。一枚の気円斬が六枚に分裂する。六枚目は隠しておいて、足場を切り崩して隙を作る奇襲として使用した。
- メテオブラスト[74]
- 超サイヤ人2状態で純粋の魔人ブウに使った連続攻撃。蹴りのラッシュで相手を飛ばした後、回り込み追撃し最後に至近距離のエネルギー波で吹き飛ばす。
- メテオインパクト[74]
- 超サイヤ人3状態で純粋の魔人ブウに使った連続攻撃。ラッシュで地面に叩き落とした相手を、至近距離のエネルギー波で追撃する。
- 魔封波(まふうば)
- 元は亀仙人の師匠である武泰斗が編み出した技。気を奔流状に操作して展開することで相手の体の自由を奪い、お札が貼られた蓋付きの容器の中に封印する特殊な技。身体への負担は激しく、使用すると命に関わる場合もある。
- 『ドラゴンボール超』の“未来”トランクス編にて、不死身の肉体を持つザマスを討伐するため、ピッコロの提案(漫画では悟空がトランクスに提案)から悟空はこの技を亀仙人の下を訪れ習得した。アニメではザマスに使用することはなかったが、漫画では使っている。漫画版ではその性質の詳細が明かされ、封印する相手に応じて術師にも相応の体力が求められるとされ、あまりにも実力に差がある場合は封印できない。
- 破壊(はかい)
- 漫画版『ドラゴンボール超』で使用。手の平を翳して「破壊」と唱えることで相手を塵にする。不死身の合体ザマスを倒すためにビルスの技を真似たものだが、ビルスに比べると全身が塵と化すまでに間がある。体内に封じた超サイヤ人ブルーのパワーを解放する必要があり、使用後は変身を維持できないほど消耗する。
- 効果はあり合体ザマスの左半身まで消滅させたが、咄嗟にマイを人質に取られ中断を余儀なくされた。
アニメオリジナル技
- 幻星拳(げんせいけん)
- 『ドラゴンボール』第80話で使用。無数の拳や蹴りの残像を見せつつ、最後に拳の一突きを食らわせる。元々は第22回天下一武道会前の修行の旅の途中で出会った陳大拳が使う陳家星極拳の技であり、「星の光は目には見えれど、すでに実体はそこにあらず」を極意とする。悟空がこの技を受けた際は攻撃に気づかなかったほどであり、悟空は残像拳のようなものだと解釈し独自に習得した。
- 龍拳(りゅうけん)
- 初使用は劇場版『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』のヒルデガーン戦。超高速で飛翔し、全身にまとった気により自ら黄金の龍となって敵を貫く必殺技。
- 『GT』では、超17号戦にて通常状態で使用。超17号の腹を貫き、さらにかめはめ波による追撃で倒している。超サイヤ人4の状態でも三星龍へのとどめと、超一星龍戦で使用。三星龍に対しては倒れていた所へ拳を叩きつけるように打ち込み、そこから黄金の龍が発して貫く形となった。
- ゲーム『ドラゴンボールZ3』では、少年時代の悟空がピッコロ大魔王を倒した体当たり攻撃にこの名称があてられている。その他同作では超サイヤ人以降の状態で元気玉を発動すると元気玉を吸収し、龍拳を放つようになっている。また『ドラゴンボール ゼノバース2』では超サイヤ人ブルーの状態で使用。最終決戦の際に主人公を援護するべく使用した。
- 10倍かめはめ波
- 超サイヤ人4状態でのみ使えるかめはめ波。悟空は10倍を「じゅうべぇ」と発音している。大猿の戦闘力10倍という効果によって威力が跳ね上がったかめはめ波[要出典]。具体的な性質は説明されておらず、撃つ直前に手に気を集める時に、普通のかめはめ波より少し大きい隙があり、超サイヤ人4を超えるスピードの四星龍には通用しなかった。悟空は「オレの最高の技」と発言しており、超サイヤ人4状態での最強技のようである。超サイヤ人4の状態で普通のかめはめ波を使用することもある。光線の色は最初は普通のかめはめ波と同じ青であったが、超17号戦以降は赤となる。また、初使用時は両手に気を発生させてそれを融合させて放っていたが、その後は通常のかめはめ波と同様の撃ち方になった。
- ゲーム作品でも基本的に超サイヤ人4状態の悟空が使っているが『ドラゴンボール改 アルティメット武闘伝』では超サイヤ人3の悟空が使用している。
- 自爆
- 超17号戦で超サイヤ人4状態で使用。悟空自身が「自爆」と言う前に、ドクター・ミューが「自爆」と判断した。自分の命と引き換えの攻撃ではないが、悟空は発動後に通常状態に戻ってしまい、体力もほとんどなくなっていた。超17号には接近戦を挑もうにも、瞬間移動の出現場所も簡単に見切られるが、電撃地獄玉の爆発の巨大な音を利用し、瞬間移動で超17号の背中にしがみついて自爆した。しかし超17号はギリギリでバリヤーを張ったため、ほとんどダメージを与えられなかった。超一星龍戦でも、超サイヤ人4状態で超一星龍の背中にしがみついて自爆しようとする。こちらの場合は「ベジータがブウを消し去ろうとしたやつ」として、命と引き換えの自爆をしようとするが、その場に突如現れたベジータの言葉で自爆をやめた。ベジータはたとえ悟空が自爆しても、超一星龍を倒すことはとてもできないと思っていた。
- 超ウルトラ元気玉
- 名称は『GT』第63話の最後のナレーションより。地球の全ての元気に加え、悟空たちが旅した宇宙各地の人々からも元気を貰う究極の元気玉。悟空は超一星龍を倒すには地球の元気だけではとても通用しないと判断し、4人の界王の協力を受けて作り、超一星龍は受け止めることもできずに消滅。この元気玉のエネルギーにより、マイナスエネルギーも消滅している。
- バリア
- 『ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編で使用。体の周りに気による障壁を作り、ラベンダの毒を防いだ。全覧試合で1度ラベンダの毒を見ていたため、悟飯と共に対策として考えた技。
ゲームオリジナル技
- 棒術からまん棒(ぼうじゅつからまんぼう)
- 『ドラゴンボール 神龍の謎』で使用。回転しながら如意棒を振り回す。
- ネオメテオスマッシュ
- 『超武闘伝3』で登場する、メテオスマッシュの強化版。拳と蹴りの猛烈なラッシュの後、瞬間移動で相手の背後に回ってかめはめ波で吹き飛ばす。
- 限界突破かめはめ波
- 『ドラゴンボールヒーローズ』や『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』に登場した超サイヤ人ゴッドの悟空が使用。発射こそ遅いが絶大な威力の巨大な赤いかめはめ波を放つ。性能と外見は10倍かめはめ波に似ている。ゲーム『カカロット』ではかめはめ波の最終強化版として登場しており、こちらでは色は通常のかめはめ波と同じになっている。
- ドラゴンスマッシュ
- 『ZENKAIバトルロイヤル』で超サイヤ人ゴッドの状態で使用。敵を打ち上げた後に乱打で吹き飛ばし続けた後、龍拳のような赤い龍のシルエットを纏いフィニッシュの一撃を決める。『ドッカンバトル』ではビルスに対して放った龍のオーラを纏った一撃にこの名称が付けられている。
- バーストかめはめ波
- 『ZENKAIバトルロイヤル』や『ドラゴンボール ゼノバース』で超サイヤ人ゴッドSSの悟空が使用。気の色は従来通りの青だが個性付けされており、前者は近くにいる者を衝撃波で怯ませ、後者は出が早く放射上に広がるため攻撃範囲が広い。
- ドラゴンバースト
- 『ZENKAIバトルロイヤル』で超サイヤ人ゴッドSSの悟空が使用。付随する性能はバーストかめはめ波と同じ。
- 超神閃撃
- 『ドラゴンボール ゼノバース』で超サイヤ人ゴッドSSの悟空が使用。手刀を当てた直後に寸勁で相手を吹き飛ばす。類似する技に通常状態でも使用可能な技として、金色のオーラを纏った正拳で敵を殴り飛ばす「超神撃拳」がある。
- ゴッドかめはめ波
- 『ドラゴンボールヒーローズ』で超サイヤ人ゴッドSSの悟空が使用。ドラゴンの口から発射されるような演出が加わるかめはめ波。『ドッカンバトル』では復活したフリーザにトドメを刺した、飛び込んでからのかめはめ波にこの名称が付けられている。
- ドラゴンかめはめ波
- 『ドラゴンボールヒーローズ』のオリジナル技。超サイヤ人ゴッドSSの状態で使用する。身体に神龍の力を纏い、かめはめ波を放つ。
- 超龍閃撃
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』で別世界の孫悟空(孫悟空:ゼノと表記される)が通常状態時および超サイヤ人の状態で使用。瞬間移動で相手に近づき、気弾でダメージを与える。
- 暴走龍撃拳
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』のオリジナル技。孫悟空:暴走状態時に使用する。連撃を加えたあと、最後に気功波で攻撃する。
- また、超サイヤ人ブルー暴走状態時に「暴走爆裂龍撃拳」として使用している。モーションは暴走龍撃拳のものを流用している。
- 光龍穿孔
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』のオリジナル技。超サイヤ人ブルーの状態で使用。衝撃波を与えて攻撃する。
- 乱舞撃滅
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。身勝手の極意"兆"の状態で使用する。『ドラゴンボール超』でジレン戦で使用したもので、打ち出した拳から衝撃波を放ち、相手を吹き飛ばす。
- 白銀の瞬撃
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。身勝手の極意"極"の状態で使用する。『ドラゴンボール超』でジレン戦で使用したもので、瞬時に背後に回り込むと同時に攻撃を与え、背後に回ったあとに衝撃が遅れて発生している。
- 『ドラゴンボール超』では身勝手の極意"極"に覚醒した悟空に向かっていったジレンが攻撃を避けられ、それと同時に攻撃されている。こちらも同様に衝撃が遅れて発生している。
- 爆砕龍撃砲
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。通常状態時に使用する。『ドラゴンボール超』に登場した技で、テレビアニメオープニングおよび本編でトリオ・デ・デンジャーズ戦で使用したものである。
- フルパワーかめはめ波
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。超サイヤ人の状態で使用する。原作でフリーザ戦で使用したものである。
- 瞬間移動乱撃波
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。通常状態時に使用する。『ドラゴンボールZ』で使用していたものであり、連撃を加えたあと、気弾で攻撃する。
- 『ドラゴンボールZ』では超サイヤ人2の状態で使用。ブウが放った気弾を避けたのちにブウに接近し、気弾で攻撃している。
- レジェンドスマッシュ
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。超サイヤ人の状態で使用する。『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』でブロリー戦の終盤で使用したもので、気を放出して強烈な一撃を腹部に与える。
- 流星かめはめ波 / 神越かめはめ波
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。身勝手の極意"兆"の状態で使用する。『ドラゴンボール超』でケフラ戦で使用したもので、瓦礫を飛び越えてかめはめ波で攻撃する。ゲーム『ドラゴンボール ゼノバース2』でも「神越かめはめ波」として同様の技が登場している。こちらは身勝手の極意"極"の状態で使用している。
- 『ドラゴンボール超』ではケフラが放ったビーム状の気弾を避けてからかめはめ波で攻撃している。
- 神撃の極意
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。身勝手の極意"極"の状態で使用する。アニメ『ドラゴンボール超』でジレン戦で使用していたものであり、連撃で攻撃を加えたあと、腹部に強烈な一撃で攻撃し、相手を吹き飛ばす。
- 銀龍爆砕撃
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。身勝手の極意"兆"の状態で使用する。アニメ『ドラゴンボール超』でジレン戦で使用していたものであり、崖から飛び上がり、その反動を利用して強烈な一撃を与える。
- 『ドラゴンボール超』では、身勝手の極意"極"の状態で使用している。
- 瞬間移動神越かめはめ波
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。身勝手の極意"兆"の状態で使用する。劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』でビルス戦の終盤で使用していたものであり、無数の瞬間移動で撹乱してかめはめ波で攻撃する。
- 『ドラゴンボールZ 神と神』では、超サイヤ人の状態で使用している。
- 龍拳かめはめ波
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場。孫悟空:GTが通常の状態で使用する。アニメ『ドラゴンボールGT』で超17号戦で使用していたものであり、龍拳で相手を貫いたあと、かめはめ波でとどめを刺す。
- 神越演武
- 『ドラゴンボールゼノバース2』のオリジナル技。身勝手の極意"極"の状態で使用する。連撃で攻撃して蹴り飛ばしたのち、特大の気弾で攻撃する。
戦闘力
作中や関連書籍で判明している悟空の戦闘力。
- 赤子時:2[75]
- アニメにおいてバーダックのスカウターが計測。その低さから「クズ」呼ばわりされた。
- 初登場時:10[76]、100(大猿化)[76]
- 大猿時は通常の10倍になる[76][77]。
- 第22回天下一武道会:180[78][76][79]
- 3年間の修行により戦闘力が上昇。決勝戦にて対決した天津飯と互角である。
- ピッコロ大魔王戦:260[76][80][81]
- 超神水により潜在能力が引き出され、戦闘力が上昇。
- ラディッツ戦:334[82] - 416[82] - 924[83][注 29]
- ラディッツのスカウターが計測。416は、超重量の道着を脱いだ時。924は、かめはめ波をラディッツに向けて放った時の数値である[注 30]。
- ナッパ、ベジータ戦:5000[85] - 8000以上[78][86][79][87] - 32000[86]
- 界王星での修行により上昇、また界王拳によりさらに倍加が可能になった。2倍界王拳時ではベジータの18000に及ばないが、3倍界王拳時の数値はベジータの戦闘力を超えており、ブルマのスカウターが21000を超えたところで壊れたために作中での詳細な数値は不明[88]。
- ギニュー特戦隊戦時:5000[89] - 90000[86][80][81] - 180000[90][91]
- 100倍の重力を克服しナメック星に到着した時の数値。余計な気の消耗を抑えるために、普段は戦闘力を下げており、攻撃の時のみ瞬間的に上昇させている。5000の数値はジースのスカウター、180000はギニューのスカウターの数値より。ギニューは最初は60000[92]、攻防のあとは「85000までは上がる」と見立てていた[93]。
- フリーザ戦:3000000[86][80][81]
- 瀕死の状態から復活し戦闘力が上昇。フリーザとの戦闘中は20倍の界王拳でさらに戦闘力を引き上げている。
- 超サイヤ人覚醒:1億5000万[86][80][81]
- クリリンの死により超サイヤ人へ覚醒。戦闘力が平常時の50倍にまで上昇[86][80][81]。
- ヤコン戦:3000キリ[94]
- バビディのエネルギー計測器より。
- 劇場版第6作目『地球まるごと超決戦』:30000
- ターレスのスカウターが計測。この後10倍界王拳を使ったが、神聖樹の実を食べたターレスには及ばなかった。
原作で判明した戦闘力はギニュー戦の180000が最後であり、鳥山明は超サイヤ人に覚醒した悟空の戦闘力について「当時50倍の強さとされていたがちょっと大袈裟で、作者の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思う」と語っている[95]。書籍ではフリーザ戦以降の戦闘力は、もはや数値を推し測ることができないほどに跳ね上がっていると解説されている[86]。
その後も人造人間らに対抗するための精神と時の部屋での修行で、身体への負担もなく精神も落ち着けたまま超サイヤ人の力のすべてを引き出せる(超サイヤ人フルパワー)ようになる。
セル戦での死亡後もあの世で7年間修行を積んだことで、魔人ブウ編では超サイヤ人2へと覚醒し、更なる進化形態である超サイヤ人3への変身も可能とした。
原作の魔人ブウ編とエピローグの間を描く原作者の鳥山明がストーリーを手掛けた『ドラゴンボール超』および劇場版『神と神』では、超サイヤ人3をも遥かに上回る「超サイヤ人ゴッド」へ変身し破壊神ビルスと戦った。鳥山明は「超サイヤ人、2、3は超サイヤ人のパワーアップしたバリエーションに過ぎず、ビルスとの闘いの後、平常時と超サイヤ人(1)を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟った悟空は、おそらくもう2や3に変身することはない」と語っていた[96]。『神と神』の続編である劇場版『復活の「F」』[注 31]では、ウイスとの修行で超サイヤ人ゴッドの力をその身に取り込み、超サイヤ人ゴッドを超えた「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」に変身できるようになった。
漫画版『ドラゴンボール超』の「破壊神シャンパ編」ではヒットとの戦いで超サイヤ人ゴッドの姿で戦いつつ、攻撃する一瞬だけブルーに変身することで溜め込んだブルーのパワーを解放するという作戦を披露。続く未来トランクス編では合体ザマスとの戦闘において超サイヤ人ブルーの完成形を会得した。
身勝手の極意
原作者の鳥山明がストーリーを手掛けた『ドラゴンボール超』の「宇宙サバイバル編」では、悟空が「身勝手の極意」と呼ばれる進化形態に覚醒。この形態へ覚醒すると意識せずとも身体が勝手に戦局に最も適した動きを取ることが可能となる。
宇宙対抗格闘試合「力の大会」で第7宇宙の孫悟空と第11宇宙の戦士ジレンが激突。悟空の放った元気玉を2人が押し合った末に元気玉は圧縮され、反動による爆発に悟空が巻き込まれ、一同は悟空は死亡したと思われたが、直後に青白いオーラを纏った悟空が現れる。外見上の変化は、眼は瞳孔が黒色のまま虹彩は銀色の2色に変わり、毛髪は黒色のままで頭髪が無重力状に浮わついた状態となる。ウイス曰く、超サイヤ人ブルーの悟空の気と元気玉の爆発のエネルギーが衝突したことにより、悟空の中に眠る可能性の殻が破られて誕生した。そのままジレンと戦うが、超サイヤ人ブルーで渡り合えなかったジレンと互角に戦えるようになり、戦いながら進化を積み重ねた。ビルスが「身勝手の極意…」と発言すると神々は驚愕。神々ですら容易に到達できない領域に悟空が到達したことに騒然となった。しかし悟空は完全にその力を使いこなしておらず、ジレンに拳を突き出して突撃したがジレンに拳を受け止められ、「この熱さがお前の限界だ」と言われ、変身解除に追い込まれた。場外負けにはならなかったが、悟空は大幅に体力を消耗する結果となった。関連商品などではこの未完成の状態を「身勝手の極意“兆”(きざし)」と呼称されている。
2回目の変身は孫悟空と第6宇宙の合体戦士ケフラとの闘いで覚醒。悟空は先のジレンとの戦いで体力を使い果たすも、フリーザの手助けにより再び戦いに身を投じる。そしてケフラの底なしの強さに触発される形で悟空は再び身勝手の極意へ到達してケフラを圧倒した。だがその極意はまたしても不完全であり、攻め手に乏しいこと、加えて身体に大きな負担がかかることといった課題が浮き彫りとなった。孫悟空対ジレン(2回目)で「身勝手の極意」の完成形に覚醒。その姿は“兆”の時とほぼ同じで眼は瞳孔が黒色、虹彩は銀色の2色となり、毛髪は無重力状に浮わついた状態で全て銀色となる。その全身からは神々しいオーラを発する。
第11宇宙との最終決戦まで勝ち残りジレンと2回目の対戦を迎えるが、ここまで窮地に追い込まれても身勝手の極意が発動することはなかった。ベジータが脱落する際に気を受け取り体力を回復させて超サイヤ人ブルーに変身してもジレンに敵わず、舞台端に追い込まれたことで3度目の発動を迎える。その際攻撃をかわすだけではなく強烈な一撃を浴びせ、意識を乱すことなく純粋な行動で戦闘力を高めていった。そしてジレンがとどめのエネルギー弾を放った際に、身勝手の極意を極め、ジレンのエネルギー弾を打ち消した銀色に輝く悟空がいた。序盤は全局面でジレンを圧倒したが、過去のトラウマがよぎって潜在能力を全て解放したフルパワーのジレンと一進一退の攻防を繰り広げる。その後、悟空は自暴自棄となったジレンが仲間を傷つけようとしたことに激怒、かめはめ波でジレンに大ダメージを与え、とどめを刺そうとする。だが限界を超えた神の力の使用による反動で、変身が強制解除され身動きさえとれない状態にまで追い込まれた。
漫画版『ドラゴンボール超』の「銀河パトロール囚人編」では強敵モロに対抗するため、身勝手の極意の再発動を目指し、メルスに修業をつけてもらうことで「身勝手の極意”兆”」を任意に発動できるようになった。「生残者グラノラ編」では、ウイスとの修業で悟空は身勝手の極意の“兆”だけでなく完成形も任意で発動できるようになったが、常に身勝手の極意の発動状態にあり、その精度も高い天使のウイスには敵わなかった。ウイスら天使の上位存在である大神官は、ウイスら天使たちよりもさらに精度の高い身勝手の極意を体得しているという。
ビルス曰く、神の御技は身勝手の極意だけではなく他にもあるという。
他作品との共演
アニメ『ドクタースランプ』では少年期の姿で登場しており、最後のドラゴンボールを求めてペンギン村を訪れる。ドラゴンボールを拾ったアラレがワニに襲われそうになっている所を助ける形で対面し、自分にも負けない人間離れした強さやスピードのアラレを見て驚く。その直後、7つ目のドラゴンボールとドラゴンレーダーを落として、しかもその衝撃でレーダーが壊れたため、修理も兼ねて以降行動を共にする。しかし、レッドリボン軍も同時にボール集めに動いてペンギン村に潜入しており、アラレやガジラと共闘してブルー将軍とムラサキ曹長が指揮するレッドリボン軍と対決する。アラレたちと共闘してレッドリボン軍を倒し、ボールを何とか奪還することに成功するが、願いは結局ペンギン村の農夫が叶えてしまい、悟空はペンギン村を去る。また、4話目でアラレが千兵衛の発明品ホンモノマシーンで原作最終巻を実体化させたために大人の姿で登場し、魔人ブウと戦っていた。
『超こち亀』では両津勘吉に恐れをなしたフリーザが逃げ出したあとに、入れ違いでナメック星に到着。その場にいたベジータにフリーザの居場所を聞くが、勝手に宇宙船を着陸させたために両津に駐車違反だと注意される。
『ネコマジンZ』ではネコマジンZの師匠として登場。亀仙流の道着ではなく原作最終回付近に着ていた道着で登場している。修行の成果としてネコマジンと闘い、超サイヤ人に変身するが、結局はネコジャラシで彼を誘って勝利する。その後、彼に孫家に現れたネズミを退治してもらう。
『CROSS EPOCH』ではルフィと共に登場。舞空術が使えないルフィに筋斗雲を貸し出している。この作品ではオリジナルの服装(中国調の服装)で登場。ルフィと共に、かめはめ波とゴムゴムのバズーカの合わせ技でピラッパギーをノックアウトしている。
『銀河パトロール ジャコ』では最終話に登場。バーダックが身の危険を感じて、悟空を逃がすため盗んできた丸型ポッドに入れられて地球へ飛ばされる。地球では銀河パトロール隊員のジャコがサイヤ人である悟空を退治するために来ていたが、偶然ジャコに監視されていないタイミングで地球に落下したので命拾いした。はじめて地球に来たときは、裸の赤ん坊であったアニメと違って、戦闘服を着ていた。まだ保育器の中に入れられているような生まれて3年くらいの幼児だが暴れん坊で、孫悟飯と戦い「おそろしく強い」と言われ、一般人を殺しかねない戦闘力も発揮していた。その後、悟飯に育てられることになり、「空からやってきたから孫悟空」と名付けられる[97]。単行本のおまけ漫画『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では地球に送られた経緯が描かれた。
テーマソング
- 孫悟空ソング
- 歌 - 野沢雅子 / 作詞 - 河岸亜砂 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 神保正明
- 悟空のGOKIGENジャーニー
- 歌 - 野沢雅子 / 作詞 - 森由里子 / 作曲 - いけたけし / 編曲 - 山本健司
- あいつは孫悟空
- 歌 - 影山ヒロノブ&Waffle / 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 山本健司
- 俺たちのエナジー
- 歌 - 影山ヒロノブ / 台詞 - 野沢雅子(孫悟空) / 作詞 - 前田耕一郎 / 作曲・編曲 - 藤原いくろう
ゲームにおける孫悟空
原作の主人公であるため、ほとんどのシリーズで主役を務めており皆勤。『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』から『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』までは、操作できる期間がゲーム序盤と中盤以降に限られ、出番自体は少ない。さらに、『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』や『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』では、界王拳前提のゲームバランスであるため、素の戦闘力は仲間内でも低く設定されている。『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』では主人公ではなく、ブロリーと共に隠しキャラクターとなっている。さらにストーリーモードである「武闘伝モード」では、悟飯を主人公に選んで特定の条件を満たすことにより、最後に現れる隠しボスとして登場する。
『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』や『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』では、元気玉の使用には「元気を集めるのに時間がかかる」という原作の再現として、1ターンの行動回数を余分に消費したり、ターンを跨いで元気玉を完成させなければならない条件がある。その特徴はリアルタイムで対戦する『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズ以降はさらに強調され、「オラに元気をわけてくれ!」、「元気玉準備」といった専用技が登場。重ねて使うことで元気玉の威力や範囲が強化される反面、一定時間無防備になってしまう欠点がある。
原作の物語を追体験できる『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -突激編-』、『ドラゴンボールZ 超悟空伝 -覚醒編-』では悟空の視点から物語を読み解き、原作の選択とは異なる行動を取ることで物語全体の運命を左右するIFが発生する。『ドラゴンボールZ 舞空闘劇』でのIFストーリーではほかのキャラクター主演のシナリオの都合上、序盤から退場するケースが多い[注 32]。キャラクター性能は各種ゲームよって異なるが、基本的に標準以上のスタンダードなキャラクターに仕上げられることが多く、火力重視の仕様から技巧重視のテクニカルキャラクターまでと、キャラクター性能はさまざまである。
『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』のその後を描いた『ドラゴンボールZ 真武道会2』では、シナリオを進めると登場するが、本編に登場する過去から来た悟空とは異なり、超サイヤ人までしか変身できない。また作中までの間に、占いババの力を借りてこの世に戻ってきたことがある。
『ファミコンジャンプ 英雄列伝』では少年期、『ファミコンジャンプII 最強の7人』では青年期の悟空が操作可能キャラクターの一人として登場。
『ジェイスターズ ビクトリーバーサス』では参戦キャラクターの一人として登場。体力が低く燃費も悪いが、実用性のあるコンボが多く、全キャラクター中で唯一攻撃被弾中にジャストガードが可能で反撃できる。
アーケードゲーム『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では、2015年時点で臨機応変に戦えて必殺技をチャージして強化できるノーマル状態の「孫悟空」、瞬間移動で距離を詰めて敵の横槍を受け難く奇襲もできる「超サイヤ人孫悟空」、時間制限がある代わりに非常に高性能な「超サイヤ人ゴッド孫悟空」、必殺技発動時にタイミング良くボタンを押せば技を強化できる「超サイヤ人ゴッドSS孫悟空」の4キャラクターが登場している。
プレイヤーとなるアバターキャラクターが原作に介入する『ドラゴンボール ゼノバース』では、プレイヤーと同じくもう一人の主人公として登場。善人・悪人を問わないトワの洗脳魔術が効かず、超サイヤ人ゴッドのパワーを吸収したことでドミグラの魔術すら退ける。また、ゴッドを吸収した時系列の後でも超サイヤ人2以降に変身している。DLCの「GT編」では超4ゴジータとなって主人公と共闘し、超一星龍、超17号、大猿ベビーを倒した。このためアニメ版とは違い生存している。
アーケードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』では、ストーリーテラーがトランクスであるのに対し、超サイヤ人[注 33]の悟空がナビゲーターを担当する。
『ドラゴンボールZ カカロット』においては主役ではあるが原作通りに物語が展開する都合上、離脱することが多い。各章のインターバル中でも操作はできない。キャラクターの性能としては非常に高く、超サイヤ人3にまで変身できるため攻撃力も高い他、DLC「新たなる覚醒」では超サイヤ人ゴッドや超サイヤ人ゴッド超サイヤ人にも変身できるようになる。フィールドを探索している時には様々なコメントもしてくれる。また、釣りをする際には原作第1話で少年時代の悟空が行っていたシッポで魚を誘っておびき寄せたところに蹴りを入れる方法で魚を釣る[注 34]。
『フォートナイト』では2022年8月にベジータ、ブルマ、ビルスと共にアイテムショップに登場した[98]。
脚注
注釈
- ^ 2019年半ば頃までの日本では「Son Gokou」が使用されていた。また、ジャンプ・コミックス『ドラゴンボール』第6巻のカバーイラストや、アーケードゲーム『ドラゴンボールZ V.R.V.S』では「Son Gokuh」と表記されている。英語圏では名字が付かず、単に「Goku」になっている。
- ^ 原作初期にはパンを「スカスカしてうまくない」、コーヒーを「苦いから嫌い」と言う場面がある。
- ^ ベジータがツーノ村を襲ってナメック星人を殺害していることを知ったクリリンは「あの時トドメを刺しておけば」と悔やんでいた。またそのことでは悟空自身も「クリリンに殺すのをやめさせた自分のせい」と認めている。もっとも悟空はナッパ撃破時にも、ベジータに地球からの撤退を勧告している。
- ^ フリーザにトドメを刺さなかったことで後に地球人滅亡の危機になったため、フリーザを葬ったトランクスに対して「(自分が)甘かった」と反省している。セルゲームにおいても、セルとの戦いでは悟飯に直ちにトドメを刺すように忠告している。
- ^ アニメではセルにピッコロが殺されたと思った折、救出に向かおうとした悟飯を羽交い絞めにして「今行ってもヤツは倒せねぇ」と止めている。
- ^ ただし初日の修業における国語の授業で使われた教科書を拙いながらも音読しており、最低限の識字能力はあった。
- ^ しかし、最後は悟天に「1億ゼニー貰えば、お母さんも修行を許してくれるよ」と言われ、考えた末、貰うことにした。
- ^ これはサイヤ人に共通する特徴でありベジータや、地球人とサイヤ人の混血である悟飯も同様である。
- ^ 亀仙人やクリリンたちと同席であったため、すべての食事を悟空が食べたわけではないものの、あまりの食事量の多さに店が食材を使い果たして料理を提供できなくなった。しかし、それでも本人によると「腹八分目」とのこと。
- ^ このスタンスに関しては、天下一武道会でのピッコロとの戦いや、界王神界でのブウとの戦いにおいて、悟空本人も「こんな時にすまねぇな」と申し訳なさを認めている。
- ^ 実際に洞察力も鋭くなっており、ピッコロを殺せば神様も死ぬからドラゴンボールが使えなくなり、復活できないことを見抜いたり、フリーザが本気を出さなかった理由も見抜いていた。またサイヤ人の特性の一つである、死ぬ寸前から回復すれば戦闘力が増すことも誰からも教わらず自分の体験で理解していた。
- ^ 『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』および『超』では農業で生計に貢献する描写も見られる。
- ^ アニメではクリリンが提案した1つ目の案は悟空が死ぬ前まで時間を元に戻してもらうという願いであったが、「そんなことをしたら自爆する前のセルまで復活してしまうぞ」とピッコロに指摘されたために却下され、デンデが提案した2つ目の案はナメック星のドラゴンボールで悟空を生き返らせるために新ナメック星にワープするという願い。
- ^ サイヤ人の地球来襲は赤ん坊の悟空が地球に送られたことが遠因であり、フリーザの地球侵攻や人造人間の起動も悟空への復讐が理由。悟空が不在の時も悪人が地球に侵攻したため、これはブルマの決め付けであり、『SPARKING!METEOR』ではこれに関してクリリンは「悪者を引きつけているんじゃなく戦いをひきつけているだけ」と弁護してくれた。
- ^ アニメではトランクスが未来に帰った直後、悟空は悟飯の肩に手を置き一瞬だけ姿を見せている。
- ^ テレビスペシャルでは、送り込まれたのは惑星ベジータが破壊される直前である。
- ^ 悟飯の大猿化を見たクリリンは、悟空が大猿になった際には理性がなくなるというより元の凶暴なサイヤ人に戻るのではと推測している。
- ^ 作中でこのことが判明したのはピラフ一味に悟空が仲間たちと共に捕まり、悟空がその日は満月であったことから悟空がした怪物の話と実際に悟空が大猿になったことを仲間たちが目撃したことによる[25]。悟空本人がそのことに気付いたのは初めてベジータと闘ったときである。
- ^ アニメ版では、決戦の舞台となったキングキャッスルへ向かう途中、大魔王の命令で軍隊に抹殺されそうになった牛魔王とチチを助けている。また、ピッコロ大魔王から世界を救ったことが称えられ、国王により世界最高の名誉であるブルースター勲章を与えることが発表されたが、結局受け取ることはなかった。
- ^ ピッコロ大魔王との戦いの中で、本人は「尻尾があるから人間じゃないかも」と言っている。
- ^ 悟飯もチチを説得していたが、チチも色々と文句を言った末に「そのうち帰ってくる」と最終的に許した。
- ^ 「特別版」では「すぐに助けに行ったほうがいいのか」と心配ではあったがすぐに負けると判断し、「様子を見ながら修行したほうが良い」と語っていた。
- ^ 実際、漫画版『超』では、ブルマの出産を控えるベジータに対して悟空が「悟飯も悟天も産まれたことさえ知らなかった」と発言し、ベジータから「キサマは悪いヤツじゃないかもしれんが…父親としては最低だな……」と呆れている。
- ^ ベジータも全く働かないため、ブルマは「サイヤ人は働かないのか」と皮肉を口にしたことがあるが、本人は気にしてはいない。
- ^ 初めて使用しようとしたベジータとの戦いでは、自身に元気を集めていた事で不意打ちされた際に集めた元気が殆ど消失(霧散)してしまっていた。2回目の使用となるフリーザとの戦いでは遥か上空に作られていた。
- ^ セルは「その気になれば元気玉だってたぶんできる」と発言しているが実際には使用しなかった。一部のゲーム作品によっては実際にセルが元気玉を放つ作品も存在する。
- ^ ただし、この時は場所の都合上、ベジータを除く第7宇宙チーム8人分の気しか集めていないという理由もある
- ^ セル編においては地球からナメック星への瞬間移動に失敗しており、界王星を経由して界王に目的地の位置を教わることで精度を上げ、瞬間移動を果たしている。
- ^ 『週刊少年ジャンプ』1989年31号掲載「究極戦士大集合!!カード」には第23回天下一武道会(マジュニア戦)時点での戦闘力が910と掲載されている[78][79]。
- ^ 『Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』には、かめはめ波で気をためたときの数値は1000近くまで上昇すると記載されており[80]、『カードダス奥義大全書 ドラゴンボールZ』では1030と記載されている[84]。
- ^ 『ドラゴンボール超』では『復活の「F」』を原作としたフリーザ復活編として放送。
- ^ ストーリーによってはフリーザに殺されたり、心臓病で亡くなるケースもある。
- ^ 『スーパードラゴンボールヒーローズ』では、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人となっている。その後ビッグバンミッションで通常の姿になっている。
- ^ この頃の悟空のシッポは無くなっているため、ブルマが作った取り付け可能なシッポを使って釣りをする。また息子の悟飯もこの方法で魚を釣る。
出典
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- 週刊少年ジャンプ編集部 編『ドラゴンボールGT パーフェクトファイル』集英社〈ジャンプ・コミックス セレクション〉、1997年5月24日。ISBN 4-8342-1524-5。
- 週刊少年ジャンプ編集部 編『ドラゴンボールGT パーフェクトファイルNo.2』集英社〈ジャンプ・コミックス セレクション〉、1997年12月17日。ISBN 4-8342-1528-8。
- 鈴木晴彦 編『テレビアニメ完全ガイド『DRAGON BALL Z』孫悟空伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2003年10月8日。ISBN 4-08-873546-3。
- 鈴木晴彦 編『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年5月5日。ISBN 4-08-873702-4。
- 木下暢起 編『テレビアニメ完全ガイド『DRAGON BALL』天下一伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月2日。ISBN 4-08-873705-9。
- 木下暢起 編『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月9日。ISBN 978-4-08-874803-0。
- 木下暢起 編『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年4月8日。ISBN 978-4-08-874804-7。
- Vジャンプ編集部 編『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』集英社〈愛蔵版コミックス〉、2016年1月26日。ISBN 978-4-08-792505-0。