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'''株式会社ENEOSマテリアル'''(エネオスマテリアル、{{Lang-en-short|ENEOS Materials Corporation}})は日本の[[化学メーカー]]、[[素材メーカー]]で |
'''株式会社ENEOSマテリアル'''(エネオスマテリアル、{{Lang-en-short|ENEOS Materials Corporation}})は日本の[[化学メーカー]]、[[素材メーカー]]である。2021年に[[JSR]]より分割した会社であり、[[JSR]]のエラストマー事業として約4割の売上高を誇っていた<ref>{{Cite web |title=JSRグループ概要 - CSRレポート2019 |url=https://www.jsr.co.jp/csr/2019/about/ |website=JSR株式会社 |access-date=2023-09-22 |language=ja}}</ref>。分割後はENEOSグループの素材事業、機能材事業の中核企業として重要な役割を担っている<ref>{{Cite web |title=石連会長、「石化シフトで成長を」。石油需要減退に対応 |url=http://www.jmd.co.jp/article.php?no=267854 |website=日本海事新聞 電子版 |access-date=2023-09-18 |language=ja-jp}}</ref>。2024年度から[[ENEOSホールディングス]]の事業会社となる<ref>{{Cite web |title=基盤事業で稼ぎ、エネルギー移行期に対応 ENEOS新中計、まず製油所の稼働向上 - 石油通信社のブログ |url=https://blog.goo.ne.jp/kksekiyu/e/cebca67af41e219070c94b81331d6296 |website=goo blog |access-date=2023-09-22 |language=ja}}</ref>。 |
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ENEOSグループの |
[[ENEOSグループ]]の「脱炭素社会」の実現に貢献し、ENEOSグループの企業価値の最大化を図るとしている。2030年以降を「投資拡大」と事業の「開花フェーズ」ととらえている<ref>{{Cite web |title=見えた!「エネルギートランジション」の道筋 「割安」なENEOS株は買いか?【脱炭素銘柄をねらう】 |url=https://www.j-cast.com/kaisha/2023/07/04464321.html |website=J-CAST 会社ウォッチ |date=2023-07-04 |access-date=2023-09-18 |language=ja}}</ref>。 |
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== 沿革 == |
== 沿革 == |
2023年9月22日 (金) 15:25時点における版
東京本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒105-0021 東京都港区東新橋一丁目5番2号汐留シティセンター |
設立 |
1957年(令和3年)12月10日 (株式会社ENEOSマテリアル)商号変更 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 9010401160144 |
事業内容 | 合成ゴム、機能性材料、その他化学工業製品・原料の製造販売 |
代表者 | 平野勇人(代表取締役) |
資本金 | 10億円 |
売上高 | 1407億9100万円 |
営業利益 | 78億9800万円 |
経常利益 | 85億3700万円 |
純利益 | 62億6400万円 |
純資産 | 454億3200万円 |
総資産 | 1352億5100万円 |
従業員数 | 1,285名、約3,000名(連結) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | ENEOS (100%)、ENEOSホールディングス(2024年度予定) |
主要子会社 |
日本ブチル株式会社 ENEOS クレイトン エラストマー株式会社 株式会社エラストミックス ENEOSマテリアルトレーディング株式会社 株式会社護光商会 日密科偲橡膠(佛山)有限公司 天津国成橡膠工業有限公司 |
外部リンク | https://www.eneos-materials.com/ |
株式会社ENEOSマテリアル(エネオスマテリアル、英: ENEOS Materials Corporation)は日本の化学メーカー、素材メーカーである。2021年にJSRより分割した会社であり、JSRのエラストマー事業として約4割の売上高を誇っていた[1]。分割後はENEOSグループの素材事業、機能材事業の中核企業として重要な役割を担っている[2]。2024年度からENEOSホールディングスの事業会社となる[3]。
低燃費用自動車タイヤ、ベルト、各種工業用ゴム製品等に用いられるSSBRなどの汎用合成ゴムは国内トップクラスの生産能力を有する[4]。国内第一号の合成ゴム[5]の製造技術を応用し、特殊合成ゴム、EV用電池バインダーなどの電池材料、国内トップシェアを誇るペーパーコーティング用ラテックス、熱可塑性エラストマー、水添ポリマーなどを製造[6]している。
ENEOSグループの「脱炭素社会」の実現に貢献し、ENEOSグループの企業価値の最大化を図るとしている。2030年以降を「投資拡大」と事業の「開花フェーズ」ととらえている[7]。
沿革
- 1957年 - 日本合成ゴム株式会社
- 12月10日 - 合成ゴム製造事業特別措置法により日本合成ゴム株式会社設立。
- 1958年(昭和33年)4月 - 日本合成ゴム株式会社に関する臨時措置に関する法律が公布。
- 1960年(昭和35年)4月 - 四日市工場(三重県四日市市)稼動開始、合成ゴム生産開始。
- 1961年(昭和36年)3月 - 合成ゴムラテックス生産開始。
- 1964年(昭和39年)10月 - 合成樹脂生産開始。
- 1968年(昭和43年)4月 - 千葉工場(千葉県市原市)稼動開始。
- 1969年(昭和44年)4月 - 日本合成ゴム株式会社に関する臨時措置に関する法律を廃止する法律により民営化。
- 1970年(昭和45年)10月 - 株式を東証2部・大証2部に上場。
- 1971年(昭和46年)
- 1997年 - JSR株式会社
- 2013年(平成25年)
- 2月 - エラストミックスがPT. Prospect Motorとの間で合弁会社のPT. ELASTOMIX INDONESIAを設立。
- 2021年 - 日本合成ゴム分割準備株式会社
- 5月11日 - ENEOSにJSRのエラストマー事業売却に関する契約締結を発表、当時JSRの売上の約半数を占める事業の売却の発表であった[8]。
- 2022年 - 株式会社ENEOSマテリアル
事業内容・製品
エラストマー事業
国産合成ゴム第1号製品を誕生させた。世界市場にも製品群を提供。
- 汎用合成ゴム
- 乳化重合スチレン・ブタジエンゴム/ESBR
- 溶液重合スチレン・ブタジエンゴム/SSBR - 国内トップクラスの供給
- ポリブタジエンゴム/BR
- ポリイソプレンゴム/IR
- 特殊合成ゴム
- アクリロニトリルブタジエンゴム/NBR
- ブチルゴム/IIR
- エチレン・プロピレンゴム/EPM・EPDM
エマルジョン事業
合成ゴムの製造技術をベースに開発。
- 電池材料
- 電池用バインダー
熱可塑性エラストマー事業
合成ゴムと熱可塑性樹脂の間を埋める素材として注目されている材料。熱可塑性樹脂と同様の成形加工が可能である。
- 熱可塑性エラストマー
- 水添ポリマー
- 水添ポリマー/DYNARON
グループ企業
- BST ENEOS Elastomer Co., Ltd.
- ENEOS MOL Synthetic Rubber Ltd.
- 日本ブチル株式会社
- ENEOS クレイトン エラストマー株式会社
- 株式会社エラストミックス
- ELASTOMIX (THAILAND) CO., LTD.
- 日密科偲橡膠(佛山)有限公司
- PT.ELASTOMIX INDONESIA
- ELASTOMIX MEXICO S.A. de C.V.
- 天津国成橡膠工業有限公司
- ENEOSマテリアルトレーディング株式会社
- 株式会社護光商会
- ENEOS Materials Trading (Shanghai) Co., Ltd.
- ENEOS Materials Trading Bangkok Co., Ltd.
- ENEOS Materials Trading Mexico S.A. de C.V.
- ENEOS Materials Trading Vietnam Co., Ltd.
事業所
- 本社 - 東京都港区東新橋一丁目5番2号汐留シティセンター
- 四日市工場 - 三重県四日市市川尻町100
- ENEOS機能材カンパニー - 神奈川県横浜市神奈川区
- 千葉工場 - 千葉県市原市千種海岸5
- 鹿島工場 - 茨城県神栖市東和田34-1
- ENEOS Materials Korea Co., Ltd. - 大韓民国ソウル市鐘路区世宗大路149光化門ビル15F
- ENEOS Materials Europe GmbH - Am Seestern 8, 40547 Dusseldorf, Germany
- ENEOS Materials Europe Belgium B.V. - Esperantolaan 9, 3001 Leuven, Belgium
- ENEOS Materials India Private Limited - Unit 506,Vatika City Point, MG Road, Gurgaon, Haryana-122002, India
- ENEOS Materials America, Inc. - 4015 Executive Park Drive, Suite100, Cincinnati, OH 45241, U.S.A
脚注
- ^ “JSRグループ概要 - CSRレポート2019”. JSR株式会社. 2023年9月22日閲覧。
- ^ “石連会長、「石化シフトで成長を」。石油需要減退に対応”. 日本海事新聞 電子版. 2023年9月18日閲覧。
- ^ “基盤事業で稼ぎ、エネルギー移行期に対応 ENEOS新中計、まず製油所の稼働向上 - 石油通信社のブログ”. goo blog. 2023年9月22日閲覧。
- ^ gorio (2023年1月29日). “立て続く再編、合成ゴム業界を解説”. Chemical Technology News. 2023年9月18日閲覧。
- ^ “ゴムの歴史|ゴムの基礎知識”. www.fujigom.co.jp. 2023年9月18日閲覧。
- ^ “製品情報 | ENEOSマテリアル”. www.eneos-materials.com. 2023年9月18日閲覧。
- ^ “見えた!「エネルギートランジション」の道筋 「割安」なENEOS株は買いか?【脱炭素銘柄をねらう】”. J-CAST 会社ウォッチ (2023年7月4日). 2023年9月18日閲覧。
- ^ “JSRグループ概要 - CSRレポート2019”. JSR株式会社. 2023年9月18日閲覧。
- ^ “ENEOSマテリアル、本社を移転へ | ゴム報知新聞NEXT | ゴム業界の専門紙”. ゴム報知新聞NEXT | ゴム業界の専門紙 | (2023年6月8日). 2023年7月28日閲覧。
- ^ “「脱炭素の荒波かぶっている」 エネオス、子会社JX金属の上場準備:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年5月11日). 2023年9月18日閲覧。
- ^ “見えた!「エネルギートランジション」の道筋 「割安」なENEOS株は買いか?【脱炭素銘柄をねらう】”. J-CAST 会社ウォッチ (2023年7月4日). 2023年9月18日閲覧。
- ^ “長期ビジョン・中期経営計画|経営方針|ENEOSホールディングス”. ENEOSホールディングス. 2023年9月18日閲覧。