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「ピコリーノの冒険」の版間の差分

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|19||9月14日||空から落ちたジーナ||奥田誠治
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|20||9月28日||ゼペット爺さんがいた|| rowspan="2" |丸山正雄
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| rowspan="3" |池野文雄
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|21||10月5日||イルカの海の町へ
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|22||10月12日||イルカのおともだち|| rowspan="2" |山崎厳
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|23||10月19日||のら犬のアリドーロ||奥田誠治
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|51||5月24日||おうちに帰ろうよ||腰繁男
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2023年4月17日 (月) 13:38時点における版

ピノキオより ピコリーノの冒険
アニメ
原作 カルロ・コルローディ
監督 遠藤政治斉藤博
シリーズ構成 丸山正雄
脚本 山崎厳、金子裕
キャラクターデザイン 桜井美知代
音楽 中村泰士
アニメーション制作 日本アニメーション
製作 朝日放送、日本アニメーション、アポロフイルム
放送局 NET系列 → テレビ朝日系列
放送期間 1976年4月27日 - 1977年5月31日
話数 全52話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

ピコリーノの冒険』(ピコリーノのぼうけん)は、1976年4月27日から1977年5月31日までNET系列 → テレビ朝日系列で放送されていたテレビアニメである。正式名称は『ピノキオより ピコリーノの冒険[1]。全52話。放送時間は毎週火曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。

朝日放送日本アニメーションとアポロフイルムが共同製作した作品。監督は、『あらいぐまラスカル』の遠藤政治と『トムソーヤーの冒険』『牧場の少女カトリ』の斉藤博が務めた。ピノキオを題材としたアニメとしては1972年に タツノコプロが製作した『樫の木モック』があるが、本作は動物キャラを多数配置することで差別化を図っている[2]

あらすじ

とある所に、ゼペットという一人の老人が住んでいた。ある日かしの木から一体の人形を作った。ところがその人形がなんと生命を持った。それに驚いたゼペットは、その生命を持った木人形にピコリーノという名前をつけた[1]。ゼペットはピコリーノに衣服や食物を与え学校に通わせることにする。ピコリーノはアヒルのジーナと学校に向かう途中、ボロ狐とどら猫の二人組に騙されて芝居小屋に売られてしまう[2]。やんちゃだが根はやさしいピコリーノは仙女に助けられ、これからは善い行いをするように努力することを約束をする[2]。そして幾分か経ってピコリーノはジーナとゼペットの家に戻るため旅に出る。いろいろな人との出会い、楽しいことや悲しいことなどを経験しながら旅を続け、何度かの擦れ違いを経て、クジラのお腹の中でゼペットと再会をする[2]。家に帰ったピコリーノは、ある朝自分が人間の子供になっていることに気付き、皆の前で歓喜するのだった[2][3]

登場人物

ピコリーノ
声 - 野沢雅子
本作の主人公。ゼペットの作った生きている木人形。やんちゃな性格[2]。ボロ狐らに騙されて芝居小屋に売られて以来、ゼペットの家に戻るため、ジーナとさまざまな場所を旅している[2]
ジーナ
声 - 杉山佳寿子
ピコリーノと親しいアヒル[2]
ゼペット
声 - 千葉順二
ピコリーノの作り主[1][2]
ロッコ
声 - 肝付兼太
ゼペットの家で暮らすキツツキ[2]
ジュリエッタ
声 - 麻生美代子
ゼペットの家で暮らすネコ[2]
ボロ狐 / ディノ[2]
声 - はせさん治
どら猫とともに言葉巧みにピコリーノを誘う[1]
どら猫 / ウィッチ[2]
声 - 永井一郎
ボロ狐とともに言葉巧みにピコリーノを誘う[1]
仙女
声 - 小山まみ
瑠璃色の髪の少女[2]。ピコリーノが嘘をつき努力を怠るたびに魔法を使って罰を与える[2]
タカ
声 - 飯塚昭三
仙女の配下[4]
ムク犬
声 - 和田啓
仙女の配下[4]
ナレーター
声 - 麻生美代子

スタッフ

主題歌・挿入歌

オープニングテーマとエンディングテーマは同名のシングルレコード「ピコリーノの冒険」(1976年6月発売、SCS-297)に、挿入歌はLPレコード「テレビまんがアイドルデラックス 7」(1976年8月発売、CW-7078)に収録されている。後者には『母をたずねて三千里』の主題歌・挿入歌も併録され、合計13曲のうち10曲を大杉久美子が歌った。

また、本作の主題歌・挿入歌全7曲はLPレコード「ピコリーノの冒険 うたとおはなし」(1976年10月発売、CW-7103)に再録され、同時に「ごめんねおじいさん」と「どら猫とぼろ狐」それぞれのシングルカット盤(SCS-318)もリリースされた。

以上のレコードは、いずれも日本コロムビアから発売された。

主題歌

オープニングテーマ「ぼくはピコリーノ」
作詞 - 片桐和子 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 大杉久美子、ヤング・フレッシュ
オープニングの映像は2バージョンあり、前期で家が映されていた場面が後期にはピコリーノがカメやロバに乗っている場面にされたり、森や鳩も途中で変更されたりした。また、後期にはジーナもオープニングに登場した。
エンディングテーマ「オリーブの木陰こかげ
作詞 - 片桐和子 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 大杉久美子、ヤング・フレッシュ / セリフ - 野沢雅子

挿入歌

「踊ろうよピコリーノ」
作詞 - 保富康午 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - ヤング・フレッシュ
「かわいいジーナ」
作詞 - 保富康午 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 堀江美都子
堀江によるセリフも収録されている。
「ごめんねおじいさん」
作詞 - 保富康午 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 大杉久美子
「たのしく行こうよ」
作詞 - 保富康午 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 大杉久美子、ヤング・フレッシュ
「どら猫とぼろ狐」
作詞 - 保富康午 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 永井一郎はせさん治

各話リスト

放送日 サブタイトル 脚本 絵コンテ
1 1976年
4月27日
ピコリーノの誕生 金子裕 ふじひろし
2 5月4日 町は大騒ぎ
3 5月11日 人形芝居小屋へ行こう 波多正美
4 5月18日 ぼくは大スター 丸山正雄 ふじひろし
5 5月25日 おどろおどろの赤エビ屋 池野文雄
6 6月1日 ルリ色髪の少女
7 6月8日 ぼくいい子になるんだ 藤ひろし
8 6月15日 ふしぎの野原 奥田誠治
9 6月22日 仙女の白い小さな家 池野文雄
10 6月29日 ぼく勉強するんだ! 藤ひろし
11 7月6日 いんちき裁判 池野文雄
12 7月27日 まぬけおとしの町ってなあに 山崎修二 藤ひろし
13 8月3日 夜遊びは楽しいな 金子裕 奥田誠治
14 8月10日 ピコリーノ番犬になる(前編) 丸山正雄 池野文雄
15 8月17日 ピコリーノ番犬になる(後編) 奥田誠治
16 8月24日 笑う大蛇 山崎厳 岡崎幸男
17 8月31日 仙女さまがいなくなった 近藤英輔
18 9月7日 空の旅 池野文雄
19 9月14日 空から落ちたジーナ 奥田誠治
20 9月28日 ゼペット爺さんがいた! 丸山正雄 池野文雄
21 10月5日 イルカの海の町へ
22 10月12日 イルカのお友達 山崎厳
23 10月19日 のら犬のアリドーロ 奥田誠治
24 10月26日 ぼく働くんだ! 丸山正雄 池野文雄
25 11月2日 泥棒退治 奥田誠治
26 11月9日 海亀さんとの約束 藤ひろし
27 11月16日 靴屋のジャンゴ爺さん 山崎厳 池野文雄
28 11月23日 ピコリーノのマラソン大会 奥田誠治
29 11月30日 ロバのドンキー 丸山正雄 池野文雄
30 12月7日 宿屋のドロボー騒ぎ おかきよみ
31 12月14日 ロッコとの再会 山崎厳 池野文雄
32 12月21日 不思議なカタツムリ 奥田誠治
33 12月28日 風船旅行 おかきよみ
34 1977年
1月4日
ピコリーノがカカシになった 奥田誠治
35 1月11日 盗まれた金時計 池野文雄
36 1月18日 ぼくの宝物
37 1月25日 ロメオという少年 奥田誠治
38 2月1日 おもちゃの国へ行く馬車 池野文雄
39 2月8日 素晴しいおもちゃの国 奥田誠治
40 2月15日 ロバになったピコリーノ 池野文雄
41 2月22日 サーカス一座の仲間達
42 3月1日 ジーナの宝物 奥田誠治
43 3月8日 ロバの曲芸 池野文雄
44 3月15日 ロゼッタおばあさん
45 3月29日 おばあさんの息子 奥田誠治
46 4月12日 ゴリラのおうち 池野文雄
47 4月19日 秘密のほら穴
48 4月26日 リスの親子 奥田誠治
49 5月3日 おじいさんにあいたい 池野文雄
50 5月17日 クジラのおなか
51 5月24日 おうちに帰ろうよ 腰繁男
52 5月31日 いつまでも いつまでも 池野文雄

放送局

劇場版

1976年12月19日公開の『東映まんがまつり』で、本作のブローアップ版が公開された。ただし地方のみでの公開で、第何話を公開したのかのは不明[14]

同時上映作は『西遊記』(東映長編アニメ版、再々映)、『UFOロボ グレンダイザー 赤い夕陽の対決』、『一休さん おねしょお姫さま』、『秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最後の大噴火』、『忍者キャプター』の計5本[14]

商品展開

タカラより、磁石を用いて分離合体するフィギュアが発売された。同社の「マグネモ8シリーズ」と同じ機構を使用した玩具だが、「マグネモ」の商号は付されていない。また、同社による本作の玩具は、「女児向けキャラクター」との位置づけで商品展開された。ピコリーノは服の色違いが数種発売。

  • 冒険好きの ピコリーノ
  • 知りたがりやのキツツキ ロッコ
  • かわいいアヒルの ジーナ
  • めんどくさがりやのおばさん猫 ジュリエッタ
  • いじわるなボロ狐 ディーノ
  • ドジのドラ猫 ウィッチ

脚注

  1. ^ a b c d e アニメージュ編集部『TVアニメ25年史』徳間書店、1988年、64頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『日本アニメーション全作品集 25周年記念』プラネット出版、2001年、27頁。ISBN 4-939110-11-7 
  3. ^ ピコリーノの冒険 第52話 いつまでも いつまでも”. アニメ - GYAO!. ヤフー株式会社. 2022年12月31日閲覧。
  4. ^ a b ピコリーノの冒険 第6話 ルリ色髪の少女”. アニメ - GYAO!. ヤフー株式会社. 2022年12月31日閲覧。
  5. ^ 河北新報』1977年5月3日 - 5月31日付朝刊テレビ欄。
  6. ^ 『日刊スポーツ』1977年4月14日 - 4月28日付テレビ欄。
  7. ^ 福島民報』1976年4月27日 - 5月31日付朝刊テレビ欄。
  8. ^ 『福島民報』1978年6月8日 - 8月22日付朝刊テレビ欄。
  9. ^ a b 『日刊スポーツ』1977年4月6日 - 4月27日付テレビ欄。
  10. ^ 北日本新聞』1977年5月26日付朝刊、テレビ欄。
  11. ^ 『北日本新聞』1976年7月7日付朝刊、テレビ欄。
  12. ^ 北國新聞』1977年4月1日付朝刊、テレビ欄。
  13. ^ 『日刊スポーツ』1976年6月5日付テレビ欄。
  14. ^ a b アニメージュ編集部『劇場アニメ70年史』徳間書店、1988年、68頁。 

外部リンク

NET系列 → テレビ朝日系列ABC制作) 火曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
みつばちマーヤの冒険
(1975年4月1日 - 1976年4月20日)
ピノキオより ピコリーノの冒険
(1976年4月27日 - 1977年5月31日)
シートン動物記 くまの子ジャッキー
(1977年6月7日 - 1977年12月6日)