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== 経歴 == |
== 経歴 == |
2023年4月10日 (月) 20:09時点における版
暇空 茜 | ||||||||
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人物 | ||||||||
生誕 |
水原 清晃(みずはら きよてる) 1982年または1983年[1] 大阪府 | |||||||
国籍 | 日本 | |||||||
職業 | ||||||||
YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2021年 - | |||||||
登録者数 | 20万人 | |||||||
総再生回数 | 2621万回 | |||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年3月21日時点。 |
暇空 茜(ひまそら あかね[2]、1982年または1983年[1] - )は、日本の男性ゲーマー[3]、ゲームクリエイター、YouTuber、ブロガー[4]。株式会社グラニ元取締役[5]。 本名は水原 清晃(みずはら きよてる)[6][7][8]、配信サイトnoteでの表示名は暇な空白。「無職一般富裕オタク」を自称している[1]。なおアスペ
経歴
大阪府出身[9]。本人によれば東大寺学園中学校・高等学校に入学するが学業に身が入らず高校で中退し、大学入学資格検定合格後、近畿大学入学[10]。
若年期はコンピュータゲームに熱中しており、『ファイナルファンタジーXI』で難関とされる「闇の王」を最初に倒した「Apos」というユーザーが自身であると主張している。Aposは、特別ゲストとして公式の企画にも呼ばれたり[11]、「ヴァナ・ディール トリビューン」に掲載されたりしていた[12]。FF11をやる前は『ウルティマオンライン』をやっており本人によれば「ウルティマオンライン ビギナーズガイド」(ローカス、2001年9月28日)他6冊の編集に関わっている[13][14][15]。
本人によれば、大学卒業後、2007年にセガに入社し、ゲーム開発者となった[1]。その5年後、gloopsに転職し、2012年にはgloopsにいたメンバーと共に「グラニ」を創業した[1]。グラニ社で開発した『神獄のヴァルハラゲート』は「大ヒット」(暇空茜による表現)を記録し、グラニ社は売り上げが伸びて急成長し、時価総額が100億円近くにまでなった[1]。また、2018年頃には、Cygamesに所属していた[16]。
山本一郎によれば、暇空は一種のプランナー職を務めており、ソーシャルゲームにおけるイベント、データテーブル、ゲームシステムを設計する一点突破の仕組みづくりのプロフェッショナルであった[17]。
グラニ社とのトラブル・訴訟
2013年1月1日に暇空はグラニの取締役に就任するが[5]、その後、グラニの社長との間で金銭問題のトラブルが発生した。それは、暇空茜がグラニの開発の主要メンバーとして引き抜かれた当初の条件が履行されなかったことである[17]。このことで、グラニの社長と暇空との間で人間関係が悪くなった。
同年、暇空はグラニの社長を相手取って1億1294万1261円の収益金配分とそれに対する遅延損害金の支払い求めて民事訴訟を起こした(平成25年(ワ)21900号収益金配分請求事件)[18][19]。この裁判は一審で420万円の支払いを認め、残りを棄却する一部認容・一部棄却がなされ[20]、原告・被告ともに控訴。控訴審では開発過程を明らかにするためにチャットログの開示を求める文書提出命令の申し立てが追加され、文書提出命令に関しては2016年に請求が認容された(平成28年(ウ)第10038号文書提出命令申立事件)[21]。一方、収益金配分請求事件の係争中であった2015年には、保有株式の持分比率の低下によって損害を被ったとして損害賠償請求を提起(平成27年(ワ)第8708号損害賠償請求事件)[22]。第一審では5億7469万3828円の限度で請求が認容されたものの、控訴審では3億9998万5814円に減額[23]。暇空の上告によって最高裁まで争ったものの、2022年に上告が棄却されて判決が確定した[22][24][23]。一連の裁判により、暇空は6億円を得たとされている[1][17]。
この裁判の結果について、暇空は
「これだけ高額な損害賠償請求を起こすには莫大な弁護士費用がかかります。僕は勝訴するまでは、約2000万円の借金を抱えているピンチにありましたが、途中、相手方が提案してきた3億円の和解案も蹴ったうえで、勝利を収めたのです。弁護士は『100人中100人が和解します』と青ざめていましたが、僕は納得できない理由で妥協ができない性格です。この姿勢はColabo問題でも貫いています」
と新潮社のインタビューで述べた[1]。
フェミニストに対する活動
暇空は、「これまでツイフェミと呼ばれる人たちが、漫画やアニメなど色々なコンテンツを燃やしてきたことをご存知の方は多いかと思います[25]」と述べ、フェミニストと対決姿勢を強めている。
暇空は、そのきっかけになった出来事として、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』の表紙イラストを使用した献血キャンペーンポスターが「過度に性的」「環境型セクハラ」などと批判され[26][27]、一部の献血ルームでポスターが撤去される事態になった[1]ことを挙げている。このことについて、暇空は「作品を燃やすな。クリエイターが一生懸命作り出した作品に泥をかぶせ、排除しようとするのは行き過ぎだ。漫画文化の未来を閉ざそうとする攻撃を許すわけにはいかない」と主張した。そして、暇空は、ツイフェミが漫画の作品を燃やし、社会的に排除していると考え、2022年5月からYouTubeのチャンネルでこの問題を取り上げるなど、「作品潰しに動いていた人物のウソを暴くなどの調査」を始めた[1]。
暇空は次に、各地の温泉地をキャラクター化した『温泉むすめ』で、一部キャラクターが「今日こそは夜這いがあるかも」などのセリフだったり「スカートめくりをしちゃう」「肉感もありセクシー」という設定だったりしたことをめぐり批判が殺到した件[28][29]で、批判のきっかけとなるツイートをした一般社団法人「Colabo」代表の仁藤夢乃をターゲットにした[1]。
暇空は、「仁藤さんは、作品に対して一方的に、自分たちの倫理観によって悪と決めつけ断罪して攻撃してきた」「仁藤さんの批判によって、温泉むすめの運営会社は『スポーツ文化ツーリズムアワード2021』の表彰を辞退までさせられた。このやり方は魔女狩りのレベルだ[1]」「色んな人と関わって作品を作っている以上、作者は自分の思いだけで言い返すのは難しい。クリエイターはクライアントとの関係や世間的なイメージなどを人質に取られている。フェミニストはそういう反論できない人に向かって石を投げるので、これは許せない[25]」と主張し、「じゃあ、僕が代わりに戦おう[25]。あなた方がやっている事業は、後ろ暗いところはないんだろうな?徹底的に調べ上げてやると覚悟を決めた」として、Colaboに関連する内容について行政への情報開示請求や住民監査請求を行っている[1](住民監査請求の詳細は後述)。
暇空は「調査結果」をnote、YouTube、Twitterで随時ネット投稿・公開している[30][31][32]。Colaboに類する他のNPOへの追及も行っており、赤い羽根共同募金に対しても疑惑を投げかけている[33]。一連の問題について、暇空は「公金チューチュー」と表現している[34]。また、それらの法人の利権や思想を指して「ナニカグループ」という言葉を使っている[35]。
暇空によるこれらの投稿に対して、Colabo側は2022年11月、暇空による「生活保護不正受給」などの主張は事実無根であり「団体と代表理事の仁藤夢乃に対する誹謗中傷が過激化している」として、暇空に対して損害賠償と記事削除を求める訴訟を東京地裁に起こした[36][37][38]。
この訴訟について衆議院第二議員会館で行われた会見で、弁護団の神原元は「デマを積み上げて信用を傷つけるサイバーハラスメントで、本質は『女性の権利のために立ち上がった人が気に入らない』という女性差別だ」[36][38]「リーガルハラスメントという言葉があり、合法的な嫌がらせだ。行政の透明性を高めたいなどの目的でやっているのかということだ。制度の濫用だ」[39]などと暇空を批判した。
これに対してネット上では「弁護士が住民監査請求という市民の権利行使に対して使う言葉ではない」と反論した[1]。
この会見によって「リーガルハラスメント」という言葉はTwitterのトレンドに入り、暇空のTwitterフォロワー数がその後1ヶ月で10万人以上増えるなど、この問題への注目度はますます高まった[1]。暇空は、「この会見での弁護士の言動は敵失だった」としている[1]。
このColabo側の訴訟に対して、暇空茜は争う構えを見せている[25]。また、各種訴訟を行う・受けるための費用としてカンパを募っており、開始から24時間で2200万円[1]、2月9日時点で8000万円の支援が集まった[33]。自身へも殺害予告等が送られてきているとして、被害届を出すと述べた[25]。
暇空のこれまでの行動は基本的に単独行動であり、情報開示請求も住民監査請求も初めてというノウハウのない状態で行っている[1]。また下記の住民監査請求でもほとんどの請求内容が退けられてはいるが、著名人[誰?]も含めて暇空を支持するなど、注目を集めている[40][35]。評論家の白川司は、暇空を「萌え系が新しい保守のあり方として成立する過程で誕生したニュータイプのヒーロー」と評した[33]。
こうした現象について文芸評論家の藤田直哉は、暇空が「ラスボス」という表現を使うなど不正を探すオンラインゲームを集団でプレイしているかのような「ゲーム的な運動方法」だと分析した上で、米国で実行者がQアノンなどの前身になったとされるゲーマーゲート集団嫌がらせ事件と似ており、心配だと指摘した[3]。実際にも暇空の支持者についてQアノンをもじった「暇アノン」という蔑称が生まれている[1][41]。
2023年1月、一連の動きの中で名誉を傷つけられたとして、暇空茜は神原元、太田啓子、伊藤和子の3弁護士を提訴したと公表した[42]。
住民監査請求
暇空はColaboが行った若年被害女性等支援事業の委託契約をめぐる会計に不審な点があるとして2022年9月と11月に東京都監査委員に住民監査請求を行った[43][44][45][46]。9月分は棄却。11月分は2023年1月4日に結果が公表され、ほとんどの請求事項は「妥当でない」と退けられたが[47]、領収書がない経費が計上され、領収書があっても疑義があるケースが確認されるなどとして、「精算には不当な点が認められ、その限りでは本件請求には理由がある」と認定。東京都福祉保健局に2月28日までの再調査を勧告した[48][49]。東京都の住民監査請求で勧告が出たのは2016年8月以来、約6年ぶりであった[50]。
暇空は2023年1月公表の監査結果について「監査の段階でColaboが新たに出してきた帳簿をもとに、僕の主張の大半を退けている」「その新たな帳簿は、これまでcolaboが公開していた会計書類と矛盾する。現時点で信頼性は皆無」「まったく納得していません」として、住民訴訟を提起した[1][51]。3月13日、住民訴訟の初回口頭弁論が行われた[52]。
2023年3月3日に再調査結果が公表され、複数の事業を担当している税理士などの報酬を案分せず計上した経費など約192万円を経費と認めなかったが、これら以外の事業費2713万円は経費として認定された。Colaboが委託費の上限2600万円を上回る経費をかけて事業を行ったことが確認されたため、都に返還される委託費はゼロという結果になった[53][54][55]。
出演
2023年1月10日にYouTubeの番組「ニュースあさ8!」に出演し、百田尚樹と有本香と共にColabo・表現の自由・困難な問題を抱える女性への支援に関する法律に関連する問題について対談し、機動戦士ガンダムシリーズのネオジオン軍に例えて、ジオン軍よりネオジオン軍の方が狡猾であったことを理由にColaboを侮ってはならないという旨主張し、HUNTER×HUNTERの内容を引用した発言を行った[56][57]。
2023年1月17日に日本維新の会の衆議院議員である足立康史が開いた『あだスペ緊急特番「コラボColabo問題」「若年被害女性等支援事業」の本質を外しまくっているネット情報のレベルの低さ』というTwitterスペースのライブ配信に参加し、足立と議論を行った[58]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t デイリー新潮編集部 (2023年1月6日). “「Colabo問題」追及で7000万円の支援金を集めた男性が独占告白「これはネット界におけるウクライナVSロシアの戦争です」”. デイリー新潮. 新潮社. 2023年2月4日閲覧。
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- ^ Taka (2023年1月20日). “百田尚樹さん「あんたの政治活動は、個人的な感情で動くものなのか」 Colabo問題で日本維新の会・足立康史議員の姿勢に疑問を呈す”. ガジェット通信. 2023年2月23日閲覧。