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新田哲史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新田 哲史
生誕 (1975-07-06) 1975年7月6日(49歳)
日本の旗 日本 神奈川県横浜市
教育 早稲田大学法学部卒業
職業 ウェブ編集者、ブロガー、実業家
公式サイト https://sakisiru.jp/author/tetsujinitta
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新田 哲史(にった てつじ、1975年7月6日)は日本のウェブ編集者実業家読売新聞記者、PR会社勤務、言論サイト『アゴラ編集長を歴任し、現在は株式会社ソーシャルラボ代表取締役、ニュースサイト『SAKISIRU』(サキシル)編集長[1]を務める。

来歴・人物

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1975年に生まれて早稲田大学法学部を卒業し、2000年読売新聞東京本社へ入社し地方支局、社会部、運動部で10年余り記者を務め、のちにPR会社へ入社する。2013年に独立して企業や政治家の広報やブランディング支援に従事する[2]

2014年東京都知事選挙で起業家の家入一真を擁立し、政策をTwitterで公募して選挙資金をクラウドファンディングで募るなどインターネットを駆使し、家入の選挙活動を広報担当として支援した[3][4]

アゴラ研究所所長の池田信夫に請われて2015年10月から、池田主宰の言論サイト『アゴラ』の編集長を務めた[5]2016年9月に行われた民進党の代表選挙に立候補した蓮舫の二重国籍問題を、八幡和郎と池田がいち早く追及した際に編集長として支援した。就任1年で月間ページビュー数を300万から1000万に押し上げた[6]としている。2020年12月にアゴラ編集長を退任[7]した。

2021年4月に、ニュースサイト「SAKISIRU」を創刊[8]した。

論評

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大手ネットメディアの「左傾化」批判

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蓮舫の二重国籍問題について、BuzzFeed Japanハフポスト日本版が蓮舫に擁護的な報道[9][10]をしたことや、ニュースプラットフォームのヤフーニュースが蓮舫を独占インタビューしたオリジナル記事を作成して、二重国籍を認める前の段階ながら「私が日本人であるということは法的にも気持ち的にも解決している話」など一方的な主張を掲載したこと、などを問題視した。インタビュアーを朝日新聞出身の野嶋剛が務めたことやBuzzFeed Japanに朝日出身者が多いことなどを挙げ、「資本力のある大手のネットメディアでリベラル的な“偏向”が目立つ」「大手にリベラル系の存在感ばかりが目立ってくると、論調のバランスが崩れないか、危惧もある」[11]と評した。

高野連批判

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2007年の高校野球部員特待生問題で、高野連に批判が起こると、読売新聞は夏の大会直前に「高野連ってなに?」と題した連載を開始[12]した。連載執筆者の新田[13]は、「特待生制度は、選手強化、野球のレベルアップに何もしない高野連に代わり、私立校が財政負担をしている一面もある」と論評すると、高野連は「何もしない」の記述について「まったく事実に反する報道」と抗議して読売に記事の訂正と謝罪を求めたが、読売は拒否した[14]

読売を退社後も、炎天下の大会運営や投手の登板過多は「虐待[15]で、高知商業の野球部員が同校ダンス同好会の有料イベントに出演したことで野球部長の処分を高野連が一時検討したことは「狂信的なアマチュア原理主義[16]、とそれぞれ批判した。

交友関係

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  • コラムニストの勝谷誠彦のファンで、有料配信メール『勝谷誠彦の××な日々。』を2007年の創刊初期から購読した。記者時代の取材を機に面識を得て[17]、勝谷が2018年8月に劇症肝炎で入院すると、官能小説家の花房観音らと『勝谷誠彦の××な日々。』の代筆に携わる。退院後に動画番組「勝谷誠彦の『血気酒会』」へ復帰するとゲスト出演した[18]。勝谷は2018年11月28日に死去し、勝谷の最後の映像作品で対談相手となった、と新田は述べている[19]
  • 乙武洋匡2014年東京都知事選挙の後に知り合い、 ゲストに招いてアゴラの動画番組で対談した[20]。新田の初著作『ネットで人生棒に振りかけた!』に、乙武と堀江貴文が帯の推薦文を寄稿した[21]
  • 早稲田大学在学中は放送研究会で活動し、1学年後輩に元衆議院議員の金子恵美[22]、2学年後輩にLINE取締役CSMOの舛田淳[23]、がいたと回顧している。
  • 参政党の結党初期から創設メンバーで党幹部(当時)の渡瀬裕哉の誘いに応じ勉強会の講師を務め、他のメディア関係者よりも付き合いが長く、参政党について記事を執筆している[24]

著書

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  • 『朝日新聞がなくなる日 - “反権力ごっこ"とフェイクニュース』 ワニブックス 宇佐美典也との共著、2017年8月。ISBN 4847096118
  • 『蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた? - 初の女性首相候補、ネット世論で分かれた明暗』 ワニブックス、2016年12月。ISBN 4847065808
  • 『ネットで人生棒に振りかけた!: 先の読めない時代の情報版「引き寄せの法則」』 アスペクト、2015年11月。ISBN 4757224389

出演

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テレビ

ラジオ

インターネットテレビ

脚注

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  1. ^ 新田哲史『蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』 ワニブックス新書一覧
  2. ^ 新田 哲史:作品一覧、著者略歴 - Amazon.co.jp
  3. ^ こんな僕でも家入一真の参謀になれた ハフィントンポスト
  4. ^ 家入一真『広報担当』新田哲史が中から見た「選挙イノベーションへの道」【第1回】インターネットを活用して、有権者に「問い」を立てる 現代ビジネス
  5. ^ 新編集長として所信表明いたします アゴラ
  6. ^ 【御礼】アゴラ創刊以来初の1000万PV到達 アゴラ
  7. ^ 【おしらせ】アゴラ 新田哲史 編集長 年内退任へ アゴラ
  8. ^ 「中道」の新メディアとして勝負! ニュースサイト「SAKISIRU」創刊 編集長の新田哲史氏「『ぬるい日本』をもっと熱くしたい」 夕刊フジ
  9. ^ 産経新聞やアゴラが問題視した蓮舫氏の「二重国籍」。政治家の資質というけれど…… BuzzFeed Japan
  10. ^ 「ネットの怖さを痛感した」蓮舫氏「二重国籍」騒動を語る ハフポスト日本版
  11. ^ [ネットメディア〝左傾化〟が進む理由] 月刊Hanada 2017年4月号 282ページ
  12. ^ [読売新聞朝刊 2007年7月31日 - 8月2日]
  13. ^ [読売新聞朝刊 2007年8月2日]
  14. ^ 高野連の抗議に「訂正の必要ない」と読売新聞 J-CASTニュース
  15. ^ 球児を熱中症・登板過多に追い込む虐待:『甲子園という病』  アゴラ
  16. ^ 川淵さんの檄に呼応せよ!“明治脳”の高野連を平成のうちに解体せよ  アゴラ
  17. ^ 読売新聞 2009年1月20日「[気になる!]内藤、パンチだけじゃない」
  18. ^ 勝谷誠彦の『血気酒会』〜地獄からの生還
  19. ^ 勝谷誠彦さん、享年57。我が心の師匠、永遠の旅立ちアゴラ
  20. ^ [アゴラチャンネル「After2020 僕らの時代はやってくるのか 乙武洋匡×新田哲史」
  21. ^ 『ネットで人生棒に振りかけた!』(アスペクト)
  22. ^ 我が後輩、金子恵美前議員に再起への期待。アゴラ [信頼性要検証]
  23. ^ 壇蜜とLINEから新社会人が学べる処世術アゴラ[信頼性要検証]
  24. ^ 参政党、初陣で大健闘の秘決は?全国比例で1議席と政党要件確保”. SAKISIRU(サキシル)| 先を知る、新しい大人のメディア. 2022年7月11日閲覧。
  25. ^ 『りえ&たいちのカイシャを伝えるテレビ』#039 Century21 株式会社中央プロパティー(2018.06.03放送)【チバテレ公式】
  26. ^ 激論!サンデーCROSS公式サイト ゲスト一覧
  27. ^ ツイッター@TetsuNitta
  28. ^ 千葉テレビ「ビジネスフラッシュ 2nd Stage」番組公式サイト
  29. ^ フジテレビ「みんなのニュース」番組公式サイト
  30. ^ TOKYO FM「クロノス」番組公式サイト
  31. ^ TOKYO FM「TIME LINE」番組公式サイト
  32. ^ TOKYO FM「TIME LINE」番組公式サイト
  33. ^ どうなる? 朝日新聞
  34. ^ 望月衣塑子記者が目に余る
  35. ^ 「LINE」の何が問題か
  36. ^ AbemaTIMES「新聞見出しの「互角」、候補者の順序が優勢を"暗示"?情勢調査報道の投票に与える影響は」
  37. ^ AbemaTIMES「ロシアに続き、中国もサイバー攻撃で他国の選挙に介入?沖縄知事選への影響を指摘する声も」
  38. ^ AbemaTIMES「県民投票の結果受け容認派の若者・嘉陽宗一郎さん「”保守”には政府と沖縄の調整役としての役割が求められる」」
  39. ^ AbemaTIMES「小池都知事も虎視眈々? コロナ禍の地方選で相次ぐ自民党の敗北、ネットを使った“空中戦”で番狂わせも 」

外部リンク

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