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2023年1月27日 (金) 05:11時点における版
中日ドラゴンズ #36 | |
---|---|
東芝時代 (2019年10月28日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 宮城県石巻市 |
生年月日 | 1994年4月16日(30歳) |
身長 体重 |
180 cm 87 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2019年 ドラフト3位 |
初出場 | 2020年6月25日 |
年俸 | 850万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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岡野 祐一郎(おかの ゆういちろう、1994年4月16日 - )は、宮城県石巻市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
プロ入り前
小学校3年から野球をはじめ、中学校は石巻中央シニアに所属する[2]。
高校は聖光学院に進学し、1年秋にベンチ入りを果たすも、公式戦初登板は2年秋であった[3]。3年になると春夏連続で甲子園出場し、第84回選抜高等学校野球大会では、1回戦で鳥羽高校と対戦し、2安打完封と好投し同校の選抜初勝利に貢献する[4]。続く2回戦では柳裕也、田原啓吾、樋口龍之介ら擁する横浜高校と対戦するも、15安打7失点と崩れて1対7で敗北する[5]。第94回全国高等学校野球選手権大会では1回戦で前年度優勝の日大三高と対戦し9回1失点で完投勝利を収めるが、2回戦の浦和学院戦では3回9安打6失点と炎上し、チームは4対11で敗退する[6][7]。その後U-18野球日本代表に選ばれ、[8]パナマ戦に先発。5回に降雨のためコールドとなったが5回を投げて4安打5奪三振無四球と好投した。高校卒業後は青山学院大学に進学する。高校の野球部には1学年先輩に歳内宏明、1学年後輩に園部聡、2学年後輩に八百板卓丸、船迫大雅がいる。
大学時代は1年の春季リーグより登板機会に恵まれ、2年の春季リーグにエースの座に就いた[2]。しかし2年時の秋季リーグ戦でチームは最下位となり、2部入替戦の専修大学相手に3試合に先発登板するも、チームは1勝2敗で2部降格を経験する[9]。その後は1部昇格できず2部のまま大学野球を終える[10]。大学の野球部には3学年先輩に杉本裕太郎、東條大樹、渡邉雄大、2学年先輩に加藤匠馬、1学年先輩に吉田正尚がいる。
大学卒業後は東芝に入社する。東芝では1年目の第88回都市対抗野球大会の予選に登板し対JX-ENEOS戦では5安打完封勝利し、本戦出場に貢献する[11]。そして本戦では1回戦の対日本新薬戦で7回2失点と好投し、次戦登板となった3回戦の対JR東日本でも8回3失点と好投し、優秀選手賞に輝くなど1年目から活躍する[12][13][14]。2年目にも第89回都市対抗野球大会に出場し、トヨタ自動車東日本相手に6回1失点と結果をのこす[15]。この2年目にはドラフト指名が有力視されていたが、指名漏れを経験する[16]。社会人3年目となった2019年は宮川哲と強力な二枚看板を形成。第90回都市対抗野球大会の本戦ではJR東海相手に9回1失点完投し好成績をのこした[17]。一方2019年10月より行われた第45回社会人野球日本選手権大会では1回戦の対王子戦で4回3失点と結果をのこせず、チームはそのまま1対5で初戦敗退となった[18]。
2019年のドラフト会議で中日ドラゴンズから3位指名を受け、2019年11月16日に契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ[19]。背番号は36[20]。
中日時代
2020年6月25日対横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初登板、初先発したが、5回8安打5失点で降板した[21]。最終的に11試合に登板し、その内9試合で先発登板したが2勝2敗、防御率6.17と即戦力の期待に応えられなかった。
選手としての特徴
ストレートの最速は149 km/h[22]。2種類のフォークを操り、空振り三振やゴロを打たせて取るピッチングもできる[23]。スタミナも非常に高く初回から9回まで球速を落とすことがないほど高い[17]。試合中に投球スタイルやフォームを変えられる柔軟な投球も持ち味[23]。制球力も評価が高い[22]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | 中日 | 11 | 9 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 189 | 42.1 | 50 | 9 | 13 | 0 | 3 | 41 | 2 | 0 | 30 | 29 | 6.17 | 1.49 |
2021 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 40 | 8.0 | 13 | 0 | 2 | 1 | 1 | 3 | 0 | 0 | 10 | 8 | 9.00 | 1.88 | |
2022 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 64 | 12.1 | 20 | 3 | 7 | 0 | 1 | 7 | 1 | 0 | 17 | 17 | 12.41 | 2.19 | |
通算:3年 | 17 | 15 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 | .300 | 293 | 62.2 | 83 | 12 | 22 | 1 | 5 | 51 | 3 | 0 | 57 | 54 | 7.76 | 1.68 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | 中日 | 11 | 4 | 2 | 0 | 1 | 1.000 |
2021 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
2022 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 17 | 7 | 5 | 0 | 1 | 1.000 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2020年6月24日、対横浜DeNAベイスターズ3回戦(横浜スタジアム)、5回5失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、1回裏にネフタリ・ソトから空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2020年7月2日、対阪神タイガース3回戦(ナゴヤドーム)、5回2失点(自責1)
- 打撃記録
- 初打席:初登板参照、3回表に坂本裕哉から一ゴロ
- 初安打・初打点:2022年4月16日、対広島東洋カープ4回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2回表に大瀬良大地から中前2点適時打[24]
背番号
- 36 (2020年 - )
登場曲
- 「情熱の薔薇」THE BLUE HEARTS(2020年 - 、登板時)
- 「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」反町隆史(2020年 - 、打席時)
代表歴
脚注
- ^ 中日 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2022年11月10日閲覧。
- ^ a b “岡野祐一郎”. ベースボール・マガジン社. 2020年3月13日閲覧。
- ^ “聖光 昨夏覇者・日大三撃破 石巻出身・岡野が完投”. スポーツニッポン. (2012年8月12日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “聖光学院などが2回戦へ/センバツ”. 日刊スポーツ. (2012年3月26日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “聖光超美技も神奈川の壁破れず/センバツ”. 日刊スポーツ. (2012年3月30日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “佐世保実、聖光2回戦へ/甲子園”. 日刊スポーツ. (2012年8月11日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “聖光学院 泣くな!胸張れ!/甲子園”. 日刊スポーツ. (2012年8月18日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “藤浪、大谷らを高校日本代表に選出”. 日刊スポーツ. (2012年8月23日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “青学大対専修大 秋季1部-2部入替戦”. 2020年3月13日閲覧。
- ^ “大学野球リポート 名門・青学大再建に挑む熱血漢。母校野球部にすべてを捧げる安藤監督”. ベースボール・マガジン社. (2019年2月4日) 2020年3月13日閲覧。
- ^ “東芝9年連続都市対抗!新人・岡野が5安打完封”. スポーツニッポン. (2017年5月31日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ “東芝 2回戦へ進出 日本新薬 吹石新監督は初勝利ならず”. スポーツニッポン. (2017年7月19日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ “東芝4強!逆転勝利 これぞリアル「ルーズヴェルト・ゲーム」”. スポーツニッポン. (2017年7月24日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ “第88回都市対抗野球表彰選手一覧”. 公益財団法人 日本野球連盟 (2017年7月24日). 2020年3月14日閲覧。
- ^ “東芝、先発全員安打で12得点 ドラフト候補・岡野は6回1失点”. スポーツニッポン. (2018年7月18日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ “東芝・岡野らまさかの指名漏れ 侍ジャパン入りメンバーも…”. スポーツニッポン. (2018年10月26日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ a b “東芝・岡野 名門エース貫禄の1失点完投 「球速より球数」ネット裏スカウト“進化”にうなった”. スポーツニッポン. (2019年7月16日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ “東芝まさか…中日3位指名の岡野&西武1位指名の宮川が打たれ1回戦敗退”. スポーツニッポン. (2019年10月28日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ 中日3位の東芝・岡野、同世代・藤浪にライバル心「高校のときは手が届かない存在だったが…」スポニチアネックス 2019年11月16日配信
- ^ “復活目指す中日・浜田達郎は背番号「69」に ルーキーの新背番号と変更を発表”. 中日スポーツ. (2019年12月16日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ プロ初登板初先発の中日・岡野は5回5失点「コントロール甘く…長打を打たれてしまった」 東京中日スポーツ 2020年6月25日
- ^ a b “中日 東芝・岡野リストアップ!制球力抜群の最速149キロ右腕”. スポーツニッポン. (2019年10月16日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ a b “中日 ドラ3位岡野「三本の矢」で新人王獲る!「なかなか折れない矢になれたら」”. スポーツニッポン. (2019年11月17日) 2020年3月14日閲覧。
- ^ “中日の先発・岡野、プロ初安打で先制点 2点適時打でプロ初打点も”. デイリースポーツ (2022年4月16日). 2022年4月17日閲覧。
関連情報
外部リンク
- 個人年度別成績 岡野祐一郎 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube