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2023年1月27日 (金) 05:10時点における版
中日ドラゴンズ #25 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県半田市 |
生年月日 | 2001年6月22日(23歳) |
身長 体重 |
186 cm 100 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 三塁手 |
プロ入り | 2019年 ドラフト1位 |
初出場 | 2020年7月12日 |
年俸 | 1500万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
|
石川 昂弥(いしかわ たかや、2001年6月22日 - )は、愛知県半田市出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
プロ入り前
半田市立有脇小学校・半田市立亀崎中学校出身で[2]、小学2年生の時に「ツースリー大府」で野球を始め[3]、小学6年生の時には中日ドラゴンズJr.に選抜された[4]。また、亀崎中時代は「知多ボーイズ」に所属し、3年生の時には「NOMOジャパン」(総監督:野茂英雄)に選出されロサンゼルスへ遠征した[5][6]。
愛知県名古屋市の私立東邦高校へ入学。1年生春からベンチ入りし[7]、2年生春の第90回記念選抜高等学校野球大会で、4番・三塁手としてスタメン出場したが、1回戦(花巻東高校戦)で敗退した[8]。2年生夏に行われた県の地区大会では6試合で打率.737を記録[9]。同年秋から主将を務め、エース兼3番打者として秋季東海大会優勝[7][10]。
3年生春の第91回選抜高等学校野球大会で、エースとして全5試合に先発登板しいずれも勝利投手となり、打者としても3本塁打を記録し、同校の甲子園史上最多となる春5回目の優勝に貢献した[11]。夏の県大会では2回戦敗退[12]。その後に行われた第29回U-18 W杯の代表メンバーに選出される[13]。U-18 W杯では、全8試合で4番打者を務め、主軸として24打数8安打1本塁打9打点、打率.333の成績を残す[14]。
2019年10月17日に開催された2019年度新人選手選択会議で、オリックス・バファローズ、中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークスの3球団が1位指名し、中日が交渉権を獲得した[14]。11月1日に契約金1億円、出来高5000万円・年俸1500万円で仮契約[15]。背番号は2[16]。
中日時代
2020年春季キャンプは二軍(読谷)スタートとなった[17]。2月17日には左肩の違和感を訴え、左肩腱板炎と病院で診断された[18]。5月の自主練習期間で打撃フォームをオープンスタンスに改造したことが報じられた[19]。前日の試合で負傷した[20]高橋周平に代わり、7月12日に初の一軍昇格[21]。同日の広島東洋カープ戦(ナゴヤドーム)に、7番・三塁手としてスタメンで初出場し、2回裏に遠藤淳志からプロ初打席初安打となる二塁打を打った[22]。7月22日の読売ジャイアンツ戦(ナゴヤドーム)では8回裏に澤村拓一から左越適時安打を放ち、プロ初打点を記録した[23]。しかし、7月28日の広島戦(MAZDA_Zoom-Zoom スタジアム広島)で高橋がスタメンに復帰[24]してからは代打での出場[25][26][27]となり、その後7月31日に登録抹消となった[28]。オフに推定年俸1275万円(225万円減)で契約更改[29]。
2021年、6月25日のウエスタン・リーグの阪神タイガース戦(阪神鳴尾浜球場)で桑原謙太朗から死球を受けて途中交代となり、左尺骨骨折と診断された[30]。6月30日に左尺骨の骨接手術を受け、全治3か月以上かかる見込みとなった[31]。10月23日のフェニックス・リーグで実戦復帰したものの[32]、同年は一軍出場なし[33]。11月14日に、175万円減となる推定年俸1100万円で契約を更改した[33]。
2022年は開幕一軍入り。4月5日の東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)でプロ初本塁打を記録した[34][35]。4月終了時点で打率.222であった[36][37]が、阿部寿樹と並んでチームトップタイの16打点を記録した[38]。その後、5月9日に新型コロナウイルスに感染したことが判明し[39]登録抹消されたが、5月24日に一軍復帰[40]。ところが、5月27日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)で、4回の打席で三ゴロに倒れた際に一塁への走塁で左膝を負傷し[41][42]、5月29日に登録抹消された[42]。5月31日に左膝前十字靱帯不全損傷と診断されたことが発表された[43]。7月1日に岐阜県内の病院で再建手術を受けた[44]。同年は37試合の出場で打率.225、5本塁打、19打点の成績であった[45]。オフの11月10日に、400万円増となる推定年俸1500万円で契約を更改した[46]。また、自身の希望で[47]背番号を25に変更した[48]。
選手としての特徴
打者としては高校通算55本塁打の長打力が武器で[3]、走塁速度は50メートル6秒3[49]。
守備では遠投115メートル[50]で、大柄ながらも俊敏でスローイング精度も高い三塁守備が評価されている[7]。また、投手としても最高球速144km/hを記録する強肩を持つ[7]。
人物
家族
父も同じく東邦高校硬式野球部出身で、第61回選抜高等学校野球大会で優勝した際も、部員(控え捕手)であったが[注 1][53]ベンチ入りできなかった[54]。
弟も東邦高校硬式野球部で主将を務め、かつ4番を打っている[55][56]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | 中日 | 14 | 41 | 36 | 3 | 8 | 2 | 0 | 0 | 10 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | 12 | 1 | .222 | .300 | .278 | .578 |
2022 | 37 | 141 | 129 | 11 | 29 | 7 | 1 | 5 | 53 | 19 | 0 | 0 | 1 | 3 | 7 | 1 | 1 | 29 | 0 | .225 | .264 | .411 | .675 | |
通算:2年 | 51 | 182 | 165 | 14 | 37 | 9 | 1 | 5 | 63 | 20 | 0 | 0 | 2 | 3 | 10 | 1 | 2 | 41 | 1 | .224 | .272 | .385 | .654 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
三塁 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | 中日 | 11 | 7 | 15 | 1 | 2 | .957 |
2022 | 37 | 21 | 68 | 2 | 4 | .978 | |
通算 | 48 | 28 | 83 | 3 | 6 | .974 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場:2020年7月12日、対広島東洋カープ6回戦(ナゴヤドーム)、7番・三塁手で先発出場[22][57]
- 初打席・初安打:同上、2回裏に遠藤淳志から左翼線二塁打[22]
- 初打点:2020年7月22日、対読売ジャイアンツ5回戦(ナゴヤドーム)、8回裏に澤村拓一から左越適時安打(二塁で走塁死)[23][58]
- 初本塁打:2022年4月5日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(明治神宮野球場)、8回表に清水昇から左中間越ソロ[34][59]
背番号
- 2(2020年 - 2022年)
- 25 (2023年 - )
登場曲
代表歴
脚注
注釈
出典
- ^ “中日 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月11日閲覧。
- ^ “選手名鑑 石川 昂弥(内野手)”. 中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト. 中日ドラゴンズ. 2020年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ a b 「1位入札もある!高校通算55発の東邦高・石川昂弥「外れでもいい。1位でプロに行きたい」」『中日スポーツ』中日新聞社、2019年10月11日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「レフトゴロ"に準完全試合…小6石川昂弥少年の衝撃プレー 1位指名は2年連続中日Jr.育ち」『中日スポーツ』中日新聞社、2019年10月17日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「東邦・石川 1位3球団競合で中日が交渉権獲得!根尾との「中軸コンビ」期待」『スポーツニッポン』スポーツニッポン新聞社、2019年10月17日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ “JUNIOR ALL JAPAN 2016”. NOMOベースボールクラブ. 2020年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ a b c d 週刊ベースボール. “石川昂弥(東邦高)”. 週刊ベースボールONLINE. ベースボール・マガジン社. 2020年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「バーチャル高校野球:花巻東―東邦(2回戦) - 試合結果 - 第90回選抜高校野球大会」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2018年3月26日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 楊順行「ドラフト候補カタログ【12】石川昂弥(東邦高)」『Yahoo!ニュース』Yahoo、2019年10月8日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「バーチャル高校野球:東邦―津田学園(決勝) - 試合結果 - 秋季東海大会(2018年)」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2018年10月28日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「阪神井上が豪快弾「勉強になる」石川昂へ先制パンチ」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2020年3月20日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 週刊ベースボール (2019年7月17日). “夏敗退もセンバツV腕・石川昂弥の“高校野球”は終わらない”. ベースボール・マガジン社. 2020年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ “石川 昂弥|侍ジャパン選手プロフィール”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 野球日本代表. 2020年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ a b 「東邦・石川は中日1位交渉権「地元球団でうれしく」」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2019年10月17日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 伊東大介「中日ドラ1石川昂弥が仮契約、根尾ら並ぶ最高条件」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2019年11月1日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「復活目指す中日・浜田達郎は背番号「69」に ルーキーの新背番号と変更を発表」『中日スポーツ』中日新聞社、2019年12月16日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ 「中日1位石川昂弥2軍スタート、2年目根尾は1軍…春季キャンプ振り分け発表」『中日スポーツ』中日新聞社、2020年1月19日。オリジナルの2020年4月9日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
- ^ “中日石川昂弥 左肩腱板炎の診断 練習試合欠場”. 日刊スポーツ (2020年2月17日). 2021年6月30日閲覧。
- ^ “中日1位石川昂弥「懐深く」オープンスタンスに変更”. 日刊スポーツ (2020年5月14日). 2021年6月30日閲覧。
- ^ “左脚負傷の中日・高橋が登録抹消へ…左太もも裏を損傷、復帰まで3週間から1カ月程度の見込み”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp). 中日新聞社 (2020年7月11日). 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “中日1位・石川昂が1軍合流、即登録へ 今季の高卒新人最速デビューなるか”. 中日スポーツ (2020年7月12日). 2021年6月30日閲覧。
- ^ a b c “中日ルーキー石川昂1軍初打席は左翼線へ二塁打!!”. 中日スポーツ (2020年7月12日). 2021年6月30日閲覧。
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- ^ “2020年7月28日 【公式戦】 試合結果 (広島東洋vs中日)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “2020年7月29日 【公式戦】 試合結果 (広島東洋vs中日)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “2020年7月30日 【公式戦】 試合結果 (広島東洋vs中日)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “2軍落ち…中日・石川昂弥が1軍で“猫背”になってしまった理由 「ボールを見よう見ようとすることで…」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp). 中日新聞社 (2020年7月31日). 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “中日・石川昂弥 1年目でもシビア更改…加藤代表「最低でもずっと1軍いないと」15%ダウン「しょうがない」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp). 中日新聞社 (2020年11月29日). 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “中日石川昂弥が左尺骨骨折 阪神桑原から死球受け交代”. 日刊スポーツ (2021年6月25日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ “中日石川昂弥、骨折した左手手術無事終了 復帰には3カ月以上の見込み”. 日刊スポーツ. 2021年11月14日閲覧。
- ^ “【中日】復帰後初安打の石川昂弥、フル出場で全快アピール「ちょっと疲れました…でも楽しかった」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年10月24日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b “【中日】将来の4番候補・石川昂弥は175万減の1100万で更改「悔しいの一言」今季は1軍出場なし”. スポーツ報知 (2021年11月14日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b “【中日】石川昂弥、決勝プロ1号に「使い続けてくれた立浪監督に感謝したい」”. スポーツ報知 (2022年4月5日). 2022年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月7日閲覧。
- ^ “清原さん、打ちました!中日・石川昂 ヤクルト戦で待望のプロ初本塁打「打ててうれしいです」”. スポニチ (2022年4月5日). 2022年8月2日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2022年5月1日朝刊スポーツ面19頁
- ^ “2022年度 セントラル・リーグ 個人打撃成績(規定打席以上)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2022年5月1日朝刊スポーツ面19頁「初の3番 石川昂が犠飛」(中日新聞社)
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- ^ “【中日】石川昂弥と鵜飼航丞が出場選手登録 対戦する西武は森友哉など3選手が登録”. 中日新聞社 (2022年5月24日). 2022年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月31日閲覧。
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- ^ “選手登場曲”. 中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト. 中日ドラゴンズ. 2020年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “選手登場曲”. 中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト. 中日ドラゴンズ. 2021年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “選手登場曲”. 中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト. 中日ドラゴンズ. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 石川昂弥 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
- 石川昂弥 (@ishi_taka0622) - Instagram