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「キンブルン半島」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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* [[クリミア戦争]]
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** {{仮リンク|キンブルンの戦い (1855年)|en|Battle of Kinburn (1855)}}
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== 外部リンク ==
* {{Cite video |people=【スライド1枚で完全理解】住まいと投資ちゃんねる |date=2022-11-27 |title=11月27日【ウクライナ戦況図】キンバーン砂嘴・ドニプロ川渡河作戦の詳細判明|ウクライナ軍・クレミンナ奪還前夜|【地図で解説】ゆっくり【最新】GoogleEarthで解説 |url=https://www.youtube.com/watch?v=eSa7AJdfF_0#&t=10m05s |medium=[[動画共有サービス]] |publisher=[[YouTube]] |time=10分05秒辺りから |accessdate=2023-01-12 }}※総視聴時間 13分53秒。該当箇所から頭出し再生できるようにした。該当箇所には[[2022年ロシアのウクライナ侵攻]]([[ヘルソンの戦い]]における[[ウクライナ軍]]の動勢)に関係したキンバーン半島の情報が多くある。ただし、動画内では「キンバーン半島」と言うべきところを「キンバーン砂嘴」と言っており、本来のキンバーン砂嘴については触れていない。正確には、10分56秒の時点から画面右端に見切れながら映る「キンバーンスピット」とそこから南側に見える2つのキャンプ場がある所辺りまでの狭い範囲がキンバーン砂嘴である。


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2023年1月14日 (土) 10:03時点における版

キンバーン半島
キンバーン半島全図
左上の細長い部分(黄緑色で塗られた部分)はキンバーン砂嘴
場所  ウクライナムィコラーイウ州 オチャキフ/オチャコフ地区 (Ochakiv Raion
座標 北緯46度30分27秒 東経31度46分44秒 / 北緯46.50750度 東経31.77889度 / 46.50750; 31.77889座標: 北緯46度30分27秒 東経31度46分44秒 / 北緯46.50750度 東経31.77889度 / 46.50750; 31.77889
所属 ドニエプル川および南ブーフ川
沖合水域 黒海
全長 約40km
約10km

キンバーン半島(キンバーンはんとう、: Kinburn Peninsula音写:キンバーン ペニンスラ/ペニンシュラ〉、: Кінбурнський півострівラテン翻字:Kinburnskyi pivostriv、音写例:キンブルンスキー ピヴォーストゥリゥ[1]〉)は、黒海に面した半島キンブルン半島ともいう。

ドニエプル=ブーフ河口英語版の南に位置しており、黒海に沿った形で西へ伸びている自然地形である。現在行政上、ウクライナ南部にあるムィコラーイウ州(ミコライフ州)ムィコラーイウ地区 (enに属する。

名称

ウクライナ語およびロシア語と、国際共通語的位置づけにある英語に、当地を長く領有していたオスマン帝国公用語トルコ語)まで、言葉の違いによって様々な呼び方が用いられており、日本語での音写形と翻訳名にも反映されている。本項の見出し語は、当地域内の代表的地名である砂嘴の日本語名称が英語名 "Kinburn Spit" の対訳語にあたる「キンバーン砂嘴」であることに合わせて「キンバーン半島」とした。なお、別名「キンブルン半島」は、オスマン帝国が砂嘴の中央部に設けていた要塞「キルブルン砦/キルブルン要塞(トルコ語: Kılburun kalesicf. tr)」にも見られるトルコ語に由来しており、その原義は「髪の毛のように繊細な」である。ここでいう「鼻」は地名表現としての「鼻」、すなわち「(水域などに)突き出した細長い地形」を指す[注 1] (cf. tr:kıl burun)。

地理

ウクライナを代表する2本の大河であるドニエプル川南ブーフ川キンバーン砂嘴の数十キロメートル東でそれぞれに河口を形成しており、その河口地域の南岸を構成するのがキンバーン半島(キンブルン半島)、その半島の最先端部に形成されているのが、キンバーン砂嘴である。東を流れるドニエプル川と西を流れる南ブーフ川はともに水運の要衝であり、黒海に出るの出入り口にあたる。ドニエプル川の下流地域にはヘルソン州の州都であるヘルソンがあり、南ブーフ川の下流地域(河口から約40キロメートル上流)にはムィコラーイウ州州都であるムィコラーイフがある。ヘルソンは、「草原ウクライナ(同国の東方に広がる草原部)」とも呼ばれる「荒野地方(ウクライナ語Дике Поле英語:Wild Fields)」で最大の都市。ムィコラーイフは、港湾穀物輸送量がウクライナ第2位(全体の約27パーセントを占める)の貿易拠点であるムィコラーイフ港を擁する重要都市である。また、キンバーン砂嘴の西の対岸にはウクライナ最大の港湾都市オデッサ(オデーサ)が控えている。

歴史

1830年代の地図。オスマン帝国のキルブルン砦は19世紀までキンバーン砂嘴に設けられていた。

脚注

注釈

  1. ^ 古来の日本語でも「突き出した細長い土地」のことを「鼻」と呼ぶことがあり、「○○鼻」という地名が各地に残っている[2]。この意味での地名「○○鼻」でウィキペディアに記事があるのは、生石鼻兵庫県洲本市由良町由良)、長崎鼻鹿児島県指宿市山川岡児ケ水〈旧・山川町〉)。「」にも「鼻」についての解説あり。

出典

  1. ^ Кінбурнський півострів”. Forvo. 2023年1月12日閲覧。
  2. ^ M.Higashide. “”. 地名コレクション. 2023年1月12日閲覧。

関連項目