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2022年10月19日 (水) 21:55時点における版
わかまつ としひで 若松 俊秀 | |
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本名 | 若松 俊秀 |
生年月日 | 1965年12月6日(59歳) |
出生地 | , 宮崎県都城市 |
民族 | 日本人 |
身長 | 178 cm[1] |
血液型 | A型 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画、テレビドラマ、演劇 |
活動期間 | 1988年 - |
配偶者 | あり |
主な作品 | |
テレビドラマ 『鳥人戦隊ジェットマン』 『炎立つ』『暴れん坊将軍VI』 |
若松 俊秀(わかまつ としひで、1965年12月6日[2] - )は、日本の俳優。本名同じ[3]。ケィ☆サイド所属。以前は東京宝映テレビに所属していた[2]。
宮崎県出身[2]。身長178cm。血液型はA型[3][4]。
人物・略歴
高校時代は生徒会の副会長や剣道部の主将をやっており、先生に「お前の場所を空けておくから、体育の教師になって戻って来い」と言われていたことからそのために上京したが[5]、劇団にスカウトされて映画や演劇の魅力に目覚め、1985年、東京宝映テレビの研究生となり俳優活動を開始[4][5]。1990年5月、青山円形劇場にて舞台『チャンピオン』に臨み、これをきっかけに役者として本格的に活動を始める[5]。
スーパー戦隊シリーズ第15作『鳥人戦隊ジェットマン』(1991年2月から1992年2月、テレビ朝日系列)で結城凱 / ブラックコンドルを演じ、人気を集めた[5]。
2011年のスーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』に井上敏樹からのオファーを受け、9月4日の放送回で1992年以来、19年ぶりに結城凱を演じた[6]。
既婚者で一男がいる。子供ができたことをきっかけにタバコはやめたが、井上からその事を冗談交じりに批判された。理由は「凱と言えば『酒とタバコ』」とのこと[7]。兄弟は二歳年上の兄がいる[8]。
趣味はサーフィン、絵画、乗馬。特技は剣道三段、柔道初段、空手、合気道[2]。サーフィンを知るきっかけは『ジェットマン』で天堂竜 / レッドホーク役を演じた田中弘太郎から教わったという。その後も時間を見つけては、田中とサーフィンに出掛けている。
プロ野球は読売ジャイアンツのファンである。
エピソード
- 少年時代は自身曰く、「『となりのトトロ』のメイを男にしたような子供」で「誰かの後ろから付いていく」タイプだった[9]。
- 中一の時の初恋の時に恥ずかしくて告白できなかったのがトラウマとなり、あえて女子のいない工業高校に進学している[要出典]。
- 上京後、深夜にテレビでやっていた映画『宮本武蔵』を観てこんな映画を撮りたいと思うようになるが、作りたいと考えているだけではなくまずは出てみようと考えるようになり、俳優の道へと進んだ[10]。
- デビュー作となった舞台『チャンピオン』では、当初はラガーマンの役と伝えられていたため体を鍛えて体重が75キログラムになっていたが、実際には悩み多きフェザー級ボクサーの役であったため、階級のウェイト上限である57キログラムまで一気に18キログラムを落とすこととなった[5]。若松自身は、体育会系の人間なのでストイックに体重を落とすことに苦労はなかったと述べている[5]。
- 1996年2月12日放送『名探偵コナン』第6話「バレンタイン殺人事件」で「若松俊秀」というキャラクターが登場している。この回はアニメオリジナルストーリーで脚本は『鳥人戦隊ジェットマン』の井上敏樹であり、キャラクター名は若松本人から来ている。
- 子どもの頃に好きだった特撮作品は『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』『仮面ライダーアマゾン』で、特にアマゾンには熱中していた[5]。
- 『仮面ライダーJ』の瀬川耕司の候補に挙がっていた[11]。
『ジェットマン』関連のエピソード
オーディションでは、監督の雨宮慶太や脚本家の井上敏樹ら審査員と年齢が近かったこともあり話が合い、海外ドラマや黒澤映画の話などで盛り上がったという[5]。後に井上からは、最初からブラックに決まっていたと言われている[5]。また、雨宮は凱のメイン回は自身が担当すると宣言していたという[5]。
オーデションでは前作『地球戦隊ファイブマン』の初代館長シュバリエの台詞を言ったと2008年10月9日の若松祭で証言している[信頼性要検証]。
演じた結城凱について、人間味が溢れ共感できる部分の多い好漢だと述べており、演技については凱が自身の中に降りてくる感覚で役になりきっていたという[5]。共演者の岸田里佳は、若松と凱の共通点を「ドS」と評していた[5]。
作品撮影過程では演出面でも若松のアイデアは重要な場面で数多く採用されている[5]。当初の台本では変身後に「レッド」「ブラック」と呼び合っていたが、作品の方向性を考え名前で呼び合うようにした[2][5]。また、役柄に合わないセリフがあったときなどは、田中とともに監督へクレームをつけることもあったという[2]。立ち位置のバミリなども芝居のじゃまになるとして断っていた[5]。特にカメラマンのいのくままさおから自身の考えを理解してもらえたことがありがたかったと述べている[10][5]。役作りの一環として、劇中の凱と同様に他のメンバーとは距離を置くようにしていた[10]。
メインライターの井上とは、若松が監督の一人と凱のキャラクター性について意見が食い違った際に井上と私的に話し合ったのをきっかけに関係が深まり、撮影当時は週に5日は作品について語り合い、それが脚本に反映されることもあったという[5]。最終話で凱が死ぬという展開も、第18話「凱、死す!」で井上が冗談で凱が死ぬと言っていたことを経て、若松が最終回に取り入れることを提案したものであった[5]。凱を刺したひったくり役をブラックコンドルのスーツアクターである大藤直樹が演じたのも若松の提案である[5]。
凱のひったくりに刺される展開はTwitterにてドラマ『太陽にほえろ!』で萩原健一が演じたマカロニ刑事の殉職シーンのオマージュであると明かしており[要文献特定詳細情報]、萩原が死去した際に追憶のコメントを発表している。
結城凱役として初めての衣装合わせが東映大泉撮影所にて行われた日は丁度自身の25歳の誕生日だった。また、同役の最終シーンの撮影も丁度26歳の誕生日だったという。
第20話の撮影では、突風でベンチが頭に当たるというシーンで実際に流血し、撮影を中断して病院へ行ったが、白いタキシード姿で流血している特殊な状況であったため説明に困ったという[2]。
バイクアクションはほとんどスタントなしで演じており、爆発のくぐり抜けや落下などもこなしていた[2][5]。若松は、最初は危険だと言われていたが一度やってしまうと次々に注文が来たと述べている[2]。
第10話の挿入歌「陽気なアコちゃん」の作曲も手掛けた[2]。若松は撮影現場で依頼され、1日で仕上げたという[2]。
放映当初から特撮ファンや子供と一緒に見ていた親世代(中でも母親)からの人気が非常に高く[5]、放映中は視聴者からオーダースーツや作品にも登場するジッポライター、バーボンウイスキー、そしてお米券やビール券が多数プレゼントとして贈られて来た[注釈 1]。
『ゴーカイジャー』に結城凱として19年ぶりに出演した際は、凱は既に『ジェットマン』の最終回で死んでいるため、現世に降り立って戦うという設定になっている。また、若松の希望で、ブラックコンドルのスーツアクターを『ジェットマン』当時と同じ大藤が担当している。
出演
映画
- マイフェニックス(1988年、東宝)
- 8マン・すべての寂しい夜のために(1992年、リム出版) - 横田刑事 役
- くノ一忍法帖 柳生外伝(1998年、キングレコード=東北新社) - 香炉銀四郎 役
- 雨あがる(2000年、東宝=アスミック・エース) - 鍋山太平 役
- HE-LOW THE FINAL(2022年公開予定)
テレビドラマ
- 家族の幻影(1990年、毎日放送) - 倉本哲夫
- スーパー戦隊シリーズ(テレビ朝日) - 結城凱 / ブラックコンドル
- 鳥人戦隊ジェットマン(1991年2月15日 - 1992年2月14日)
- 海賊戦隊ゴーカイジャー 第28話「翼は永遠に」(2011年9月4日)
- あばれ八州御用旅 第3シリーズ 第7話「地獄に落ちた女郎蜘蛛」(1992年、テレビ東京) - 伊助
- 暴れん坊将軍シリーズ(テレビ朝日)
- つっぱり家族 ミナト神戸発 幸せさがし(1992年4月12日、毎日放送)
- 特捜エクシードラフト 第24話「傷だらけの迷走」(1992年7月12日、テレビ朝日) - 名取浩司
- 昭和最後のダンディー ディック・ミネと四人の妻たち(1992年8月、テレビ朝日)
- お茶の間 第6話(1993年2月、日本テレビ) - 麻雀をしている男
- 花王 愛の劇場 天国からもういちど(1993年4月 - 5月、TBS) - 山口吾郎
- 大河ドラマ 炎立つ(1993年7月4日 - 1994年3月13日、NHK) - 安倍正任
- 将軍家光忍び旅II 第7話「将軍暗殺?樵たちの反乱」(1993年、テレビ朝日) - 半助
- 世にも奇妙な物語 真夏の特別編「隣の声」(1993年7月30日、フジテレビ) - 高橋
- 藤田まことの丹下左膳 「江戸城狙わる!義賊暗闇小僧を追う左膳と大岡越前」 (1993年8月12日、テレビ朝日) - 矢助
- 金曜時代劇 / はやぶさ新八御用帳 第15話 (1994年1月7日、NHK) - 奥田彦四郎
- 妊娠ですよ2(1995年10月16日 - 12月18日、関西テレビ)
- 快刀!夢一座七変化 第2話「劇場を占拠した女」(1996年10月24日、テレビ朝日) - 朝吉
- 12時間超ワイドドラマ 徳川剣豪伝 それからの武蔵 第6部(1996年1月2日、テレビ東京) - 阿部弥五兵衛
- 忠臣蔵 第1話「元禄最大の事件」(1996年10月9日、フジテレビ) - 伊達左京亮
- 東芝日曜劇場 ふたりのシーソーゲーム(1996年7月7日 - 9月29日、TBS)
- 水戸黄門(TBS・C.A.L)
- くれなゐ(1998年4月13日 - 6月22日、読売テレビ) - 西本浩二
- 土曜ワイド劇場 / 警視庁女性捜査班 金曜日の暴行魔(1999年1月30日、テレビ朝日)
- はみだし刑事情熱系 PART3 最終話「小樽〜敦賀 涙の日本海殺人ルート!兵吾ついに告白の決意」 (1999年3月24日、テレビ朝日) - 篠塚
- NHKドラマ館 天涯の花(1999年11月6日、11月13日、NHK) - 山本
- 土曜ワイド劇場 / 棟居刑事の黙示録(2000年11月18日、テレビ朝日) - 城山刑事
- 大江戸を駈ける! 第14話「危険な好奇心」(霊岸島)(2001年 TBS・C.A.L) - 權太
- 女と愛とミステリー / 多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉 冷たい灼熱(2001年8月8日、テレビ東京) - 石原刑事
- 火曜時代劇 市川右太衛門追悼企画 旗本退屈男 第7話「謎の鬼面城」(2001年9月18日、フジテレビ) - 杉野力也
- 火曜サスペンス劇場 / 出戻り弁護士 夫の突然の無理心中焼死事件 (2002年2月19日、日本テレビ) - 桑田聡
- 愛の劇場 / 温泉へ行こう 第3シリーズ 第41話 (2002年3月26日、TBS) - 水島
- ケータイ刑事 銭形愛 第5話「消えた凶器の謎 〜チューボーですよ殺人事件〜」(2002年11月3日、BS-i)
- 女と愛とミステリー / 芸能記者・柳田信吉の挑戦 スター誕生殺人事件 (2003年2月26日、テレビ東京) - 芸能記者
- 女と愛とミステリー / 山村美紗サスペンス 不倫調査員・片山由美 4 京都・宇治伏見殺人慕情 (2003年3月26日、テレビ東京) - 鉄工所の従業員
- 春のドラマスペシャル 女子刑務所東三号棟 4 「母さん、死んでほしかった…娘の涙、獄舎の母の愛」 (2003年4月6日、TBS) - 星野雅彦
- 渡る世間は鬼ばかり 第7シリーズ(2004年4月1日 - 2005年3月31日、TBS) - 石川保
- ラブ・ジャッジ2(2004年12月28日、TBS)
- 月曜ミステリー劇場 / 交通特別捜査係警部補結城あかね(2005年1月24日、TBS)
- TBSテレビ放送50周年特別企画 里見八犬伝(2006年1月2日、3日、TBS)
- 愛の劇場 / 病院へ行こう! 35話最終話(2006年3月25日、TBS) - 森山耕司
- 愛の劇場 / 大好き!五つ子GO2!! 5週目22話から(2006年8月15日 - 9月1日、TBS) - 杉浦貞夫
- 月曜ゴールデン / 自治会長・糸井緋芽子社宅の事件簿9(2009年2月16日、TBS)
- まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控〜(NHK土曜時代劇) - 根島秀太郎
- 第1話「カタキ討ち」(2010年4月17日)
- 第3話「金座裏が動く」(2010年5月8日)
- 月曜ゴールデン / 税務調査官・窓際太郎の事件簿21(2010年11月1日、TBS) - 細野克己
- 水曜ミステリー9 / 落としの鬼 刑事 澤千夏1(2012年2月1日、テレビ東京) - 大林晃
- パナソニックドラマシアター/ハンチョウ〜警視庁安積班〜 シリーズ5 第9話「母親の命か?子どもの命か?」(2012年6月4日、TBS) - 南弘和
- 相棒 season11 第12話「オフレコ」(2013年1月16日、テレビ朝日) - 葉村比呂臣
- 衝撃ゴウライガン!!(2013年10月 - 2013年12月、テレビ東京) - 若林シンジ・ジン
オリジナルビデオ
- くノ一忍法帖IV 忠臣蔵外伝(1994年、キングレコード) - 月ノ輪求馬 役
- どチンピラ 18 欲望の標的 (1996年) - 神風会組員 役
- 本気(マジ)9 憤怒編!(1998年、徳間ジャパンコミュニケーションズ) - 雨宮卓也 役
舞台
- チャンピオン(1990年5月、青山円形劇場)
- 渡る世間は鬼ばかり(東宝現代劇2000年5月 - 6月 日比谷芸術座) - 青山公次役
- 第8回 H〜i!Jack!!〜やぁ!ジャックさん!!〜(2005年7月23日 - 7月31日、東京・東京芸術劇場) - 機長 役
- 近藤を待ちながら(2010年8月17日 - 8月22日 下北沢・GEKIちかリバティ) - 土方歳三役
- Team Media Factory 第10回公演「Walk Don't Run」 (2017年6月7日 - 6月11日 築地本願寺ブディストホール) - 鷲尾仁役
- 演劇ユニット金の蜥蜴 第13回 公演「葵上〜源氏物語より〜」(2018年2月14日-2月18日 築地本願寺ブディストホール) -横川小聖役
- 劇団ドガドガプラス 「浅草アリス in wander land」(2018年8月18日-27日 浅草東洋館)
その他
- 不滅の戦隊ヒーロー大全集(1995年3月21日、テレビ朝日、宮内洋・小牧リサと共に「戦隊OBチーム」で参加)
- 2017年08月12-08月13日、フィリピンのマンダルヨン市にて、ファン交流イベント「Otaku Expo Reload 2017 x TOKUSPIRITS」で、『光戦隊マスクマン』の海津亮介、『地球戦隊ファイブマン』の信達谷圭、『超電子バイオマン』の牧野美千子、『高速戦隊ターボレンジャー』の佐藤健太、『五星戦隊ダイレンジャー』の羽村英と共にゲスト演出をし、それぞれのオープニング主題歌を歌唱した[12]。
脚注
注釈
- ^ プレゼントされたジッポライターは作品中の小道具としても用いられた。
出典
- ^ 若松俊秀 - kside-info ページ!
- ^ a b c d e f g h i j k 「ジェットマンメモリアル座談会」『鳥人戦隊ジェットマン スーパー戦隊超全集』小学館〈てれびくんデラックス〉、1992年2月20日、72-75頁。ISBN 978-4-09-101430-6。
- ^ a b 『日本タレント名鑑2004』VIPタイムズ社、2004年、450頁。ISBN 978-4990124229。
- ^ a b 『テレビ・タレント人名事典 第5版』日外アソシエーツ、2001年、1177頁。ISBN 978-4816916779。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 「SPECIAL INTERVIEW '91 若松俊秀」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1991 鳥人戦隊ジェットマン』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年5月10日、18-19頁。ISBN 978-4-06-509613-0。
- ^ nifty. “SINCE1991JETMAN”. 公式サイト. 2011年7月15日閲覧。
- ^ 「WRITER SPECIAL CROSS TALK 井上敏樹×石橋大助feat.若松俊秀」『海賊戦隊ゴーカイジャー公式読本 豪快演義』グライドメディア〈グライドメディアムック73〉、2012年6月1日、88頁。ISBN 978-4-8130-8173-9。
- ^ 本人のブログより[要文献特定詳細情報]
- ^ 2008年10月9日.若松祭での発言より[出典無効]
- ^ a b c 超世紀全戦隊大全集 1993, p. 190, 「戦隊シリーズ キャストインタビュー 若松俊秀」
- ^ 『仮面ライダー図鑑1』1994 p. 51.より[要文献特定詳細情報]
- ^ 2017-08-12 Otaku Expo Reload 2017[要文献特定詳細情報]
参考文献
- 『テレビマガジン特別編集 戦隊シリーズ20周年記念 超世紀全戦隊大全集』講談社、1993年11月14日。ISBN 4-06-178416-1。
外部リンク
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