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「筑波大学附属大塚特別支援学校」の版間の差分

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2022年10月8日 (土) 05:40時点における版

筑波大学附属大塚特別支援学校

地図
地図北緯35度42分28.1秒 東経139度44分51.7秒 / 北緯35.707806度 東経139.747694度 / 35.707806; 139.747694座標: 北緯35度42分28.1秒 東経139度44分51.7秒 / 北緯35.707806度 東経139.747694度 / 35.707806; 139.747694
過去の名称 東京高等師範学校附属小学校補助学級
東京教育大学附属中学校特殊学級
東京教育大学附属大塚養護学校
筑波大学附属大塚養護学校
国公私立の別 国立学校
設置者 国立大学法人筑波大学
設立年月日 【前身】
1908年明治41年)
【養護学校創立】
1960年昭和35年)
創立記念日 4月1日
共学・別学 男女共学
設置学部 幼稚部
小学部
中学部
高等部
学期 2学期制
学校コード E113110000046 ウィキデータを編集
特別支援学校コード 13052E(高等部のみ)[1]
所在地 112-0003
東京都文京区春日一丁目5番5号
外部リンク 筑波大学附属大塚特別支援学校|知的障害教育における先導的教育モデルをめざして
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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筑波大学附属大塚特別支援学校(つくばだいがくふぞく おおつかとくべつしえんがっこう、: Special Needs Education School for the Mentally Challenged, University of Tsukuba)は、東京都文京区春日一丁目にある国立特別支援学校

筑波大学附属学校で、国立の知的障害特別支援学校でもある。

概要

歴史
1908年明治41年)に東京高等師範学校附属小学校(現・筑波大学附属小学校)に、知的障害児に特別な教育を行う単級編成の「第三部補助学級」を設置。1944年(昭和19年)には太平洋戦争で一旦休校となるが、1951年(昭和26年)には大学に特殊教育学科が設けられ、1956年(昭和31年)4月1日、東京教育大学附属中学校特殊学級(1学級)が新設される。1940年(昭和35年)4月1日、附属小第五部(2学級)、附属中学特殊学級(2学級)を母体として東京教育大学附属養護学校設立、同時に小学部・中学部で各1学級増となる。以後、高等部の設置(1962年(2学級)、1966年に1学級増設)、幼稚部の設置(1963年に5歳児1学級、1964年に2年保育課程(4歳児1学級)、特別学級設置(1970年に1学級、1学級増設)を経て、幼小中高一貫教育となる。
1978年(昭和53年)、東京教育大学の閉学に伴い筑波大学に移管され「筑波大学附属大塚養護学校」に改称。2007年(平成19年)、現校名「筑波大学附属大塚特別支援学校」に改称。創立は1960年としており、2015年(平成27年)に創立55周年を迎えた。
設置
幼稚部、小学部、中学部、高等部からなる。通学は、幼稚部・小学部が50分以内。中学部・高等部は60分以内。

教育

特殊教育から特別支援教育への変化、在籍するこどもの障害の重度重複化・多様化、ICF (WHO, 2001) モデルによる障害概念の進化に伴い、2010年度より「個別教育計画」と「学習内容表」を活用する新たなカリキュラム研究をスタートさせた。

本校のカリキュラムは、全体として「See(評価)−Plan(計画)−Do(実践)/Improvement(改善)」のカリキュラム運用プロセスに基づいている。

「個別教育計画」は、「個のニーズ」に基づく「プラン」、S-P-D/Iの連環からなる「プロセス」、支援体制を構築する「システム」の3つの側面に基づいて立案される。これは「発達段階」、「障害特性」、「生活年齢」の3つの視点に応じて設定したものである。

「学習内容表」は、「関係の形成と集団参加」を中核に、「生活」、「認知」、「身体・運動」、「情操」、「コミュニケーション」を並列に構成し、これら6領域から「社会生活への入り口」として「社会生活・進路学習」とつながるように構成されている。その内容の特性上、生活文脈・生活経験を重視した学習、教科特性を活かした学習、個のニーズや発達段階、障害特性を重視した学習の3つのカテゴリに分けてとらえている。

幼稚部

「自発的にいきいきと活動できる子ども」を教育目標としている。3歳~5歳の2学級編成であるが、各年度の実態に応じて学級編成を検討する。個別指導以外の教育活動は、すべて2学級合同で実施する。

小学部

全ての指導が、「領域・教科を合わせた指導」の形態で教育課程が編成されている。個々の教育的ニーズを十分考慮し、集団を活かした授業を展開している。

中学部

高等部卒業までの6年間で、将来の社会・文化への参加および社会的自立を目指して、計画的、段階的に学習を進めていく。

高等部

将来の働く生活に必要な基礎的な力を養い、社会に対する認識や自己への理解を深め、個々に応じた進路を自ら選択するように総合的・実践的な学習を行う。

行事

5月に運動会、11月に「大塚祭」(文化祭)が幼小中高合同で実施される。

また、1978年から続く、1月に行われるスキー合宿は中高合同で実施される。

小学部は毎年附属小との交流学習がある。中学部では筑波大学附属高校との「交流および共同学習」が2010年度より実施されている。高等部では、ここ数年筑波大学附属坂戸高校との交流会が行われている。

沿革

  • 1908年(明治41年)- 東京高等師範学校附属小学校の第三部に知的障害児を対象とした「補助学級」が設置される。
    • 東京高等師範学校附属小学校第三部補助学級
  • 1912年(明治45年)- 2学級編成となる。
  • 1920年大正9年)- 組織改編により補助学級は第三部から「第五部」となる。
  • 1944年昭和19年)- 太平洋戦争の激化により一時休校となる。
  • 1949年(昭和24年)5月 - 東京高等師範学校を母体として、新制大学東京教育大学が発足。
  • 1952年(昭和27年)9月5日 - 東京教育大学附属小学校に第五部が設置される(再開)。
  • 1956年(昭和31年)4月1日 - 東京教育大学附属中学校に特殊学級が1学級設置される。
  • 1959年(昭和34年)4月1日 - 附属中学校の特殊学級が1学級増設される。
  • 1960年(昭和35年)
    • 4月1日 - 附属小学校第五部と附属中学校特殊学級を母体として「東京教育大学附属養護学校」(小学部・中学部)が発足。
    • 7月1日 - 開校式典を挙行。
  • 1962年(昭和37年)4月1日 - 高等部(2学級)を新設。
  • 1963年(昭和38年)4月1日 - 幼稚部(5歳児1学級)を新設。
  • 1964年(昭和39年)
    • 4月1日 - 2年保育課程(4歳児1学級)を新設。
    • 8月 - 現在地に新校舎の一部が完成し、移転。
  • 1966年(昭和41年)5月25日 - 講堂体育館が完成。
  • 1970年(昭和45年)4月1日 - 特別学級を新設。
  • 1978年(昭和53年)4月1日 - 筑波大学への移管により「筑波大学附属大塚養護学校」に改称。
  • 1984年(昭和59年)- 3号館を増築。
  • 1985年(昭和60年)3月9日 - 1号館と2号館を改修。
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 国立大学法人筑波大学に移管される。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 「筑波大学附属大塚特別支援学校」(現校名)に改称。
国賓来校

脚注

  1. ^ 大学入試センター試験 高校等コード表より。

関連校

関連項目

外部リンク


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