「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の版間の差分
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2019年にはトルコでリメイクドラマが制作された。 |
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『[[いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう]]』というタイトルはプロデューサーの村瀬健が命名した。 |
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== あらすじ == |
== あらすじ == |
2022年10月1日 (土) 20:49時点における版
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう | |
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別名 | Love That Makes You Cry |
ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 坂元裕二 |
演出 |
並木道子 石井祐介 高野舞 |
出演者 |
有村架純 高良健吾 高畑充希 西島隆弘 森川葵 坂口健太郎 浦井健治 福士誠治 芳根京子 葉山奨之 永野芽郁 桜井ユキ 松本穂香 安田顕 大谷直子 田中泯 柄本明 森岡龍 高橋一生 満島ひかり 松田美由紀 小日向文世 八千草薫 |
エンディング | 手嶌葵「明日への手紙」 |
製作 | |
プロデューサー | 村瀬健 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2016年1月18日 - 3月21日 |
放送時間 | 月曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
特記事項: 初回・第2話・第5話は15分拡大(21:00 - 22:09)。初回の20:59 - 21:00に別途『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 放送直前カウントダウン』を放送。 2019年にトルコでリメイク。 |
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(いつかこのこいをおもいだしてきっとないてしまう)は、フジテレビ系「月9」枠にて2016年1月18日から3月21日まで放送されたテレビドラマである[1]。主演は有村架純と高良健吾[2]。略称はいつ恋(いつこい)[3]。第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞した[4]。
企画・制作
主人公の音(有村架純)と練(高良健吾)の二人を中心としながら、彼らを取り巻く四人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく群像ラブストーリーで、坂元裕二によるオリジナル脚本[5]。プロデューサーは村瀬健、演出は並木道子、石井祐介、高野舞[5]。 作中では前半は東日本大震災が発生する2011年前後と、後半では5年後となる2016年と、時系列が分かれた2部構成で物語が進む。
2015年11月25日に追加キャストが発表された[6][7]。また、同年12月14日に追加キャストならびに主題歌が発表された[8]。
2019年にはトルコでリメイクドラマが制作された。
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』というタイトルはプロデューサーの村瀬健が命名した[5]。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
音(有村架純)は、北海道で養父母と暮らしていた。一方、畑を買い戻すためのお金を稼ぐ目的で福島から上京した練(高良健吾)は、東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。練には、木穂子(高畑充希)という恋人がいた。ある日、練は、友人の晴太(坂口健太郎)が、旅先の北海道で拾ったというカバンの中から「音へ」と書かれた古い手紙を見つける。練は、手紙を持ち主に届けるため、トラックで北海道へ向かう。
キャスト
主要人物
- 杉原 音(すぎはら おと)
- 演 - 有村架純 (幼少期:平澤宏々路)
- 兵庫県神戸市→北海道出身[9]。幼少期に母を亡くしており、養父母に育てられた。会話に時折関西弁を混ぜて話す。職業は介護福祉士で、介護施設「春寿の杜」で勤務。2016年も同じ職場で働き、後輩を指導する立場となっている。
- 第5話では、木穂子が音と練の関係性に疑いを持つが、「北海道は、私が無くした母の手紙を届けに来て下さったんです。そのついでに東京まで乗せて下さったんです。」と練と出会ったきっかけを話している[10]。
- 曽田 練(そだ れん)
- 演 - 高良健吾 (幼少期:池田優斗)
- 福島県会津地区[11]出身。東京で運送会社「柿谷運送」の引越しの仕事に就いている。両親を早くに亡くして、地元には祖父が一人で暮らしている。
- 第5話では、福島に住む祖父が転んだと小夏から聞き、職場の同僚に了承を得て、一泊だけ帰省することにした。
- 第6話では、嘉美が音に「もう5年前に辞めたよ。電話一本寄越したっきり。あれ以来顔も見てない」と話す。一時期運送会社を辞めて、都内で斡旋業務を行う下請け会社「スマートリクルーティング」のマネージャーとして働く。そこでは、低賃金など違法な雇用条件が常態化しているとわかっていながらも条件がいい仕事だという誇大広告を出し、ネットカフェに寝泊まりする生活困窮者などの生活弱者を劣悪な環境の職場へ斡旋する業務に携わっていた。そのため人から逆恨みされて職場に石を投げ込まれたり、インターネットに悪い評判を多数書き込まれるなどの危ない目にも遭うことになる。
音が北海道で関わった人々
- 林田 雅彦(はやしだ まさひこ)
- 演 - 柄本明(第1話)
- 音の育ての父
- 林田 知恵(はやしだ ちえ)
- 演 - 大谷直子(第1話)
- 音の育ての母
- 白井 篤史(しらい あつし)
- 演 - 安田顕(第1話)
- 音の婚約者。実業家
仙道家によく遊びに行く人々
- 日向 木穂子(ひなた きほこ)
- 演 - 高畑充希
- 福岡県出身。広告代理店勤務の女性。練の恋人。
- 第5話では、音と出身地の話をしているうちに、練が1年前に北海道に行っていたことを思い出し、練と音の関係に疑いを持つ。更に静恵の家で音たち7人で食事をした時に、晴太から「社内で不倫してたんですよね。あれ違います?木穂子さん」と質問され、固まってしまい涙を流す。
- 第6話で、静恵の家で音と5年ぶりに再会した際には、3年前に会社を辞め、現在はデザイン系の事務所で(練と出会った頃の前職では事務職であり、その後目標に向けてキャリアを積むことに成功し現在は企画部)で働いており、「1年くらい前に知り合ったデザイン関係の人(と付き合っている)」と話している。
- 5年経って音と再会してからは、音の家に度々訪問しては食事をしたり、愚痴をこぼしたりと友人関係を築いている。
- 市村 小夏(いちむら こなつ)
- 演 - 森川葵(幼少期:飯尾夢奏[12])
- 福島県会津地区出身。練の幼馴染で、好意を抱いている。デザイナー志望で、デザインの専門学校に通っている。事情により、違う専門学校を一度辞めている。実家に母は住んでいるが、電話がかかってきても自分の現状を話したくない様子が見られる。
- 中條 晴太(なかじょう はるた)
- 演 - 坂口健太郎
- 練の友人。練の家に居候している。軽薄な雰囲気で他人に接する一方、練や小夏のことだけは大事に思っている。
- 普段から何をしているのかわからない生活をしており物語当初の職業も不明だったが、金持ちの男性に芸能界に憧れる若い女の子を紹介し、少し接待させるだけで楽に稼がせる斡旋業務に通じていた。しかし、金銭が必要だった小夏がそういった仕事をし始め、それを通じて小夏がトラブルに巻き込まれた際は悪徳事務所から小夏を無理矢理連れ出している。
- 小夏に好意を抱いているが、小夏の練に対する長年の想いを知っており、晴太自身、小夏同様に練のことも大事に思っているので3人で一緒に居られる状況に満足している。
- 作中、自分には帰る家がないと話している。
- 第5話では、音や練たちが本当に好きだと思っている人がいるにも関わらず、その感情を隠して違う人と付き合っている様子に冷めた感情を持っている。木穂子に対しては練と付き合ったまま、会社の人との関係を持っていたことに疑問を持ち、「社内で不倫していたんですよね」と、皆が腹に何か納めたまま和やかな空気を装おうとした際はその空気を壊す発言をしている。
- 第6話では、東京の斡旋業務下請け会社「スマートリクルーティング」において練に付き合う形で働いていたが、その後練と一緒に辞めている。
- 第9話では小夏から、ずっと一緒に居てくれてるけどあなたのことが未だによくわからないと言われた際には「自分は何者か」の3択クイズを出している。その一つが「③両親が仮面夫婦だった。両親はそれぞれ恋人がいて、でも子供の前ではずっと仲のいいふりをしていた。それが嫌で、15歳で受験会場からそのまま家出をしてきた」と話しており、小夏が「③でしょう?」と答えるが、適当にはぐらかしているので、それすらも嘘の可能性があり、中條の過去やパーソナリティがどういったものなのか最後まで詳細に明かされることはなかった。
- 仙道 静恵(せんどう しずえ)
- 演 - 八千草薫(第2話 - 第3話、第5話 - )
- 音や練の理解者であり、自宅を彼らのたまり場として解放している。
- 第6話では、年下の彼氏に会うため、音に2着のうちどちらがいいか選んでもらう。また自分の持っていたネックレスを音にプレゼントした。
介護施設「春寿の杜」に関わる人々
- 井吹 朝陽(いぶき あさひ)
- 演 - 西島隆弘(AAA)
- 介護施設「春寿の杜」を経営しているグループ企業の御曹司。従業員をナンパする軽薄な性格。経営者の父に対し愛憎を抱いている。
- 第6話では、音の同僚の玲美の労働環境について相談を受けて、本部に掛け合うよう動こうとする。
- 今までグループ企業が大きくなったのは派遣業務だと思っていたが、和馬から征二郎の仕事のやり方を聞いてあまりのひどさに唖然とする。和馬が異動願いを出したことで、征二郎から「明日から社長室に入れ。俺の跡を継ぐつもりでやれ」「和馬に電話してリストラを告げるんだ」と言われる。その後、和馬がしていたクビを言い渡す仕事に就く。
- 第9話では、朝陽が以前、雑誌の記者として記事を書くことに携わっていた描写がある。リストラ候補の会社へ訪問した際、以前関わりがあった弁護士が目撃して朝陽に声をかける。そこでは「君の書いてくれた記事で世間の関心も向いたし、あの記事が医療裁判を勝訴に導いてくれた」「うちの若い弁護士にもね、よく君の話をするんだよ。間違ってもいい。失敗してもいい。嘘のない生き方をしましょう。君はいつもそう言ってた」と正義感を持って働いていた頃の昔話をされ、朝陽が動揺する様子が見られる。この弁護士はリストラ候補の会社顧問となっており、朝陽の行いを知り帰らせている。
- 神部 正平(かんべ しょうへい)
- 演 - 浦井健治(第2話 - )
- 介護施設「春寿の杜」の所長。スタッフに対するパワハラを行う。
- 雇われている立場の所長であるため、本社の態度を常に気にしている。派遣社員を言葉で圧をかけて契約解除で辞めさせようとするが、朝陽から契約続行と話があるとそれに従い方針を変えている。また音が朝陽と結婚すると分かるや「シフトに負担はないか」と音に対して親切を装う話し方をしたり、本社の状況次第で態度を変える様子が随所に見られる。
- 井吹 和馬(いぶき かずま)
- 演 - 福士誠治(第3話 - )
- 朝陽の兄。
- 第6話では、「親父に疲れた」と異動願いを出し、父から離れる選択肢をする。また朝陽に会社がどのように大きくなったかを話す。潰した会社の社員を全員解雇する仕事を10年して、人から「鬼だ」「人でなし」だと散々言われたと朝陽に明かす。「兄ちゃんと一緒に会社から親父を追い出さないか」と朝陽に提案する。しかし朝陽は提案を拒否。
- 朝陽が働く介護施設を訪れた際には、既に仕事を失っており、朝陽に苦言を言うが再就職先の話を持ちかけると言った対応をされている。
- 船川 玲美(ふなかわ れみ)
- 演 - 永野芽郁(第2話 - )
- 音と同僚のケアワーカー。
- 第6話では、朝陽と相談させてもらえないか、音に電話をかけている。月の残業時間が120時間を超えるのに残業代が出ないこと。会議室で毎回反省分を書かされることを悩んでいた。
- 丸山 朋子(まるやま ともこ)
- 演 - 桜井ユキ(第2話 - )
- 音と同僚のケアワーカー。仕事終わりに音に不安なことを相談したり、一緒に飲みに行く仲間。結婚する。
- 源 大輔(みなもと だいすけ)
- 演 - 我善導(第2話 - )
- 音と同僚のケアワーカー。女性職員が多い中、馴染みながら働いている。
- 西野 美織(にしの みおり)
- 演 - 林田岬優(第2話 - )
- 音と同僚のケアワーカー。
- 松川
- 演 - 松本穂香
- 音の職場にいる新人ケアワーカー。入職したばかりの頃は面倒なことを避けたり仕事を嫌々している様子だったが、次第に戦力となっていく。
- 錦織 康司
- 演 - カゴシマジロー
- 井吹 征二郎(いぶき せいじろう)
- 演 - 小日向文世(第3話 - 第4話、第6話 - )
- 音が勤務する介護施設「春寿の杜」を経営しているグループ企業の社長。ブラック企業同然の経営を平気で行っている。
- 第6話では企業の利益のために、過去に「企業を買収して、不動産を手に入れたら潰すんだ。そうやって金を生み出す」「殺すか殺されるしかそれしかない人なんだよ」と和馬が話す。また肉親をも冷酷に切り捨てる、いわゆるマキャヴェリスト。
運送会社「柿谷運送」に関わる人々
- 佐引 穣次(さびき じょうじ)
- 演 - 高橋一生
- 練が働く運送会社の先輩。福島県出身[13]。妻と息子がいたが、バツイチ。時に素直になれず冷淡な性格。練が人を疑わないことをいいことに、彼に自分のミスを押し付けたり、理不尽な理由で土下座を強要する。また金に困っており、引越作業中に他人の物品を盗み出そうとするが、これも練に目撃されて、未遂となることもあった。
- 勤務中に息子が通う幼稚園の近くを通り、練や登に息子の自慢をする。しかし偶然息子を迎えに来た妻と見知らぬ男性を目撃して、3人が手を繋いで帰る姿を見送る形になってしまった。また運送会社の稼ぎを家族に送ると元妻に話すが、断固拒否される。
- 第5話では、登とカツ丼の話になり「馬鹿。カツ丼と言えばソースカツ丼だろ。卵でやったらソースがベチャベチャになんだよ」と述べている。
- その後登がその場から居なくなると、福島の訛りで「ソースカツ丼だよな。いとう食堂だべ。あとはめでたいや。カレー焼きそばもが。トミーフード」「ロイプラ(ロイヤルプラザ)」「中合もねが。神明通り。飯盛山」「酪王カフェオレ」という会津若松や福島県内で有名な食べ物や施設(閉店した所も含む)について昔を思い出す様子で練に話をした。さらに練に「そんなに帰りてぇか。ずりぃな。お前だけ。勝手にしろ。帰れ帰れ」と、練と同郷と思われるシーンが放送された。言葉足らずで素直に対応はしてないが、練が祖父の体調を心配し、急遽仕事を休んで帰省することを了承している。
- 第6話では練が会社を辞めてから、穣次もしばらく福島に帰省していたと嘉美が話す。音から練の行方を尋ねられた際は、練が働く会社の名刺を渡した。
- 加持 登(かじ のぼる)
- 演 - 森岡龍
- 練、佐引の同僚
- 第6話では、引っ越し業務をしているところを音が偶然見かけて、練が働いているか声をかけられる。その後嘉美の所へ連れて行く。
- 柿谷 嘉美(かきたに よしみ)
- 演 - 松田美由紀
- 練が勤めている運送会社「柿谷運送」の女社長。
- 第6話では、練の行方を探している音が嘉美の元を訪れた際、同郷の穣次なら練のことを何か知ってるのではないかと穣次に連絡する。
- 作中5年後でも行方を眩ましていた練を再就職させるなど包容力が高い。
その他
- 曽田 健二(そだ けんじ)
- 演 - 田中泯(第2話・第5話・第7話)
- 練の祖父。福島で農家を営んでいる。
- 第6話では、既に亡くなっていると明かされる。
- 音の母
- 演 - 満島ひかり(第1話・第6話)[14]
- 明日香
- 演 - 芳根京子(第9話・最終話)
- 上京してきたばかりの関西弁を話す女性。街中でひったくりに会い、困っていたところで音に声を掛けられる。
- 内藤三希也
- 演 - 葉山奨之(第9話・最終話)
- 上京したての若者。引ったくったとして居合わせたサラリーマンに追いかけられる。
スタッフ
- 脚本 - 坂元裕二
- 音楽 - 得田真裕
- 主題歌 - 手嶌葵「明日への手紙」(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)[15]
- プロデュース - 村瀬健
- 演出 - 並木道子、石井祐介、高野舞
- 制作 -フジテレビドラマ制作センター
- 制作著作 - フジテレビ
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率[5] | |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1月18日 | 失くした手紙が繋いだ奇跡…二人は出逢った | 並木道子 | 11.6% | |
第2話 | 1月25日 | 東京編スタート 都会の現実、募る想い…もう一度会いたい | 9.6% | ||
第3話 | 2月 | 1日突然のキス、幸せな1日 | 石井祐介 | 10.0% | |
第4話 | 2月 | 8日あなたを好きになりました | 高野舞 | 8.9% | |
第5話 | 2月15日 | 第一部・完結編 突然のさよなら…訪れた運命の日 | 並木道子 | 8.8% | |
第6話 | 2月22日 | 衝撃の再会 | 石井祐介 | 10.7% | |
第7話 | 2月29日 | 明かされる真実 彼に何が起きたのか | 高野舞 | 8.9% | |
第8話 | 3月 | 7日好きです | 並木道子 | 8.8% | |
第9話 | 3月14日 | 決意のとき、別れの夜 | 石井祐介 | 9.4% | |
最終話 | 3月21日 | 永遠の約束 | 並木道子 | 10.2% | |
平均視聴率 9.7%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯) |
評価
介護現場の描写に関する問題点
主人公が勤務先である介護施設において長時間の労働を強いられる、上司からパワハラともとれる仕打ちを受けるなど、介護現場の労働環境の悪さや賃金の低さを強調して表現していることを問題視して、日本介護福祉士会は番組制作責任者宛に配慮を求める意見書を送付している[16][17][18]。
一方で、日本介護福祉士会が配慮を求める意見書を公表したのちに「実際の介護現場はドラマの内容かそれ以上だ」という反論の声が上がりはじめ、それに関して健康社会学者の河合薫は日本介護福祉士会が発行した意見書の内容の矛盾点・問題点を挙げ、現在の介護現場の現状を説明する過程で「本来は、日中・夕方・深夜と3つの勤務時間に分けた3交代制が望ましい。そうしなければ、職員は疲弊するし、現場の引き継ぎもうまくいかない。なのに、(意見書内で)2勤務が当たり前のように書かれているのも問題です」「たくさんの介護福祉士が“それなりの報酬を得ている”なんてことはありえません。」と断言している[19]。
受賞
- 第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞(2016年)[4]
- 作品賞
- 脚本賞(坂元裕二)
- 新人賞(西島隆弘)
- ギャラクシー賞
- 2016年3月度月刊賞[20]
- 第88回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2016年)[21]
- 主演男優賞(高良健吾)
- 東京ドラマアウォード 2016[22]
- 作品賞・連続ドラマ 優秀賞
- 主題歌賞(手嶌葵)
関連商品
書籍
- 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 1』 坂元裕二著 (2016年2月29日、河出書房新社、ドラマ1話~5話までの内容) ISBN 978-4-309-02449-3
- 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 2』 坂元裕二著 (2016年3年29日、河出書房新社、ドラマ6話~10話までの内容) ISBN 978-4-309-02450-9
サウンドトラック
脚注
- ^ “『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』 - とれたてフジテレビ”. フジテレビ (2015年11月19日). 2015年11月19日閲覧。
- ^ “有村架純×高良健吾、月9で“2016年版東京ラブストーリー””. SANSPO.COM (産業経済新聞社). (2015年11月19日) 2015年11月19日閲覧。
- ^ “まだ間に合う!月9「いつ恋」・火10「お義父さんと呼ばせて」おさらいSP!”. フジテレビ. 2016年2月18日閲覧。
- ^ a b “【コンフィデンスアワード】ドラマ作品賞は『いつ恋』 最終回15分の長回しが絶賛”. ORICON STYLE. (2016年4月22日) 2016年4月22日閲覧。
- ^ a b c d “「いつ恋」期間平均視聴率9.7%「極悪がんぼ」下回る月9史上最低”. スポニチアネックス (2016年3月22日). 2016年3月22日閲覧。
- ^ “高畑充希が月9出演 「とと姉ちゃん」と二足わらじ”. 日刊スポーツ (2015年11月26日). 2015年11月26日閲覧。
- ^ “次期朝ドラコンビ高畑充希&坂口健太郎、「月9」で先取り共演”. サンケイスポーツ (2015年11月26日). 2015年11月26日閲覧。
- ^ 手嶌葵、来年1月スタートの有村架純、高良健吾主演、新“月9”ドラマ主題歌に決定 M-ON!Press 2015年12月13日閲覧。
- ^ 第5話で木穂子から「杉原さんはずっと東京?」と尋ねられ、「東京に来て1年ちょっとです。最初は神戸で、その後は北海道」と答えている
- ^ 木穂子に北海道の人ってアメリカドッグにお砂糖をかけて食べるって本当?」とも尋ねて、音は「そうです。割と東寄りって言うか」と答えて、木穂子は何か思うところがありながら頷いている。
- ^ 第5話で木穂子から「ねえねえ。会津に帰るのって木曜?」と練に話しかけている
- ^ “飯尾夢奏 career”. スペースクラフト. 2016年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月10日閲覧。
- ^ 第5話で練と地元の話をするシーンが放送された
- ^ “満島ひかりが月9「いつ恋」出演、ドラマのテーマ伝える音の亡き母役”. スポーツ報知 (株式会社報知新聞社). (2016年2月15日) 2016年2月15日閲覧。
- ^ MVには音役の有村架純と音の幼少期を演じた平澤宏々路が出演している
- ^ 内田千惠子 (2016年2月10日). “意見書” (PDF). 日本介護福祉士会. 2016年2月17日閲覧。
- ^ ただ正芳 (2016年2月16日). “月9ドラマでの介護の描写、「配慮を」- 日本介護福祉士会がフジテレビに意見書”. 医療介護CBnews (キャリアブレイン) 2016年2月17日閲覧。
- ^ 滝沢卓 (2016年2月17日). “ドラマ「いつ恋」に配慮求める意見書 日本介護福祉士会”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2016年2月17日閲覧。
- ^ “介護福祉団体が『いつ恋』に出した意見書に専門家が意見|NEWSポストセブン - Part 2”. 2020年6月30日閲覧。
- ^ “ギャラクシー賞 テレビ部門【月間賞】発表 2016年3月度”. AERA dot.. (2016年5月10日) 2018年8月24日閲覧。
- ^ “第88回ドラマアカデミー賞 受賞結果発表! 主演男優賞”. Smartザテレビジョン. KADOKAWA. 2016年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月10日閲覧。
- ^ “世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ”. ORICON STYLE. (2016年11月7日) 2016年11月7日閲覧。
外部リンク
- いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう - フジテレビ
- 【公式】月9 「いつ恋」 (@itsu_koi) - X(旧Twitter)
- Love makes you cry - トルコ MF YAPIM
フジテレビ系列 月曜21時枠の連続ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
5→9〜私に恋したお坊さん〜
(2015年10月12日 - 12月14日) |
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
(2016年1月18日 - 3月21日) |
ラヴソング
(2016年4月11日 - 6月13日) |