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「国鉄ソ1形貨車」の版間の差分

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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[国鉄・JRの車両形式一覧]]
*[[国鉄の車両形式一覧]]
{{日本国有鉄道の操重車}}
{{日本国有鉄道の操重車}}



2022年1月22日 (土) 09:13時点における版

国鉄ソ1形貨車
形式図
形式図
基本情報
車種 事業用車操重車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
種車 オソ10形
改造年 1928年(昭和3年)*
改造数 6両
消滅 1969年(昭和44年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 22,931 mm
全幅 2,324 mm
全高 3,850 mm
荷重 28** t
自重 70.3 t - 74.4 t
換算両数 7.0
台車 2 - 2軸複式ボギー
備考 *称号規程改正年
**扱い荷重
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国鉄ソ1形貨車(こくてつソ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道に所属した橋桁架設専用の操重車事業用貨車)である。

概要

1920年(大正9年)、黒田武定の発案により、鉄道省浜松工場で1両が製造され、1923年(大正12年)に同工場および大宮工場石川島造船所で5両が増備された、橋桁架設用操重車である。製造時はオソ10形(オソ10 - オソ15)と称したが、1928年(昭和3年)の称号規程改正により、ソ1形(ソ1 - ソ6)と改称された。

後年製造された、ソ200形ソ300形といった橋桁架設用操重車と異なり、上方にブームを展開する方式で、橋桁の一端を車端で支え、もう一端をロープを使用してブームで吊り、現場に運んで架設する。しかし、この構造上、電化区間や曲線区間、トンネルの坑口といった箇所で作業を行うことができなかった。また、ウィンチも手巻き式であった。

車体は、側部がトラス構造となっており、ブームも同様であった。台車は直径600mmの小径車輪を持つアーチバー式の2軸ボギー台車4基を備え、これを2基ずつ前後2群に振り分けた2-2軸複式ボギーである。全長は22,931mm、自重は73.0t、扱い荷重は28tであった。

全国の建設事務所に配置されたが、最も古い操重車であり、扱い荷重の小ささや取り回しの不便さが目立つようになり、1960年(昭和35年)に後継のソ200形に代替され、1969年(昭和44年)度までに廃車となった。

参考文献

  • 埴岡寿一「われら影武者軍団 国鉄の事業用車 2 貨車編」 鉄道ファン 1980年7月号(No.231)
  • 「全盛期の国鉄貨車.1」1998年、レイルロード刊 ISBN 4-947714-05-0
  • 貨車技術発達史編纂委員会「日本の貨車―技術発達史―」2009年 社団法人日本鉄道車輌工業会
  • 「車輌形式図 大正15年 貨車下巻」1926年 鉄道省工作局

関連項目