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「スクール水着」の版間の差分

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== その他 ==
== その他 ==
=== 水着の選び方 ===
スクール水着を選ぶ際は次の点に注意が必要する<ref>[https://www.ukiuki.jp/hpgen/HPB/entries/82.html 小学生のスクール水着選びは、タイプやサイズが重要!選ぶ際のポイントを紹介 ]</ref>
*(女子用のみ)ワンピースかセパレートか
*(女子用のみ)上半身[[水着#水着インナー|水着インナー]](胸パッド)の有無
**ある場合 - インナーの劣化や乳房とフィットしないなどで交換が必要な時、インナーなしでも水着に[[胸ポチ]]が生じない時、手入れ時などに取り外しが可能かどうか。
**ない場合 - 着用時に胸ポチが生じないかどうか。胸ポチが生じインナーが必要なときに水着にインナーの取付部分があるかどうか(差し込み・フック)。
*丈の長さ
*サイズ
**大きすぎる場合 - 身体にフィットしない、生地同士の摩擦で水着の劣化を早める。
**小さすぎる場合 - 身体を圧迫、生地が伸び痛みやすく生地の縮む力が弱くなる。

=== 水着の手入れ ===
正しく手入れをしないと早く劣化してしまう<ref>[https://www.ukiuki.jp/hpgen/HPB/entries/86.html 正しいお手入れでスクール水着を長持ちさせよう!]</ref>
*水着着用時 - プールの外では小まめに[[シャワー]]を浴びて[[消毒液]]を洗い流し、水着の変色を防ぐ。サンスクリーン剤が水着に付着すると水着の劣化が早くなる場合があるため注意。
*水着脱衣後 - 直ぐに真水を使って消毒液を洗い流し、水着の変色を防ぐ。洗った後、硬く絞ると生地を傷めるため、大きめのタオルなどで水を吸わせる。できるだけ早く乾燥させ、長時間濡れた状態で放置しない。
*[[洗濯]] - 真水で押し洗いをする。汚れが落ちにくい場合は[[中性洗剤]]を溶かしたぬるま湯で押し洗いし、よくすすぐ。[[洗濯機]]や脱水機、[[漂白剤]]は使用しない。
*[[乾燥]] - 絞らずにタオルなどで水気を取り、[[ハンガー]]などで形を整えてから陰干しをする。水着は熱に弱いので[[乾燥機]]や[[ドライヤー]]を使用しない。
*収納 - [[防虫剤]]など薬剤に触れないようにする。女子用の場合、カップ(乳房が触れる)部分に柔らかい紙や布を詰めて型崩れしないようにする。

=== 着替え方 ===
=== 着替え方 ===
[[教室]]や[[更衣室]]などで水着や水着インナーへ着替える際には下着姿・プライベートゾーンを露出させるため、[[バスタオル]]や[[ラップタオル]]など(ボトム部分は[[スカート]]なども)を用いて下着姿・プライベートゾーンを他人に見られないようにしながら着替える。学校・学年などによって男女同室または男女別室で着替える。
[[教室]]や[[更衣室]]などで水着や水着インナーへ着替える際には下着姿・プライベートゾーンを露出させるため、[[バスタオル]]や[[ラップタオル]]など(ボトム部分は[[スカート]]なども)を用いて下着姿・プライベートゾーンを他人に見られないようにしながら着替える。学校・学年などによって男女同室または男女別室で着替える。

2021年12月30日 (木) 11:56時点における版

スクール水着と水泳帽を着用した男女
(男子用はボックス型、女子用は競泳タイプ)

スクール水着(スクールみずぎ)とは、日本小学校中学校高等学校における体育授業水遊び、浮く・泳ぐ運動、水泳用に使われている水着を指す俗称である。

略称として「スク水」(すくみず)と呼ばれることがあるが所謂ネットスラングなので一般定着されてはいない。特にスクール水着を着用する女子はスク水と略称で呼ぶことはほぼない。

概要

第2次世界大戦後、新たな学校制度が発足し学習指導要領が定められると、小中学校及び高等学校の体育及び保健体育の授業内容として「水遊び」(小学校低学年)・「浮く・泳ぐ運動」(小学校中学年)・「水泳」(小学校高学年・中学校・高等学校)が事実上の必修科目となった[1]。これに伴い、市販の水着では学校の授業としての水遊び・浮く泳ぐ運動・水泳に用いるには必ずしも形状、機能等において、適切ではないため、当時の公式競技に用いられている水着を参考に、学校の授業で用いるに相応しい形状、機能を持った水着の制定が進められ、製造メーカーによる微妙な差異はあるものの、全国でほぼ共通の形状、機能を持ったものが「学校指定水着」として定着していった。

定着してゆくに伴い「学校指定」「学習用」という意味から“スクール水着”の呼称が発生し、俗語として定着した。スクール水着は短期間しか授業を行わないか全く授業を行わない北海道を除くほぼ全国で採用されている。各学校がブランドデザイン等を指定する「指定水着」がある学校と各学校が定めたブランド・デザイン・色等の最低条件の範囲内で各自市販のスクール水着を自由に選ぶ学校がある[2]

学校では水遊び・浮く泳ぐ運動・水泳以外でも水生生物採取[3]泥遊び[4]代掻き田植え[5] など被服が濡れたり汚れが生じる可能性がある時にスクール水着を着用する場合がある。

大人用のスクール水着も制作・発売されている[6][7]

特徴

材質はナイロンポリエステルなどの化学繊維が大部分である。全体を単色としている物が多く、色は紺か黒がほとんどである[8][9]

水中での安全確保を目的として目立つ色が取り入れられているが、漁場などが近場にある場合は、漁協団体などからの要請により、目立つ色が入れられるケースがあった。男子用・女子用共に陰部に触れる部分に、女子用はそれに加えて乳房)に触れる部分に当て布(1枚のみの場合もあれば差し込みインナーパッドを差し込めるように状になっているタイプもある)やフックインナーパッドのフック受けが付いているスクール水着もある[10]

種類

男子用の水着

競泳型(スパッツ型)
ボックス型
ビキニ(ブリーフ)型

ボトムスのみで、大部分が競泳型、ビキニ型、サーフ型の3種類である。男子用のものは特に「スクール水着」とは区別せずに男性用水着の俗称である「海水パンツ(海パン)」と呼ばれる場合が多い[11]

基本は紺もしくは黒の単色だが、それに限らず様々な色が使用されているものもある。

ウエスト部分に腰が付いている水着が多いが、小学校低学年を中心に紐を結べず解けない(もしくは紐を結べ解けるが時間が掛かる)場合があるため、腰紐の代わりにウエストゴムを入れている水着がある[12]

競泳型

  • ボックス型」や「スパッツ型」とも呼ばれている。泳ぎやすさなどを考慮し、このタイプを採用・推進している学校が多い。
  • 素材としてナイロンやポリエステルなどを使用していることが多い。伸縮性が高く、水の抵抗を抑えるために肌と密着し締め付けの強いものが一般的。密着しているため、水着で覆っている部分の体型が目立つ。
  • 従来は股下0-1分丈前後が主流だったが、後に股下2-3分丈前後のミドルトランクス型や股下4分丈前後-5分丈のロングトランクス型も登場して、体操着半ズボンからハーフパンツへ移行するのと同様に、生地面積が広くなる分高価になるもののミドルトランクス型やロングトランクス型が普及していった。

ビキニ型

  • ブリーフ型とも呼ばれ、丈が無く、太股を完全に露出している。
  • ボックス型に比べるとやや伸縮の良いスパンデックス素材を使用していることが多く、水着で覆っている部分でも体型が目立つ。
  • 一般的な競泳水着にロゴを入れるなどして使用することもある。
  • 体操着で半ズボンからハーフパンツへ移行するのと同様に着用する者が減少傾向である。
  • 生地面積が狭いため、スクール水着の中では一番安価。

サーフ型

体操服の下としての短パンとほぼ同じ形をした水着。他の水着と違い、肌に密着しておらず、水着で覆っている部分の体型が目立たない。裾は短い物から長いものまであり、体操着で半ズボンからハーフパンツへの移行するのと同様に裾の短い物から裾の長いものへ需要が変わってきている。肌に密着していないため水の抵抗が大きくなって泳ぎにくくなることから、着用できない学校がある。

女子用の水着

女子用の水着 旧タイプ
市販の女子用水着

基本形状はトップスとボトムスが一体となったワンピース型であり、年代が進むにつれてモデルチェンジが行われている。女子用のものと同じく基本は紺もしくは黒の単色だが、それに限らず様々な色が使用されているものもある。また、大人もターゲットにしたスクール水着も登場している[6][13][14]。セパレーツ型・オールインワン型は価格面ではワンピース型に比べて200 - 300円高くなるが、機能性・防犯性を考えて選ばれているようである[15]

旧旧タイプ(旧旧型)

「学校指定水着」というものが制定された時期に開発されたものの1つで、使用されていた期間は後述の旧タイプに比べて短い。

  • 旧タイプの登場以前に存在していた型で、外見上の大きな違いはスカートが後ろにも存在するところである。「旧タイプ」という名称が一般化してから話題に上ったもので、より古い型ということで「旧旧タイプ」「旧旧スク水(きゅうきゅう-すくみず)」という呼称されるようになった。
  • 外観は旧タイプに近似しているが、内部構造は全く異なっており、 スカート状の上半身部とブルマー状の下半身部が分離している。上半身部は脇の下あたりまでめくり上げることが可能であるが、上半身部内側に全周にわたり裏布が配してあり、その裏布に下半身部上端が縫い合わされているため、上半身部をめくり上げても肌が露出することはなく、また下半身部のみを脱ぐことはできない構造となっている。旧タイプと似ているかもしれないので、マンガやアニメの設定で旧スクと混同されやすい。[16]
  • このタイプの起源はもう考証できなくて、1932年ロサンゼルスオリンピック1936年ベルリンオリンピック前畑秀子選手が着用したモデルを参考と言われている。[17]
  • ボトムラインは旧タイプよりもゆるやかなローレグである。
  • 現在(2010年代時点)、上記のような構造は、「チュニック」や「Aライン」などと呼ばれるタイプの女児遊泳用水着で見ることができる。

旧タイプ(旧型)

「学校指定水着」というものが制定された時期に開発されたもので、「スクール水着」と呼ばれるものの代表的なものの一つである。古くから存在するタイプのため「旧型スクール水着」と呼称され、それを略して「旧スク(きゅうすく)」と呼ぶ例も多い。

  • 前身頃の股間部の布が下腹部と一体ではなく分割されており、下腹部の裏側で重ねられて筒状に縫い合わせてある。前から見るとスカートのように見えるため、「スカート型」あるいは「ダブルフロント(タイプ)」と呼称される。
  • その独特の形状は機能上の要求から来たものである。その理由には「伸縮性の乏しい布地でも運動時や身長の伸びに応じてある程度伸縮を許容させるため」あるいは「胸元から入る水流を股間部で逃がすため」など諸説がある。多くは背面の形状がU字型となっている。
  • 股間部の布を下腹部ではなく、両サイドの腰部分で接合したモデルも少数存在する。
  • 素材としてナイロンあるいはポリエステルを100%使用している物が多いため伸縮性に乏しく、生地の編み方で伸縮性を持たせるために分厚い生地になることが多い。ただし、1980年代まではワイシャツのように非常に薄く、伸縮性もほとんどないナイロン100%の生地を使用したモデルも少数存在していた。これは、1970年代半ばにポリウレタン混紡素材の水着が開発されるまで主流となっていた、競泳水着のデザインと素材を踏襲したものである。

新タイプ(新型)

1980年代から主流になった型で、「旧型」と並び「スクール水着」と呼ばれるものの代表的なものの1つである。

  • ボトム形状は一般的なワンピース水着と同様、前部の布と後部の布が底部で縫い合わされた構造となっており、股間部が分割されていない。背面の形状はU字形だけでなく、レーサーバックと呼称されるY字形を採用した製品も多い。
  • 下半身部の形状は競泳タイプにある程度類似するが、競泳タイプに比べ伸縮性が乏しく旧タイプとあまり変わらない素材を使用しているものも多いので、競泳タイプよりゴワゴワするものも多い。
  • 通販カタログ誌等では「ラン型[18]」という略称で販売されていることがある。ラン型とは“ランニング型”の略で、後述の「競泳型」に対して生地が厚めで肩紐が広く、上半身部分がランニングシャツに似ていることからの命名である。

競泳タイプ(競泳型)

合成繊維技術の発展や水泳競技への科学的分析が取り入れられるのに伴って競技用水着が進歩するのに従い、それらの進歩を取り入れたもの。1980年代前半頃の競泳水着のデザインを踏襲しており、ボトムラインがローレグの製品が多い。基本的に競泳用水着と素材は同一であり、水の抵抗を抑え泳ぎやすくするため「旧型」及び「新型」に比べて生地が薄く肌と密着し締め付けが強く、水着で覆っている部分の体型が目立つ。肩から背中部分はストラップで、ストラップや縁に白色その他の色のパイピングが施されている「パイピング型」もある。

  • 旧タイプや新タイプとは異なり、基本は紺や黒の単色だが、それらのみに限らず様々な色が用いられているものや、幾何学的な模様がデザインされているものも多い。
  • 一般的な競泳水着に学校のロゴを入れたりオリジナルデザインにするなどして、スクール水着として使用することもある。その場合、ベースとなった競泳水着によってはボトムラインがややハイレグとなることもある。台湾では比較的大きなハイレグカットを導入した例もあるようである。
  • 新タイプが「ラン型」と呼称されるのに対し、競泳タイプは「キャミ型[19]」という略称で販売されていることがある。前述の「ラン型」に対して生地が薄めで肩紐が細く、上半身部分がアウターキャミソールに似ていることからの命名である。

セパレーツタイプ

2000年代頃になって登場。トップス部分とボトムス部分が分かれたセパレーツ型。1990年代まではワンピース型が主流だったが、2007年には販売枚数ベースでトップスとボトムスが別になっているセパレーツ型とワンピース型の比率は7対3へと変わってきている。ワンピース型に比べて着替えが容易。用便時にワンピース型はボトムスだけで無くトップスも脱衣する必要があるのに対し、セパレーツ型はボトムスのみ脱衣してトップス部分は着衣のままできる[2]。トップスは上記の各タイプの形状の他に半袖や長袖になっているタイプもある。ボトムスのウエスト部分に腰紐が付いている水着が多いが、小学校低学年を中心に紐を結べず解けない(もしくは紐を結べ解けるが時間が掛かる)場合があるため、腰紐の代わりにウエストゴムを入れている水着がある[12]

スパッツタイプ

2000年代頃になって登場。ボトムス部分をスパッツ状としのある(股下0-5分丈)形状としたタイプ。体操着でブルマーがハーフパンツへ移行していったのと同様に、生地面積が広くなる分高価になるものの着用する者が多くなってきている[2]。「ユニタード水着」や「オールインワン型」、「ショートジョン型」などと呼称される場合もある。

スカートタイプ

2000年代頃になって登場。ボトムス部分にミニスカート様の飾り布をつけた形状としたタイプ。「スクールチュニック水着」あるいは「パレオタイプ」と呼称される場合もある。飾り布は脱着ができる製品とできない製品が存在する。ワンピース型の他にトップとボトムを分割しセパレーツ型としたタイプ[20] も登場している。スカートを着けることによって、スカート部分の体型が目立たない。大人のファッションに影響されて、着用する者が多くなってきている[21] ものの、スカートが肌に密着していないため水の抵抗が大きくなって泳ぎにくくなることから、着用できない学校がある。

サーフタイプ

2000年代頃になって登場。ボトムス部分に体操服の下としての短パンとほぼ同じ形をした「ガールズサーフ」と呼ばれる水着[22]。他の水着と違い、肌に密着しておらず、ガールズサーフ部分の体型が目立たない。当て布や水着インナーは縫い付けられていないため単独では使用されず、水着の上に穿く[23]。ガールズサーフが肌に密着していないため水の抵抗が大きくなって泳ぎにくくなることから、着用できない学校がある。

付随品

スクール水着と一緒に購入・使用される物。スクール水着と同様に学校指定の場合と学校で定めた最低条件の範囲内で各自市販の付随品を自由に選ぶ場合がある。

  • シャインガード・ラッシュガード・スイムトレンカ・スイムレギンス
    • 学校によっては屋外プールでの水泳授業の場合の紫外線日焼け対策や肌の露出を少なくしたいなどを理由として、トップスにシャインガードやラッシュガードを着用する場合がある[2]。ボトムスにはスイムトレンカやスイムレギンスがあり、理由はシャインガードやラッシュガードと同じである。
  • スイムキャップ(水泳帽)
  • 水着インナー(水着着用時の下着インナーウェア
  • ゴーグル(水中眼鏡)
  • 生理が生じている女子のみ)生理処理用品
  • サンスクリーン剤
    • 屋外で着用時に肌が露出している部分に使用。耐水性のサンスクリーン剤を使用すればプールの水質汚濁が生じないことが複数の研究により明らかになっている[26]
  • 目薬
    • 消毒用の塩素で目を傷めないよう、プールから上がった後に注す[27]
  • タオル(スポーツタオル、着替え用のラップタオルなど)
  • 水泳バッグ(プールバッグ、スイミングバッグ)
    • 水泳用の。個人のスクール水着・付随品などを収納し、持ち運ぶ際に用いる。

など

その他

水着の選び方

スクール水着を選ぶ際は次の点に注意が必要する[28]

  • (女子用のみ)ワンピースかセパレートか
  • (女子用のみ)上半身水着インナー(胸パッド)の有無
    • ある場合 - インナーの劣化や乳房とフィットしないなどで交換が必要な時、インナーなしでも水着に胸ポチが生じない時、手入れ時などに取り外しが可能かどうか。
    • ない場合 - 着用時に胸ポチが生じないかどうか。胸ポチが生じインナーが必要なときに水着にインナーの取付部分があるかどうか(差し込み・フック)。
  • 丈の長さ
  • サイズ
    • 大きすぎる場合 - 身体にフィットしない、生地同士の摩擦で水着の劣化を早める。
    • 小さすぎる場合 - 身体を圧迫、生地が伸び痛みやすく生地の縮む力が弱くなる。

水着の手入れ

正しく手入れをしないと早く劣化してしまう[29]

  • 水着着用時 - プールの外では小まめにシャワーを浴びて消毒液を洗い流し、水着の変色を防ぐ。サンスクリーン剤が水着に付着すると水着の劣化が早くなる場合があるため注意。
  • 水着脱衣後 - 直ぐに真水を使って消毒液を洗い流し、水着の変色を防ぐ。洗った後、硬く絞ると生地を傷めるため、大きめのタオルなどで水を吸わせる。できるだけ早く乾燥させ、長時間濡れた状態で放置しない。
  • 洗濯 - 真水で押し洗いをする。汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で押し洗いし、よくすすぐ。洗濯機や脱水機、漂白剤は使用しない。
  • 乾燥 - 絞らずにタオルなどで水気を取り、ハンガーなどで形を整えてから陰干しをする。水着は熱に弱いので乾燥機ドライヤーを使用しない。
  • 収納 - 防虫剤など薬剤に触れないようにする。女子用の場合、カップ(乳房が触れる)部分に柔らかい紙や布を詰めて型崩れしないようにする。

着替え方

教室更衣室などで水着や水着インナーへ着替える際には下着姿・プライベートゾーンを露出させるため、バスタオルラップタオルなど(ボトム部分はスカートなども)を用いて下着姿・プライベートゾーンを他人に見られないようにしながら着替える。学校・学年などによって男女同室または男女別室で着替える。

小学校1年生では迅速にラップタオルを使って着替えられるように練習させる場合もある[30]

また、着替え時間の短縮などを理由に予め家庭で水着インナーのみ、または水着インナーとスクール水着の両方を着用し、その上に学校制服体操着自由服などを着用して登校する児童・生徒などもいる(この場合、授業終了後スクール水着・水着インナーを脱いだ後に着用する下着を持参する)。

参考文献・資料

  • 『よいこの萌えっ娘!スク水!!-秋葉系コンセプトビジュアルブック(コアムックシリーズ 548)』(ISBN 978-4864361415コアマガジン 2011内 コラム「スクール水着大解剖」(著:有村悠)

脚注

  1. ^ ただし、「水泳の指導については、適切な水泳場の確保が困難な場合にはこれを扱わないことができるが、水泳の事故防止に関する心得については、必ず取り上げること」とされているため、全国すべての小中学校、高等学校において、必ず水泳の授業が行われているわけではない。
  2. ^ a b c d スクール水着”最前線、今や「ワンピース型」は少数派になっていた! - ウェイバックマシン(2013年7月7日アーカイブ分)(2013年5月24日 日経トレンディネット)
  3. ^ 花巻市立内川目小学校グリーンスクールの実践事例(平成16年6月)
  4. ^ 堺市立美木多小学校のホームページ1年生どろんこ遊び(10日、1年1組) - ウェイバックマシン(2016年10月12日アーカイブ分)
  5. ^ どろんこになっての代かき、田植え・・・5年生 | 中野市立延徳小学校
  6. ^ a b オトナの女性がスクール水着を指名買い、あえて“スク水”を選ぶ3つの理由 - ウェイバックマシン(2015年5月29日アーカイブ分) 日経トレンディネット 2015年5月29日
  7. ^ 大人の女性のためのスク水誕生! シンプルで大人かわいいデザインが魅力的 とれらぼ 2016年4月21日
  8. ^ 日本の漫画やアニメーション、コンピューターゲーム等のサブカルチャー系創作物には白色のスクール水着、俗称「白スク(しろ-)」と呼ばれるものが描かれることがあり、実際にアダルト系コスプレ用品として販売されていることがあるが、学校指定衣服としての“白色のスクール水着”の存在は確認されていない。
  9. ^ コスプレ用品である証拠も学校指定衣服であるしょうこもないが、白色スクール水着は販売されている。ただし、被写体の人物の素性は不明。[1] 2016年11月18日閲覧
  10. ^ 予めインナーパッドが取付られているスクール水着もある
  11. ^ 単に「スクール水着」と呼称/表記した場合、女子用のもののみを指している場合があるので注意が必要である。
  12. ^ a b ひもがついていないスクール水着を発売 “腰ひもが結べない・ほどけない・手間がかかる” 子ども・親・学校の先生、3者の悩みを解決 - 2017年5月24日 SankeiBiz
  13. ^ 着る人を選ぶ!? オトナの女性もターゲットにしたワンピース型スクール水着 - ウェイバックマシン(2013年7月7日アーカイブ分)(2013年6月7日 日経トレンディネット)
  14. ^ オトナの需要を想定して作った新型スク水、ポイントは業界初の“襟つき” - ウェイバックマシン(2015年6月12日アーカイブ分)(2015年6月5日 日経トレンディネット)
  15. ^ スクール水着に関する記事が産経新聞夕刊に掲載されました|フットマーク株式会社
  16. ^ コミックスドロウイング編集部, ed (2010年1月1日). 萌えキャラのファッション作り―萌えスタイルの描き方. ISBN 978-4-416810-040 
  17. ^ スク水の人 (2017年9月18日). “スクール水着の歴史”. スク水が大好き. 2021年11月15日閲覧。
  18. ^ 商品名としては「ラン型ワンピース水着」「ラン型女児水着」という名称が用いられている。
  19. ^ 「キャミ型ワンピース水着」「キャミ型女児水着」といった商品名が用いられている。
  20. ^ お尻を隠せるスクール水着が登場 - 2014年6月2日マイナビニュース
  21. ^ 水着のハードルを下げた!? “洋服みたいな”スクール水着が登場した背景 - ウェイバックマシン(2014年5月2日アーカイブ分)(2014年3月28日 日経トレンディネット)
  22. ^ ガールズサーフ|フットマーク株式会社
  23. ^ 体型を隠せる女子スクール水着・ガールズサーフ新登場!
  24. ^ 一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 タンポンの基礎知識
  25. ^ 生理中の水泳って大丈夫?元水泳選手が伝えたいこと
  26. ^ こどもの紫外線対策について
  27. ^ 『目』のケア、していますか?”. 湧永製薬. 2020年12月21日閲覧。
  28. ^ 小学生のスクール水着選びは、タイプやサイズが重要!選ぶ際のポイントを紹介
  29. ^ 正しいお手入れでスクール水着を長持ちさせよう!
  30. ^ 1年生◎はじめての水着

関連項目