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「リズム&ヒューズ・スタジオ」の版間の差分

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*2014年『[[ニューヨーク冬物語]]』 ''Winter's Tale''
*2014年『[[ニューヨーク冬物語]]』 ''Winter's Tale''
*2014年『[[300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜]]』 ''300: Rise of an Empire''
*2014年『[[300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜]]』 ''300: Rise of an Empire''
*2014年『[[X-MEN: フューチャー&パスト]]』 ''X-Men: Days of Future Past''
*2014年『[[X-MEN:フューチャー&パスト]]』 ''X-Men: Days of Future Past''
*2014年『[[タミー/Tammy]]』 ''Tammy''
*2014年『[[タミー/Tammy]]』 ''Tammy''
*2014年『[[イントゥ・ザ・ストーム]]』 ''Into the Storm''
*2014年『[[イントゥ・ザ・ストーム]]』 ''Into the Storm''

2021年12月21日 (火) 01:01時点における版

リズム&ヒューズ・スタジオ
Rhythm & Hues Studios
種類 非公開企業
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス
エルセグンド
設立 1987年
業種 視覚効果
CGIアニメーション
代表者 ジョン・ヒューズ(社長)
従業員数 201-500名[1]
関係する人物 ビル・ウェステンホファー(同社のVFXアーティスト)
外部リンク http://www.rhythm.com
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リズム&ヒューズ・スタジオ(Rhythm & Hues Studios)は、アメリカ合衆国VFX制作会社である。アメリカ国内のVFX会社の中では最も古参の部類であり[2]、設立当時から可能な限り自社開発ツールによるVFX制作を行っている[2]。また、社長のジョン・ヒューズは同社を立ち上げた創業メンバーのうちの一人でもある。

概要

映像作家ロバート・エイブルが設立したプロダクション「ロバート・エイブル&アソシエイツ」の社員であったキース・ゴールドファーブポーリーン・ツォ、ジョン・ヒューズ、チャールズ・ギブソンフランク・ワッツクリフ・ブールら6人によって1987年に設立された[2]。当初は主にテレビCMやテーマパーク映像を手掛けていたが、その頃から高品質な映像を制作する技術を武器にしていた[2]。特に1993年コカ・コーラ社の広告キャンペーンとして展開された白熊の登場するCMシリーズでは、当時まだ珍しかったリアルな白熊のCGで注目を集めた[2][3]。以来、『マウス・ハント』(1997年)、『スクービー・ドゥー』(2002年)、『ガーフィールド』(2004年)、『アルビン/歌うシマリス3兄弟』(2007年)などといった動物が主人公の映画作品で優れたVFXを世に贈り出し、動物やアニメーションに強い会社として認知されるようになった[2]。一方で、ハリウッド作品での大規模なVFXも手掛けており、これまでにアカデミー視覚効果賞を3度受賞している。また、勤続歴の長い社員が比較的多いことでも知られている[2]

社名は音楽のリズム・アンド・ブルースの「ブルース」をもじり、ジョン・ヒューズの姓名「Hughes」(ヒューズ)と同音であり、別の単語で色相を意味する「Hues」(ヒューズ)に変更したもの。

かつてはアメリカ国外に、バンクーバー(カナダ)、ハイデラバードおよびムンバイ(インド)、サイバージャヤ(マレーシア)、高雄(台湾)の計5つの制作拠点を構えていたが[2]、2020年現在、本社を除くすべてのオフィスが閉鎖されている[4]

歴史

  • 1987年:キース・ゴールドファーブら6人のメンバーがリズム&ヒューズ・スタジオを創立。ハリウッドのシカモア通りに本社を構える[2]
  • 1993年:コカ・コーラ社が展開した広告キャンペーンの一環として放送されたCM「白熊シリーズ」での仕事で実績を得る。
  • 1995年:カリフォルニア州ロサンゼルスのプラヤビスタに本社を移転。同年、『ベイブ』における業績が認められアカデミー視覚効果賞を受賞した。
  • 1998年プレイステーション用のアクションアドベンチャーゲーム、『Eggs of Steel: Charlie's Eggcellent Adventure(邦題:ハローチャーリー!! )』を開発。
  • 2001年:インド・ムンバイに初の海外オフィスを設立。
  • 2009年:マレーシア・サイバージャヤに制作オフィスを設立。
  • 2010年5月14日:ロサンゼルスの西側に位置する都市エルセグンドに新社屋を購入、プラヤビスタより本社を移転[6]
  • 2011年:カナダ・バンクーバー、台湾・高雄に制作オフィスを設立[2]。同年、台湾経済部の協力のもと映画基金を設立する協定に調印[7]

ドキュメンタリー『Life After Pi』

2014年2月25日、リズム&ヒューズ・スタジオのスタッフ2人が自主制作のドキュメンタリー動画『Life After Pi』をYouTubeにて公開した。この30分の動画ではヒューズ社長も含むスタッフらの証言を交えながら、同社が設立してから倒産するまでの経緯を辿り、同時にアメリカのVFX業界が抱える問題を指摘するという内容になっている[14][15]

参加作品

インターネット・ムービー・データベースの情報より参照[16]

映画

1991年~1999年まで
2000年代
2010年~現在

テレビドラマ

脚注

  1. ^ Rhythm & HuesLinkedInページ
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 【プロダクション】米国VFXプロダクション大手 リズム&ヒューズ社が創立25周年を迎える”. Inter BEE Online (2012年7月12日). 2016年3月20日閲覧。
  3. ^ The Enduring History of Coca-Cola's Polar Bears”. The Coca-Cola Company (2012年1月1日). 2016年3月20日閲覧。
  4. ^ R&H - Contact Page会社サイト、2020年2月22日閲覧。
  5. ^ Rhythm & Hues rounds up VIFX”. Highbeam Business (1999年3月3日). 2016年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月20日閲覧。
  6. ^ リズム&ヒューズ 自社ビルの新社屋へお引越し. 鍋 潤太郎☆ハリウッド映像トピックス
  7. ^ Exclusive: VFX studio in Taiwan pact”. Variety (2011年12月29日). 2016年3月21日閲覧。
  8. ^ US visual effects company R&H investing in Taiwan”. 台北市電影委員會 (2012年1月1日). 2016年3月21日閲覧。(英語)
  9. ^ ハリウッドの有名VFXスタジオ、台湾に拠点開設へ”. 中央社フォーカス台湾 (2012年11月21日). 2016年3月21日閲覧。
  10. ^ 映画業界を代表する名門VFX工房が破産”. 映画.com (2013年2月14日). 2016年3月17日閲覧。
  11. ^ Prana Studios' Winning Bid for Rhythm & Hues Valued at About $17.8 Million”. The Hollywood Reporter (2013年3月29日). 2016年3月21日閲覧。
  12. ^ 米老舗VFX工房の売却先、LAのプラナ・スタジオに決定”. 映画.com (2013年4月4日). 2016年3月21日閲覧。
  13. ^ Rhythm & Hues Acquired By Affiliate Of Prana Studios, Inc.”. PR Newswire (2013年3月29日). 2016年3月21日閲覧。
  14. ^ YouTube Documentary ‘Life After Pi’ Chronicles Collapse of Rhythm & Hues (Video)”. TheWrap (2014年2月26日). 2016年3月21日閲覧。
  15. ^ 米VFX業界の闇。『ライフ・オブ・パイ』製作チームがアカデミー賞前夜の倒産ドキュメンタリーを公開、会場前でデモ(動画あり)”. ギズモード・ジャパン (2014年3月3日). 2016年3月21日閲覧。
  16. ^ With Rhythm & Hues StudiosInternet Movie Database、2020年2月22日閲覧。
  17. ^ Lost in SpaceThe Art of VFX、2020年2月22日閲覧。

外部リンク