「沢たまき&プレイガール ミュージックコレクション」の版間の差分
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沢たまきの本格的かつ初のベスト盤である<ref>[[レコード#レコードの諸形態|LP]]でのリリース実績はある。[[CD-DA|CD]]での発売が初となる。</ref>。Disc-1の選曲基準は映画・TV主題歌および挿入歌、詩曲が見逃せないもの、関係者より強く収録の依頼があったものであり、これらを念頭に置き選曲されている<ref name="lpcd" />。 |
沢たまきの本格的かつ初のベスト盤である<ref>[[レコード#レコードの諸形態|LP]]でのリリース実績はある。[[CD-DA|CD]]での発売が初となる。</ref>。Disc-1の選曲基準は映画・TV主題歌および挿入歌、詩曲が見逃せないもの、関係者より強く収録の依頼があったものであり、これらを念頭に置き選曲されている<ref name="lpcd" />。 |
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Disc-2は[[1977年]][[4月]]発売の沢のアルバム『[[東京プレイ・マップ (沢たまきのアルバム)|東京プレイ・マップ]]』を主軸に、プレイガール出演者22名のうち何らかの形で音源を残している者をリストアップ、なるべく2004年当時未CD化であった作品を選定し登場順に整列、[[山下毅雄]]による[[ |
Disc-2は[[1977年]][[4月]]発売の沢のアルバム『[[東京プレイ・マップ (沢たまきのアルバム)|東京プレイ・マップ]]』を主軸に、プレイガール出演者22名のうち何らかの形で音源を残している者をリストアップ、なるべく2004年当時未CD化であった作品を選定し登場順に整列、[[山下毅雄]]による[[背景音楽|BGM]]を挿入し選曲、流れを構築し収録することとした<ref name="lpcd" />。取材は主に[[国立国会図書館]]で行われた<ref name="lpcd" />。 |
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Disc-1は比較的容易に選曲できたが、Disc-2は[[レコード会社]]・発売年月日は判明しているが品番が不明、当初予定した楽曲が流れにそぐわず再選曲を行う、国立国会図書館に記録も音源も存在しない、レコード会社そのものが消滅し版権の調査すらままならない、などと困難を極める作業となった。しかし、発売当時の[[ディスクジャケット|レコードジャケット]]や音源を所蔵している研究者の協力、現存し版権の確認も可能な他社の楽曲に変更するなどしてクリアしたという<ref name="lpcd" />。 |
Disc-1は比較的容易に選曲できたが、Disc-2は[[レコード会社]]・発売年月日は判明しているが品番が不明、当初予定した楽曲が流れにそぐわず再選曲を行う、国立国会図書館に記録も音源も存在しない、レコード会社そのものが消滅し版権の調査すらままならない、などと困難を極める作業となった。しかし、発売当時の[[ディスクジャケット|レコードジャケット]]や音源を所蔵している研究者の協力、現存し版権の確認も可能な他社の楽曲に変更するなどしてクリアしたという<ref name="lpcd" />。 |
2021年11月23日 (火) 10:11時点における版
『沢たまき&プレイガール ミュージックコレクション』 | |
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沢たまき、プレイガール の ベスト・アルバム | |
リリース | |
ジャンル | J-POP |
時間 | |
レーベル | ビクターエンタテインメント |
プロデュース | 桑原幸子 |
『沢たまき&プレイガール ミュージックコレクション』(さわたまきアンドプレイガール ミュージックコレクション)は、沢たまきのベスト・アルバム、かつテレビドラマ『プレイガール』のコンピレーション・アルバム。2004年4月21日発売。発売元はビクターエンタテインメント。規格品番:VICL-61369〜70。
解説
2003年8月9日、沢たまきの急逝がきっかけとなって企画された。当初は沢の音源のみを復刻、CD化する予定だったが、翌2004年4月に沢の追悼公演“PLAYGIRL-ING”が催行されることと、沢のイメージとして『プレイガール』の“沢村たまき(オネエ)”役が最も印象的であるということから、CD2枚組のうちDisc-1を沢たまきベスト、Disc-2を『プレイガール』出演者で当時音源を残している者のコンピレーション盤として発売された[1]。
沢たまきの本格的かつ初のベスト盤である[2]。Disc-1の選曲基準は映画・TV主題歌および挿入歌、詩曲が見逃せないもの、関係者より強く収録の依頼があったものであり、これらを念頭に置き選曲されている[1]。
Disc-2は1977年4月発売の沢のアルバム『東京プレイ・マップ』を主軸に、プレイガール出演者22名のうち何らかの形で音源を残している者をリストアップ、なるべく2004年当時未CD化であった作品を選定し登場順に整列、山下毅雄によるBGMを挿入し選曲、流れを構築し収録することとした[1]。取材は主に国立国会図書館で行われた[1]。
Disc-1は比較的容易に選曲できたが、Disc-2はレコード会社・発売年月日は判明しているが品番が不明、当初予定した楽曲が流れにそぐわず再選曲を行う、国立国会図書館に記録も音源も存在しない、レコード会社そのものが消滅し版権の調査すらままならない、などと困難を極める作業となった。しかし、発売当時のレコードジャケットや音源を所蔵している研究者の協力、現存し版権の確認も可能な他社の楽曲に変更するなどしてクリアしたという[1]。
付属のブックレットには、本盤制作に至る経緯とテレビ映画『プレイガール』とは何か、また各楽曲毎の解説が綴られている。
収録曲
Disc 1(沢たまき盤)
- ベッドで煙草を吸わないで
- 教えて頂だい
- 作詩:田中知己/作曲・編曲:いずみたく
- 凍原―ツンドラ―
- カスバの女
- 東京プレイ・マップ
- その時あなたは何をしていた?
- 女の意地は私の命
- あなた
- 街灯
- ひまわりのテーマ
- 爪
- 作詩・作曲:平岡精二/編曲:小谷充
- アルバム『爪〜沢たまき夜のムードを唄う』より。1971年録音。
- エンディング部分にオリジナルの台詞が入っている。
- 初めての日のように
- 欲望の街
- 横浜ナイト・クラブ
- 雨のジャマイカ
- 脚(ソウ・ザ・ブルース)
- ALL OF ME
- 作詩:SEYMOUR SIMONS (英語版)/作曲:GERALD MARKS (英語版)/編曲:前田憲男
- アルバム『わが恋はここに〜沢たまきスタンダード・ジャズを歌う〜』より。1973年録音。
- JOHNNY GUITAR (英語版)
- 作詩:PEGGY LEE/作曲:VICTOR YOUNG/編曲:前田憲男
- アルバム『わが恋はここに〜沢たまきスタンダード・ジャズを歌う〜』より。1973年録音。
- 花、匂うが如く
- ベッドで煙草を吸わないで (Another Ver.)
Disc 2(プレイガール盤)
- PLAYGIRL OPENING THEME '69 SOUNDTRACK
- 東京プレイ・マップ(Album Ver.)
- チャイナタウンの夜
- 愛されたいの
- ウィーク・ポイント
- 夜の終りに
- PLAYGIRL OPENING THEME '69 TYPE-B SOUNDTRACK
- 男友達
- 最後の一時間
- 嵐を呼ぶ女
- 朝帰り
- 短い手紙
- 風知草(かぜしりぐさ)
- 唄:山崎一美(曾根きよ美)
- 作詩:ゆうき詩子/作曲:曾根幸明/編曲:高田弘
- 1975年発売。提供:テイチクエンタテインメント
- 恋は静かに
- PLAYGIRL OPENING THEME '72 SOUNDTRACK
- あんたふられたんだね
- 女の仁義
- 唄:宮園純子
- 作詩:黒田喜之/作曲・編曲:茅正人
- 1970年録音。提供:エコーエンタープライズ
- 結ばれたい
- PLAYGIRL ENDING THEME SOUNDTRACK
- インスピレーション
※特記事項が無い限り、録音・発売はビクターエンタテインメント。
エピソード
- 沢たまき盤の選曲については、関係者から「JOHNNY GUITAR」と「SUMMERTIME」の収録の希望があったが、「SUMMERTIME」に関しては録音物が発見できず「ALL OF ME」に差し替えることで決着が付いた。
- 当初、真理明美と片山由美子の音源も収録予定であったが、真理の音源は原盤権の権利関係、片山の音源は著作権の確認が取れなかったため収録を見送らざるを得なかった。
- この時に収録が見送られた片山の「生命(いのち)の灯り」は、2017年12月20日発売のオムニバスアルバム『怨歌情死考〜女たちの挽歌〜』(発売:日本コロムビア/規格品番:COCP-40149)にてようやく初CD化がなされることとなった。
- 山崎一美(曾根きよ美)の音源はオリジナル7インチシングル盤(規格品番:SN-1496)のものと異なる(オリジナル版はサビの部分がダブル・レコーディングである)。
- 宮園純子の音源は、8トラック・カートリッジテープで発売されたものであったが、作曲者である茅正人の提供により収録される運びとなった[1]。また、この宮園の音源は本作収録をもってビクター音源として登録された(ISRC:JPVI07006410)[3]。
クレジット
- マスタリングデイト:2004年3月16日〜3月17日
- マスタリングエンジニア:川崎洋
- ディレクター:菱田信(ビクターエンタテインメント)
- プロデューサー:桑原幸子(プレイガール・オフィス)
- 監修:藍渕邪子・臼井隆
- 企画協力:長谷川誠/茅正人
- 制作協力:東映株式会社
- テクニカルアドバイザー:山崎あやこ(ビクターエンタテインメント)
- ビジュアルコーディネーター:大沼竜一郎(VDC)
- アートディレクション&デザイン:大井尚(ISAKA)