「立川こしら」の版間の差分
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2021年9月8日 (水) 21:16時点における版
丸に左三蓋松は、立川流の定紋である | |
本名 | |
---|---|
生年月日 | 1975年11月14日(49歳) |
出身地 | 日本・千葉県東金市 |
師匠 | 立川志らく |
弟子 | 立川かしめ |
名跡 | 1. 立川らく平(1997年 - 2001年) 2. 立川こしら(2001年 - ) |
出囃子 | with T.K. |
活動期間 | 1997年 - |
活動内容 | 落語家 ラジオパーソナリティ |
所属 | 落語立川流 第プロ、伝統組(マネジメント) |
公式サイト | 立川こしら(合同会社 第プロ) |
備考 | |
2001年5月「立川 らく平」から「立川 こしら」に改名 | |
立川 こしら(たてかわ こしら、1975年(昭和50年)11月14日 - )は落語立川流の落語家。
本名、若林 大輔(わかばやし だいすけ)。立川志らく門下総領弟子、真打。
経歴
- 千葉県東金市出身。千葉県立東金商業高等学校卒業。
- 10代のうちはパンクバンドをやった後に劇団・お笑いなどを転々とする。
- 1995年(平成7年)放送作家の奥山コーシンが講師を務めていた東京アナウンス学院「お笑いタレント科」一期生となる[1]。
- たまたま奥山の使いで立川志らくの落語会に届け物をする機会があった際に「なんとなく勢いで」初対面の志らくに入門を直訴した[2]。
- 1997年(平成9年)5月1日 - 立川志らくに正式に入門。立川らく坊(卒業[3])と同時入門。前座名「らく平」。
- 2001年(平成13年)5月 - 二つ目昇進。「こしら」に改名。
- 2011年(平成23年)11月 - 志らく一門の真打トライアル試験に合格。真打昇進が内定。
- 2012年(平成24年)12月 - 弟弟子の立川志ら乃と共に真打昇進。立川談志の孫弟子では初、5代目柳家小さんの曾孫弟子(孫弟子から預かり弟子となった者の弟子は除く)でも初となる真打昇進となった。
- 2013年(平成25年)7月 - 武川雅寛・白井良明とユニット「ガカリョウこしらのクールじゃ、PON」を結成、フジロックフェスティバル「苗場食堂」に出演[4]。落語家がフジロックに出演したのはこの時が初。
- 2014年(平成26年)5月 - 一旦、落語家を休業。
- 2014年(平成26年)12月 9日 - 活動再開。休業中は静岡県賀茂郡松崎町で米・ハーブ・養蜂などの農業に携わっていたことが本人から明かされ、落語会会場や通販でそれらが販売された。
- 2009年から、毎月東京でファンミーティング的独演会「こしらの集い」を開催していたが、2014年(平成26年)の休業によりいったん休止。復帰後の2015年(平成27年)より「集い」の開催場所を増やし、東京・大阪(一時は2か所で開催)・京都(終了)・名古屋(終了)・津・浜松・札幌(2020年(令和2年)1月 ~ )で毎月独演会を開催している。
- 2020年(令和2年)4月7日 ~ 13日 - 新型コロナウイルスの影響で外出を控える人のために、山形県米沢市の小野川温泉の「鈴の宿 登府屋旅館」で、旅館の協力のもとZoom・YouTubeによる7日間連続配信落語会を開催[5]。
- 2020年(令和2年)5月1日 ~ 3日 - ZoomとYouYubeを用いweb上で「GW落語fes (GW寄席)」を開催。各日16:00(初日17:00) ~ 23:30まで春風亭一之輔・三遊亭萬橘・笑福亭たま・登龍亭獅篭・柳家東三楼・桂ぽんぽ娘・サンキュータツオ・広瀬和生など東西・協会を縦断した顔ぶれの出演者によるプログラムの落語会を単独でプロデュースした。キャッチフレーズは「視聴無料・入退場自由・飲食OK・スマホの電源切る必要無し」[6]。
人物
- 立川志らくの一番弟子。しかし、師匠の志らくが暖めておいた高座名「志ら乃(シラノ・ド・ベルジュラックを参照のこと)」を与えてもらえなかった。(「志ら乃」は現在弟弟子が名乗っている)。
- 前座当時は談志門下に登龍亭獅篭(当時・立川志加吾)がおり、彼の漫画『風とマンダラ』の登場人物として、作者と立川キウイに次ぐ出演回数で登場していた。獅篭とは現在でも仲が良く、2017年(平成29年)1月から、名古屋で毎月「ママには俺から言っておく(通称:ママ俺)」というタイトルの落語会を二人で開催している。会のタイトルは、二人が前座時代に東京で開いていた会の名前[7]。
- 独自のページデザインや映像製作などを手がける「合同会社第プロ」「合同会社伝統組」の主宰。
- 同門の立川志ららと組んだ漫才コンビ「平成立川ボーイズ」「カラッペタンズ」としてやDJとして番組を持った。
- コカ・コーラがトレードマークになるくらいの無類のコーラ好き。手ぬぐいにコカ・コーラのデザインをもじったものが存在する(落語で使用されるめくりなどの寄席文字は基本的に名前を縦書きなので、「こしら」を「こーら」と読み間違える人も少なくない)。
- 真打昇進のニュースが流れた正に同時期、大師匠である談志が死去した。よってこしらと弟弟子の志ら乃のみが、談志存命中に真打昇進が決まっていた孫弟子となった。
- ゲームマニアで過去に艦隊これくしょんを無課金でプレイしユーザーランキング80位に食い込み横須賀鎮守府の提督を与えられた。[8]
- Google Niantic Labsが提供するスマートフォンゲーム「Ingress」のプレイヤーであることを公表しているほか、Ingressのあるあるネタを用いた落語を2015年6月20日、宮城県仙台市太白区あすと長町 ゼビオアリーナ仙台で行われた公式イベントの「Persepolis XM Anomaly Primary: Tohoku Japan」で披露した。[9][10]
- Pokémon GOもベータ版からプレイ。地域限定ポケモンをゲットするためと銘打ち、落語の世界公演を行っている[11]。
- 仮想通貨とその運用について詳しい[12][13]。
- 隙間時間で新しい働き方ができることに注目して2018年(平成30年)にUber Eatsの配達員を体験。自らのラジオ番組などで話題にした[14]。
弟子
主な出演番組
ラジオ・ネットラジオ
- 梶田夕貴と立川こしらのトーク番長(FMひき)※ 終了
- 立川こしらと梶田夕貴の金曜マッカーサー(すときゃ!、2005年3月4日 - 2006年2月24日 全51回)
- こしらIN(すときゃ!、(2005年(平成17年)3月3日 - 2007年(平成19年)9月28日))※ 終了
- 立川こしらのガッテン!こしらじお(ラジオ日本、? - 2008年9月26日)※ 終了
- 立川こしらのこしら・える時間(ラジオ日本)※ 終了
- ※ Podcast 対応
- ※ Podcast対応 ・ サイマルラジオ(ネット生配信)対応
- 立川こしらのNYT2(daipuroTV・動画配信)
- 平成立川ボーイズのオールナイトニッポンR(ニッポン放送・NRN、2010年1月24日 - 2010年3月20日 全3回)
- 立川こしらの落語の学校(2013年4月 - )
- 吉田照美 飛べ! サルバドール(文化放送) - 飛び出せ! 子ザル リポーター(水曜担当。2013年4月10日 - 2014年3月26日)
- 新ニッポンの話芸 ポッドキャスト - 配信中(Podcast対応。2012年7月より)
- 週キャスこしら - 配信中(Podcast対応)[15]
- SHIBA-HAMAラジオ - (文化放送、2018年10月 - 2019年3月、火曜日担当)
- 大喜利セーフ22 - (Youtube、2020年3月 - 、現在、月水金22:30頃からLIVE配信中)
- Hallo中堅 志らら×こしら(Youtube立川こしら伝統組チャンネル)(2020年6月6日 - 、毎週土曜16:00 - )
テレビ
- サンデージャポン(TBSテレビ、2017年12月9日)
CD
- 高速落語 R-30 3分×30席! これで古典落語がざっくりわかる vol.1~3(avex trax、2011年11月)
- 立川こしら真打昇進記念盤 高速落語 大ネタ十 (avex trax、2012年11月)
- 死神(avex trax、2017年12月)
著書
- 『妄想肥大症候群』 (オンブック) – 2005年6月
- 『その落語家、住所不定。 タンスはアマゾン、家のない生き方』 (光文社新書) – 2019年1月18日
脚注
- ^ 奥山侊伸 (2017-11-18). 昭和のテレビと昭和のあなた. 海豹舎. p. 232. ISBN 9784901336345
- ^ 【スペシャルインタビュー】立川こしら -前編- - HANASHI
- ^ 志らく門下では廃業を卒業と呼ぶ
- ^ 写真:宗川 真巳 (2013年7月26日). “ガカリョウ・こしらのクールじゃPON!”. Fuji Rock Express 2013. 2021年1月15日閲覧。
- ^ “温泉宿から落語生配信 宿泊客激減の米沢・登府屋旅館”. 河北新報. (2020年4月10日)
- ^ “GW寄席”. 合同会社伝統組. 2021年1月15日閲覧。
- ^ 雷門獅篭 (2020年8月9日). “なごや落語だポン!『三人旅』の巻”. 中日新聞プラス. 2021年1月15日閲覧。
- ^ 飛べサル第208回放送分より - ウェイバックマシン(2014年1月16日アーカイブ分)
- ^ Ingress「Persepolis」オープニングイベント速報 - ケータイ Watch - 2015年(平成27年)6月20日 12時18分
- ^ Ingress大規模イベント Persepolis in Tohoku 開催、世界から4000人のエージェント集う。サプライズIngressで結婚 - Engadget Japanese - 2015年(平成27年)6月22日 11時15分
- ^ 植松久隆 (2017年1月18日). “【インタビュー】落語界の異端児、立川こしら豪州上陸!”. 日豪プレス. 2021年1月15日閲覧。
- ^ 撮影・岩本慶三. “くらし/落語家・立川こしらさんに聞く、仮想通貨事始めQ&A。”. クロワッサン ON line. マガジンハウス. 2020年8月9日閲覧。
- ^ “くらし/事情通のこしら師匠が、話題の“仮想通貨”について教えます。”. クロワッサンON line. マガジンハウス. 2021年1月15日閲覧。
- ^ 立川こしら. “立川流真打(こしら)がUber Eatsで夕食を配達”. NAVERまとめ. 2021年1月15日閲覧。 ※ 2020年(令和2年)9月30日サービス終了。
- ^ “週キャスこしら”. 2021年1月15日閲覧。
関連書籍
- 立川談志・落語立川流一門『談志が死んだ、立川流はだれが継ぐ』講談社、2003年、415頁
- 広瀬和生『この落語家を聴け!』集英社文庫版、2010年、357 - 362頁
- 広瀬和生『落語評論はなぜ役に立たないのか』光文社新書、2011年、176 - 180頁
- 広瀬和生『噺家のはなし』小学館、2012年、110 - 113頁
- 南葵亭樂鈷『落語家のようなもの 立川こしら論』2013年、彩流社
関連項目
- 第プロ
- 落語家一覧
- 立川談志
- 落語立川流
- 立川こしらのガッテン!こしらじお
- 立川こしらと梶田夕貴の金曜マッカーサー
- こしらIN
- 立川こしらと古原奈々の"こしらにフルな?!"
- 奥山コーシン
- 広瀬和生
- 登龍亭獅篭
- 大喜利セーフ22
外部リンク
- 立川こしら-伝統組- - YouTubeチャンネル (2008年5月20日 - )
- 立川こしら (@kosira) - ツイキャス
- 立川こしら (@kosira) - X(旧Twitter) (2009年10月2日 20時13分50秒 - )
- 立川こしら (@kosiratatekawa) - Instagram
- 立川こしら(伝統組)
- 立川こしら 公式ブログ - ウェイバックマシン(2021年6月18日アーカイブ分)(2012年5月21日 15時59分 - 2012年10月10日 18時59分)
- 新ニッポンの話芸 ポッドキャスト - YouTubeチャンネル(2014年7月24日 - )※ UTC表記。