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エディオン入社後は1年目から急速に力をつけて注目された。[[第103回日本陸上競技選手権大会|日本選手権]]、[[全日本実業団対抗陸上競技選手権大会|全日本実業団陸上]]、[[第74回国民体育大会|国民体育大会]]の1500mで相次いで好走した。特に国民体育大会では優勝した。大きな大会での活躍以外では「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019 第5戦 網走大会」5000mでの好走が注目された。専門外の5000mでありながら、日本選手権優勝者の[[木村友香 (陸上選手)|木村友香]](資生堂)、同3位の[[廣中璃梨佳]]を引き離して自己ベストをマークした。10月開催のプリンセス駅伝では1区を区間新および区間賞で走り、見事な実業団駅伝デビューを飾った。11月のクイーンズ駅伝でも強豪が走る1区を区間4位と快走した。年明け1月の皇后杯女子駅伝では長野県代表として1区を任され区間5位で長野東高校の1年先輩の和田有菜に襷を渡した。駅伝の中継で、解説者の[[小林祐梨子]]は、「この1年で最も急成長した」と高く評価していた(小林成美は4区3位、2021年度からエディオンに移籍し、同僚となった長野東高校の先輩でもある細田あいが最終9区を2位で走り長野県は4位)。2月のクロスカントリー選手権では、最後までトップ争いを演じたが最後は悔しい2秒差の3位だった。                                       
エディオン入社後は1年目から急速に力をつけて注目された。[[第103回日本陸上競技選手権大会|日本選手権]]、[[全日本実業団対抗陸上競技選手権大会|全日本実業団陸上]]、[[第74回国民体育大会|国民体育大会]]の1500mで相次いで好走した。特に国民体育大会では優勝した。大きな大会での活躍以外では「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019 第5戦 網走大会」5000mでの好走が注目された。専門外の5000mでありながら、日本選手権優勝者の[[木村友香 (陸上選手)|木村友香]](資生堂)、同3位の[[廣中璃梨佳]]を引き離して自己ベストをマークした。10月開催のプリンセス駅伝では1区を区間新および区間賞で走り、見事な実業団駅伝デビューを飾った。11月のクイーンズ駅伝でも強豪が走る1区を区間4位と快走した。年明け1月の皇后杯女子駅伝では長野県代表として1区を任され区間5位で長野東高校の1年先輩の和田有菜に襷を渡した。駅伝の中継で、解説者の[[小林祐梨子]]は、「この1年で最も急成長した」と高く評価していた(小林成美は4区3位、2021年度からエディオンに移籍し、同僚となった長野東高校の先輩でもある細田あいが最終9区を2位で走り長野県は4位)。2月のクロスカントリー選手権では、最後までトップ争いを演じたが最後は悔しい2秒差の3位だった。                                       


入社2年目の2020年度は更に飛躍の年となった。7月開催の「ホクレンディスタンス深川大会」の3000mで8分48秒12の日本歴代3位を出すと、5000mの網走大会では15分05秒78とこれまた歴代7位のタイムで走り、完全なるトップアスリートの一角に躍り出た。プリンセス駅伝では2年連続の区間新および区間賞を達成。年度明け2月のクロスカントリー日本選手権では2位を30秒近く引き離し、独走で優勝した。優勝タイムは過去優勝者の[[一山麻緒]]、木村友香、[[田中希実 (陸上選手)|田中希実]]らトップ選手より1分近く速い好記録である(解説の増田明美氏は初めて田中希実に勝ったことを高く評価している)。
入社2年目の2020年度は更に飛躍の年となった。7月開催の「ホクレンディスタンス深川大会」の3000mで8分48秒12の日本歴代3位を出すと、5000mの網走大会では15分05秒78とこれまた歴代7位のタイムで走り、完全なるトップアスリートの一角に躍り出た。プリンセス駅伝では2年連続の区間新および区間賞を達成。年度明け2月のクロスカントリー日本選手権では2位を30秒近く引き離し、独走で優勝した。優勝タイムは過去優勝者の[[一山麻緒]]、木村友香、[[田中希実]]らトップ選手より1分近く速い好記録である(解説の増田明美氏は初めて田中希実に勝ったことを高く評価している)。


入社3年目の2021年度は織田記念の5000mを田中希実に次ぐ日本人2位でシーズンスタート。5月の注目の東京五輪テスト大会の5000mでは、ラスト一周前から猛烈にラストスパート。最後は外国勢2人にはかわされたが、五輪参加記録にあと2秒、また、[[新谷仁美]]、廣中璃梨佳に勝ったことは大きな収穫となった(本人もインタビューで日本人トップだったことが大きな自信になったと述べている)。5月16日開催の中国実業団陸上女子3000mでは8分58秒57の大会新記録で優勝。
入社3年目の2021年度は織田記念の5000mを田中希実に次ぐ日本人2位でシーズンスタート。5月の注目の東京五輪テスト大会の5000mでは、ラスト一周前から猛烈にラストスパート。最後は外国勢2人にはかわされたが、五輪参加記録にあと2秒、また、[[新谷仁美]]、廣中璃梨佳に勝ったことは大きな収穫となった(本人もインタビューで日本人トップだったことが大きな自信になったと述べている)。5月16日開催の中国実業団陸上女子3000mでは8分58秒57の大会新記録で優勝。

2021年9月3日 (金) 03:27時点における版

萩谷楓 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム はぎたに かえで
ラテン文字 Kaede HAGITANI
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
所属 エディオン女子陸上競技部
生年月日 (2000-10-10) 2000年10月10日(24歳)
出身地 長野県
身長 160cm
800m 2分09秒90
1500m 4分13秒14
3000m 8分48秒12
5000m 15分04秒95
獲得メダル
陸上競技
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萩谷 楓(はぎたに かえで、2000年10月10日 - )は、日本陸上競技選手。専門は中距離走長距離走

経歴

長野県佐久市立浅科中学校長野県長野東高等学校卒業。エディオン入社、女子陸上競技部所属。

長野東高では小林成美(現名城大学)が同期で良いライバルである(2021年4月に開催された兵庫リレーカーニバル女子5000mで優勝した小林は「今は"雲の上の人"」と発言している[1])。入学後、1、2年の間は故障で満足のいく活躍ができなかった。全国高校駅伝で小林成美はメンバーに入りチームは準優勝になった。3年で故障が癒えてようやく力を見せ始め、三重インターハイ1500mで5位に入った。全国高校駅伝では「留学生区間」の2区を3位で走り、主将の小林成美とともにチームの2年連続準優勝に大きく貢献した。

エディオン入社後は1年目から急速に力をつけて注目された。日本選手権全日本実業団陸上国民体育大会の1500mで相次いで好走した。特に国民体育大会では優勝した。大きな大会での活躍以外では「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019 第5戦 網走大会」5000mでの好走が注目された。専門外の5000mでありながら、日本選手権優勝者の木村友香(資生堂)、同3位の廣中璃梨佳を引き離して自己ベストをマークした。10月開催のプリンセス駅伝では1区を区間新および区間賞で走り、見事な実業団駅伝デビューを飾った。11月のクイーンズ駅伝でも強豪が走る1区を区間4位と快走した。年明け1月の皇后杯女子駅伝では長野県代表として1区を任され区間5位で長野東高校の1年先輩の和田有菜に襷を渡した。駅伝の中継で、解説者の小林祐梨子は、「この1年で最も急成長した」と高く評価していた(小林成美は4区3位、2021年度からエディオンに移籍し、同僚となった長野東高校の先輩でもある細田あいが最終9区を2位で走り長野県は4位)。2月のクロスカントリー選手権では、最後までトップ争いを演じたが最後は悔しい2秒差の3位だった。                                       

入社2年目の2020年度は更に飛躍の年となった。7月開催の「ホクレンディスタンス深川大会」の3000mで8分48秒12の日本歴代3位を出すと、5000mの網走大会では15分05秒78とこれまた歴代7位のタイムで走り、完全なるトップアスリートの一角に躍り出た。プリンセス駅伝では2年連続の区間新および区間賞を達成。年度明け2月のクロスカントリー日本選手権では2位を30秒近く引き離し、独走で優勝した。優勝タイムは過去優勝者の一山麻緒、木村友香、田中希実らトップ選手より1分近く速い好記録である(解説の増田明美氏は初めて田中希実に勝ったことを高く評価している)。

入社3年目の2021年度は織田記念の5000mを田中希実に次ぐ日本人2位でシーズンスタート。5月の注目の東京五輪テスト大会の5000mでは、ラスト一周前から猛烈にラストスパート。最後は外国勢2人にはかわされたが、五輪参加記録にあと2秒、また、新谷仁美、廣中璃梨佳に勝ったことは大きな収穫となった(本人もインタビューで日本人トップだったことが大きな自信になったと述べている)。5月16日開催の中国実業団陸上女子3000mでは8分58秒57の大会新記録で優勝。

萩谷所属のエディオン駅伝チームも、ダイハツから移籍した長野東高校の先輩となる細田あいの加入、3000メートル障害の第一人者石澤ゆかり、西田美咲、江口美咲ら戦力が整いつつある。

2020年東京オリンピックの陸上女子5000m予選では15分4秒95で1組12位となり決勝には進めなかった[2]

主な記録

大会 種目 順位 備考
2018年 三重インターハイ2018 1500m 5位[3]
第73回国民体育大会(福井) 少年A女子3000m 7位[4]
全国高校駅伝女子 2区 区間3位 長野東高2位[5]
2019年 第103回日本選手権(福岡) 1500m 3位[6]
全日本実業団陸上 1500m 3位[7]
全日本実業団陸上 ジュニア3000m 2位
第74回国民体育大会(茨城) 成年女子1500m 優勝[8]
プリンセス女子駅伝 1区 区間賞
区間新
エディオン9位
クイーンズ女子駅伝 1区 区間4位 エディオン10位[9]
2020年 皇后杯女子駅伝 1区 区間5位 長野県4位[10]
クロスカントリー日本選手権 シニア8km 3位[11]
セイコーSG陸上2020東京 1500m 3位 4分13秒14自己新
プリンセス女子駅伝 6区 区間賞
区間新
エディオン6位
クイーンズ女子駅伝 1区 区間6位 エディオン10位[12]
第104回日本選手権(大阪) 5000m 3位[13]
2021年 クロスカントリー日本選手権 シニア8km 優勝[14]
織田記念陸上 5000m 7位 日本人2位[15]
READY STEADY TOKYO

東京五輪テスト大会

5000m 3位 日本人1位[16]
第105回日本陸上競技選手権大会 5000m 4位[17]

脚注

  1. ^ 名城大・小林成美が兵庫リレカ5000mV 「雲の上」長野東高同期・萩谷楓の活躍刺激に」『スポーツ報知』2021年4月24日。2021年7月20日閲覧。
  2. ^ “陸上女子5000m、広中璃梨佳が決勝進出…田中希実と萩谷楓は敗退”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210730-OYT1T50344/ 2021年7月30日閲覧。 
  3. ^ リザルト”. jaaf. 2020年2月16日閲覧。
  4. ^ リザルト”. iaaf. 2020年2月8日閲覧。
  5. ^ リザルト”. jaaf. 2020年2月16日閲覧。
  6. ^ リザルト”. iaaf. 2020年2月8日閲覧。
  7. ^ リザルト”. jita. 2020年2月8日閲覧。
  8. ^ リザルト”. iaaf. 2020年2月8日閲覧。
  9. ^ リザルト”. jita. 2020年2月8日閲覧。
  10. ^ リザルト”. iaaf. 2020年2月8日閲覧。
  11. ^ 2020クロカン日本選手権”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  12. ^ リザルト”. jita. 2021年2月28日閲覧。
  13. ^ リザルト”. iaaf. 2021年2月28日閲覧。
  14. ^ シニア⼥⼦・SENIOR WOMEN 8km”. jaaf. 2021年2月28日閲覧。
  15. ^ リザルト” (PDF). jaaf. p. 3. 2021年7月20日閲覧。
  16. ^ リザルト” (PDF). jaaf. p. 14. 2021年7月20日閲覧。
  17. ^ リザルト” (PDF). jaaf. p. 5. 2021年7月20日閲覧。

外部リンク