「クリスティーン (映画)」の版間の差分
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| 撮影 = ドナルド・M・モーガン |
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| 上映時間 = 110分 |
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2021年8月17日 (火) 23:20時点における版
クリスティーン | |
---|---|
Christine | |
監督 | ジョン・カーペンター |
脚本 | ビル・フィリップス |
原作 | スティーヴン・キング |
製作 |
リチャード・コブリッツ ラリー・J・フランコ |
製作総指揮 |
カービー・マッコレー マーク・ターロフ |
出演者 |
キース・ゴードン ジョン・ストックウェル アレクサンドラ・ポール ロバート・プロスキー ハリー・ディーン・スタントン |
音楽 |
ジョン・カーペンター アラン・ハワース |
撮影 | ドナルド・M・モーガン |
編集 | マリオン・ロスマン |
配給 | コロンビア ピクチャーズ |
公開 |
1983年12月9日 1984年5月5日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $9,700,000 |
興行収入 | $21,017,849[1] |
『クリスティーン』(Christine)は、1983年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画。110分、カラー。スティーヴン・キングの同名小説のジョン・カーペンター監督による映画化作品。クリスティーンは作品の中心となる車、赤の1958年型プリムス・フューリーに付けられた名前である。
概要
本作は原作の出版以前から映画化企画がなされ、カーペンターは5週間で撮影を終了した。長編である原作を2時間以内の映画にするには、持ち主の怨念がとりついた車と、それに取り巻く母子の愛憎劇という原作の筋書きは描ききれないため、もともと邪悪な意思を持つ車という設定に変更された[2]。製作費の多くが、ストーリーの中心となるプリムス・フューリーの再現と特殊効果に回され、全米から23台のプリムス・フューリーが集められた。原作の各章の冒頭にロックの歌詞が書かれているのを受け、カーペンターは各場面に自身の選曲したオールディーズが、カーラジオから流れるという形で挿入した[2]。ベストセラーとなった原作の出版から間をあけず公開され、アメリカでは興行的には健闘した。日本では、同じくキング原作の『クジョー』の1ヶ月後に封切られたが、2週間で上映を打ち切られた。
あらすじ
1957年、デトロイト。1台の赤のプリムス・フューリーが完成しつつあった。生産ライン上にあるその車に乗って一服していた工員が車中で謎の死を遂げる。時は流れて1978年、カリフォルニア州ロックブリッジ。いじめられっこの気弱な高校生アーニー(キース・ゴードン)は、友人デニス(ジョン・ストックウェル)と学校の帰り道、偶然、ボロボロになって打ち捨てられていた1958年型プリムス・フューリーに魅入り、貯金をはたいて持ち主の世捨て人ルベー(ロバーツ・ブロッサム)から買い取る。アーニーは車をクリスティーンと名付け可愛がるも、支配的な両親は許さず、アーニーは車をダーネル(ロバート・プロスキー)が経営する自動車修理工場に持ち込み、そこで働きながらクリスティーンを整備し新車同様までに修理する。だが、実は邪悪な意志を持つ車だったクリスティーンは、アーニーを積極的だが粗野な性格に変えてゆく。アーニーの変わりようを見たデニスはルベーを訪ね、クリスティーンの呪われた過去を知る。クリスティーンがアーニーのガールフレンド、リー(アレクサンドラ・ポール)を殺しかけた夜、クリスティーンは工場に忍び込んだ不良たちに破壊される。しかしアーニーが「よし、(力を)見せろ」と言うとクリスティーンは自ら元通りによみがえる。そしてアーニーのいない間に不良たちを次々と殺害し、ダーネルもまた殺される。デニスは支配されてしまったアーニーを救うため、リーと共にブルドーザーでクリスティーンに戦いを挑むが、その最中にアーニーは死んでしまう。壮絶な戦いは終わり、完全に破壊されスクラップの塊になったクリスティーンは、なおまだうごめくのだった。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
テレビ朝日版 | UHD BD版 | ||
アーニー・カニンガム | キース・ゴードン | 塩屋翼 | 松岡禎丞 |
デニス・ギルダー | ジョン・ストックウェル | 堀内賢雄 | 日野聡 |
リー・キャボット | アレクサンドラ・ポール | 高島雅羅 | 末柄里恵 |
ウィル・ダーネル | ロバート・プロスキー | 坂口芳貞 | 小林操 |
ルドルフ・ジャンキンス刑事 | ハリー・ディーン・スタントン | 千田光男 | 宮本充 |
レジーナ・カニンガム | クリスティーン・ベルフォード | 武藤礼子 | |
ジョージ・ルベー | ロバーツ・ブロッサム | 大木民夫 | |
バディ・レッパートン | ウィリアム・オストランダー | 谷口節 | |
ムーチー | マルコム・ダネア | 牛山茂 | |
ドン・ヴァンデンバーグ | スチュアート・チャーノ | 島田敏 | |
ロザンヌ | ケリー・プレストン | 堀越真己 | |
マイケル・カニンガム | ロバート・ダーネル | 秋元羊介 |
- テレビ朝日版:初回放送1990年9月16日『日曜洋画劇場』
スタッフ
- 監督:ジョン・カーペンター
- 製作:リチャード・コブリッツ、ラリー・J・フランコ
- 製作総指揮:カービー・マッコレー、マーク・ターロフ
- 原作:スティーヴン・キング『クリスティーン』
- 脚本:ビル・フィリップス
- 撮影:ドナルド・M・モーガン
- 音楽:ジョン・カーペンター、アラン・ハワース
余談
- 2018年の映画『レディ・プレイヤー1』の冒頭におけるカーレースのシーンで、本作に登場するクリスティーンと同型の車両が登場する。
脚注
- ^ “Christine (1984)”. Box Office Mojo. 2009年11月6日閲覧。
- ^ a b COMPLETE STEPHEN KING、白夜書房、1988、ISBN 4-89367-121-9