「スパイダーマン2」の版間の差分
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2021年8月17日 (火) 22:36時点における版
スパイダーマン2 | |
---|---|
Spider-Man 2 | |
監督 | サム・ライミ |
脚本 | アルヴィン・サージェント |
原案 |
アルフレッド・ガフ マイケル・シェイボン マイルズ・ミラー |
原作 |
スタン・リー スティーヴ・ディッコ |
製作 |
アヴィ・アラッド ローラ・ジスキン |
製作総指揮 |
ジョセフ・M・カラッシオロ スタン・リー |
出演者 |
トビー・マグワイア キルスティン・ダンスト ジェームズ・フランコ アルフレッド・モリーナ |
音楽 | ダニー・エルフマン |
主題歌 |
アナ・ジョンソン 「ウィ・アー」 |
撮影 | ビル・ポープ |
編集 | ボブ・ムラウスキー |
製作会社 |
コロンビア映画 マーベル・エンターテインメント ローラ・ジスキン・プロダクションズ |
配給 |
SPE/コロンビア映画 SPE |
公開 |
2004年6月30日 2004年7月10日 |
上映時間 |
127分(劇場公開版) 136分(エクステンデッド版) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $200,000,000[1] |
興行収入 |
67億円[2] $373,585,825[1] $783,766,341[1] |
前作 | スパイダーマン |
次作 | スパイダーマン3 |
『スパイダーマン2』(Spider-Man 2)は、2004年のアメリカ映画である。
2002年に公開された『スパイダーマン』の続編。サム・ライミ監督版スパイダーマン三部作の第2作目となる。最先端のVFXが高く評価され、第77回アカデミー賞において視覚効果賞を受賞した。
ストーリー
グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。ピーターはスパイダーマンとして日夜悪と闘いながら大学にも通っていた。しかしヒーロー稼業の忙しさゆえに大学(コロンビア大学で物理学専攻)は落第寸前。せっかく見つけたピザ屋のバイトもクビになってしまった。そんな中ピーターは、メイおばさんが開いてくれた誕生パーティーでMJとハリーに久々の再会を果たす。しかしゴブリンの一件以来MJとの距離は広がり、ハリーともどこかぎこちなくなっていた。
ある日、ピーターはハリーの紹介で尊敬する科学者オットー・オクタビアスと出会う。ハリーは父ノーマン亡き後、オズコープ社の社運を賭けた核融合プロジェクトを仕切っており、その中心人物がオクタビアスだったのだ。オクタビアスはピーターを好意的に迎え入れ、科学に寄せる情熱を力説した。妻ロージーとも仲むつまじいオクタビアスは、ピーターにとってまさに理想の存在だった。
翌日。オクタビアスが観衆の前で核融合のデモンストレーションを行う日がやってきた。オクタビアスは脊髄に人工知能を搭載した金属製のアームを直結し、そのアームで人間の入り得ない状況下での実験を披露するという。実験は順調に進んでいったが、実験装置に過負荷がかかり、強力な磁場が発生した。会場は粉々に破壊され、観衆はパニックに。その場に居合わせたピーターがスパイダーマンとして活躍し、最悪の事態は免れたが、ロージーは命を落とし、オクタビアスも意識不明となり病院に運ばれる。だが、事故で制御チップを失ったアームの人工知能が覚醒し、オクタビアスの精神を乗っ取り医師達を虐殺して逃亡してしまう。思考をアームに支配されたオクタビアスは「ドック・オク」と化し、実験装置の再建をもくろみ資金調達のため銀行を襲撃する。
一方、ヒーローとしての使命に迷いが生じていたピーターは超人的な力が消え始める。苦悩の末、ピーターは遂にスパイダーマンを引退することを決意する。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ピーター・パーカー / スパイダーマン | トビー・マグワイア | 猪野学 |
メリー・ジェーン・ワトソン | キルスティン・ダンスト | 岡寛恵 |
ハリー・オズボーン | ジェームズ・フランコ | 鉄野正豊 |
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス | アルフレッド・モリーナ | 銀河万丈 |
メイ・パーカー | ローズマリー・ハリス | 谷育子 |
ロージー・オクタビアス | ドナ・マーフィー | 高島雅羅 |
J・ジョナ・ジェイムソン | J・K・シモンズ | 立川三貴 |
ジョン・ジェイムソン | ダニエル・ギリーズ | 石川禅 |
Dr.カーティス(カート)・コナーズ | ディラン・ベイカー | 原康義 |
ジョセフ・"ロビー"・ロバートソン | ビル・ナン | 石住昭彦 |
ベティ・ブラント | エリザベス・バンクス | 本田貴子 |
ホフマン | テッド・ライミ | 飛田展男 |
ベン・パーカー | クリフ・ロバートソン | 勝部演之 |
ノーマン・オズボーン グリーン・ゴブリン |
ウィレム・デフォー | 山路和弘 |
スノーティ・アッシャー | ブルース・キャンベル | 江原正士 |
レイモンド | ダニエル・デイ・キム | |
Mr.ディコヴィッチ | エリヤ・バスキン | 池田勝 |
アースラ・ディコヴィッチ | マゲイナ・トーヴァ | 小林沙苗 |
アジズ氏 | アーシフ・マンドヴィ | 水島裕 |
路上の男 | スタン・リー | |
その他 | 立石凉子 阿部桐子 沢海陽子 大久保祥太郎 藤井ゆりあ 船木真人 宮内敦士 小森創介 小野隆世 上村祐翔 林智恵 魚建 泉久実子 泉裕子 楠大典 青山桐子 多田野曜平 柚木麻友子 清水明彦 金尾哲夫 小林良也 永田博丈 滝沢ロコ 海鋒拓也 村上想太 LiLiCo[3] | |
DC版追加キャスト | 湯屋敦子 原田晃 中村浩太郎 大森はじめ 森夏姫 | |
演出 | 岩見純一 | |
翻訳 | 松崎広幸 | |
調整 | 菊池悟史 武田将仁 | |
録音スタジオ | ACスタジオ | |
制作 | ACクリエイト |
スタッフ
- 監督:サム・ライミ
- 脚本:アルヴィン・サージェント
- VFXデザイナー:ジョン・ダイクストラ、スティーブ・ジョンソン
- VFX:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス
- 音楽:ダニー・エルフマン
- タイトルデザイン:カイル・クーパー
ディレクターズ・カット版DVD
2007年には続編『スパイダーマン3』の公開に併せて、本作に約8分間の未公開映像を追加したディレクターズ・カット版『スパイダーマン2.1』がDVD『スパイダーマン2プラス1 エクステンデッド・エディション』として発売された。
主題歌
- アナ・ジョンソン 「ウィ・アー」
- T.M.Revolution 「Web of Night (English Version)」 ※日本版テーマソング
地上波放送履歴
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初回 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2007年4月27日 | 地上波初放送。『スパイダーマン3』公開記念 |
2回目 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2009年3月22日 | |
3回目 | フジテレビ | 土曜プレミアム | 2010年10月16日 | |
4回目 | テレビ東京 | 午後のロードショー | 2019年7月5日 |
ゲーム版
アメリカ合衆国では2004年6月28日にPS2・GBA・GC・Xbox・PC(Windows)版が発売された。後に、DS・PSPでも発売。日本では2004年9月30日にPS2版、2005年1月6日にDS版、2006年10月31日にPSP版がタイトーから発売された。前作とは違い、吹き替えはなし。
- 映画「スパイダーマン2」に登場する人物
- スパイダーマン/ピーター・パーカー(声 - トビー・マグワイア)
- メリー・ジェーン・ワトソン(声 - キルスティン・ダンスト)
- ハリー・オズボーン(声 - ジョシュ・キートン)
- Dr.オットー・オクタビアス/ドック・オク(声 - アルフレッド・モリーナ)
- メイ・パーカー(声 - ミンディ・スターリング)
- ロージー・オクタビアス(声 - スーザン・イーガン)
- J・ジョナ・ジェイムソン(声 - ジェイ・ゴードン)
- ジョン・ジェイムソン(声 - チャールズ・クラウスメイヤー)
- コナーズ教授(声 - ジョー・アラスカイ)
- ジョセフ・"ロビー"・ロバートソン (声 - ジェフ・クープウッド)
- ベティ・ブラント(声 - ベタニア・ローデス)
- アジズ氏(声 - キース・ザラバッカ)
- 映画には登場しない人物
- ブラックキャット(声 - ホーリー・フィールズ)
- ライノ(声 - ジョン・ディマジオ)
- ハーマン・シュルツ/ショッカー(声 - マイケル・ビーティー)
- クエンティン・ベック/ミステリオ(声 - ジェームズ・アーノルド・テイラー)
- カリプソ(声 - アンジェラ・シェルトン)
- ルーク・ケイジ(声 - ゲイリー・アンソニー・スタージス)
- ナレーター(声 - ブルース・キャンベル)
関連項目
- ダッシュボード・コンフェッショナル - サントラに参加。
脚注
- ^ a b c “Spider-Man 2 (2004)”. Box Office Mojo. 2009年9月25日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2004年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月8日閲覧。
- ^ 通常版のみの出演