「巡礼 (ドラマ・小説)」の版間の差分
巡礼 2006年10月21日 (土) 16:55 より分割 |
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2006年10月21日 (土) 19:11時点における版
巡礼 (ドラマ・小説)とは、熱心なファン心理により、ドラマ・映画・小説などに登場した場所に、観光することを指す俗語である。
ファン心理に基づく巡礼
ファンの心理に基づいたもので特定分野の熱烈なファンが彼らにとって重要な意味を持つ場所(これも聖地と呼ばれる)に訪れるという行動も巡礼と呼ばれる。
アニメやゲームの中には作品にリアリティを出す等の目的で実在の場所をモデルに用いているものがあり、このようなケースでは地名が登場しないかまったく別の地名にするものがあるが、中には実際の地名がそのまま用いられたり、架空の地名としていてもモデルの地名をもじった地名にすることもある。また、登場キャラクターの名前の元ネタが実際の地名だったりすることもある。それらのファンがそのアニメ等の舞台や元ネタとなった場所を聖地巡礼と称して訪れる場合が目立つ。また、別パターンとして物語にまったく関係が無くてもキャラクターの名前や舞台と同じ地名なども巡礼の対象になることがある。
また、これらのアニメファン等による聖地巡礼は、Webページを用いた巡礼の概要報告が伴うことが多いことも特徴的である。多くの場合はアニメ等の場面とそれに該当する現地の写真を掲載してそれらを比較するという形態を取っており、エスカレートしたものの中にはその場面に登場するキャラクターのコスプレをして同じポーズをとって写真に収まっているというものまで存在している。
さらに、外国のある場所を舞台とするアニメのファンが聖地巡礼を敢行したり、外国のエロゲーファンが来日してエルフ本社を巡礼したりするといった極端な例も存在している。このような傾向はその他の分野のファンと比較しても異彩を放っているところである。
このことによる影響として近年では町興しの一環として地元フィルム・コミッションや観光協会が積極的にアニメ作品に協力したり、活用したりする例も増えている。
ただし近年問題化している小学生女児が被害者になっている事件の影響で、作品によっては発行元が聖地巡礼自粛のお願いを呼びかける事象も発生している。これは巡礼対象となる小学校周辺で普段見かけない人物が徘徊することで近隣住民に過度な不安を抱かせないようにとの配慮であると思われる。また、一方である峠の走り屋を題材としたアニメでは、取り上げられた峠に走り屋が集結して、地元警察が対策に乗り出す例もある。
有名な聖地(小説関係)
最近は推理小説関係が多い
- 夏目漱石関係 - 松山市など
- 三島由紀夫関係 - 国内多数
- 西村京太郎関係 - 国内多数
- ロンドン(『シャーロック・ホームズ』、『ハリー・ポッター』関係)
- 米沢市(上杉祭り)、松本市、箱根、高野山等(『炎の蜃気楼』関係、通称ミラージュツアー)
有名な聖地(バラエティ番組関係)
有名な聖地(音楽関係)
- 茅ヶ崎、鎌倉、横浜 キラー通り(『サザンオールスターズ』関係)
- リバプール(『ビートルズ』関係)
- ニューオーリンズ(『ジャズ』関係)
- メンフィス(『エルヴィス・プレスリー』関係)
有名な聖地(映画)
海外
国内
殆どは監督作品または連作された映画が多い。
- 参考:フィルムツーリズム
有名な聖地(ドラマ)
- 参考:フィルムツーリズム