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2021年5月13日 (木) 21:13時点における版
鹿児島市平川動物公園 Kagoshima City Hirakawa Zoological Park | |
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施設情報 | |
前身 | 鴨池動物園 |
専門分野 | 総合 |
所有者 | 鹿児島市 |
管理運営 | 鹿児島市 |
開園 | 1972年10月14日 |
所在地 |
〒891-0133 鹿児島県鹿児島市平川町5669-1 |
位置 | 北緯31度27分51秒 東経130度30分5.1秒 / 北緯31.46417度 東経130.501417度座標: 北緯31度27分51秒 東経130度30分5.1秒 / 北緯31.46417度 東経130.501417度 |
公式サイト | http://hirakawazoo.jp/ |
鹿児島市平川動物公園(かごしましひらかわどうぶつこうえん)は、鹿児島県鹿児島市平川町にある日本の動物園。同園には遊園地が併設されている。
概要
園内に入ると、桜島、錦江湾を背景にマサイキリンなどがいるアフリカ園、フライングケージやリスの森などの無柵放養式展示の施設が多い。
園内から見える桜島をタンザニア、キリマンジャロに見立てて開園。
1984年(昭和59年)には、多摩動物公園、東山動物園とともに日本で初めてクイーンズランドコアラが来園し、1997年(平成9年)5月には、コアラ6世が誕生し話題になった。
園では、特別天然記念物のアマミノクロウサギやルリカケス・ナベヅル・エラブオオコウモリなどの郷土特有の動物の繁殖にも成功している。
2009年度から2015年度まで7年計画で総額約43億円を投じ、生態観察展示にリニューアルを行っている[1]。改修は、カバ舎、世界のクマゾーン、マントヒヒ・バーバリーシープゾーン、アフリカの草原ゾーン、野生のイヌ・ネコゾーン、インドの森ゾーンなど[1]。ゾウ舎前では温泉の掘削を行う[1]。この改修により、集客が増加に転じ、2011年度は63万人となった[1]。
- 総面積:314,000m2
- 飼育動物数:140種1,000頭
- 入園料:一般(高校生以上)500円、小・中学生100円。団体割引あり(20人以上)。未就学児・70歳以上の鹿児島市民、身体障害者(条件あり)は無料。
※鹿児島市、北九州市、福岡市、熊本市による交流連携協定に基づき、70歳以上の北九州市民、福岡市民、熊本市民も無料。
沿革
- 1916年 - 鹿児島電気軌道が鴨池動物園として開園(日本で4番目の動物園)。
- 1928年 - 鹿児島市の鹿児島電気軌道買収により市営となる。
- 1972年10月14日 - 平川町に移転し、平川動物公園としてリニューアルオープン。
- 1974年 - 国内で初めてセイケイの繁殖に成功する。
- 1975年 - 国内で初めてヘラサギの繁殖に成功する。
- 1977年 - 国内で初めてカピバラの繁殖に成功する。
- 1981年 - 世界最高齢のツキノワグマの雌(推定36歳)が死亡。
- 1982年 - 国内で初めてナベヅル、ルリカケスの繁殖に成功する。
- 1984年 - オーストラリアからコアラ来園。これを記念してソフトクリームの「コアラこんにちは」「コアラ音頭」という楽曲が制作された。
- 1986年 - コアラ繁殖。
- 1990年 - 世界最高齢のヒマラヤグマ「サチコ(推定36歳)」が死亡。
- 1992年 - アマミノクロウサギの飼育研究で古賀賞を受賞。
- 1993年 - 国内で初めてエラブオオコウモリの繁殖に成功する。
- 1999年 - 国内で初めてヨツユビハリネズミの繁殖に成功する。
- 2000年 - 国内で初めてソデグロヅルの人工授精に成功する。
- 2002年 - コアラふれあいの森が完成。
- 2007年 - 入園者が2,000万人に達成。
- 2009年 - リニューアル工事開始。
- 2012年 - 日本最高齢オランウータン「エミ」メスが死亡。推定49歳。[2]
- 2018年-ホワイトタイガー2匹と交換し、コアラ2匹が来園。[3]
施設と飼育動物
- アフリカの草原ゾーン
- 飼育動物 - エジプトガン、ヨーロッパフラミンゴ、カバ、マサイキリン、チャップマンシマウマ、ミナミシロサイ、ダチョウ、ヒガシクロサイ
- 野生のイヌ・ネコゾーン
- 世界のクマゾーン
- インドの森ゾーン
- シカ展示場
- 南米の自然(草原)ゾーン
- 世界のサルゾーン
- かごしまの動物ゾーン(平成25年春オープン)
- 不思議な動物ゾーン(平成25年春オープン)
- オーストラリア園・コアラ舎
- ふれあいランド
- 南アメリカの自然(森)ゾーン(平成25年整備予定)
- フライングケージ
- 世界のツルゾーン(平成26年秋オープン予定)
- しょうぶ園
- こども動物図書館
- 休養広場
- 遊園地
事件・事故
- 2018年10月8日、男性職員1名が飼育しているホワイトタイガー「リク」に襲われ、救急搬送されたが[5]、その後死亡する事故が発生した[6][7]。尚、翌日はトラ舎を含む一部のエリアで客の立ち入りを規制した上で通常営業した[8]。 園長は遺族から「(リクを)平川で飼育してください」と言われたことを明らかにし、殺処分せずに飼育を続ける考えを示した[9]。公園内での死亡事故は1972年の開園以来、初のことである[10]。
その他
- 園内にある遊園地には、国鉄C57形蒸気機関車151号機と鹿児島市交通局500形510号が保存されている。
- 園内の東側に五位野川が流れている。
- 前身の鴨池動物園跡地には1975年に大型商業施設・鹿児島ショッパーズプラザ(ダイエー鹿児島店を経て、現在はイオン鹿児島鴨池店)が開業し、現在も営業を続けている。
交通アクセス
自家用車
バス
鉄道
周辺施設
脚注
- ^ a b c d 「平川動物公園リニューアル工事始まる/鹿児島市 47NEWS(よんななニュース) 2009/08/01 06:30 南日本新聞」、「水中のシロクマ観察 平川動物公園 3展示施設を新装開業/九州どうぶつランド/西日本新聞社 2011/03/26」、「鹿児島市の平川動物公園 来年4月、入園料値上げ 小・中学生は開業後初めて 慢性赤字 年間4億円/消費者ニュース 値上げ↑・値下げ↓/西日本新聞 2010/09/10」、「平川動物公園 19年ぶり60万人突破/九州どうぶつランド/西日本新聞社 2012/04/12」 いずれも2013年1月12日閲覧。
- ^ 「国内最高齢スマトラオランウータン大往生 平川動物公園 鹿児島のニュース 都道府県別 47NEWS(よんななニュース) 2012/06/29 21:04 南日本新聞」、「おしゃれオランウータンのエミ人気/鹿児島市・平川動物公園 鹿児島のニュース 都道府県別 47NEWS(よんななニュース) 2010/06/09 11:18 南日本新聞」 いずれも2013年1月12日閲覧。
- ^ 「コアラ2匹が仲間入り 飼育コアラ2匹が仲間入り 飼育数は国内最多10匹 鹿児島・平川動物公園鹿児島のニュース 都道府県別 47NEWS(よんななニュース) 2018/04/1513:23 西日本新聞 」
- ^ 2013年春平川動物公園リニューアルオープンパンフレットへのリンク (PDF) 平川動物公園
- ^ “「ホワイトタイガーに襲われた」 動物園職員が心肺停止”. 朝日新聞デジタル (2018年10月8日). 2018年10月8日閲覧。
- ^ “ホワイトタイガーに襲われ職員死亡 鹿児島市平川動物公園”. 373news.com(南日本新聞社) (2018年10月9日). 2018年10月9日閲覧。
- ^ “「ホワイトタイガーに襲われた」動物園職員の死亡確認”. 朝日新聞デジタル (2018年10月8日). 2018年10月9日閲覧。
- ^ “職員死亡の動物園、通常通り営業 トラ舎は立ち入り規制”. 朝日新聞デジタル (2018年10月9日). 2018年10月9日閲覧。
- ^ “飼育員襲ったトラ、殺処分せず 遺族「飼育して下さい」:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル 2018年10月9日閲覧。
- ^ “飼育員死亡 原因究明し再発防止を”. 373news.com(南日本新聞社) (2018年10月11日). 2018年10月16日閲覧。
- ^ “女性飼育員がクロヒョウにひっかかれる…過去にはホワイトタイガーに襲われる死亡事故も”. 読売新聞オンライン. 2020年12月16日閲覧。
外部リンク
- 鹿児島市平川動物公園
- 鹿児島市平川動物公園 (@hirakawazoo) - X(旧Twitter)