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父とおじが現役のオートバイレーサーだった(おじの[[アレクサンダー・フォルガー]]は{{MGP|1995}}から{{MGP|1996}}にかけて合計4戦のグランプリ出場経験を持っている<ref>http://www.motogp.com/en/riders/profiles/Alexander+Folger</ref>)ことから、フォルガーは幼い頃からレースに慣れ親しんだ。3歳の誕生日のあとすぐ、初めてのオートバイとして父親から50ccの[[モトクロス|モトクロッサー]]をプレゼントされた。 |
父とおじが現役のオートバイレーサーだった(おじの[[アレクサンダー・フォルガー]]は{{MGP|1995}}から{{MGP|1996}}にかけて合計4戦のグランプリ出場経験を持っている<ref>http://www.motogp.com/en/riders/profiles/Alexander+Folger</ref>)ことから、フォルガーは幼い頃からレースに慣れ親しんだ。3歳の誕生日のあとすぐ、初めてのオートバイとして父親から50ccの[[モトクロス|モトクロッサー]]をプレゼントされた。 |
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その後フォルガーは[[ADAC]]の主催する[[ミニバイク]]カップに参戦を開始し、2003年には50ccのビギナークラスでチャンピオンを獲得、2004年と2005年には65ccのジュニアクラスでチャンピオンとなった。2005年末には、MotoGPの商権を持つドルナスポーツと元GPライダーの[[アルベルト・プーチ]]が運営する[[レッドブル]]MotoGPアカデミーの選抜テストに参加し、[[中上貴晶]]や[[スコット・レディング]]と共に合格を果たした<ref name="bild">{{ |
その後フォルガーは[[ADAC]]の主催する[[ミニバイク]]カップに参戦を開始し、2003年には50ccのビギナークラスでチャンピオンを獲得、2004年と2005年には65ccのジュニアクラスでチャンピオンとなった。2005年末には、MotoGPの商権を持つドルナスポーツと元GPライダーの[[アルベルト・プーチ]]が運営する[[レッドブル]]MotoGPアカデミーの選抜テストに参加し、[[中上貴晶]]や[[スコット・レディング]]と共に合格を果たした<ref name="bild">{{cite web2|title=Bayer Jonas mischt in der Motorrad-WM mit|periodical=|publisher=www.bild.de|url=http://www.bild.de/BILD/sport/motorsport/2008/08/15/jonas-folger/15-jaehriger-mischt-bei-motorrad-wm-mit.html|url-status=|format=|access-date=4. Mai 2009|archive-url=|archive-date=|last=Jonas Beck|date=15. August 2008|year=|language=|pages=|quote=}}</ref>。 |
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2006年シーズン、フォルガーはMotoGPアカデミーの一員としてスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスに参戦を開始した。開幕時点の年齢は12歳で、選手権参加資格を満たしていなかったが、開幕前のカタルーニャ選手権での活躍により、特例で参戦が認められた。このシーズン、フォルガーは3度表彰台を獲得し、[[ポル・エスパルガロ]]、[[エステベ・ラバト]]に次ぐシリーズランキング3位に入った。レディングは9位、中上は12位に終わり、アカデミー勢の中ではトップの成績となった<ref name="CEV">http://www.cevbuckler.com/en/clasificacion.htm</ref>。 |
2006年シーズン、フォルガーはMotoGPアカデミーの一員としてスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスに参戦を開始した。開幕時点の年齢は12歳で、選手権参加資格を満たしていなかったが、開幕前のカタルーニャ選手権での活躍により、特例で参戦が認められた。このシーズン、フォルガーは3度表彰台を獲得し、[[ポル・エスパルガロ]]、[[エステベ・ラバト]]に次ぐシリーズランキング3位に入った。レディングは9位、中上は12位に終わり、アカデミー勢の中ではトップの成績となった<ref name="CEV">http://www.cevbuckler.com/en/clasificacion.htm</ref>。 |
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2007年シーズンより、スペイン選手権では最低制限重量を引き上げた。それを満たすために、フォルガーは16kgの重りを積むことになった。これが不利に働き、選手権2年目のフォルガーはシリーズランキング15位に沈んでしまった<ref name="CEV"/>。一方スポット参戦したドイツ国内選手権では、[[ザクセンリンク]]での初レースでいきなり優勝を挙げる活躍を見せた。これは13歳と329日での優勝となり、83年間続く同選手権での史上最年少記録を樹立することとなった<ref>{{ |
2007年シーズンより、スペイン選手権では最低制限重量を引き上げた。それを満たすために、フォルガーは16kgの重りを積むことになった。これが不利に働き、選手権2年目のフォルガーはシリーズランキング15位に沈んでしまった<ref name="CEV"/>。一方スポット参戦したドイツ国内選手権では、[[ザクセンリンク]]での初レースでいきなり優勝を挙げる活躍を見せた。これは13歳と329日での優勝となり、83年間続く同選手権での史上最年少記録を樹立することとなった<ref>{{cite web2|title=Ein Überraschungssieger|periodical=|publisher=www.motorsport-magazin.com|url=http://www.motorsport-magazin.com/motorrad/news-47599-idm-125-ein-ueberraschungssieger.html|url-status=|format=|access-date=4. Mai 2009|archive-url=|archive-date=|last=Martina Fellner|date=9. Juli 2007|year=|language=|pages=|quote=}}</ref>。 |
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===ロードレース世界選手権=== |
===ロードレース世界選手権=== |
2021年4月15日 (木) 22:29時点における版
ヨナス・フォルガー | |
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2011年 ポルトガルGP | |
国籍 | ドイツ |
生年月日 | 1993年8月13日(31歳) |
出身地 | バイエルン州ミュールドルフ |
ロードレース世界選手権での記録 - Moto2クラスに参戦 - | |
現在のチーム | Argiñano & Gines Racing |
ゼッケン | 94 |
チャンピオン | 0 |
レース数 | 83 |
優勝回数 | 2 |
表彰台回数 | 12 |
PP回数 | 4 |
FL回数 | 1 |
通算獲得ポイント | 580 |
2013年の成績 | 5位 (183ポイント) |
ヨナス・フォルガー ( Jonas Folger, 1993年8月13日 - ) は、ドイツ・バイエルン州ミュールドルフ出身のオートバイレーサー。ロードレース世界選手権125ccクラス、Moto3クラスに参戦。2014年からMoto2クラスに参戦。
経歴
キャリア初期
父とおじが現役のオートバイレーサーだった(おじのアレクサンダー・フォルガーは1995年から1996年にかけて合計4戦のグランプリ出場経験を持っている[1])ことから、フォルガーは幼い頃からレースに慣れ親しんだ。3歳の誕生日のあとすぐ、初めてのオートバイとして父親から50ccのモトクロッサーをプレゼントされた。
その後フォルガーはADACの主催するミニバイクカップに参戦を開始し、2003年には50ccのビギナークラスでチャンピオンを獲得、2004年と2005年には65ccのジュニアクラスでチャンピオンとなった。2005年末には、MotoGPの商権を持つドルナスポーツと元GPライダーのアルベルト・プーチが運営するレッドブルMotoGPアカデミーの選抜テストに参加し、中上貴晶やスコット・レディングと共に合格を果たした[2]。
2006年シーズン、フォルガーはMotoGPアカデミーの一員としてスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスに参戦を開始した。開幕時点の年齢は12歳で、選手権参加資格を満たしていなかったが、開幕前のカタルーニャ選手権での活躍により、特例で参戦が認められた。このシーズン、フォルガーは3度表彰台を獲得し、ポル・エスパルガロ、エステベ・ラバトに次ぐシリーズランキング3位に入った。レディングは9位、中上は12位に終わり、アカデミー勢の中ではトップの成績となった[3]。
2007年シーズンより、スペイン選手権では最低制限重量を引き上げた。それを満たすために、フォルガーは16kgの重りを積むことになった。これが不利に働き、選手権2年目のフォルガーはシリーズランキング15位に沈んでしまった[3]。一方スポット参戦したドイツ国内選手権では、ザクセンリンクでの初レースでいきなり優勝を挙げる活躍を見せた。これは13歳と329日での優勝となり、83年間続く同選手権での史上最年少記録を樹立することとなった[4]。
ロードレース世界選手権
2008年
アカデミー3年目の2008年シーズン、フォルガーは世界デビューに備え、グランプリサーキットで開催されている各国の国内選手権レースにスポット参戦を繰り返した。そしてフォルガーが15歳の誕生日を迎えた4日後の8月17日、MotoGPアカデミーチームからKTMを駆ってロードレース世界選手権第12戦チェコGP125ccクラスのレースにデビューを果たした。初戦はクラッチの焼き付きでリタイヤに終わったものの[5]、次戦サンマリノGPでは15位で完走し、初ポイントを獲得した[6]。その後最終戦までさらに4戦に参戦したものの、ポイント圏内での完走は無かった。
2009年
翌2009年シーズン、フォルガーはワールドワイドレース・チームが運営母体となる「オンガッタ・チーム・I.S.P.A.」から、アンドレア・イアンノーネ、ロレンツォ・ザネッティ、中上貴晶をチームメイトにアプリリアのカスタマー仕様のマシンを駆りフル参戦を開始することになった。開幕戦カタールGPでは6位、第2戦日本グランプリでは8位と順調な滑り出しを見せた。第3戦スペインGPでは予選でのマシントラブルで最後尾35番グリッドからのスタートになったが、そこから怒濤の追い上げを見せて3位にまで浮上した。残り2周時点の最終コーナーで2番手のポル・エスパルガロのインを差そうとしたが接触転倒、リタイヤに終わり33台抜きの新記録は樹立できなかったものの、周囲に強烈な印象を残した[7]。
そして第4戦フランスGP、ウェットコンディションとなって18人がリタイヤする荒れたレースに生き残り、史上4番目の若さ(15歳と277日)、ドイツ人としては史上最年少で2位表彰台に立った[8]。結局このシーズンの表彰台獲得はこの一度に留まったが、シリーズランキング12位を記録してルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
2010年
2010年もオンガッタ・チームに残留、チームはライダー5人の大所帯となり、アレックス・マスボー、ルカ・マルコーニ、ストゥーラ・ファーガーハーグ、ズルファミ・カイルディンをチームメイトに迎えた。フォルガーにはチームの中で唯一ファクトリーマシンのアプリリア・RSA125が与えられた[9]。しかしこの年表彰台に立つことは叶わず、第14戦日本GPでのクラッシュにより左手首を骨折[10]、続く2戦を欠場するなどの苦戦が続き、年間ランキングは14位に終わった。
2011年
2011年シーズンはアジョ・モータースポーツが新たに立ち上げたジュニアチームに移籍[11]、 昨年同様RSA125を駆ることとなった。レインコンディションとなった第2戦スペインGPでは転倒者が続出する厳しい展開の中で、終盤猛烈な追い上げを見せ2009年のフランスGP以来となる2位を獲得[12]。一昨年の雪辱を果たした。そして第6戦イギリスGP、スペイン同様レインコンディションのレースになると、序盤からトップの座をハイペースで維持し、レースの主導権を握る。中盤になるとヨハン・ザルコが追いつき、2台での争いとなるが、終盤に再びトップに立つと、そのまま逃げ切り、自身初優勝を遂げた[13]。
ギャラリー
-
2003年 ADACミニバイクカップに勝利
-
2003年 ザクセンリンクにて
-
2003年 ザクセンリンクのパドック
-
表彰式 フォルガーが1位に立つ
-
2005年 ザクセンリンクでの勝利
ロードレース世界選手権 戦績
- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
シーズン | クラス | バイク | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | シリーズ順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年 | 125cc | KTM | QAT | SPA | POR | CHN | FRA | ITA | CAT | GBR | NED | GER | CZE Ret |
SMR 15 |
IND 24 |
JPN 16 |
AUS | MAL 17 |
VAL 18 |
34位 | 1 |
2009年 | 125cc | アプリリア | QAT 6 |
JPN 8 |
SPA Ret |
FRA 2 |
ITA 14 |
CAT 6 |
NED 7 |
GER Ret |
GBR Ret |
CZE 12 |
IND 12 |
SMR 9 |
POR 14 |
AUS 14 |
MAL Ret |
VAL Ret |
12位 | 73 | |
2010年 | 125cc | アプリリア | QAT 15 |
SPA Ret |
FRA 13 |
ITA 11 |
GBR 15 |
NED 10 |
CAT 9 |
GER 16 |
CZE 4 |
IND 9 |
SMR 11 |
ARA 8 |
JPN Ret |
MAL DNS |
AUS | POR 4 |
VAL Ret |
14位 | 69 |
2011年 | 125cc | アプリリア | QAT 5 |
SPA 2 |
POR 5 |
FRA 6 |
CAT 3 |
GBR 1 |
NED 8 |
ITA Ret |
GER 7 |
CZE | IND 9 |
RSM 9 |
ARA 10 |
JPN 6 |
AUS DNS |
MAL 6 |
VAL 6 |
6位 | 161 |
2012年 | Moto3 | KTM | QAT Ret |
SPA | POR | FRA 11 |
CAT Ret |
GBR Ret |
NED Ret |
GER Ret |
ITA Ret |
IND 3 |
CZE 1 |
RSM 6 |
ARA 3 |
JPN Ret |
MAL 3 |
AUS 11 |
VAL Ret |
9位 | 93 |
2013年 | Moto3 | KTM | QAT 5 |
AME 4 |
SPA 3 |
FRA 4 |
ITA 6 |
CAT | NED 6 |
GER 8 |
IND 4 |
CZE 3 |
GBR 6 |
RSM Ret |
ARA 7 |
MAL 8 |
AUS 6 |
JPN 3 |
VAL 2 |
5位 | 183 |
脚注
- ^ http://www.motogp.com/en/riders/profiles/Alexander+Folger
- ^ Jonas Beck (15. August 2008). "Bayer Jonas mischt in der Motorrad-WM mit". www.bild.de. 4. Mai 2009閲覧。
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:|access-date=
、|date=
の日付が不正です。 (説明) - ^ a b http://www.cevbuckler.com/en/clasificacion.htm
- ^ Martina Fellner (9. Juli 2007). "Ein Überraschungssieger". www.motorsport-magazin.com. 4. Mai 2009閲覧。
{{cite web}}
:|access-date=
、|date=
の日付が不正です。 (説明) - ^ http://www.motogp.com/ja/node/490615
- ^ http://www.motogp.com/ja/node/491493
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/Smith+takes+runaway+first+victory+in+Spain
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/Folger+reacts+to+first+podium+finish+0
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/Worldwide+Race+Team+shaping+up
- ^ http://www.racers-republic.com/motogp/news/2709/capirossi-diagnosed-with-double-fracture
- ^ http://www.speedweek.ch/art_16543.html
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2011/Folger+race+Jerez+review
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2011/Jonas+Folger+review+Silverstone+race
外部リンク
- Jonas Folger Racing ジョナス・フォルガー公式ウェブサイト
- motogp.com ジョナス・フォルガー経歴