「Planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」の版間の差分
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2021年4月13日 (火) 12:24時点における版
planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 | |
---|---|
Web配信アニメ版タイトルロゴ | |
ジャンル | SFファンタジー |
ゲーム | |
ゲームジャンル | キネティックノベル |
対応機種 | Windows、PS2、FOMA、SoftBank 3G PSP、Android、iOS、Nintendo Switch |
発売元 | Key/ビジュアルアーツ(PC版) プロトタイプ(家庭用、携帯端末版) |
キャラクターデザイン | 駒都えーじ |
メカニックデザイン | 駒都えーじ |
シナリオ | 涼元悠一 |
音楽 | 戸越まごめ |
発売日 | 2004年11月29日(PCダウンロード版先行販売) 2004年12月6日(PCダウンロード版一般販売) 2006年4月28日(PCパッケージ版) 2006年8月24日(PS2版) 2006年11月28日(携帯端末版) 2009年2月28日・3月1日(PSPパッケージ版) 2009年8月24日(PSPダウンロード版) 2010年4月30日(PC版メモリアルエディション) 2011年5月12日(PSPチャリティー版) 2011年11月8日(iOS版) 2011年11月30日(Android版) 2016年7月29日(PC版HDエディション) 2019年1月31日 (Nintendo Switch版) |
レイティング | 全年齢対象(PC版) CERO:A(全年齢対象)(家庭用版) |
キャラクター名設定 | なし |
キャラクターボイス | OP、EDのみ(PCダウンロード版) ヒロインのみ(PCパッケージ版) フルボイス(家庭用、携帯端末版) |
アニメ:planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 | |
原作 | Key |
監督 | 津田尚克 |
シリーズディレクター | 中山勝一、町谷俊輔 |
脚本 | ヤスカワショウゴ、津田尚克 |
キャラクターデザイン | 竹知仁美 |
メカニックデザイン | 海老川兼武 |
音楽 | 折戸伸治、どんまる、竹下智博 |
アニメーション制作 | david production |
製作 | planetarian project |
配信サイト | #配信元を参照 |
配信期間 | 2016年7月7日 - 8月4日 |
話数 | 全5話 |
映画:planetarian 〜星の人〜 | |
原作 | Key |
監督 | 津田尚克 |
脚本 | ヤスカワショウゴ、津田尚克 |
キャラクターデザイン | 竹知仁美 |
メカニックデザイン | 海老川兼武 |
音楽 | 折戸伸治、どんまる、竹下智博 |
制作 | david production |
配給 | アスミック・エース |
封切日 | 2016年9月3日 |
上映時間 | 117分 |
OVA:planetarian 〜雪圏球〜 | |
原作 | Key |
監督 | 玉村仁 |
シリーズ構成 | ヤスカワショウゴ |
脚本 | ヤスカワショウゴ |
キャラクターデザイン | 竹知仁美 |
アニメーション制作 | オクルトノボル |
製作 | 15th planetarian project |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 美少女ゲーム系・ライトノベル・アニメ |
ポータル | コンピュータゲーム・文学・アニメ |
『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』(プラネタリアン ちいさなほしのゆめ)は、ビジュアルアーツのゲームブランド・Keyが制作した、プラネタリウムを舞台とするコンピュータゲーム、およびそのメディアミックス作品。
本項では、同タイトルの小説・ドラマCD・Web配信版アニメーション、および劇場版アニメ映画『planetarian 〜星の人〜』についても記述する。
概要
ビジュアルアーツが提唱するキネティックノベルの第1弾。戦争により荒廃した近未来の廃墟を舞台に、一人の男と、プラネタリウムに取り残された少女の姿のロボットとの交流を描いたSF作品である。
ゲームの発売開始は2004年。その後、ゲームの前日談・後日談を描いた小説とドラマCDが発売され、ゲームは各種プラットフォームへも移植された。
映像化は長い間されなかったが、ゲームの発売開始から12年後の2016年7月にWeb配信版アニメとして『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』全5話が配信。同年9月に劇場版アニメ映画『planetarian 〜星の人〜』が公開された。
ゲーム版
キネティックノベル
時間軸としては、小説およびドラマCD(後述)の『エルサレム』と『星の人』の間に入る話である。なお、各対応機種によるストーリーやビジュアルなどの相違点は一切ない。
ストーリー
世界規模の戦争によって荒廃した近未来の世界。人口は激減し、気候変動によって地上に陽光が射すことはなくなり、厚く垂れ込めた雲からは生物に有害な物質を含んだ雨が絶え間なく降り続いていた。
ある日「屑屋」を生業にする一人の男が、人々が「封印都市」と忌み嫌う都市からまだ使用可能な物を探すべく、廃墟となった商業施設の一つに潜入した。その屋上にあるプラネタリウムで、彼は少女の姿をしたロボット・ほしのゆめみと出会う。
用語
- 封印都市
- 大戦時に遺伝子細菌兵器の攻撃を受け、放棄された廃墟の都市。住民は全て強制退去させられ、細菌の拡散防止のため周囲をコンクリート製の封鎖壁で囲い、巨大な天蓋で覆う処置がとられた。
- 大戦終了後、時間の経過とともに細菌は死滅し天蓋も破れたが、一般人は近寄ろうとはしない。また現在でも自動防衛システムが稼動しており、対人戦闘機械(メンシェンイェーガー)などが侵入者を排除せんと狙っている。
- このような状況から、封印都市には未使用・未開封のさまざまな物資が置き去りにされている可能性が高く、屑屋を生業とする者たちは生命の危険を顧みることなく侵入を試みる。
- 屑屋
- 封印都市をはじめとする廃墟を巡って役に立ちそうな物資を回収し、それを売買する事を生業とする者、またはその行為全般を指す俗称。
- キャラクターとしての屑屋については、#登場人物を参照のこと。
作品の舞台
作品の舞台となる「封印都市」は、静岡県浜松市中区をモデルとしている。また作品中でプラネタリウムが存在する「花菱デパート本店」の建物のモチーフは、かつて同地に存在した旧松菱新館であり、また「花菱」という名称はシナリオ担当の涼元悠一の故郷である静岡県清水市(現:静岡市清水区)にかつて実在したデパートの名称から採られている。
ゲームにおける「花菱デパート屋上プラネタリウム館」のビジュアルは、改築前の名古屋市科学館、明石市立天文科学館、改装前のコニカミノルタプラネタリウム満天 in Sunshine City(サンシャインシティ内)をモデルにしていることを、2006年5月に涼元が自身のブログで明かしている[1]。
小説
キネティックノベルのPCパッケージ版とPS2版の初回特典として付属した短編小説集。副題として『星座、言葉、神様、ロボット 四の主題による小品集』と名付けられており、4編の短編小説が収められている。なお、PCパッケージ版付属を『初版』、PS2版付属を『第2版』としており、それぞれ帯としおりが異なる。編集協力はパラダイム。
この小説は、2008年10月30日に新創刊されたVA文庫の第2弾として、新書版から文庫版に装丁を変えて一般販売が開始された。なお、小説の内容そのものはゲーム特典版と文庫版で違いはない。
『planetarian -ちいさなほしのゆめ』VA文庫 ISBN 4-89490-622-8
- 雪圏球(スノーグローブ)
- 世界的大戦が発生する以前、人々が平和な時代を生きていた頃の物語。ほしのゆめみと名付けられた女性型ロボットが、花菱デパート屋上のプラネタリウムで働き始めてから10年。ある日突然、ゆめみは、奇妙な行動をとるようになる。それは職場を離れ街中を歩き回るというものだった。特に目的のないその行動の原因がわからず、職員たちは困惑する。職員の倉橋里美は、ゆめみの後を追って街に出たが、やはり原因は分からない。やがて、ゆめみはバッテリー切れになってしまう。
- エルサレム
- 世界大戦により国家という概念はすでに瓦解し、戦争の目的が国家間の争いから人類対自立戦闘兵器へと移った時代。南米パタゴニアのある教会に、一人の狙撃兵が立て篭もっていると報告を受けた南米統合軍は、説得または排除のためにマードック曹長の所属する一個小隊を派遣した。しかし、狙撃兵は説得を受け入れず、小隊は一人また一人と狙撃されていく。残されたマードックは絶望的な状況の中、双眼鏡の中に狙撃兵の姿を捉える。それは、一人の美しい修道女であった。
- 星の人
- 直接呼吸できないほどに大気は汚染され、降り続いていた雨は雪に変わって地表を覆う。生き残ったごくわずかの人間は地下に逃れ、細々と暮らしながら滅びの時を待つ世界。ある地下集落に住む3人の子供たちのレビ・ルツ・ヨブは、雪の中で倒れていた一人の老人を見つけた。地下集落へ運ばれた老人のことを、大人たちは「星の人」と呼んで敬う。滅多にない外部からの訪問者に、そして「星の人」と呼ばれる所以に興味を持つ子供たち。やがて子供たちは、老人の指示のもと、あるものを作り始める。「屑屋」のその後の人生が描かれた作品。
- チルシスとアマント
- 双子のチルシスとアマントは、2人だけの世界で勉強を続けている。ある時、チルシスは考えた。「何のために、いつまで、勉強を続けるのだろう」。その答えを知る時は、すぐそこまで来ていた。
その他
シナリオ担当の涼元悠一のブログにて、小説推敲時にカットしたパートをショートストーリーに仕立て直した二次創作物『星の人/系譜 planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜より』が公開された[2]。このショートストーリーは、ドラマCDやアニメにも使用されている。
そのほか、時系列としては「星の人」と「チルシスとアマント」の間に入る未筆エピソード「舟守の塔」の存在とそのあらすじが、劇場版『planetarian 〜星の人〜』パンフレット内の年表で明かされている。
スタッフ
主題歌・サウンドトラック
PCパッケージ版の発売にあわせてエンディングテーマが追加された。
また2006年8月11日、コミックマーケット70にて『planetarian Original SoundTrack』が限定販売された。ゲーム中の楽曲に加えて、作曲者である戸越まごめの手によるアレンジ曲と、折戸伸治の手による書き下ろし曲が各1曲追加されている。このサウンドトラックCDは2006年12月28日に一般販売されている。
登場人物
ほしのゆめみと屑屋の声はPCパッケージ版(ゆめみのみ収録)、PS2版、携帯端末版、ドラマCD版、PSP版、Nintendo Switch版、アニメ版のいずれも共通。「雪圏球」と「エルサレム」の声優は、特に注釈のない限りドラマCDのもの。
主要人物
- ほしのゆめみ
- 声 - すずきけいこ
- 本作の主人公。封印都市に置き去りにされていたロボットで、花菱デパート屋上プラネタリウム館の解説員。形式名はSCR5000 Si/FL CAPELII。「ほしのゆめみ」という名前は、2034年に花菱デパートへ配属された際に一般公募により決められた。
- 外見の設定年齢は15〜16歳。骨格部分はチタンとマグネシウムの合金製。頭部には放熱と保護を目的として髪を模した熱交換繊維が取り付けられている。また、人間で言うところの両耳にあたる部分には、ホログラフィーで映像を撮影・録画・再生する装置「ホロスナップ」、小型プリンターや外部コネクタなどを備えた「イヤーユニット」が装備されており、有線または無線で、投影に使用する機器の制御やテストなどを行うことが可能である。
- 花菱デパートの制服を模した光繊維が織り込まれたコスチュームを纏っており、停電などの緊急時には自身の電力で発光させることができる。頭部の帽子には自らの意思で自由に文字を表示させたり、変色・発光させることが可能な「インフォメーションリボン」が装備されている。これは勤続10周年を記念してゆめみに贈られたもので、機体のオプションである。
- 動力源は筐体に内蔵されたバッテリーから供給される電気であるが、自己発電機能などを持たないため、電池への電力供給は外部電源からの充電に完全依存している。
- 人間を喜ばせること、人の役に立つことを至上の役割としている。そのため、金銭を持たない兄弟には無料で投影を見せた。またプラネタリウムに迷い込んだ屑屋に対しても、本当は248万7,290人番目の来館者にもかかわらず、喜ばせるために250万人目として迎えて記念特別投影を見せようとした(ドラマCD『雪圏球』内の台詞)。反面、職務に対する命令や、ロボット三原則に基づき人間の危機を看過しないことについては強情ともいえる挙動も見せる。
- 人と会話することが好きである反面、冗長な会話を繰り返してしまうという機体固有の仕様があり、本人はそれを既知のバグと認識している。
- 作中では廃墟であるにもかかわらず、何らかの理由で現在も送電が続いているプラネタリウム施設の中で、わずかな電力供給を受けて1年間のうちの1週間だけ稼動し、残りの51週は充電のため眠りに就くというサイクルで稼動しており、データの配信や更新が行われないことから、大戦以降の世界で起きた事柄や現状を正しく把握していない。
- メンテナンスを受けられないまま約30年稼動しており、経年劣化しているパーツもあり、本人は自身のコンディションを「少し壊れている」と認識している。
- 屑屋(くずや)
- 声 - 小野大輔
- 本名は不明。2051年、日本のドーム都市に生まれる[3]。廃墟に眠る物資などを探すために封印都市に潜入、レーダー基地の跡と勘違いして侵入した花菱デパートの屋上ドームでゆめみと出会い、成りゆきでプラネタリウム投影機の修理をする羽目になる。非常にシニカルな性格で、当初はゆめみのことを鬱陶しく思っていたが、ドーム内で過ごすうちに徐々に心情が変化していく。長い時間をゆめみと共に過ごすうち、徐々にではあるが愛情のような形で守りたい存在として認識していく。
- 館長
- 声 - 石上祐一(ゲーム) / 滝知史(アニメ)
- ゆめみの回想の中で登場する。花菱デパート屋上プラネタリウム館の館長。
- 老屑屋
- 声 - 千々和竜策(ゲーム) / 篠塚勝(アニメ)
- 屑屋の回想の中で登場する。かつて屑屋とコンビを組んでいた老人。屑屋が封印都市に潜入する以前、屑屋とともに潜入した別の廃墟でブービートラップに引っかかり死亡した。若き屑屋に向けて、ロボットに対する警鐘とも取れる発言をしている。
雪圏球 (スノーグローブ)
- 倉橋里美
- 声 - 水月阿伽留(ドラマCD) / 佐藤利奈(アニメ)
- 花菱デパート屋上プラネタリウム館の解説員。スタッフのリーダー的存在として、ゆめみをはじめ、スタッフの世話から館の運営に至るまで一手に引き受けている。
- 三ケ島吾朗
- 声 - 森小路旭(ドラマCD) / 櫛田泰道(アニメ)
- 里美の同僚。ゆめみを製造したメーカーより派遣され、花菱デパートに出向。そのままプラネタリウム館で働いている。ロボットとしてのゆめみのメンテナンスやデータ収集を主に担当している。ゆめみのホームドクター的存在。
- 森見由香
- 声 - 久子由美
- 花菱デパート屋上プラネタリウム館の解説員。ゆめみの同僚。
- 古賀茜
- 声 - 渡辺由宇
- 花菱デパート屋上プラネタリウム館の新人解説員。
エルサレム
- マードック
- 声 - 大塚明夫
- 南米統合軍の狙撃兵で階級は兵曹長。イギリスのコッツウォルズ出身。狙撃兵としての知識・経験は豊富。
- デイビッド・サリンジャー
- 声 - 石田彰
- 統合軍の一人で特務上等兵。本人曰く階級以上の権限を本部から与えられている。統合軍の行動をムービーカメラで記録している。威勢は良いが口だけで戦場での経験は乏しく、血や死体を見るだけで悲鳴をあげるほど臆病である。お守りとしてロザリオを身につけている。
- シスター
- 声 - 増田ゆき
- 南米パタゴニアのある教会に立て篭もっている狙撃兵。真っ黒な修道服を着た金髪の修道女で、グレイブウォッチャー(墓守り銃)と呼ばれる強力な狙撃銃を片手で抱えている。交渉に応じようとはしない。
- マンソン
- 声 - 奥田啓人
- 統合軍のリーダー的存在であり階級は中尉。常に冷静であり、言い争いをする部下たちを叱咤激励することもある。
- グエン・チャウ
- 声 - 櫛田泰道
- 統合軍の一人で階級は上等兵。状況が進展しないことに苛立っており他の隊員と言い争ってしまう。故郷の国はなくなっており身寄りもない。サリンジャーとは特に相性が悪く、彼のことを「おかま野郎」と呼んでいる。
- ダニエル・ディアス
- 声 - 遠藤大輔
- 統合軍の一人で階級は軍曹。パワードスーツを着用している。マードックたちとは離れた場所で待機しており、マードックらと繋がる無線は自己判断で切っている。
星の人
- 星の人
- 声 - 広瀬正志(ドラマCD) / 大木民夫(アニメ)、小野大輔(青年時)
- 白髪に長い白髭を蓄えた80歳[3]の老人。右足は膝から下が義足。小型のプラネタリウム投影機を携えて徒歩で世界を巡り、星と宇宙のことを語り歩いている。星に関する知識とその振る舞いから、いつしか「星の人」と呼ばれ、人から敬われるようになった。実は屑屋が老いた姿。
- レビ
- 声 - 谷井あすか(ドラマCD) / 福沙奈恵(アニメ)
- 3人組の中では唯一の女子。勝気で他の男子2人を引っ張るリーダー格。物事に対して積極的。手先は不器用。
- ヨブ
- 声 - 西墻由香(ドラマCD) / 日笠陽子(アニメ)
- 非常に元気な男子。暴走気味のところもあるが、根はとても優しい。
- ルツ
- 声 - 松岡由貴(ドラマCD) / 津田美波(アニメ)
- ヨブとは対照的に物静かな男子。手先がとても器用。
- エズラ
- 声 - 及川ひとみ(ドラマCD) / 竹口安芸子(アニメ)
- 地下集落の村長。
- エレミヤ
- 声 - 細野雅世(ドラマCD) / 桑原由気(アニメ)
- 地下集落に住む若い女性。レビたちの世話を焼いている。
- イザヤ
- 声 - 不明(ドラマCD) / 石上静香(アニメ)
- 地下集落に住む若い女性。エレミヤと一緒にいることが多い。
- なお、レビ、ヨブ、ルツ、エズラ、エレミヤ、イザヤの名は、旧約聖書に登場する人物から採られている。
ドラマCD
上記の小説のストーリーに若干のアレンジを加えてドラマCDとしたもの。
雪圏球 (スノーグローブ)
2006年12月29日にコミックマーケット71にてビジュアルアーツのセット同梱物として限定販売。この時の外装はスリムケースであった。
2007年5月25日、ジャケットイラストと共に外装をトールケースに変更し、全3章を収納可能な特製ボックスにカードブックを付属して一般販売開始。コミケで限定販売されたものは、後日ネット通販でも同じものが限定販売されている。
エルサレム
星の人
2007年7月27日発売。
チルシスとアマント
『星の人』に特典として同梱。
- 朗読:ほしのゆめみ(声:すずきけいこ)
アニメ版
アニメ版の概要
2016年4月1日にアニメ化が発表された。4月15日には製作発表会が行われ、アニメはWeb配信版『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』と、劇場版アニメ映画『planetarian 〜星の人〜』の2つで展開されることを発表[4]。同時にスタッフ、キャスト、キャラクターデザインが公開された[4]。同年5月3日、イベント「マチ★アソビ Vol.16」にてWebアニメの第1話の冒頭5分が公開された[5]。
同年7月1日、特別先行上映会と舞台挨拶が東京アニメ・声優専門学校(高校生限定)およびコニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウンで行われ、Web配信版アニメの第1話から第3話までが先行上映された[6]。
翌2016年7月7日から8月4日まで、Web配信版アニメ全5話が配信された。同年9月3日より劇場版アニメ『planetarian 〜星の人〜』が公開された。興行収入は6200万円[7]。
また2017年3月より、配信版をベースにデジタルプラネタリウム用コンテンツとして再構成した『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜プラネタリウム特別版』が、郡山市ふれあい科学館を皮切りに全国のプラネタリウム施設で順次公開された[8]。制作・配給はD&Dピクチャーズ。特別版ではプラネタリウムで上映する季節を考慮し、ゆめみによる星空解説シーンは四季ごとに4パターンが制作されている。
2017年11月、ビジュアルアーツはクラウドファンディングサイトCAMPFIREで「『planetarian』フル3D VRアニメ化プロジェクト」として、ゆめみによる星空解説のシーンを全編3DCGで再現する短編VRアニメーションの制作資金を募集。期間内に目標金額に到達し、実際に制作された[9]。
さらに2019年、ビジュアルアーツは『planetarian』発売15周年を記念して、CAMPFIREで『雪圏球』のOVA化を企画してクラウドファンディングで制作資金を募集。募集締め切りまでに目標金額を大幅に上回る7,798万円を集め、2020年9月完成を目標に制作されることが発表された[10]
スタッフ(アニメ)
ちいさなほしのゆめ | 星の人 | 雪圏球 | |
---|---|---|---|
原作 | 「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」
(Key) |
「planetarian
〜雪圏球〜」 (Key) | |
監督 | 津田尚克 | 玉村仁 | |
脚本 | ヤスカワショウゴ | ||
津田尚克 | |||
シリーズディレクター | 中山勝一、町谷俊輔 | ||
原作協力 | Key/ビジュアルアーツ 丘野塔也、池田憲彦 |
||
キャラクター原案 | 駒都えーじ | ||
キャラクターデザイン | 竹知仁美 | ||
メカニックデザイン | 海老川兼武 | ||
プロップデザイン | 内田シンヤ | 江間一隆 | |
美術設定 | 泉寛 | 村田貴弘 | |
色彩設計 | 佐藤裕子 | ||
美術監督 | 竹田悠介、杉山祐子 | 渡辺幸治 | |
荒井和浩 | |||
3Dディレクター | 長澤洋二 | ||
撮影監督 | 渡辺有正 | ||
関谷能弘 | |||
編集 | 廣瀬清志 | ||
音響監督 | 山口貴之 | 山口貴之 | |
津田尚克 | |||
音響効果 | 小山恭正 | ||
音楽 | 折戸伸治、どんまる、竹下智博 | ||
プロデューサー | 青井宏之、立崎孝史 忰田純一、宮嶋耕平 |
||
田中彰悟(アニメーション) | 乙川将志(アニメーション) | ||
スーパーバイザー | 津田尚克 | ||
制作 | david production | オクルトノボル | |
製作 | planetarian project[注 1] | 15th planetarian project | |
劇場版配給 | アスミック・エース |
アニメ版の制作
アスミック・エースプロデューサーの青井宏之は2014年、『planetarian』アニメ化のためビジュアルアーツを訪れた。青井はネットインフラの整った今こそ、 キネティックノベルの第1弾としてダウンロード販売された『planetarian』が2004年当時に試みた「いつでもどこでも視聴できる」環境が実現できるのではという思いと、作品の持つ普遍性、ロボットと人間の交流というテーマ性、今も作品を愛し続けてくれるファンに向けて何かできないかという思いで、プロジェクトをスタートさせたと言う[11]。
アニメーション制作には、原作に対して最大のリスペクトを持って制作に臨んでくれる会社ということで、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズなどの制作でも知られるdavid productionに依頼したという[11]。
監督の津田尚克は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのディレクターを務めているため、青井は当初監督として想定していなかったという。津田はdavidの社員演出として会社の企画会議に参加した際に、同社のプロデューサー陣が『planetarian』の監督について検討していたため、津田はKeyタイトル好きとして後悔したくないという思いから「オレがやる!」と手を上げて担当することになったと言う[11]。
映像化に際し、津田はテレビシリーズとは異なり映画的なアプローチに工夫が必要と考え、そこを調整するためにヤスカワショウゴと共同で自身がシナリオを書き、音響監督も山口貴之とともに担当している(劇場版のエンドクレジットでは津田の単独表記)。ヤスカワと山口の人選については、津田いわく『泣きのメンタルに共感しやすい人を選んだ』とのこと[11]。
地上波放送でのテレビアニメとしての放送については、元の作品が小品であり放送時間が短いことと、また重要なキャラクターである「屑屋」の名が放送禁止用語にあたり自主規制を余儀なくされることから、アニメ化の企画段階での討議により、Web配信版と劇場版の2本立てで展開することとなった。
配信版と劇場版
青井は作品の長さからテレビアニメとして1クール放送する長さではないこと、原作がネットでのダウンロード販売が最初だったことから、『planetarian』を原作同様にネット配信しようと考えた。またその映像美や内容を再度楽しんでもらうとともに、原作の後日談にあたる小説『星の人』を含めて、ほしのゆめみと屑屋のそれぞれの物語を見てもらいたいということから劇場版アニメ映画も作られることになった[12]。
方針としては、Web配信版はゲーム本編をゆめみ視点で描き、劇場版はゲーム本編の配信版に加え、屑屋のその後の人生を屑屋視点で描いている。
配信版は全5話で展開され、尺について話ごとに分数が異なる作りになっている[5]。配信版は当初は各話10分で予定されていたが、津田の熱い思いから各話10分を超えるものになった[11]。
劇場版は配信版を再構成したものと、前述した『星の人』の2つで構成されている。監督の津田としては、配信版の『ちいさなほしのゆめ』と劇場版の『星の人』を切り分けたいという思いがあり、『星の人』という大きな器の一部分を切り取ったものが『ちいさなほしのゆめ』だと考え、キッチリ違うものを意識して作ったという。そのため劇場版は当初「配信版に10分から15分の新作カットを足して」と言われていたが、さすがにそれでは『星の人』を描くことはできないと判断し、スタッフに無理を言って新作部分を40分盛り込み、上映時間は全体で115分ほどになったという。配信版の部分においては、星の人(屑屋)の物語として再構成されているため、配信版のカットもそのような視点のものが組み込まれている[13]。
キャスティング
原作から12年経っているが、ほしのゆめみと屑屋の声優には原作同様、すずきけいこと小野大輔が起用されている。津田はそこを外したらファンに向き合えないと思ったことと、自分自身も変えるのはいやだったからと答えている[11]。すずきは今回のアニメ化にあたり、津田から「原作よりも人間味のある感じのロボットに」というプランを提示されたと言い、原作ではなかった感情を表す息っぽい表現も、ぎこちなくだが少し入れたりしたとコメントしている[14]。また小野は、原作収録時は駆け出しの頃だったため「ああ、今だったらもっといろんな表現ができる。もっと考えられる部分もある」というタイミングでのアニメ化となり「なんだこのご褒美は!」と思ったという[15]。
劇場版の主人公でもある星の人の声優には、ドラマCD版で演じた広瀬正志が当時長期休業中だったこともあり、新たに大木民夫が起用されている。小野いわく、劇中の星の人が星空の魅力を語って聞かせるように、大木は収録現場の休憩時間などに自身の体験を語ることがあり、津田も以前に大木から話を聴く機会があったため、星の人役を依頼したという[16]。
大木は88歳で星の人を演じており、Key作品の主役を演じた声優では最年長となる。なお、公式サイトやチラシ、配信版ではゆめみ役のすずきと屑屋役の小野の2人が主役としてクレジットされているが、劇場版で先頭にクレジットされているのは星の人役の大木である。大木はその後に病気療養のため休業、2017年12月14日に89歳で亡くなった。大木にとって本作は唯一主役を演じたアニメ作品となり、また彼の遺作ともなった。
またアニメ版では上記のように、ほしのゆめみと屑屋以外のキャラクターの声優は全員一新されているが、『planetarian ドラマCD 第二章 「エルサレム」 』でグエン・チャウを演じた櫛田泰道が、アニメ版では大戦勃発前にゆめみの同僚として働いていた三ケ島吾朗役として出演した。
アニメ版の音楽
音響監督も務める津田は、配信版と劇場版では視点が違うため音楽ラインも設計を変えており、配信版はゆめみ主体のかわいらしさを、劇場版では屑屋の心情に寄り添った音楽を付けたという[13]。音楽はKey / ビジュアルアーツが全面協力しており、折戸伸治、どんまる、竹下智博の3人が担当した。
劇場版の主題歌「星の舟」では、『AIR』の主題歌「鳥の詩」で知られるLiaと折戸伸治が8年ぶりにタッグを組んだ。作詞は当初、原作シナリオの涼元悠一に依頼することも考えていたがスケジュールが合わず、原作協力としても参加している丘野塔也が小説の最終章『チルシスとアマント』をモチーフに歌詞へと落とし込んでいる[13]。
主題歌
- 配信版『ちいさなほしのゆめ』エンディングテーマ
- イメージソング「Worlds Pain」
- 作詞 - 魁 / 作曲・編曲 - 竹下智博 / 歌 - Ceui
- 劇場版『星の人』メインテーマ「星の舟」
- 作詞 - 丘野塔也 / 作曲 - 折戸伸治 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - Lia
配信版アニメ
各話リスト
話数 | サブタイトル[17] | 脚本[17] | 絵コンテ[17] | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 配信日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1章 | ロボットの花束 | ヤスカワショウゴ | 津田尚克 | 町谷俊輔 | 横山謙次、山本晃宏 | 竹知仁美、清丸悟、蘇武裕子 | 2016年7月7日 |
世界大戦の影響によって人々から見捨てられた街「封印都市」。そこに、廃墟からまだ使える物を回収する「屑屋」と呼ばれる一人の男がいた。対人戦闘機械に追われる最中、彼は屋上にレドームのような施設の付いた建物に身を隠す。建物を探索するうちに、屑屋は何故かまだ電気が通っている最上階の部屋を発見する。暗視カメラに突然入った光の中にいたのは、少女の形をしたロボット「ほしのゆめみ」。彼女は彼を250万人目のお客様として花束と称するガラクタを渡し、投影によって歓迎しようとする。その「少し壊れているロボット」を自称する彼女の話によれば、そこは商業施設の最上階にある「プラネタリウム」であり、「星空」を見せてくれるのだという。しかし星空を見せる装置は壊れており、直す者のいない封印都市では投影できるはずもない。引き止めるゆめみを振り切って屑屋はそこを去ろうとするが、気が変わって踵を返す。 | |||||||
第2章 | 投影機修理 | ヤスカワショウゴ | 中山勝一 | 谷川政輝、渡邊葉瑠 | 竹知仁美、清丸悟、蘇武裕子 | 2016年7月14日 | |
プラネタリウムへと戻り、彼女が「イエナさん」と呼ぶ投影機の修理をすることにした屑屋。長い期間動かされることがなかった複雑な仕組みを持った機械を修復する作業は難航する。手伝いとも邪魔ともつかないゆめみの協力を得ながら、ゆめみと言葉を交わしつつ修理の作業する屑屋は、次第に彼女に心を許していく。彼女はこの30年間、1年間に7日間だけ稼動し、残りの時間は供給される少ない電力を充電に費やすサイクルで動作し、ちょうどその目覚めた日に屑屋が迷い込んだのだという。屑屋の苦労の甲斐もあり、2日を費やして投影機の修理は完了する。 | |||||||
第3章 | ゆめみの投影 | ヤスカワショウゴ | 町谷俊輔 | 横山謙次、生田目康裕 | 竹知仁美、清丸悟、蘇武裕子 | 2016年7月21日 | |
ゆめみによる星空の投影が始まる。ゆめみと投影機「イエナさん」によって、夏から秋の星座の解説、それにまつわる神話が語られ、その様子に屑屋は心を動かされる。通常の投影が終わり、250万人来場記念の記念特別投影がまさに始まるその時、プラネタリウムは突如として暗転する。それは細々と続いていた電力の供給が停止していたことを意味するものだった。投影を継続できないことに肩を落とすゆめみに、屑屋はゆめみの解説のみで投影を続けるように言う。不完全な状態での投影を渋るゆめみに、屑屋は「星のことは全て頭に入っている。だから解説だけでかまわない」と嘘をつき、投影を再開させる。翌日、プラネタリウムを後にしようとする屑屋に、ゆめみは帰りの車まで付き添うと申し出る。 | |||||||
第4章 | 酒に酔う | 津田尚克 | 町谷俊輔 | 都竹隆治、木下由衣、大塚渓花 才木康寛(アクション) |
竹知仁美、清丸悟、小林亮 | 2016年7月28日 | |
封鎖壁の外に戻る屑屋についていくゆめみ。道すがら、在りし日の花菱デパート周辺施設を案内する彼女を呆れながらも連れて歩く屑屋。その道中、屑屋は破壊されたリカーショップの店内で一本だけ、無事な酒瓶を見つける。久々に手にする酒をあおりながら、ゆめみの今後に思いを巡らせる屑屋だが、行く先に移動砲台「シオマネキ」姿を目にする。ゆめみの機動性からすり抜けることは難しいと判断した屑屋はシオマネキの破壊を決断。ゆめみに今の状況を説明し、ここに留まり自分の戻りを待つこと、道中で実際に見たものを材料に、この先どうするかを決めておくことを指示し、シオマネキの撃破に向かう。ビルの物陰からシオマネキに攻撃を仕掛けた屑屋だが、攻撃は不発。シオマネキからの反撃のレールガンが屑屋に向けて放たれる。 | |||||||
第5章 | ゆめみの願い | 津田尚克 | 中山勝一 | 小林亮、横山謙次、山本晃宏 才木康寛・海老原雅夫(アクション) |
竹知仁美、清丸悟 | 2016年8月4日 | |
シオマネキへの奇襲に失敗した屑屋。2発目の砲弾こそ相手の脚部に命中して動きを封じることには成功するが、不意を突いた反撃で屑屋もまた、足を負傷してしまう。身動きが取れなくなった屑屋の目に映るものは、ゆっくりとシオマネキに歩み寄るゆめみの姿。屑屋がシオマネキにとどめの砲弾を打ち込むのと、シオマネキが向かって来るゆめみへ機銃を掃射したのは同じタイミングだった。下半身を破壊されたゆめみは屑屋に謝罪しながら、人間に危害を加えようとしている機体を暴走状態のロボットと認識したこと、ロボット工学三原則第一条に基づき停止させるべく行動を起こしたと答える。過去の映像を走馬灯のように映し出し、機能停止が近づく中、屑屋にひと言残すように促すゆめみ。屑屋は、「本当はお前を新しい職場に連れていくために迎えに来た」と言う。その言葉を受け、ゆめみは自分のメモリーカードを屑屋に託し、ゆっくりと機能を停止する。屑屋は託されたメモリーカードを携え、足を引きずりながら封印都市を後にする。 |
配信元
以下のサイトで2016年7月7日から順次配信された。また、2016年8月27日から9月2日迄、劇場公開直前無料配信キャンペーンとして無料での配信が行われた[18]。
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
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2016年7月7日 - 8月4日 | 木曜 0:00 更新 | ニコニコチャンネル | 第1話は常時無料 / 第2話以降は1週間無料 |
J:COMオンデマンド | |||
J:COMオンデマンド メガパック | |||
milplus(みるプラス) | |||
auビデオパス | |||
バンダイチャンネル | 第1話は常時無料 / 見放題サービス会員は全話見放題 | ||
PlayStation Store | |||
U-NEXT | |||
アニメ放題 | |||
GYAO! | |||
楽天SHOWTIME | |||
Google Play | |||
Hulu | |||
bonobo | |||
Amazonプライム・ビデオ | |||
Netflix | |||
ひかりTV | |||
ビデオマーケット | |||
AbemaTV | |||
フジテレビオンデマンド | |||
TSUTAYA TV | |||
happy動画 | |||
木曜 12:00 更新 | ドコモ・アニメストア | ||
木曜 22:00 更新 | LINE LIVE | ||
木曜更新 | DMM.com |
また、劇場版については以下の放送局で放送された。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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日本全域 | アニマックス | 2018年2月25日(日) 20:00 - 22:10 | BSデジタル放送 | 単回放送 |
日本国外での配信
北米版として、ファニメーション制作により字幕版と吹き替え版が制作された。ほしのゆめみをJill Harrisが、屑屋をDavid Matrangaが演じている。
- 北米版公式各話タイトル[19]
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- The Robot's Bouquet
- Repairing the Projector
- Yumemi's Projection
- Drunk with Alcohol
- Yumemi's Wish
- 北米版での配役
- 英語へのローカライズについては、FUNimation版[20]の配役を記述。
- ほしのゆめみ - Jill Harris
- 屑屋 - David Matranga
- 館長 - Christopher Bevins
- 老屑屋 - Kent Williams
- 倉橋里美 - Colleen Clinkenbeard
- 三ケ島吾朗 - Cris George
劇場版アニメ
この節の加筆が望まれています。 |
Blu-ray Disc
2016年9月28日、配信版アニメ『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』全5話を収録したBlu-ray Disc (BD) が発売された。
2017年2月24日、劇場版『planetarian〜星の人〜』のBDが、超豪華版と通常版の2種で発売された。超豪華版は『ほしのゆめみ「夏の星座」解説CD』、描き下ろしイラスト使用豪華ブックレットなどが同梱されている。また、早期予約キャンペーンとして一部店舗では『ほしのゆめみ「冬の星座」解説CD』、描き下ろしA4イラストボードが先着予約購入特典で配布された。
歴史
- 2004年
- 2006年
- 2009年
- 2010年
- 4月30日 - ドラマCD(後述)全3巻が同梱された、PC版『メモリアルエディション』を発売。
- 2011年
- 5月12日 - 同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を受け、イベント限定販売であったPSPパッケージ版を『東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版』として初回生産分のみ一般販売[21]。16,663本の発注を受け、諸経費を差し引いたプロトタイプの収益分や版権元のビジュアルアーツに入るロイヤルティー分など合計約2,000万円を、日本赤十字社を通じて全額被災地への義援金に充てた[21][22]。
- 11月8日 - スマートフォン用ゲームとして、iOS版、配信開始(全キャラクターフルボイス対応)。
- 11月30日 - Android版デジタルノベルアプリ『星の人〜planetarian サイドストーリー〜』全4話を配信開始(全キャラクターフルボイス対応)。
- 2016年
- 7月7日 - Webアニメ「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」配信開始。全5話。
- 7月29日 - PC版をWindows Vista以降に対応し、グラフィックの解像度を上げたバージョンアップ版『HDエディション』発売。
- 9月3日 - 劇場版アニメ『planetarian 〜星の人〜』公開。
- 9月 - Steamにて『メモリアルエディション』をベースに、テキストを英語にローカライゼーションした「planetarian ~the reverie of a little planet~」のダウンロード販売開始。ローカライゼーションはアメリカのSekai Projectが行っている。
- 2017年
- 2019年
- 1月31日 - Nintendo Switch版をダウンロード専用ソフトとして、ニンテンドーeショップで販売開始。テキストは日本語、英語、フランス語、中国語(簡体字・繁体字)に対応。Joy-Conのみでの操作やタッチスクリーンの操作といったNintendo Switchの機能にも対応している。なお、これまでKeyが制作し、プロトタイプが販売したコンシューマーゲームソフトは全てPlayStationシリーズやXbox 360で展開しており、本作が初めての任天堂ゲーム機での展開となる。
脚注
注釈
- ^ アスミック・エース、KADOKAWA、ジェイアール東日本企画、david production、ビジュアルアーツ
出典
- ^ 完売お詫び&例のアレ再び配布&プラネタリウムと鰻と地ビール(突発性浜松アレ観光ガイド) スズモトジェイピー、2006年5月25日、2020年12月30日閲覧。
- ^ ナハトの壁紙たくさん&PS2版planetarianゲーマガ満足度1位御礼&後書きにかえて2としてSS特別公開 スズモトジェイピー
- ^ a b 『planetarian〜星の人〜』パンフレットp.27。インタビュー 涼元悠一 原作シナリオより。
- ^ a b “Key原作アニメ『planetarian』製作発表会レポート!”. アニメイト. 2016年9月10日閲覧。
- ^ a b “アニメ『planetarian』配信版は全5話で尺の長さが異なる。劇場版は屑屋の視点で展開”. 電撃オンライン. 2016年9月10日閲覧。
- ^ “12年前の感動がプラネタリウムで蘇る――すずきけいこさん、小野大輔さんらが登場した『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』先行上映会をレポート”. アニメイト. 2016年9月10日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.79
- ^ “「planetarian~ちいさなほしのゆめ~プラネタリウム特別版」 全国に先駆け3月4日より郡山で上映スタート!”. 配信・劇場アニメ「planetarian(プラネタリアン)」公式サイト. 2017年2月24日閲覧。
- ^ “Key「planetarian」フル3D VRアニメ化プロジェクト”. CAMPFIRE. 2018年2月16日閲覧。
- ^ “『planetarian~雪圏球』OVA化クラウドファンディング 支援総額7,798万円でサクセス! 対目標約260%を達成!”. アニメイトタイムズ. 2020年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “やらなかったらきっと一生後悔するからー『planetarian』津田尚克監督×青井宏之プロデューサー対談”. アニメイト. 2016年9月10日閲覧。
- ^ 『planetarian〜星の人〜』パンフレットp.37。インタビュー 青井宏之 プロデューサーより。
- ^ a b c “劇場版『planetarian~星の人~』津田尚克監督×折戸伸治×丘野塔也 座談会 「この時代に生きる人たちへ。」”. アニメイト. 2016年9月10日閲覧。
- ^ “staff/cast”. 配信・劇場アニメ「planetarian(プラネタリアン)」公式サイト. 2016年9月10日閲覧。
- ^ “なんだか嬉しかったですね。「ああ、縁ってこういうのをいうんだ」って──劇場版アニメ『planetarian~星の人~』すずきけいこさん、小野大輔さん独占インタビュー”. アニメイト. 2016年9月10日閲覧。
- ^ 『planetarian〜星の人〜』パンフレットp.11。鼎談 津田尚克×すずきけいこ×小野大輔より。
- ^ a b c “ストーリー”. 配信・劇場アニメ「planetarian(プラネタリアン)」公式サイト. 2016年8月5日閲覧。
- ^ 配信情報
- ^ Watch Planetarian Anime Episodes Streaming on FUNimation
- ^ Summer 2016 Broadcast Dub English Cast Announcements
- ^ a b “プロトタイプ:“幻のパッケージ版ゲーム”をチャリティー販売 収益を全額寄付”. 毎日新聞. (2011年3月28日) 2011年3月28日閲覧。
- ^ “「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」チャリティー版の発注は1万6663本に”. 4Gamer.com. (2011年5月11日) 2011年5月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Android用ゲームソフト
- ギャルゲー
- Keyのゲームソフト
- PlayStation 2用ソフト
- Windows用ゲームソフト
- PlayStation Portable用ソフト
- IPhone用ゲームソフト
- IPad用ゲームソフト
- ノベルゲーム
- ロボットを題材としたコンピュータゲーム
- 浜松市を舞台とした作品
- アニメ作品 ふ
- 2016年のWebアニメ
- 日本のWebアニメ
- デイヴィッドプロダクション
- アスミック・エースのアニメ作品
- 角川書店のアニメ作品
- ジェイアール東日本企画のアニメ作品
- Keyのアニメ作品
- コンピュータゲームを原作とするアニメ作品
- プラネタリウム番組
- 天文を扱った作品
- 自律ロボットを題材としたフィクション作品
- Nintendo Switch用ソフト