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田中ロミオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田中 ロミオ
(たなか ロミオ)
ペンネーム 山田 一
田中 ロミオ
誕生 (1973-06-06) 1973年6月6日(51歳)
日本の旗 日本石川県[1]
職業 ゲームシナリオライター
小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
活動期間
シナリオライター

小説家
ジャンル SF
美少女ゲーム
ビジュアルノベル
ライトノベル
代表作
デビュー作
  • ゲーム
  • 『加奈 ~いもうと~』
  • 小説
  • 『人類は衰退しました』
ウィキポータル 文学
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(たなか ロミオ、1973年6月6日[3] -)は、日本ゲームシナリオライター小説家。主に美少女ゲームのシナリオを手がける。別ペンネームとして山田 一(やまだ はじめ)がある。

作風

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CROSS†CHANNEL』や『ユメミルクスリ』などに見られるように、世間や周囲と距離をとる生き方をする者、もしくはそうせざるをえない者が不器用ながらも誰かを思いやりながら生きていく姿を、コメディやSFを取り入れながら、時にシニカルに、時に暖かく書いているものが多い。

影響を受けた作家として、筒井康隆大原まり子などのSF作家を挙げ、脚本家である野島伸司による影響も大きいと答えている[4]

別名義での活動

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代表作である『CROSS†CHANNEL』のメッセサンオー特典において「業界で知らない人はいない超人気シナリオライター(諸事情でお名前は変わっていますが)が手がけた作品」という説明文が付けられたことや、当時まだデビューすらしていない無名の状態であったにもかかわらず、業界を代表する4人のシナリオライターによる『腐り姫』対談に参加していた[5]ことなどから、田中ロミオの正体については様々な憶測がなされた。

そうした中、かつてPBM運営会社であるエーアイ・スクウェアでの同僚であった神堂劾が2003年10月14日の日記で、『家族計画』などで一定の評価を得ていた山田一と田中ロミオが同一人物であることを示唆する文章を掲載、11月にはこの2人が同一人物であることを明記したことから、「田中ロミオ=山田一」説が一気に信憑性を増すものとなった。同月の日記で神堂は、自身がサーカスに社員として入ることになった際ペンネームを変更することになり、ロミオの件を引き合いに出してこういったことは業界としては通例なのかもしれないと述べている。また山田一のD.O.での同僚である水無神知宏もこの二人が同一人物であることをほのめかし[6]、山田一が複数のライターによる合同の名義であるという噂を耳にした際にはmixiにて、家族計画は山田一(当時)が一人でライティングしていたのを同じ部屋で見ており氏が一人で一切を書き上げたことに疑いの余地はなく、加奈に関しても誤字脱字の訂正以外に他者の手が加わったことはなかったと直接間接に聞いているとして、これを否定した。

雑誌[7]のインタビューにおいて、田中ロミオの作品と紹介されたものに山田一が手掛けたものが記載されるということもあり、PSP版星空☆ぷらねっと発売時には4Gamer.netで二人を同一人物として扱う記事が掲載された[8]。また、『PC Angel neo』2010年6月号に掲載されたコラム「世相を斬らない!」37話では、自身がかつて山田某であったということを自らネタにすることもあった。

2014年に電撃オンラインのインタビューにてペンネーム変更の経緯を公表した[9]

ちなみに現在D.O.の公式HPでも田中ロミオと山田一が同一人物として扱われている[10]

作品

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一般ゲーム

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ライトノベル

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エッセイ集

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  • 田中ロミオの世相を斬らない(2013年8月 - P-TEN BUNKO 既刊2巻)

アダルトゲーム

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田中ロミオ名義

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山田一名義

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  • 加奈 〜いもうと〜D.O.、原作・シナリオ)
  • 星空ぷらねっと(D.O.、原作・シナリオ)
  • 家族計画(D.O.、原作・シナリオ)
  • 家族計画〜絆箱〜(D.O.、シナリオ)
  • 家族計画 そしてまた家族計画を(D.O.、不明)
  • 星空☆ぷらねっと 〜夢箱〜(D.O.、原作・シナリオ)
  • ドーターメーカー(ふぉ〜ちゅん♪、シナリオ監修)
  • ドーターメーカー2(高屋敷開発、原案・監修)
  • 黒の図書館(ふぉ〜ちゅん♪、シナリオ監修)
  • ピアノ〜紅楼館の隷嬢達〜(高屋敷開発、シナリオ監修)
  • プレミアムアーカイブス 山田一(D.O.、2014年4月25日発売)
    • 収録作品:『加奈…おかえり!!』『星空☆ぷらねっと 〜夢箱〜』『家族計画〜追憶〜』『家族計画 そしてまた家族計画を』『黒の図書館』『ドーターメーカー 元気いっぱい』

漫画

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テレビアニメ

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脚注

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  1. ^ 田中ロミオ『人類は衰退しました-平常運転』戸部淑(初版)、小学館〈ガガガ文庫〉、2014年12月23日、著者紹介頁。ISBN 9784094515251 
  2. ^ 『終のステラ』スペシャルインタビュー シナリオ・田中ロミオ”. 2022年12月17日閲覧。
  3. ^ 田中ロミオ、山﨑透人類は衰退しました』1巻、小学館ガガガ文庫、2007年、著者紹介ページ、ISBN 978-4094510010
  4. ^ 『CROSS†CHANNEL』田中ロミオ氏インタビュー。今後は「ノベルではない純然たるゲーム作品にかかわってみたい」”. 2015年2月4日閲覧。
  5. ^ 電撃姫ムック「ヒ・メ・ゴ・トすけっち ぷち」、「腐り姫 読本」(仮)誌上通販受付中(電撃オンライン)(2003.6)
  6. ^ 『Crescendo〜永遠だと思っていたあの頃〜Full Voice Version 特典ライナーノート』
  7. ^ 『PC Angel 2006 6月号』
  8. ^ "山田 一 三部作"揃い踏み。PSP「星空☆ぷらねっと one small step for...(4gamer.net)
  9. ^ 『CROSS†CHANNEL』田中ロミオ氏インタビュー。今後は「ノベルではない純然たるゲーム作品にかかわってみたい」
  10. ^ いよいよ、家族計画 Re:紡ぐ糸発売です!(18歳未満閲覧禁止)
  11. ^ 終のステラ 公式サイト”. Key. 2021年9月10日閲覧。
  12. ^ Key キネティックノベル 公式サイト”. Key. 2020年10月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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