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2006年6月30日に[[エドゥアルド・ペレス]]との[[トレード#メジャーリーグ|トレード]]で、[[クリーブランド・インディアンス]]へ移籍した。移籍後は傘下のAAA級[[バッファロー・バイソンズ]]でプレーし、52試合に出場して打率.263、1本塁打、14打点、5盗塁を記録した。
2006年6月30日に[[エドゥアルド・ペレス]]との[[トレード#メジャーリーグ|トレード]]で、[[クリーブランド・インディアンス]]へ移籍した。移籍後は傘下のAAA級[[バッファロー・バイソンズ]]でプレーし、52試合に出場して打率.263、1本塁打、14打点、5盗塁を記録した。


{{by|2007年}}は招待選手としてインディアンスの[[スプリングトレーニング]]に参加したが、3月16日にAA級[[アクロン・ラバーダックス|アクロン・エアロズ]]へ降格し、そのまま開幕を迎えた。[[イースタンリーグ (北米)|イースタンリーグ]]のオールスターに選出後、7月30日にAAA級バッファローへ昇格した。8月7日にインディアンスとメジャー契約を結んで[[ロースター (MLB)#25人枠と40人枠|アクティブ・ロースター]]入りし<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20070807&content_id=2135007&vkey=pr_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Indians promote INF Asdrubal Cabrera from AAA Buffalo|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=August 7, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>、8月8日の[[シカゴ・ホワイトソックス]]戦でメジャーデビュー。二塁手として先発出場したが、3打数無安打1死球1得点に終わった<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=270808104|title=Scores for Aug 8, 2007|work=ESPN MLB|author=|date=August 8, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。8月11日の[[ニューヨーク・ヤンキース]]戦では、[[マイク・ムッシーナ]]から二塁打を放ち、メジャー初安打を記録<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=270811105|title=Scores for Aug 11, 2007|work=ESPN MLB|author=|date=August 11, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。8月18日の[[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]戦では、[[ジェイソン・ハメル]]からメジャー初本塁打を放った<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=270818130|title=Scores for Aug 18, 2007|work=ESPN MLB|author=|date=August 18, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。カブレラは本来遊撃手であったが、この年は不振の[[ジョシュ・バーフィールド]]に代わって正二塁手の座につくことになった。この年メジャーは45試合に出場して打率.283、3本塁打、22打点を記録した。試合終盤では力を発揮し、7回以降の打率は.375(56打数21安打)を記録した<ref>{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/pi/bsplit.cgi?n1=cabreas01&year=2007 |title=Asdrubal Cabrera 2007 Batting Splits |author= |publisher=Baseball-Reference |accessdate=2008年5月17日}}</ref>。また幸運のお守りとして妻が作った白いビーズのネックレスを身につけていた<ref>{{Cite web |url=http://mlb.mlb.com/content/printer_friendly/cle/y2007/m09/d03/c2186509.jsp |title=Mailbag: Borowski fixed as closer? |author= |publisher=The Official Site of The Cleveland Indians |accessdate=2008年5月17日}}</ref>。
{{by|2007年}}は招待選手としてインディアンスの[[スプリングトレーニング]]に参加したが、3月16日にAA級[[アクロン・ラバーダックス|アクロン・エアロズ]]へ降格し、そのまま開幕を迎えた。[[イースタンリーグ (北米)|イースタンリーグ]]のオールスターに選出後、7月30日にAAA級バッファローへ昇格した。8月7日にインディアンスとメジャー契約を結んで[[ロースター (MLB)#26人枠と40人枠|アクティブ・ロースター]]入りし<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20070807&content_id=2135007&vkey=pr_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Indians promote INF Asdrubal Cabrera from AAA Buffalo|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=August 7, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>、8月8日の[[シカゴ・ホワイトソックス]]戦でメジャーデビュー。二塁手として先発出場したが、3打数無安打1死球1得点に終わった<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=270808104|title=Scores for Aug 8, 2007|work=ESPN MLB|author=|date=August 8, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。8月11日の[[ニューヨーク・ヤンキース]]戦では、[[マイク・ムッシーナ]]から二塁打を放ち、メジャー初安打を記録<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=270811105|title=Scores for Aug 11, 2007|work=ESPN MLB|author=|date=August 11, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。8月18日の[[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]戦では、[[ジェイソン・ハメル]]からメジャー初本塁打を放った<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=270818130|title=Scores for Aug 18, 2007|work=ESPN MLB|author=|date=August 18, 2007|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。カブレラは本来遊撃手であったが、この年は不振の[[ジョシュ・バーフィールド]]に代わって正二塁手の座につくことになった。この年メジャーは45試合に出場して打率.283、3本塁打、22打点を記録した。試合終盤では力を発揮し、7回以降の打率は.375(56打数21安打)を記録した<ref>{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/pi/bsplit.cgi?n1=cabreas01&year=2007 |title=Asdrubal Cabrera 2007 Batting Splits |author= |publisher=Baseball-Reference |accessdate=2008年5月17日}}</ref>。また幸運のお守りとして妻が作った白いビーズのネックレスを身につけていた<ref>{{Cite web |url=http://mlb.mlb.com/content/printer_friendly/cle/y2007/m09/d03/c2186509.jsp |title=Mailbag: Borowski fixed as closer? |author= |publisher=The Official Site of The Cleveland Indians |accessdate=2008年5月17日}}</ref>。


{{by|2008年}}2月28日にインディアンスと1年契約に合意。5月12日の[[トロント・ブルージェイズ]]戦ダブルヘッダー第2試合で、メジャー史上14人目(球団史上3人目、二塁手では4人目)となる無補殺[[三重殺]]を達成した。5回表の守備で[[ライル・オーバーベイ]]のライナーを捕球し一死、二塁を踏み二塁走者の[[ケビン・メンチ]]がフォースアウトになり二死、さらに飛び出した一塁走者の[[マルコ・スクータロ]]をタッチアウトにし三重殺を完成させた<ref>{{Cite web |url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080512&content_id=2686835&vkey=news_cle&fext=.jsp&c_id=cle |title=Cabrera turns unassisted triple play Second baseman snags liner, jumps on second and tags runner |author= |publisher=The Official Site of The Cleveland Indians |accessdate=2008年5月17日 }}</ref>。開幕後52試合に出場していたが、打率.184と結果を残せず、6月9日にAAA級バッファローへ降格した<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20080609&content_id=2877583&vkey=pr_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Indians promote INF Josh Barfield from Triple-A Buffalo|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=June 9, 2008|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。7月18日に再昇格<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20080718&content_id=3147048&vkey=pr_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Indians recall INF Asdrubal Cabrera from Triple-A Buffalo|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=July 18, 2008|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。9月19日の[[デトロイト・タイガース]]戦で、7回表に起こった乱闘騒ぎに加わったため、22日にMLB機構から3試合の出場停止処分を受けた<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080922&content_id=3529203&vkey=news_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Tribe hit hard for fracas with Tigers|work=MLB.com|author=Anthony Castrovince|date=September 22, 2008|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。この年は114試合に出場して打率.259、6本塁打、47打点、4盗塁を記録した。
{{by|2008年}}2月28日にインディアンスと1年契約に合意。5月12日の[[トロント・ブルージェイズ]]戦ダブルヘッダー第2試合で、メジャー史上14人目(球団史上3人目、二塁手では4人目)となる無補殺[[三重殺]]を達成した。5回表の守備で[[ライル・オーバーベイ]]のライナーを捕球し一死、二塁を踏み二塁走者の[[ケビン・メンチ]]がフォースアウトになり二死、さらに飛び出した一塁走者の[[マルコ・スクータロ]]をタッチアウトにし三重殺を完成させた<ref>{{Cite web |url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080512&content_id=2686835&vkey=news_cle&fext=.jsp&c_id=cle |title=Cabrera turns unassisted triple play Second baseman snags liner, jumps on second and tags runner |author= |publisher=The Official Site of The Cleveland Indians |accessdate=2008年5月17日 }}</ref>。開幕後52試合に出場していたが、打率.184と結果を残せず、6月9日にAAA級バッファローへ降格した<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20080609&content_id=2877583&vkey=pr_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Indians promote INF Josh Barfield from Triple-A Buffalo|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=June 9, 2008|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。7月18日に再昇格<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20080718&content_id=3147048&vkey=pr_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Indians recall INF Asdrubal Cabrera from Triple-A Buffalo|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=July 18, 2008|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。9月19日の[[デトロイト・タイガース]]戦で、7回表に起こった乱闘騒ぎに加わったため、22日にMLB機構から3試合の出場停止処分を受けた<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080922&content_id=3529203&vkey=news_cle&fext=.jsp&c_id=cle|title=Tribe hit hard for fracas with Tigers|work=MLB.com|author=Anthony Castrovince|date=September 22, 2008|accessdate=August 5, 2014}}</ref>。この年は114試合に出場して打率.259、6本塁打、47打点、4盗塁を記録した。

2021年4月13日 (火) 08:49時点における版

アズドルバル・カブレラ
Asdrubal Cabrera
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #14
テキサス・レンジャーズ時代
(2019年6月18日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ベネズエラの旗 ベネズエラ
アンソアテギ州プエルト・ラ・クルス英語版
生年月日 (1985-11-13) 1985年11月13日(39歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 遊撃手二塁手三塁手
プロ入り 2002年 アマチュアFA
初出場 2007年8月8日
年俸 $1,750,000(2021年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ベネズエラの旗 ベネズエラ代表
WBC 2013年

アズドルバル・ホセ・カブレラAsdrúbal José Cabrera, 1985年11月13日 - )は、ベネズエラアンソアテギ州プエルト・ラ・クルス英語版出身のプロ野球選手内野手)。右投両打。MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。愛称はチキティーンChiquitín[1]

経歴

プロ入りとマリナーズ傘下時代

A級ウィスコンシン時代
(2005年5月16日)

2002年8月26日にシアトル・マリナーズと契約してプロ入り。

2004年、傘下のA-級エバレット・アクアソックスでプロデビュー。63試合に出場して打率.272、5本塁打、41打点、7盗塁を記録した。

2005年はA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズとA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版でプレー後、8月31日にAAA級タコマ・レイニアーズへ昇格。AAA級タコマでは6試合に出場した。

2006年はAAA級タコマでプレーし、60試合に出場して打率.236、3本塁打、22打点、7盗塁を記録した。

インディアンス時代

2006年6月30日にエドゥアルド・ペレスとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した。移籍後は傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、52試合に出場して打率.263、1本塁打、14打点、5盗塁を記録した。

2007年は招待選手としてインディアンスのスプリングトレーニングに参加したが、3月16日にAA級アクロン・エアロズへ降格し、そのまま開幕を迎えた。イースタンリーグのオールスターに選出後、7月30日にAAA級バッファローへ昇格した。8月7日にインディアンスとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[2]、8月8日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。二塁手として先発出場したが、3打数無安打1死球1得点に終わった[3]。8月11日のニューヨーク・ヤンキース戦では、マイク・ムッシーナから二塁打を放ち、メジャー初安打を記録[4]。8月18日のタンパベイ・デビルレイズ戦では、ジェイソン・ハメルからメジャー初本塁打を放った[5]。カブレラは本来遊撃手であったが、この年は不振のジョシュ・バーフィールドに代わって正二塁手の座につくことになった。この年メジャーは45試合に出場して打率.283、3本塁打、22打点を記録した。試合終盤では力を発揮し、7回以降の打率は.375(56打数21安打)を記録した[6]。また幸運のお守りとして妻が作った白いビーズのネックレスを身につけていた[7]

2008年2月28日にインディアンスと1年契約に合意。5月12日のトロント・ブルージェイズ戦ダブルヘッダー第2試合で、メジャー史上14人目(球団史上3人目、二塁手では4人目)となる無補殺三重殺を達成した。5回表の守備でライル・オーバーベイのライナーを捕球し一死、二塁を踏み二塁走者のケビン・メンチがフォースアウトになり二死、さらに飛び出した一塁走者のマルコ・スクータロをタッチアウトにし三重殺を完成させた[8]。開幕後52試合に出場していたが、打率.184と結果を残せず、6月9日にAAA級バッファローへ降格した[9]。7月18日に再昇格[10]。9月19日のデトロイト・タイガース戦で、7回表に起こった乱闘騒ぎに加わったため、22日にMLB機構から3試合の出場停止処分を受けた[11]。この年は114試合に出場して打率.259、6本塁打、47打点、4盗塁を記録した。

2009年3月10日にインディアンスと単年契約に合意した。開幕から二塁手として起用され、5月から遊撃手へ転向した。6月2日のミネソタ・ツインズ戦で走塁中、野手と衝突して肩を痛め、翌3日に15日間の故障者リスト入りした[12]。6月28日に復帰した[13]。8月には月間打率.370という成績を残した。この年は131試合に出場して打率.308、6本塁打、68打点、17盗塁を記録した。ファンからの投票で強打者を選出するハンク・アーロン賞にインディアンスからの候補としても選ばれている[14]

2010年は遊撃手として開幕から33試合に出場していたが、5月17日のタンパベイ・レイズ戦で左前腕を負傷し、翌18日に15日間の故障者リスト入りした。同日に手術を行い[15]、5月19日に60日間の故障者リストへ異動。7月20日に復帰した[16]。この年は故障の影響で97試合の出場にとどまり、打率.276、3本塁打、29打点、6盗塁だった。

クリーブランド・インディアンス時代
(2011年7月14日)

2011年1月17日にインディアンスと202万5000ドルの1年契約に合意した[17]。7月には自身初となるオールスターに選出された。オールスターではファン投票で選出されたデレク・ジーターが故障で欠場したため、先発メンバー入りした。この年は自己最多の151試合に出場。打率.273、25本塁打、92打点、17盗塁と結果を残し、シルバースラッガー賞を受賞した[18]

2012年1月に455万ドルの単年契約に合意し、4月4日にインディアンスと総額1650万ドルの2年契約を結んだ[19][20]。7月には2年連続でオールスターに選出された。この年は136試合に出場して打率.270、16本塁打、68打点、9盗塁を記録した。

2013年はシーズン開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ベネズエラ代表に選出された[21]

シーズンでは開幕から53試合に出場していたが、6月4日に15日間の故障者リスト入りし[22]、26日に復帰した[23]。この年は136試合に出場して打率.242、14本塁打、64打点、9盗塁を記録した。。

2014年は97試合に出場して打率.246、9本塁打、40打点、7盗塁を記録した。

ナショナルズ時代

ワシントン・ナショナルズ時代
(2014年8月1日)

2014年7月31日にザック・ウォルターズとのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した[24]。ナショナルズには正遊撃手のイアン・デズモンドが在籍していたため、二塁手へ転向。ナショナルズでは49試合に出場して打率.229、5本塁打、21打点、3盗塁を記録した。シーズン全体では146試合に出場し、打率こそ2年連続で.240台にとどまったが、いずれも4年連続となる2桁本塁打と60打点のラインをクリアした。また、3シーズンぶりに二桁盗塁にも達した。オフの10月30日にFAとなった。

レイズ時代

2015年1月10日にレイズと750万ドルの単年契約を結んだ[25]

同年は5月9日のテキサス・レンジャーズ戦では、二塁走者だったカブレラは二塁への牽制に対してスライディングしセーフだったが、この際に二塁手だったアダム・ロサレスが膝で塁を塞いでいたため、これに激高しロサレスの胸を両手で押した。これに両軍総出の一触即発の場面となったが事態が収まった後に、ベース上でロサレスがカブレラに謝罪し事なきを得た[26]。同年は正遊撃手として起用され、143試合に出場して規定打席に到達。打率.265、15本塁打、58打点という打撃成績をマークし、強打の遊撃手として安定感を見せた。一方で守備力の低さも相変わらずで、失策こそ9つと一桁に留めたが、DRS - 7であり、4年連続でマイナスの数値だった。オフの11月2日にFAとなった[27]

メッツ時代

2015年12月10日に2年1850万ドルでニューヨーク・メッツと契約した[28]

2016年は141試合に出場して打率.280、23本塁打、62打点、5盗塁という成績を記録した。打率は2009年以来の高水準、本塁打は5年ぶりの20本超え、他に二塁打も30本を放った。遊撃守備は、135試合で守りに就いて7失策、守備率.986、DRS -7、UZR -4.2を記録した。

フィリーズ時代

2018年7月27日にフランクリン・キロメ英語版とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[29]。オフの10月29日にFAとなった[30]

レンジャーズ時代

2019年1月24日にレンジャーズと350万ドルの単年契約を結んだ[31]。レンジャーズでは三塁手として起用されていたが、8月1日にDFAとなり[32]、3日にFAとなった[30]

ナショナルズ復帰

ワールドチャンピオンとしてホワイトハウスを訪問した時のカブレラ

2019年8月6日にナショナルズとメジャー契約を結んだ[33]。移籍後は二塁手として起用され、成績も残した(打率.323)ことで正二塁手になっていった。ポストシーズンではハウィー・ケンドリックが活躍したことで出場機会が減っていったが、NLDSで2打点を挙げた。ワールドシリーズでは全試合に出場(5先発)して、第2戦で3打点を挙げるなどの活躍を見せて球団史上初の優勝に貢献した。オフの10月31日にFAとなった[34]

2020年1月8日にナショナルズと250万ドルの単年契約で再契約を結んだ[35]。オフの10月28日にFAとなった[36]

ダイヤモンドバックス時代

2021年2月22日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと175万ドルの単年契約を結んだ[37]。オプションとして最大105万ドルの出来高が含まれる。

人物

2019年4月にアメリカ市民権を取得している[38]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2007 CLE 45 186 159 30 45 9 2 3 67 22 0 0 5 3 17 0 2 29 7 .283 .354 .421 .775
2008 114 418 352 48 91 20 0 6 129 47 4 4 11 5 46 2 4 77 8 .259 .346 .366 .713
2009 131 581 523 81 161 42 4 6 229 68 17 4 10 3 44 1 1 89 13 .308 .361 .438 .799
2010 97 425 381 39 105 16 1 3 132 29 6 4 11 3 25 0 5 60 10 .276 .326 .346 .673
2011 151 667 604 87 165 32 3 25 278 92 17 5 4 4 44 5 11 119 10 .273 .332 .460 .792
2012 143 616 555 70 150 35 1 16 235 68 9 4 1 2 52 3 6 99 18 .270 .338 .423 .762
2013 136 562 508 66 123 35 2 14 204 64 9 3 6 5 35 1 8 114 10 .242 .299 .402 .700
2014 97 416 378 54 93 22 2 9 146 40 7 2 0 4 27 1 7 79 11 .246 .305 .386 .692
WSH 49 200 175 20 40 9 2 5 68 21 3 0 1 2 22 1 0 22 4 .229 .312 .389 .700
'14計 146 616 553 74 133 31 4 14 214 61 10 2 1 6 49 2 7 108 15 .241 .307 .387 .694
2015 TB 143 551 505 66 134 28 5 15 217 58 6 3 1 6 36 4 3 107 14 .265 .315 .430 .744
2016 NYM 141 568 521 65 146 30 1 23 247 62 5 1 0 2 38 3 7 103 14 .280 .336 .474 .810
2017 135 540 479 66 134 32 0 14 208 59 3 2 1 5 50 1 5 83 19 .280 .351 .434 .785
2018 98 407 375 48 104 23 1 18 183 58 0 0 0 2 29 1 1 81 12 .277 .329 .488 .817
PHI 49 185 171 20 39 13 0 5 67 17 0 0 0 0 12 0 2 38 4 .228 .286 .392 .678
'18計 147 592 546 68 143 36 1 23 250 75 0 0 0 2 41 1 3 119 16 .262 .316 .458 .774
2019 TEX 93 368 323 45 76 15 0 12 127 51 4 0 0 4 38 1 3 85 6 .235 .318 .393 .711
WSH 38 146 124 24 40 10 1 6 70 40 0 0 0 3 19 1 0 18 3 .323 .404 .565 .969
'19計 131 514 447 69 116 25 1 18 197 91 4 0 0 7 57 2 3 103 9 .260 .342 .441 .783
MLB:13年 1660 6836 6133 829 1646 371 25 180 2607 796 90 32 51 53 534 25 65 1210 163 .268 .331 .425 .756
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績



一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































2007 CLE - 40 70 119 1 28 .995 1 0 1 0 0 1.000 7 8 21 0 5 1.000
2008 - 94 202 281 3 83 .994 - 20 38 59 5 17 .951
2009 - 28 59 82 1 30 .993 - 100 143 288 9 75 .980
2010 - - - 95 148 271 12 73 .972
2011 - - - 151 216 386 15 78 .976
2012 - - - 136 223 408 19 99 .971
2013 - - - 129 180 314 9 70 .982
2014 - - - 92 115 254 14 57 .963
WSH - 48 73 132 1 29 .995 - 1 0 1 0 0 1.000
'14計 - 48 73 132 1 29 .995 - 93 115 255 14 57 .964
2015 TB - - - 136 150 284 9 51 .980
2016 NYM - - - 135 175 329 7 77 .986
2017 - 32 60 85 0 23 1.000 44 19 62 6 6 .931 45 49 124 11 31 .940
2018 - 90 153 198 5 56 .986 - -
PHI - 2 2 5 0 1 1.000 22 12 22 0 1 1.000 31 20 59 1 18 .988
'18計 - 92 155 203 5 57 .986 22 12 22 0 1 1.000 31 20 59 1 18 .988
2019 TEX - - 93 66 173 7 25 .972 -
WSH 3 19 2 0 2 1.000 31 32 59 0 13 1.000 5 0 1 0 0 1.000 -
'19計 3 19 2 0 2 1.000 31 32 59 0 13 1.000 98 66 174 7 25 .972 -
MLB 3 19 2 0 2 1.000 365 651 961 11 263 .993 165 97 259 13 32 .965 1078 1465 2798 111 651 .975
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

記録

背番号

  • 13(2007年 - 2014年途中、2015年 - 2018年、2019年途中 - 2020年)
  • 3(2014年途中 - 同年終了)
  • 14(2019年 - )

代表歴

脚注

  1. ^ Explaining Mets Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月28日閲覧
  2. ^ Indians promote INF Asdrubal Cabrera from AAA Buffalo”. MLB.com Indians Press Release (August 7, 2007). August 5, 2014閲覧。
  3. ^ Scores for Aug 8, 2007”. ESPN MLB (August 8, 2007). August 5, 2014閲覧。
  4. ^ Scores for Aug 11, 2007”. ESPN MLB (August 11, 2007). August 5, 2014閲覧。
  5. ^ Scores for Aug 18, 2007”. ESPN MLB (August 18, 2007). August 5, 2014閲覧。
  6. ^ Asdrubal Cabrera 2007 Batting Splits”. Baseball-Reference. 2008年5月17日閲覧。
  7. ^ Mailbag: Borowski fixed as closer?”. The Official Site of The Cleveland Indians. 2008年5月17日閲覧。
  8. ^ Cabrera turns unassisted triple play Second baseman snags liner, jumps on second and tags runner”. The Official Site of The Cleveland Indians. 2008年5月17日閲覧。
  9. ^ Indians promote INF Josh Barfield from Triple-A Buffalo”. MLB.com Indians Press Release (June 9, 2008). August 5, 2014閲覧。
  10. ^ Indians recall INF Asdrubal Cabrera from Triple-A Buffalo”. MLB.com Indians Press Release (July 18, 2008). August 5, 2014閲覧。
  11. ^ Anthony Castrovince (September 22, 2008). “Tribe hit hard for fracas with Tigers”. MLB.com. August 5, 2014閲覧。
  12. ^ Indians place INF Asdrubal Cabrera on the 15-day disabled list”. MLB.com Indians Press Release (June 3, 2009). August 5, 2014閲覧。
  13. ^ Indians activate INF Asdrubal Cabrera from the 15-day DL”. MLB.com Indians Press Release (June 28, 2009). August 5, 2014閲覧。
  14. ^ Aaron Award finalists unveiled
  15. ^ Anthony Castrovince (May 19, 2010). “Cabrera has surgery; Sizemore to DL”. MLB.com. August 5, 2014閲覧。
  16. ^ Indians activate INF Asdrubal Cabrera from the 60-day Disabled List”. MLB.com Indians Press Release (July 20, 2010). August 5, 2014閲覧。
  17. ^ Jordan Bastian (January 17, 2011). “Indians, Cabrera agree, avoid arbitration”. MLB.com. August 5, 2014閲覧。
  18. ^ Indians SS Asdrubal Cabrera wins first career Silver Slugger Award”. MLB.com Indians Press Release (November 2, 2011). August 5, 2014閲覧。
  19. ^ Indians & INF Asdrubal Cabrera Agree on 2-Year Contract Extension”. MLB.com Indians Press Release (April 4, 2012). August 5, 2014閲覧。
  20. ^ Jordan Bastian (April 4, 2012). “Asdrubal signs two-year extension with Tribe”. MLB.com. August 5, 2014閲覧。
  21. ^ 2013 Tournament Roster Archived 2015年2月19日, at Archive.is The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月3日閲覧 [リンク切れ]
  22. ^ Indians place INF Asdrubal Cabrera on 15-day DL; recall INF Juan Diaz from AAA”. MLB.com Indians Press Release (June 4, 2013). August 5, 2014閲覧。
  23. ^ Indians reinstate SS Asdrubal Cabrera; designate INF John McDonald for assignment”. MLB.com Indians Press Release (June 26, 2013). August 5, 2014閲覧。
  24. ^ Nationals acquire INF Asdrubal Cabrera from Indians”. MLB.com Nationals Press Release (July 31, 2014). August 1, 2014閲覧。
  25. ^ Rays Send Zobrist, Escobar to A's In Five-Player Trade; Sign Cabrera to One-Year Contract”. MLB.com Rays Press Release (January 10, 2015). January 11, 2015閲覧。
  26. ^ Rays', Rangers' benches clear after hard tag MLB.com 英語 (2015年5月9日) 2015年5月10日閲覧
  27. ^ Transactions | raysbaseball.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
  28. ^ Mets officially sign Asdrubal Cabrera to two-year deal with an option”. SNY. 2016年4月30日閲覧。
  29. ^ Todd Zolecki (2018年7月27日). “Phillies add Asdrubal from Mets” (英語). MLB.com. 2018年7月30日閲覧。
  30. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2019年3月1日閲覧。
  31. ^ T.R. Sullivan (2019年1月24日). “Rangers finalize 1-year deal with Asdrubal” (英語). MLB.com. 2019年2月28日閲覧。
  32. ^ T.R. Sullivan (2019年8月1日). “Rangers set to designate Asdrubal, Federowicz” (英語). MLB.com. 2019年8月5日閲覧。
  33. ^ Jamal Collier (2019年8月6日). “Nats ask Cabrera to get comfortable at 1st” (英語). MLB.com. 2019年8月7日閲覧。
  34. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  35. ^ Zachary Silver (2020年1月8日). “Cabrera, Thames excited to join Nats' infield mix” (英語). MLB.com. 2020年1月9日閲覧。
  36. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月16日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月19日閲覧。
  37. ^ Diamondbacks Sign Asdrubal Cabrera” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月22日閲覧。
  38. ^ Jeff Wilson (2019年4月10日). “Asdrubal Cabrera wasn’t in Rangers’ lineup Tuesday after joining a bigger team Monday” (英語). Stat-Telegram. 2020年11月19日閲覧。

関連項目

外部リンク