「アローキャリー」の版間の差分
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{{馬齢新}}{{競走馬 |
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{{出典の明記|date=2015年6月}} |
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{{競走馬 |
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|調 = 北川數男([[ホッカイドウ競馬|北海道]])<br />→[[山内研二]]([[栗東トレーニングセンター|栗東]]) |
|調 = 北川數男([[ホッカイドウ競馬|北海道]])<ref>{{Cite web|title=5R フレッシュCh(中央認定)|2001年5月9日(水)2回札幌2日|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/race/result/20010509/208/05/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-06}}</ref><br />→[[山内研二]]([[栗東トレーニングセンター|栗東]])<ref name="jbis"/> |
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|}} |
|}} |
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'''アローキャリー''' |
'''アローキャリー'''(欧字名:{{Lang|en|Arrow Carry}}、[[1999年]][[3月1日]] - [[2006年]][[1月5日]])は、[[日本]]の[[競走馬]]、[[繁殖牝馬]]<ref name="jbis"/>。 |
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主な勝ち鞍は、[[2002年]]の[[桜花賞]]({{GI}})。 |
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== 戦績 == |
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=== 2歳時 === |
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==== ホッカイドウ競馬でデビュー ==== |
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ホッカイドウ競馬の北川數男[[厩舎]]に入厩し、[[2001年]][[5月9日]][[札幌競馬場]](地方開催)でデビュー。初戦は2分の1[[着差 (競馬)|馬身差]]の2着に敗れたが、翌週2戦目のフレッシュチャレンジ([[ホッカイドウ競馬#JRA認定競走(2歳馬)|JRA認定競走]])で初勝利を挙げた。その後2戦は3着にとどまったが、[[8月11日]]に北海道所属[[騎手]]の[[井上俊彦]]と[[中央競馬]]の[[札幌競馬場|札幌]]芝1000mの2歳500万下に出走し、57秒2のレコードタイムで1着となった。しかし、[[旭川競馬場|旭川]]の[[フローラルカップ]]では13着と大敗。再び中央に参戦したすずらん賞では[[キタサンヒボタン]]の3着と健闘した。 |
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== 生涯 == |
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その後、[[栗東トレーニングセンター|栗東]]の[[山内研二]]厩舎に転厩して[[12月2日]]、[[イギリス]]の騎手である[[キーレン・ファロン]]との[[二人組|コンビ]]で第53回[[阪神ジュベナイルフィリーズ]]に出走した。スタートから逃げてゴール直前まで粘ったが、最後に大外から突っ込んできた[[オリビエ・ペリエ]]騎乗の[[タムロチェリー]]に差され、2着に終わった。その後中1週で臨んだ[[フェアリーステークス]]では1番人気に推されたが、[[サーガノヴェル]]の4着に敗れている。 |
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=== |
=== デビューまで === |
||
明けて[[2002年]]、エルフィンステークスではまたもやゴール前でかわされての2着、[[アネモネステークス]]では8着となった後、[[4月7日]]に第62回[[桜花賞]]に出走。レースの1週間前に騎乗が決まったという[[池添謙一]]を背に、道中は同じ山内厩舎の[[サクセスビューティ]]の2番手につけると、直線に入って一気に抜け出し13番人気の低評価を退けて1着。初の[[重賞]]制覇を飾るとともに、ホッカイドウ競馬出身馬として初の桜花賞優勝馬となり、池添にとっても初の[[競馬の競走格付け|GI]]制覇となった。なお、2着には7番人気のブルーリッジリバーが入り、[[投票券 (公営競技)|馬連]]が34,440円の波乱となった。 |
|||
アロールーシーは、1991年に[[北海道]][[静内町]]の矢野牧場で生産された[[牝馬]]で、父は、サンキリコである<ref name=":0">{{Cite web|title=アロールーシー|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000244414/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-06}}</ref>。[[美浦トレーニングセンター]]の新関力厩舎にて競走馬デビューし、桐花賞(500万円以下)など5戦2勝を挙げた<ref name=":0" />。引退後は、生まれ故郷の矢野牧場で[[繁殖牝馬]]となり、1996年に初仔を生産<ref>{{Cite web|title=繁殖牝馬情報:牝系情報|アロールーシー|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000244414/broodmare/info/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-06}}</ref>。1999年、4年目の種付けでは、矢野牧場主である矢野秀春が主導する[[ジェイエス]]が仲介を担当し、[[種牡馬#リース種牡馬|リース種牡馬]]として日本に来ていた[[ラストタイクーン (競走馬)|ラストタイクーン]]と交配した<ref name=":1">『優駿』2002年7月号 44-47頁</ref>。 |
|||
デビューから12戦目だった桜花賞の後は[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]を回避して休養に入り、秋になって[[ローズステークス]]に挑戦した。しかし2000mという距離が長かったのか、16頭立ての16着と最下位に敗れる。その後はポートアイランドステークスで7着、[[スワンステークス]]でも8着と振るわず、[[11月17日]]に第19回[[マイルチャンピオンシップ]]に挑戦したが、[[トウカイポイント]]の18着に敗れ、同競走を最後に現役引退となった。 |
|||
1999年3月1日、アロールーシーの3番仔として[[鹿毛]]の牝馬(後のアローキャリー)が誕生<ref name="jbis"/>。牧場での仔は、矢野によれば「当歳の頃の印象といっても、特に記憶に残るようなことはなかったなあ<ref name=":1" />」と振り返っている。仔は、ラストタイクーンに[[内国産馬]]の牝系、そして牝馬であるために、[[競売|セリ]]に出場させても買い手がつかないと考えて、矢野自身が所有した<ref name=":1" />。芝向きの血統ゆえに、将来的に芝の多い[[日本中央競馬会]](JRA)の競走に出走させたかったが<ref name=":1" />、まずは、[[ホッカイドウ競馬]]の北川數男厩舎に入厩。当時存続の危機にあったホッカイドウ競馬の救援や、JRAよりも劣る相手のために楽に勝ち上がれると考えたためであった<ref name=":1" />。 |
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== 競走成績 == |
|||
以下の内容は、netkeiba.com<ref name="netrcd">{{Cite web|url= https://db.netkeiba.com/horse/result/1999101141/ |title=アローキャリーの競走成績|work=netkeiba |publisher=Net Dreamers Co., Ltd.|accessdate=2019-08-20}}</ref>およびJBISサーチ <ref name="jbisrcd">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000612440/record/ |title=アローキャリー 競走成績|work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2019-08-20}}</ref>の情報に基づく。 |
|||
=== 競走馬時代 === |
|||
{| style="font-size: 90%; text-align: center; border-collapse: collapse;" |
|||
2001年5月9日、[[札幌競馬場]]でデビューし、2着<ref>{{Cite web|title=5R フレッシュCh(中央認定)|2001年5月9日(水)2回札幌2日|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/race/result/20010509/208/05/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-06}}</ref>。2戦目で初勝利を挙げた<ref>{{Cite web|title=5R フレッシュCh(中央認定)|2001年5月17日(木)2回札幌6日|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/race/result/20010517/208/05/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-06}}</ref>。その後札幌、[[旭川競馬場]]での2戦は、いずれも3着敗退<ref name="jbisrcd" />。続いてホッカイドウ所属の身で、JRA開催の札幌競馬場・2歳500万円以下(芝1000メートル)に出走。後方に3馬身半差をつけて2勝目、走破タイム57.2秒は、レコードを樹立した<ref>{{Cite web|title=【札幌5R・2歳新馬】カイカノキセキがレコードV 鮫島克駿騎手「いいスピードがある」|url=https://hochi.news/articles/20210612-OHT1T51052.html|website=スポーツ報知|date=2021-06-12|accessdate=2021-10-06|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211006120537/https://hochi.news/articles/20210612-OHT1T51052.html?page=1|archivedate=2021-10-6}}</ref><ref name=":2">『優駿』2002年5月号 16-21頁</ref>。旭川競馬場の[[フローラルカップ]]は1番人気に支持されるも13着敗退、再びJRAに参戦したすずらん賞では、初めてJRA所属馬と戦い3着となった<ref name=":2" />。 |
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|- |
|||
|colspan="3"|年月日 |
|||
その後は、JRAに移籍し、[[栗東トレーニングセンター]]の[[山内研二]]厩舎に転厩<ref name=":2" />。12月2日、[[阪神ジュベナイルフィリーズ]]({{GI}})に参戦。[[短期免許]]で来日中の[[キーレン・ファロン]]が騎乗した。逃げたが、直線でタムロチェリーに半馬身かわされ2着となった<ref name=":4">『優駿』2002年2月号 47-49頁</ref>。それから中1週で[[フェアリーステークス]]({{GIII}})では1番人気に推されたが、4着<ref name=":4" />。3歳となった2002年、[[エルフィンステークス]](OP)で始動し2着、続く[[アネモネステークス]](OP)は8着に敗れた<ref name="jbisrcd" />。 |
|||
|[[競馬場]] |
|||
|競走名 |
|||
4月7日、[[桜花賞]]({{GI}})に出走、山内は、レース1週間前に[[池添謙一]]に騎乗依頼を行った<ref name=":3">『優駿』2002年5月号 66-69頁</ref>。同じ山内厩舎からは、[[フィリーズレビュー]]({{GII}})を制した[[サクセスビューティ]]が出走しており、山内は池添に対し、これまでの逃げ作戦ではなく「サクセスビューティの後ろについていけ<ref name=":2" />」と指示。当日は、サクセスビューティが単勝3番人気、アローキャリーは13番人気に推された<ref name=":2" />。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=as7svOn4tQg&ab_channel=JRA%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB 2002年 桜花賞<br />レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画]}}スタートからサクセスビューティが逃げ、アローキャリーは指示通りその直後に位置した<ref name=":3" />。直線では、サクセスビューティの脚が鈍って後退、9番人気のヘルスウォールが一時先頭に代わったが、アローキャリーがサクセスビューティの背後から外に持ち出して追い上げた<ref name=":2" />。坂の終わりで先頭に立ち、大外から脚を伸ばした後続に1馬身4分の1差をつけて先頭で入線した<ref name=":2" />。[[重賞]]および{{GI}}初勝利、地方競馬出身馬としては1994年の[[オグリローマン]]以来史上2頭目の勝利であった<ref name=":2" />。また、池添、矢野秀春、矢野牧場にとっても初の{{GI}}タイトルであった<ref name=":2" />。池添は、入線後にガッツポーズを繰り返し、引き揚げて下馬する際には「涙で目が真っ赤に腫れていたほどの感激ぶり<ref name=":2" />」([[優駿]]編集部)であった。同厩舎の人気薄の勝利に山内は「なんとも言えない気持ちですね。まさか、という感じで....<ref name=":2" />」としている。2着は単勝7番人気ブルーリッジリバーが入り、[[馬番連勝]]は、85番人気の3万4440円という[[万馬券]]になった<ref name=":2" />。 |
|||
|[[競馬の競走格付け|格]] |
|||
|頭数 |
|||
山内は、適性は[[マイル]]にあるとして、[[優駿牝馬]](オークス)({{GI}})には出走せずに放牧<ref>『優駿』2002年5月号 22頁</ref>。フロンティアスタッド、カタオカステーブルで夏休みを過ごし、秋は秋華賞を目標としていた<ref>『優駿』2002年9月号 27頁</ref>。[[ローズステークス]]({{GII}})で再始動し最下位。それから秋華賞には出走せず、ほか4戦するもいずれも下位、[[マイルチャンピオンシップ]]({{GI}})出走を最後に引退し、競走馬登録を抹消した<ref name="jbisrcd" />。 |
|||
|枠番 |
|||
|馬番 |
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=== 繁殖牝馬時代 === |
|||
|[[オッズ]] |
|||
引退後は、故郷の矢野牧場に戻り[[繁殖牝馬]]となった<ref name=":5" />。初年度は[[ブライアンズタイム]]、2年目は[[シンボリクリスエス]]の仔を生産<ref name=":5" />。3年目には[[ダンスインザダーク]]の仔を出産する予定であったが、2006年[[1月5日]]に[[心臓麻痺]]により、7歳で死亡した<ref name="netkeiba12252" />。 |
|||
|人気 |
|||
|着順 |
|||
== 競走成績 == |
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|[[騎手]] |
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以下の内容は、[[netkeiba.com]]<ref name="netrcd">{{Cite web|url= https://db.netkeiba.com/horse/result/1999101141/ |title=アローキャリーの競走成績|work=netkeiba |publisher=Net Dreamers Co., Ltd.|accessdate=2019-08-20}}</ref>およびJBISサーチ <ref name="jbisrcd">{{Cite web|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000612440/record/ |title=アローキャリー 競走成績|work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2019-08-20}}</ref>の情報に基づく。 |
|||
|[[負担重量|斤量]] |
|||
{| style="border-collapse:collapse; font-size:90%; text-align:center; white-space:nowrap" |
|||
|[[競走馬#競走馬の適性|距離]](馬場) |
|||
! colspan="3" |競走日 |
|||
|タイム([[上がり (競馬)|上り]]3[[ハロン (単位)|F]]) |
|||
!競馬場 |
|||
|差 |
|||
!競走名 |
|||
|勝ち馬(2着馬) |
|||
!格 |
|||
!距離(馬場) |
|||
!頭 |
|||
数 |
|||
!枠 |
|||
番 |
|||
!馬 |
|||
番 |
|||
!オッズ |
|||
(人気) |
|||
!着順 |
|||
!タイム |
|||
(上がり3F) |
|||
!着差 |
|||
!騎手 |
|||
!斤量 |
|||
[kg] |
|||
!1着馬(2着馬) |
|||
!馬体重 |
|||
[kg] |
|||
|- |
|- |
||
|[[2001年|2001]] |
|[[2001年|2001]]. |
||
|5 |
|{{0}}5. |
||
|[[5月9日|9]] |
|{{0}}[[5月9日|9]] |
||
|[[札幌競馬場|札幌(地)]] |
|[[札幌競馬場|札幌(地)]] |
||
|フレッシュチャレンジ |
|||
|| |
|||
||11 |
|||
||2 |
|||
||2 |
|||
| |
| |
||
|ダ1000m(良) |
|||
||5 |
|||
|11 |
|||
|{{color|darkblue|2着}} |
|||
|2 |
|||
||[[斉藤正弘]] |
|||
| |
|2 |
||
|{{0}}{{000}}{{0|-}}{{0|-}}(5人) |
|||
||ダ1000m(良) |
|||
|{{0}}{{color|darkblue|2着}} |
|||
|1.02.9 |
|1.02.9 |
||
|0.1 |
|0.1 |
||
|斉藤正弘 |
|||
||ミサトシェイヴ |
|||
|53 |
|||
|ミサトシェイヴ |
|||
|460 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|5 |
|{{0}}5. |
||
|[[5月17日|17]] |
|[[5月17日|17]] |
||
|札幌(地) |
|札幌(地) |
||
|フレッシュチャレンジ |
|||
|| |
|||
||11 |
|||
||2 |
|||
||2 |
|||
| |
| |
||
|ダ1000m(良) |
|||
||3 |
|||
|11 |
|||
|{{color|darkred|1着}} |
|||
|2 |
|||
||[[井上俊彦]] |
|||
| |
|2 |
||
|{{000}}{{0|-}}{{0|-}}{{0}}(3人) |
|||
||ダ1000m(良) |
|||
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
|||
|1.01.9 |
|1.01.9 |
||
|0.2 |
|0.2 |
||
|[[井上俊彦]] |
|||
||(ラヴァリージェニオ) |
|||
|53 |
|||
|(ラヴァリージェニオ) |
|||
|454 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|6 |
|{{0}}6. |
||
|[[6月12日|12]] |
|[[6月12日|12]] |
||
|札幌(地) |
|札幌(地) |
||
|オープン |
|||
|| |
|||
||11 |
|||
||3 |
|||
||3 |
|||
| |
| |
||
|ダ1000m(良) |
|||
||2 |
|||
|11 |
|||
|{{color|darkgreen|3着}} |
|||
|3 |
|||
||井上俊彦 |
|||
| |
|3 |
||
|{{000}}{{0|-}}{{0|-}}{{0}}(2人) |
|||
||ダ1000m(良) |
|||
|{{0}}{{color|darkgreen|3着}} |
|||
|1.01.9 |
|1.01.9 |
||
|0.3 |
|0.3 |
||
|井上俊彦 |
|||
||ウィンメッセージ |
|||
|53 |
|||
|ウィンメッセージ |
|||
|458 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|7 |
|{{0}}7. |
||
|[[7月19日|19]] |
|[[7月19日|19]] |
||
|[[旭川競馬場|旭川]] |
|[[旭川競馬場|旭川]] |
||
|サマーチャレンジ1 |
|||
|| |
|||
||12 |
|||
||7 |
|||
||9 |
|||
| |
| |
||
|ダ1000m(稍) |
|||
||2 |
|||
|12 |
|||
|{{color|darkgreen|3着}} |
|||
|7 |
|||
||[[千葉津代士]] |
|||
| |
|9 |
||
|{{000}}{{0|-}}{{0|-}}{{0}}(2人) |
|||
||ダ1000m(稍) |
|||
|{{0}}{{color|darkgreen|3着}} |
|||
|1.02.1 |
|1.02.1 |
||
|0.3 |
|0.3 |
||
|千葉津代士 |
|||
||ツギタテギャル |
|||
|53 |
|||
|ツギタテギャル |
|||
|462 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|8 |
|{{0}}8. |
||
|[[8月11日|11]] |
|[[8月11日|11]] |
||
|札幌 |
|札幌 |
||
|500万下 |
|||
| |
|||
|芝1000m(良) |
|||
||13 |
|||
| |
|13 |
||
|3 |
|||
|3 |
|||
|5.0 |
|||
|{{00}}5.0{{0}}(3人) |
|||
||3 |
|||
|{{color|darkred|1着}} |
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
||
|{{color|darkred|R{{00}}57.2}}(34.3) |
|||
||井上俊彦 |
|||
| |
|0.6 |
||
|井上俊彦 |
|||
||芝1000m(良) |
|||
|53 |
|||
|{{color|darkred|R57.2}}(34.3) |
|||
|(ラヴァリープローブ) |
|||
|0.6 |
|||
|452 |
|||
||(ラヴァリープローブ) |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|9 |
|{{0}}9. |
||
|[[9月6日|6]] |
|{{0}}[[9月6日|6]] |
||
|旭川 |
|旭川 |
||
|[[フローラルカップ]] |
|||
|H3 |
|||
|ダ1600m(良) |
|||
||14 |
|||
| |
|14 |
||
|2 |
|||
| |
|2 |
||
|{{000}}{{0|-}}{{0|-}}{{0}}(1人) |
|||
||1 |
|||
|13着 |
|13着 |
||
||井上俊彦 |
|||
||53 |
|||
||ダ1600m(良) |
|||
|1.51.4 |
|1.51.4 |
||
|3.7 |
|3.7 |
||
|井上俊彦 |
|||
||トヤママズル |
|||
|53 |
|||
|トヤママズル |
|||
|466 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|9 |
|{{0}}9. |
||
|[[9月23日|23]] |
|[[9月23日|23]] |
||
|札幌 |
|札幌 |
||
|すずらん賞 |
|||
|OP |
|||
|芝1600m(良) |
|||
||13 |
|||
| |
|13 |
||
|3 |
|||
|3 |
|||
|6.2 |
|||
|{{00}}6.2{{0}}(4人) |
|||
||4 |
|||
|{{color|darkgreen|3着}} |
|{{0}}{{color|darkgreen|3着}} |
||
|{{0}}1.10.2 (36.1) |
|||
||井上俊彦 |
|||
| |
|0.1 |
||
|井上俊彦 |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|54 |
|||
|1.10.2 (36.1) |
|||
|キタサンヒボタン |
|||
|0.1 |
|||
|452 |
|||
||[[キタサンヒボタン]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|12 |
|12. |
||
|[[12月2日|2]] |
|{{0}}[[12月2日|2]] |
||
|[[阪神競馬場|阪神]] |
|[[阪神競馬場|阪神]] |
||
|[[阪神ジュベナイルフィリーズ|阪神ジュベナイルF]] |
|||
|GI |
|{{GI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
||18 |
|||
| |
|18 |
||
||2 |
|1 |
||
|2 |
|||
|{{0}}42.9{{0}}(9人) |
|||
|42.9 |
|||
|{{0}}{{color|darkblue|2着}} |
|||
||9 |
|||
|{{0}}1.35.2 (35.8) |
|||
||{{color|darkblue|2着}} |
|||
|0.1 |
|||
||[[キーレン・ファロン|K.ファロン]] |
|||
|[[キーレン・ファロン|K.ファロン]] |
|||
||54 |
|||
|54 |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|[[タムロチェリー]] |
|||
|1.35.2 (35.8) |
|||
|450 |
|||
|0.1 |
|||
||[[タムロチェリー]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|12 |
|12. |
||
|[[12月16日|16]] |
|[[12月16日|16]] |
||
|[[中山競馬場|中山]] |
|[[中山競馬場|中山]] |
||
|[[フェアリーステークス|フェアリーS]] |
|||
|GIII |
|{{GIII}} |
||
|芝1200m(良) |
|||
||16 |
|||
| |
|16 |
||
||11 |
|6 |
||
|11 |
|||
|{{00}}4.1{{0}}(1人) |
|||
|4.1 |
|||
|{{0}}4着 |
|||
||1 |
|||
|{{0}}1.08.4 (35.7) |
|||
|4着 |
|||
|0.6 |
|||
||[[蛯名正義]] |
|||
|[[蛯名正義]] |
|||
||54 |
|||
|54 |
|||
||芝1200m(良) |
|||
|[[サーガノヴェル]] |
|||
|1.08.4 (35.7) |
|||
|446 |
|||
|0.6 |
|||
||[[サーガノヴェル]] |
|||
|- |
|- |
||
|[[2002年|2002]] |
|[[2002年|2002]]. |
||
|2 |
|{{0}}2. |
||
|[[2月2日|2]] |
|{{0}}[[2月2日|2]] |
||
|[[京都競馬場|京都]] |
|[[京都競馬場|京都]] |
||
|エルフィンS |
|||
|OP |
|||
|芝1600m(良) |
|||
||12 |
|||
| |
|12 |
||
||7 |
|6 |
||
|7 |
|||
|{{00}}3.0{{0}}(2人) |
|||
|3.0 |
|||
|{{0}}{{color|darkblue|2着}} |
|||
||2 |
|||
|{{0}}1.35.6 (35.8) |
|||
||{{color|darkblue|2着}} |
|||
||[[藤田伸二]] |
|||
||54 |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|1.35.6 (35.8) |
|||
|ハナ |
|ハナ |
||
|[[藤田伸二]] |
|||
||チャペルコンサート |
|||
|54 |
|||
|チャペルコンサート |
|||
|444 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|3 |
|{{0}}3. |
||
|[[3月9日|9]] |
|{{0}}[[3月9日|9]] |
||
|中山 |
|中山 |
||
|[[アネモネステークス|アネモネS]] |
|||
|OP |
|||
|芝1600m(良) |
|||
||15 |
|||
| |
|15 |
||
||12 |
|7 |
||
|12 |
|||
|{{00}}2.3{{0}}(1人) |
|||
|2.3 |
|||
|{{0}}8着 |
|||
||1 |
|||
|{{0}}1.35.5 (38.5) |
|||
|8着 |
|||
|1.1 |
|||
||[[オリビエ・ペリエ|O.ペリエ]] |
|||
|[[オリビエ・ペリエ|O.ペリエ]] |
|||
||54 |
|||
|54 |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|サンターナズソング |
|||
|1.35.5 (38.5) |
|||
|442 |
|||
|1.1 |
|||
||サンターナズソング |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|4 |
|{{0}}4. |
||
|[[4月7日|7]] |
|{{0}}[[4月7日|7]] |
||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[桜花賞]] |
|||
|GI |
|{{GI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
||18 |
|||
| |
|18 |
||
||15 |
|7 |
||
|15 |
|||
|{{0}}42.9(13人) |
|||
|42.9 |
|||
|{{0}}{{color|darkred|1着}} |
|||
||13 |
|||
|{{0}}1.34.3 (35.6) |
|||
|{{color|darkred|1着}} |
|||
|0.2 |
|||
||[[池添謙一]] |
|||
|[[池添謙一]] |
|||
||55 |
|||
|55 |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|(ブルーリッジリバー) |
|||
|1.34.3 (35.6) |
|||
|442 |
|||
|0.2 |
|||
||(ブルーリッジリバー) |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|9 |
|{{0}}9. |
||
|[[9月15日|15]] |
|[[9月15日|15]] |
||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[ローズステークス|ローズS]] |
|||
|GII |
|{{GII}} |
||
|芝2000m(良) |
|||
||16 |
|||
| |
|16 |
||
||16 |
|8 |
||
|16 |
|||
|{{0}}22.9{{0}}(5人) |
|||
|22.9 |
|||
||5 |
|||
|16着 |
|16着 |
||
|{{0}}2.03.6 (38.2) |
|||
||[[四位洋文]] |
|||
| |
|3.5 |
||
|[[四位洋文]] |
|||
||芝2000m(良) |
|||
|54 |
|||
|2.03.6 (38.2) |
|||
|[[ファインモーション]] |
|||
|3.5 |
|||
|454 |
|||
||[[ファインモーション]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|9 |
|{{0}}9. |
||
|[[9月28日|28]] |
|[[9月28日|28]] |
||
|阪神 |
|阪神 |
||
|ポートアイランドS |
|||
|OP |
|||
|芝1600m(良) |
|||
||10 |
|||
| |
|10 |
||
|1 |
|||
|1 |
|||
|12.2 |
|||
|{{0}}12.2{{0}}(3人) |
|||
||3 |
|||
|7着 |
|{{0}}7着 |
||
|{{0}}1.34.1 (36.0) |
|||
||[[村本善之]] |
|||
| |
|0.9 |
||
|[[村本善之]] |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|54 |
|||
|1.34.1 (36.0) |
|||
|モノポライザー |
|||
|0.9 |
|||
|450 |
|||
||モノポライザー |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|10 |
|10. |
||
|[[10月26日|26]] |
|[[10月26日|26]] |
||
|京都 |
|京都 |
||
|[[スワンステークス|スワンS]] |
|||
|GII |
|{{GII}} |
||
|芝1400m(良) |
|||
||18 |
|||
| |
|18 |
||
||14 |
|7 |
||
|14 |
|||
|{{0}}77.3(12人) |
|||
|77.3 |
|||
|{{0}}8着 |
|||
||12 |
|||
|{{0}}1.21.2 (34.6) |
|||
|8着 |
|||
|1.4 |
|||
||[[池添謙一]] |
|||
|[[池添謙一]] |
|||
||55 |
|||
|55 |
|||
||芝1400m(良) |
|||
|[[ショウナンカンプ]] |
|||
|1.21.2 (34.6) |
|||
|454 |
|||
|1.4 |
|||
||[[ショウナンカンプ]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
| |
||
|11 |
|11. |
||
|[[11月17日|17]] |
|[[11月17日|17]] |
||
|京都 |
|京都 |
||
|[[マイルチャンピオンシップ|マイルチャンピオンS]] |
|||
|GI |
|{{GI}} |
||
|芝1600m(良) |
|||
||18 |
|||
| |
|18 |
||
||17 |
|8 |
||
|17 |
|||
|122. |
|122.0(18人) |
||
||18 |
|||
|18着 |
|18着 |
||
|{{0}}1.36.3 (38.2) |
|||
||[[熊沢重文]] |
|||
| |
|3.5 |
||
|[[熊沢重文]] |
|||
||芝1600m(良) |
|||
|54 |
|||
|1.36.3 (38.2) |
|||
|[[トウカイポイント]] |
|||
|3.5 |
|||
|456 |
|||
||[[トウカイポイント]] |
|||
|- |
|||
|} |
|} |
||
*札幌競馬場の(地)は地方開催。 |
*札幌競馬場の(地)は[[地方競馬]]開催。 |
||
== |
== 繁殖成績 == |
||
{| class="wikitable" border="1" style="font-size: 90%" |
|||
引退後は故郷の矢野牧場に戻って[[繁殖牝馬]]となる。[[2004年]]に父[[ブライアンズタイム]]の[[牝馬]](アロープラネット、栗東・山内研二厩舎)、[[2005年]]に父[[シンボリクリスエス]]の[[牡馬]](ランチボックス、栗東・[[浅見秀一]]厩舎)が生まれている。[[2006年]]には父[[ダンスインザダーク]]の仔を[[出産]]する予定だったが、2006年[[1月5日]]に[[心臓麻痺]]により死亡した<ref name="netkeiba12252"/>。 |
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! |
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!生年 |
|||
2004年に生まれたアロープラネットは、[[2007年]][[2月3日]]にデビュー戦で勝利している。 |
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!馬名 |
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!性 |
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2005年に生まれたランチボックスは、[[2007年]][[6月24日]]にデビューし、[[8月25日]]にデビュー3戦目で初勝利を挙げた。[[2010年]][[2月6日]]に斑鳩ステークスを優勝、オープン入りを果たしている。 |
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!毛色 |
|||
!父 |
|||
!戦績 |
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!主な成績 |
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!供用 |
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!出典 |
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|- |
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|初仔 |
|||
|2004年 |
|||
|アロープラネット |
|||
|牝 |
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|[[青鹿毛]] |
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|[[ブライアンズタイム]] |
|||
|9戦1勝 |
|||
| |
|||
|[[繁殖牝馬]] |
|||
|<ref>{{Cite web|title=アロープラネット|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000807415/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-05}}</ref> |
|||
|- |
|||
|2番仔 |
|||
|2005年 |
|||
|ランチボックス |
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|牡 |
|||
|[[鹿毛]] |
|||
|[[シンボリクリスエス]] |
|||
|35戦3勝 |
|||
|2007年:すずらん賞(OP)3着 |
|||
2010年:斑鳩ステークス(1600万円以下)1着 |
|||
|抹消 |
|||
|<ref>{{Cite web|title=ランチボックス|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000890254/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-05}}</ref> |
|||
|- |
|||
| |
|||
|2006年 |
|||
|母体内死亡 |
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| |
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| |
|||
|[[ダンスインザダーク]] |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
|<ref name=":5">{{Cite web|title=繁殖牝馬情報:牝系情報|アローキャリー|JBISサーチ(JBIS-Search)|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000612440/broodmare/info/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-10-05}}</ref> |
|||
|} |
|||
== 血統表 == |
== 血統表 == |
||
419行目: | 472行目: | ||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
|||
=== 出典 === |
|||
{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
||
== 参考文献 == |
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* 『[[優駿]]』([[日本中央競馬会]]) |
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** 2002年2月号 |
|||
***[[山本尊]]「【Play-back the Grade-I Races 2001】第53回阪神ジュベナイルフィリーズ({{GI}})」 |
|||
**2002年5月号 |
|||
***優駿編集部「【Play-back the Grade-I Races 2002】第62回桜花賞({{GI}}) アローキャリー」 |
|||
***[[石田敏徳]]「【第63回オークス({{GI}})展望】桜花賞馬に不出走の可能性が。そこで注目したいのが、この馬たちだ!」 |
|||
***優駿編集部「【杉本清の競馬談義 205】池添謙一騎手」 |
|||
**2002年7月号 |
|||
*** 阿部珠樹「【2002年春{{GI}}勝ち馬の故郷】矢野牧場 時代に調和した競馬人」 |
|||
**2002年9月号 |
|||
***石田敏徳「【充電完了! いざ闘いの舞台へ】3歳牝馬編 アローキャリー」 |
|||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
2021年10月6日 (水) 14:02時点における版
この記事は「新馬齢表記」で統一されています。 |
アローキャリー[1] | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Arrow Carry[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 1999年3月1日[1] | |||||
死没 | 2006年1月5日(7歳没)[2] | |||||
父 | ラストタイクーン[1] | |||||
母 | アロールーシー[1] | |||||
母の父 | サンキリコ[1] | |||||
生国 | 日本(北海道静内町)[1] | |||||
生産者 | 矢野牧場[1] | |||||
馬主 | 矢野秀春[1] | |||||
調教師 |
北川數男(北海道)[3] →山内研二(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 16戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億6970万5000円[1] | |||||
|
アローキャリー(欧字名:Arrow Carry、1999年3月1日 - 2006年1月5日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬[1]。
生涯
デビューまで
アロールーシーは、1991年に北海道静内町の矢野牧場で生産された牝馬で、父は、サンキリコである[4]。美浦トレーニングセンターの新関力厩舎にて競走馬デビューし、桐花賞(500万円以下)など5戦2勝を挙げた[4]。引退後は、生まれ故郷の矢野牧場で繁殖牝馬となり、1996年に初仔を生産[5]。1999年、4年目の種付けでは、矢野牧場主である矢野秀春が主導するジェイエスが仲介を担当し、リース種牡馬として日本に来ていたラストタイクーンと交配した[6]。
1999年3月1日、アロールーシーの3番仔として鹿毛の牝馬(後のアローキャリー)が誕生[1]。牧場での仔は、矢野によれば「当歳の頃の印象といっても、特に記憶に残るようなことはなかったなあ[6]」と振り返っている。仔は、ラストタイクーンに内国産馬の牝系、そして牝馬であるために、セリに出場させても買い手がつかないと考えて、矢野自身が所有した[6]。芝向きの血統ゆえに、将来的に芝の多い日本中央競馬会(JRA)の競走に出走させたかったが[6]、まずは、ホッカイドウ競馬の北川數男厩舎に入厩。当時存続の危機にあったホッカイドウ競馬の救援や、JRAよりも劣る相手のために楽に勝ち上がれると考えたためであった[6]。
競走馬時代
2001年5月9日、札幌競馬場でデビューし、2着[7]。2戦目で初勝利を挙げた[8]。その後札幌、旭川競馬場での2戦は、いずれも3着敗退[9]。続いてホッカイドウ所属の身で、JRA開催の札幌競馬場・2歳500万円以下(芝1000メートル)に出走。後方に3馬身半差をつけて2勝目、走破タイム57.2秒は、レコードを樹立した[10][11]。旭川競馬場のフローラルカップは1番人気に支持されるも13着敗退、再びJRAに参戦したすずらん賞では、初めてJRA所属馬と戦い3着となった[11]。
その後は、JRAに移籍し、栗東トレーニングセンターの山内研二厩舎に転厩[11]。12月2日、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に参戦。短期免許で来日中のキーレン・ファロンが騎乗した。逃げたが、直線でタムロチェリーに半馬身かわされ2着となった[12]。それから中1週でフェアリーステークス(GIII)では1番人気に推されたが、4着[12]。3歳となった2002年、エルフィンステークス(OP)で始動し2着、続くアネモネステークス(OP)は8着に敗れた[9]。
4月7日、桜花賞(GI)に出走、山内は、レース1週間前に池添謙一に騎乗依頼を行った[13]。同じ山内厩舎からは、フィリーズレビュー(GII)を制したサクセスビューティが出走しており、山内は池添に対し、これまでの逃げ作戦ではなく「サクセスビューティの後ろについていけ[11]」と指示。当日は、サクセスビューティが単勝3番人気、アローキャリーは13番人気に推された[11]。
映像外部リンク | |
---|---|
2002年 桜花賞 レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
スタートからサクセスビューティが逃げ、アローキャリーは指示通りその直後に位置した[13]。直線では、サクセスビューティの脚が鈍って後退、9番人気のヘルスウォールが一時先頭に代わったが、アローキャリーがサクセスビューティの背後から外に持ち出して追い上げた[11]。坂の終わりで先頭に立ち、大外から脚を伸ばした後続に1馬身4分の1差をつけて先頭で入線した[11]。重賞およびGI初勝利、地方競馬出身馬としては1994年のオグリローマン以来史上2頭目の勝利であった[11]。また、池添、矢野秀春、矢野牧場にとっても初のGIタイトルであった[11]。池添は、入線後にガッツポーズを繰り返し、引き揚げて下馬する際には「涙で目が真っ赤に腫れていたほどの感激ぶり[11]」(優駿編集部)であった。同厩舎の人気薄の勝利に山内は「なんとも言えない気持ちですね。まさか、という感じで....[11]」としている。2着は単勝7番人気ブルーリッジリバーが入り、馬番連勝は、85番人気の3万4440円という万馬券になった[11]。
山内は、適性はマイルにあるとして、優駿牝馬(オークス)(GI)には出走せずに放牧[14]。フロンティアスタッド、カタオカステーブルで夏休みを過ごし、秋は秋華賞を目標としていた[15]。ローズステークス(GII)で再始動し最下位。それから秋華賞には出走せず、ほか4戦するもいずれも下位、マイルチャンピオンシップ(GI)出走を最後に引退し、競走馬登録を抹消した[9]。
繁殖牝馬時代
引退後は、故郷の矢野牧場に戻り繁殖牝馬となった[16]。初年度はブライアンズタイム、2年目はシンボリクリスエスの仔を生産[16]。3年目にはダンスインザダークの仔を出産する予定であったが、2006年1月5日に心臓麻痺により、7歳で死亡した[2]。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[17]およびJBISサーチ [9]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭
数 |
枠
番 |
馬
番 |
オッズ
(人気) |
着順 | タイム
(上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量
[kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重
[kg] | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2001. | 5. | 9 | 札幌(地) | フレッシュチャレンジ | ダ1000m(良) | 11 | 2 | 2 | (5人) | 2着 | 1.02.9 | 0.1 | 斉藤正弘 | 53 | ミサトシェイヴ | 460 | |
5. | 17 | 札幌(地) | フレッシュチャレンジ | ダ1000m(良) | 11 | 2 | 2 | (3人) | 1着 | 1.01.9 | 0.2 | 井上俊彦 | 53 | (ラヴァリージェニオ) | 454 | ||
6. | 12 | 札幌(地) | オープン | ダ1000m(良) | 11 | 3 | 3 | (2人) | 3着 | 1.01.9 | 0.3 | 井上俊彦 | 53 | ウィンメッセージ | 458 | ||
7. | 19 | 旭川 | サマーチャレンジ1 | ダ1000m(稍) | 12 | 7 | 9 | (2人) | 3着 | 1.02.1 | 0.3 | 千葉津代士 | 53 | ツギタテギャル | 462 | ||
8. | 11 | 札幌 | 500万下 | 芝1000m(良) | 13 | 3 | 3 | 5.0 (3人) | 1着 | R(34.3) 57.2 | 0.6 | 井上俊彦 | 53 | (ラヴァリープローブ) | 452 | ||
9. | 6 | 旭川 | フローラルカップ | H3 | ダ1600m(良) | 14 | 2 | 2 | (1人) | 13着 | 1.51.4 | 3.7 | 井上俊彦 | 53 | トヤママズル | 466 | |
9. | 23 | 札幌 | すずらん賞 | OP | 芝1600m(良) | 13 | 3 | 3 | 6.2 (4人) | 3着 | 1.10.2 (36.1) | 0.1 | 井上俊彦 | 54 | キタサンヒボタン | 452 | |
12. | 2 | 阪神 | 阪神ジュベナイルF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 1 | 2 | 42.9 (9人) | 2着 | 1.35.2 (35.8) | 0.1 | K.ファロン | 54 | タムロチェリー | 450 | |
12. | 16 | 中山 | フェアリーS | GIII | 芝1200m(良) | 16 | 6 | 11 | 4.1 (1人) | 4着 | 1.08.4 (35.7) | 0.6 | 蛯名正義 | 54 | サーガノヴェル | 446 | |
2002. | 2. | 2 | 京都 | エルフィンS | OP | 芝1600m(良) | 12 | 6 | 7 | 3.0 (2人) | 2着 | 1.35.6 (35.8) | ハナ | 藤田伸二 | 54 | チャペルコンサート | 444 |
3. | 9 | 中山 | アネモネS | OP | 芝1600m(良) | 15 | 7 | 12 | 2.3 (1人) | 8着 | 1.35.5 (38.5) | 1.1 | O.ペリエ | 54 | サンターナズソング | 442 | |
4. | 7 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 15 | 42.9(13人) | 1着 | 1.34.3 (35.6) | 0.2 | 池添謙一 | 55 | (ブルーリッジリバー) | 442 | |
9. | 15 | 阪神 | ローズS | GII | 芝2000m(良) | 16 | 8 | 16 | 22.9 (5人) | 16着 | 2.03.6 (38.2) | 3.5 | 四位洋文 | 54 | ファインモーション | 454 | |
9. | 28 | 阪神 | ポートアイランドS | OP | 芝1600m(良) | 10 | 1 | 1 | 12.2 (3人) | 7着 | 1.34.1 (36.0) | 0.9 | 村本善之 | 54 | モノポライザー | 450 | |
10. | 26 | 京都 | スワンS | GII | 芝1400m(良) | 18 | 7 | 14 | 77.3(12人) | 8着 | 1.21.2 (34.6) | 1.4 | 池添謙一 | 55 | ショウナンカンプ | 454 | |
11. | 17 | 京都 | マイルチャンピオンS | GI | 芝1600m(良) | 18 | 8 | 17 | 122.0(18人) | 18着 | 1.36.3 (38.2) | 3.5 | 熊沢重文 | 54 | トウカイポイント | 456 |
- 札幌競馬場の(地)は地方競馬開催。
繁殖成績
生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 戦績 | 主な成績 | 供用 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初仔 | 2004年 | アロープラネット | 牝 | 青鹿毛 | ブライアンズタイム | 9戦1勝 | 繁殖牝馬 | [18] | |
2番仔 | 2005年 | ランチボックス | 牡 | 鹿毛 | シンボリクリスエス | 35戦3勝 | 2007年:すずらん賞(OP)3着
2010年:斑鳩ステークス(1600万円以下)1着 |
抹消 | [19] |
2006年 | 母体内死亡 | ダンスインザダーク | [16] |
血統表
アローキャリーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ノーザンダンサー系 |
[§ 2] | ||
父 *ラストタイクーン Last Tycoon 1983 鹿毛 |
父の父 *トライマイベストTry My Best 1975 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Sex Appeal | Buckpasser | |||
Best in Show | ||||
父の母 Mill Princess1977 鹿毛 |
Mill Reef | Never Bend | ||
Milan Mill | ||||
Irish Lass | Sayajirao | |||
Scollata | ||||
母 アロールーシー 1991 鹿毛 |
*サンキリコ Sanquirico 1985 黒鹿毛 |
*リイフォー Lypheor |
Lyphard | |
Klaizia | ||||
Nell's Briquette | Lanyon | |||
Double's Nell | ||||
母の母 ソーミュール1981 黒鹿毛 |
アローエクスプレス | *スパニッシュイクスプレス | ||
*ソーダストリーム | ||||
マーキュリーアロー | *ミンシオ | |||
ストレートアロー F-No.21-a | ||||
母系(F-No.) | ストレイトビツド(IRE) 系(FN:21-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 3x5=15.63%、Nearco 5x5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “アローキャリー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日閲覧。
- ^ a b “桜花賞馬アローキャリー、心臓麻痺で死亡”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月4日閲覧。
- ^ “5R フレッシュCh(中央認定)|2001年5月9日(水)2回札幌2日|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月6日閲覧。
- ^ a b “アロールーシー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “繁殖牝馬情報:牝系情報|アロールーシー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e 『優駿』2002年7月号 44-47頁
- ^ “5R フレッシュCh(中央認定)|2001年5月9日(水)2回札幌2日|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “5R フレッシュCh(中央認定)|2001年5月17日(木)2回札幌6日|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月6日閲覧。
- ^ a b c d “アローキャリー 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日閲覧。
- ^ “【札幌5R・2歳新馬】カイカノキセキがレコードV 鮫島克駿騎手「いいスピードがある」”. スポーツ報知 (2021年6月12日). 2021年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『優駿』2002年5月号 16-21頁
- ^ a b 『優駿』2002年2月号 47-49頁
- ^ a b 『優駿』2002年5月号 66-69頁
- ^ 『優駿』2002年5月号 22頁
- ^ 『優駿』2002年9月号 27頁
- ^ a b c “繁殖牝馬情報:牝系情報|アローキャリー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月5日閲覧。
- ^ “アローキャリーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月20日閲覧。
- ^ “アロープラネット|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月5日閲覧。
- ^ “ランチボックス|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年10月5日閲覧。
- ^ a b “血統情報:5代血統表|アローキャリー”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2017年8月30日閲覧。
- ^ a b “アローキャリーの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2017年8月30日閲覧。
参考文献
- 『優駿』(日本中央競馬会)
- 2002年2月号
- 山本尊「【Play-back the Grade-I Races 2001】第53回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)」
- 2002年5月号
- 優駿編集部「【Play-back the Grade-I Races 2002】第62回桜花賞(GI) アローキャリー」
- 石田敏徳「【第63回オークス(GI)展望】桜花賞馬に不出走の可能性が。そこで注目したいのが、この馬たちだ!」
- 優駿編集部「【杉本清の競馬談義 205】池添謙一騎手」
- 2002年7月号
- 阿部珠樹「【2002年春GI勝ち馬の故郷】矢野牧場 時代に調和した競馬人」
- 2002年9月号
- 石田敏徳「【充電完了! いざ闘いの舞台へ】3歳牝馬編 アローキャリー」
- 2002年2月号
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post エラー:
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が未定義です。(参照1・参照2) - アローキャリー - 競走馬のふるさと案内所