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Flitto はAI翻訳に加えてユーザーが直接翻訳を行うため、機械翻訳と比較し、自然な翻訳が出来るだけではなく特に、流行り言葉や方言、もしくは口語体及びことわざまでもニュアンスに合わせ自然に翻訳できる。
Flitto はAI翻訳に加えてユーザーが直接翻訳を行うため、機械翻訳と比較し、自然な翻訳が出来るだけではなく特に、流行り言葉や方言、もしくは口語体及びことわざまでもニュアンスに合わせ自然に翻訳できる。


Flitto は、現在ウェブサイトだけではなく、[[iPhone]]、[[iPad]]、[[android]]の[[スマートフォン]]でもアプリも利用ができる。 Flittoは、短文と長文、画像・音声翻訳、及び1対1の専門翻訳のサービスを、現在では25ヶ国の言葉([[ドイツ語]]・[[ロシア語]]・[[ベトナム語]]・[[スペイン語]]・[[アラビア語]]・[[英語]]・[[イタリア語]]・[[インドネシア語]]・[[日本語]]・[[中国語]](簡体)・[[台湾語]](繁体)・[[タガログ語]]・[[タイ語]]・[[トルコ語]]・[[ポルトガル語]]・[[フランス語]]・[[韓国語]]・[[ヒンディー語]])その他の主要言語に対応している。また、さらに対応言語は順次追加する予定である。翻訳された内容を[[QRコード]]で変換できるサービスも提供中。
Flitto は、現在ウェブサイトだけではなく、[[iPhone]]、[[iPad]]、[[Android (オペレーティングシステム)|android]]の[[スマートフォン]]でもアプリも利用ができる。 Flittoは、短文と長文、画像・音声翻訳、及び1対1の専門翻訳のサービスを、現在では25ヶ国の言葉([[ドイツ語]]・[[ロシア語]]・[[ベトナム語]]・[[スペイン語]]・[[アラビア語]]・[[英語]]・[[イタリア語]]・[[インドネシア語]]・[[日本語]]・[[中国語]](簡体)・[[台湾語]](繁体)・[[タガログ語]]・[[タイ語]]・[[トルコ語]]・[[ポルトガル語]]・[[フランス語]]・[[韓国語]]・[[ヒンディー語]])その他の主要言語に対応している。また、さらに対応言語は順次追加する予定である。翻訳された内容を[[QRコード]]で変換できるサービスも提供中。


翻訳家ネットワークを活用する事で得た大量の言語データをコーパスとして成形し、機械翻訳のエンジン、音声認識システム、自然言語処理などのAI開発の現場に提供している。
翻訳家ネットワークを活用する事で得た大量の言語データをコーパスとして成形し、機械翻訳のエンジン、音声認識システム、自然言語処理などのAI開発の現場に提供している。

2020年9月6日 (日) 08:51時点における版

Flitto 会社のロゴ
Flitto アプリのアイコン

Flitto (フリット) とは、AI翻訳とクラウドソーシング翻訳を組み合わせたプラットホームを提供することで、ユーザー同士が自由に翻訳を依頼し合えるサービスである。2019年現在、世界170カ国でユーザー数世界1,030万人、登録翻訳家数380万人を記録している。翻訳が必要な場合、ユーザーは依頼者側で翻訳をリクエストすることができ、外国語が出来るユーザーなら直接翻訳家になることも出来る。また、スターのSNSを含め、世界の全てのコンテンツを25ヶ国の言語で読むことが出来るサービスも提供する。

Flitto はAI翻訳に加えてユーザーが直接翻訳を行うため、機械翻訳と比較し、自然な翻訳が出来るだけではなく特に、流行り言葉や方言、もしくは口語体及びことわざまでもニュアンスに合わせ自然に翻訳できる。

Flitto は、現在ウェブサイトだけではなく、iPhoneiPadandroidスマートフォンでもアプリも利用ができる。 Flittoは、短文と長文、画像・音声翻訳、及び1対1の専門翻訳のサービスを、現在では25ヶ国の言葉(ドイツ語ロシア語ベトナム語スペイン語アラビア語英語イタリア語インドネシア語日本語中国語(簡体)・台湾語(繁体)・タガログ語タイ語トルコ語ポルトガル語フランス語韓国語ヒンディー語)その他の主要言語に対応している。また、さらに対応言語は順次追加する予定である。翻訳された内容をQRコードで変換できるサービスも提供中。

翻訳家ネットワークを活用する事で得た大量の言語データをコーパスとして成形し、機械翻訳のエンジン、音声認識システム、自然言語処理などのAI開発の現場に提供している。

社歴

2012年9月1日、イ・ジョンス代表とカン・ドンハンキム・ジングが共同創業者に参加しFlittoを創立。 創立直後、イギリスのTechStars Network Springboard Incubatingに最初のアジア系の会社として選定された。Flittoの最初の本社は韓国ソウル市江南区駅三洞に位置したMARU180であり、現在は江南区三成路に位置している。 設立以来、Flitto は多くのグローバル企業たち(Microsoft, JYP, Google, Naver, NTTドコモ)と業務提携を締結してきた。 

クラウドソーシング翻訳

ポイント

Flittoの中で、翻訳を依頼するときにはポイントが必要である。ポイントはクレジットカード・オンライン決済(現在では韓国のみ)・PayPal・Alipayで購入するか、翻訳家として活動してポイントを獲得することが出来る。 

短文/長文

ユーザーたちは、短文と長文の翻訳の依頼が可能であり、現在は25ヶ語をサポートしている。―ドイツ語・ロシア語・ベトナム語・スペイン語・アラビア語・英語・イタリア語・インドネシア語・日本語・中国語(簡体)・台湾語(繁体)・タガログ語・タイ語・トルコ語・ポルトガル語・フランス語・韓国語・ヒンディー語、その他の主要言語― 翻訳リクエストをする時、Flittoからのおすすめポイントをが示されているので、これを参考に依頼者が直接ポイントを決めることも出来る。翻訳のリクエストが完了したら、該当の言語を使う翻訳家たちへとアラームが送られる。依頼者は数件の翻訳の中で一番自然な翻訳を採用をし、採用された翻訳家は決められたポイントを得ることになる。

原文の長さによって、短文(約260字以内)または、長文として分かれる。 長文の場合、幾つかの文脈で分けられた後、翻訳家に送られるため、より多くの翻訳家の参加により、短い時間の間に長文の翻訳文章を得ることが出来る。ただし、長文が文脈で分けられるため、繋がりがよく纏まらない場合もある。このような状況を備えて、メモ欄に翻訳に関する簡単なリクエスト事項を残すことが出来る。翻訳家たちはプラットホーム上で他の翻訳家の前後の文脈を参考にし、自分の翻訳に反映することも出来る。 

イメージ・GPS

翻訳のリクエスト事項をテキストで書き辛い場合、写真を取って翻訳を依頼することが出来る。旅行の途中にレストランのメニューや看板、製品の説明書などに出会った際、直接写真を取り、イメージのまま翻訳をリクエストできる。また、GPS機能を使うと、該当の場所で同じリクエストが過去にあったか確認することも出来、過去に翻訳された文がある場合には、その翻訳をすぐに見られる。また、周辺ではどのような翻訳リクエストがあったのかも確認できる。  

音声

イメージと同様、翻訳の必要な音声を録音することで、翻訳依頼のリクエストができる。

1対1の専門翻訳

依頼者と翻訳家が1対1の形式で翻訳のリクエストを取り交わせるサービスである。1対1翻訳のサービスは依頼者から直接設定した条件(価格・納期・専門分野)に合わせて、翻訳家に直接リクエストできるという長所があり、クラウドソーシング翻訳よりも専門的で、繋がりのきれいな翻訳を得ることができる。1対1の翻訳サービスはウェブサイトだけで使える。依頼者はより正確で早く、低価格で専門的な翻訳家を直接選択することが出来、翻訳家と1対1のメッセージを通じてコミュニケーションすることもできる。 翻訳家としては、市場に比べ、低いプラットフォーム手数料及び、自由に翻訳依頼を選べるという長所がある。

その他のサービス

ディスカバリー(SNS/コンテンツ)

有名スターのSNSアカウントが多くの言語で翻訳されている。現在、FlittoはTwitterInstagramWeiboなどのSNSをサポートしている。PSYとブラジルの有名作家Paulo CoelhoもFlittoを推薦したことがある。[1]

多くのスターたちもまた、Twitterなどを通じてFlittoにログイン、音声メッセージを残している。 彼らが海外のファンたちとコミュニケーションする方法の一つとしてFlittoを愛用している。スターがFlittoに直接アップロードする音声メッセージは、ユーザーたちによって翻訳されたり、共有することもできる。好きなスターをフォローすると、スターの音声メッセージがアップデートされた時、アプリのプッシュ通知でアップデートを得ることができる。現在、多くの韓国人歌手たちに使われていて、Super Juniorのヘンリとチェ・シウォン・TEEN TOPBlock B・G.NAなど、多くのスターたちが海外のファンとコミュニケーションするため、Flittoを使っている。

世界各国の多様で面白いコンテンツをユーザーたちが直接各国の言葉で翻訳し、楽しめるサービスである。

ストア

ストアは、翻訳を通じて獲得したポイントで、様々な商品を買ったり、救援団体などに寄付したり、現金へと交換も出来る場所である。 商品としては、 Flitto食品・モバイル商品券・Amazon.comのギフトカードなどがある。寄付では現在行われているプロジェクトに一緒に参加、寄付することができる。以前のリストとしては、モーケン(Mawken)の子供の教育支援の寄付とネパール地震の寄付などが行われた。国際ボランティア団体であるプランと一緒に寄付のプロジェクトに参加すると、1365ボランティアポータルでボランティア時間として認証をもらえるので―韓国の中・高校でボランティア時間が成績に反映されるので、ボランティアの時間を機関と協力し、認証してくれる機関である―、6,000ポイントを寄付したら4時間のボランティア時間を付与してもらえる。 また、イベントの時には、iPhoneやノートパソコンなどが商品として提供されるときもある。

QRコード

FlittoのQRコードはユーザーなら誰でも使える機能である。採択か完了された翻訳リクエストには、自動的にQRコードが生成される。 FlittoのQRコードをレストラン、博物館、イベントなど、翻訳の必要な場所に設置でき、観光客及び、翻訳の必要なユーザーはQRコードをスキャンすることで、該当情報の翻訳を得ることが出来る。 現在ミョンドン・ホンデ・インサドンなどの街中で FlittoのQRコードが使われている。 

略歴

  • 2012.09 - DSC Investmentから$800,000の投資誘致
  • 2012.09 - 韓国初でイギリスのTechStars Network Springboard Incubatingに参加
  • 2012.10 - Morrison & Forester (London)で主催したInnovative Tech Startupで 1位
  • 2012.12 - 韓国初でシリコン・バレーIR進行
  • 2012.12 – シリコンDemoDayに発表される5つの発表企業の一つに選出
  • 2012.12 - 韓国初でFacebook HQでIR進行
  • 2013.03 - アメリカのSXSW 2013に参加/ Top 7サービスに選出
  • 2013.05 - 韓国の未来創造科学部選定の創造経済代表企業に選出
  • 2013.05 - MKモバイル創業KoreaでスパースターM 1位
  • 2013.07 - シリコン・バレーに支社設立
  • 2013.08 – スイスのSeedstars World Competitionで韓国代表として選出
  • 2013.09 – TechCrunch Disrupt SF 2013 参加企業選出
  • 2013.10 - イスラエル政府主催のStartTelAvivで韓国代表として選出
  • 2013.12 - 韓国、KBS 黄金のペンタゴンで最終優勝 (KBS/IBK/未来創造科学部)
  • 2014.02 - スイスのSeedstars World Competitionで優勝
  • 2014.07 - 台湾のIdeasShowスタートアップ・バトルで優勝
  • 2015.03 - Flitto 中国支社設立 (ベイチン 中关村)
  • 2015.10 - 中国の DemoTheWorldで優勝及び、中国内ICP獲得
  • 2015.11 - 2015 K-ICT 対象デジタルコンテンツ部門大賞
  • 2016. 5 - シリーズB投資誘致 (90億)
  • 2016. 6 - 日本NTTドコモ (NTT Docomo)とパートナーシップ締結
  • 2016. 8 - ETRI(韓国電子通信研究所)と業務協約締結
  • 2016.11 - バイドゥ(Baidu)の金熊掌奖を受賞
  • 2016.12 - 中国MARSベンチャー企業コンテスト準優勝
  • 2017. 1 - 中国科学院中英起業大会優勝、QR Place サービス開始
  • 2017. 4 - 米国マイクロソフト(Microsoft)とパートナーシップ締結、2017年ソウル市ー観光スタートアップ協力プロジェクト優勝
  • 2017. 5 - 中国バイドゥ(Baidu)とパートナーシップ締結
  • 2017. 7 - 韓国サムソンとパートナーシップ締結、社団法人国際通翻訳協会翻訳者活動支援協定締結
  • 2017. 8 - 中国中関村(ちゅうかんそん)創業通り・総括機関イノウェイ業務協定
  • 2017. 9 - 韓国カカオとパートナーシップ締結、株式会社コロプラネクストからの投資誘致
  • 2017.11 - 中国テンセント(Tencent)とパートナーシップ締結
  • 2018. 5 - アメリカFenox Startup World Cup 2018 国内1位及び世界2位、中国支店国際標準ISO9001 認証取得、映像字幕言語データ提供、アーケード、Corpus Management System サービス開始
  • 2018. 6 - NIA(韓国情報化振興院), ETRI(韓国電子通信研究所)と 公共標準データ構築
  • 2018. 7 - 日本支店設立(東京)
  • 2018. 8 - 社団法人日本翻訳連盟(JTF) 正式会員に登録
  • 2018. 9 - 日本情報通信機構(NICT)傘下の2020年東京オリンピック・グローバルコミュニケーション開発推進協会に正式会員として登録
  • 2018.12 - 「2019年青年新化強小企業」選定
  • 2019. 4 - Hyundai Motor Companyとパートナーシップ締結、翻訳校正サービス、Open API提供サービス開始
  • 2019. 5 - CJ ENMとパートナーシップ締結、NIA(韓国情報化振興機構)「韓国語コーパスデータ構築プロジェクト」参画
  • 2019. 7 - KOSDAQ上場「国内初のビジネスモデル特例上場」
  • 2019.12 - 韓国本社「外国語専門翻訳サービス」 ISO 9001 認証取得

マスコミ報道

  • 2013.03 - “The Top 7 Things You Missed at SXSW” – Kansas City Business Journal で「見逃してしまった7つの中で1つ」として選定[2]
  • 2014.09 - CNN International ニュース記事, ‘Korean Tech Giants’[3]
  • 2015.01 - Tech In Asia 記事, 'Korean entrepreneur went from translating K-Pop tweets to selling language data to web giants'[4]
  • 2015.04 – BBC ‘The Making of Me’ シリーズの第1話のエピソードに登場、及びニュースの記事に報道 ‘From homework to a global business’[5]
  • 2016.01 - KBS1 新年特集の「청년 대한민국」の2篇で放送

関連リンク

  1. ^ "Gangnam: The Silicon Valley of South Korea". 
  2. ^ "The Top 7 Things You Missed at SXSW". 
  3. ^ "On the road: South Korea tech start-ups". 
  4. ^ "Korean entrepreneur went from translating K-Pop tweets to selling language data to web giants". 
  5. ^ "How doing homework for friends inspired a global company".