「ホウドウキョク」の版間の差分
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:[[iOS]]、[[Android]]向けのアプリにて、ライブ配信、テキスト記事、VR動画を配信 |
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:有料配信。dTV内の「ニュース」カテゴリで、ニュース動画が視聴可能。ライブ配信は視聴不可。 |
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2020年9月6日 (日) 08:35時点における版
言語 | 日本語 |
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タイプ | 映像配信ポータルサイト |
ジャンル | 報道 |
運営者 | フジテレビ |
設立者 | フジテレビ |
収益 | 視聴料金の収入[注 1] |
スローガン | あの人なら、こう考える |
営利性 | あり |
登録 | なし |
開始 | 2015年4月1日 |
現在の状態 | 2018年4月より、コンテンツを「FNN.jp プライムオンライン」へ移行。その後2019年3月末に更新終了。5月31日閉鎖。 |
ホウドウキョクは、フジテレビが2015年4月から2019年3月まで運営していたニュースサイト。
フジテレビオンデマンド等で2015年4月1日から2018年3月31日まで配信されていたウェブ専門ニュース専門チャンネル、「ホウドウキョク24」についてもあわせて記載する。
概要
フジテレビにはCSによるニュース専門チャンネルがなく[注 2]、社内ではホウドウキョクの開局以前から自社の報道局による24時間ニュース専門チャンネル立ち上げの要望が存在していた[1]。ホウドウキョクのプロジェクトリーダーである、フジテレビ報道局次長(当時)の福原伸治が掲げていた制作コンセプトとしては、FNNにてニュースネットワークを形成しているため、ニュース素材である各種映像が揃っているのに、放送出来る環境が少なかったため、ネットコンテンツとして加工し配信出来る環境として立ち上げ、また既存のニュース専門チャンネルとの差別化を図る意図から、報道とは違う異分子を入れたコンテンツを制作する、としていた[2]。
開局当初、番組編成についてはWebでの展開も考慮していたが、NOTTVでの放送も決まっていたことから、NOTTV側が望むニュースチャンネルを念頭にしたため、テレビ的なコンテンツを揃える方針であった。その結果、地上波、衛星波で放送する報道番組の再配信ではなくホウドウキョク独自コンテンツを編成した[注 3]。そのため、局アナウンサーやフリーアナウンサーをメインに進める番組が多い他局のニュース専門チャンネルとは異なり、女性タレントやモデルがキャスターを担当する朝の情報番組や、ネットサービスに長けている論客が担当するFNN系列の地上波ニュース番組のスピンオフ番組、各界の論客を交えて、ニュースの深掘りをするトーク番組等を編成していた。
基本的には、番組構成の特徴として、長い放送尺(現在は配信尺)のトーク、ノーカットVTR、全編生中継を基本としている[1]。これらを踏まえ、ニュースを解説する解説委員については、新たに別の部署から人事異動にて異動して来た者も存在する[注 4]。
視聴者からの意見等をTwitter、Facebook等のSNSで募集しており、チャンネルの意見を求める際のTwitterのハッシュタグは「#ホウドウキョク」、また番組個別に意見を募るハッシュタグも存在する。
番組配信のためのスタジオ設備については、地上波、衛星波で使用している、FCGビル12階の報道センター及びV9スタジオではなく、同ビル14階のV10スタジオを「ホウドウキョクニューススタジオ」として専用化しており、専従スタッフが30人強の体制で番組を制作していた[2]。
2016年10月、ホウドウキョクのプロジェクトリーダーが清水俊宏に替わった事に伴い、番組編成が大幅変更となり、週末の配信枠の殆どがリピート配信編成に変更された[3]。
また、Webサイトも大幅にリニューアルされ、テキスト記事、短尺動画、VR動画、インフォグラフィックス、ホウドウキョクが解説委員以外に識者として定めている専門家の解説コメントを導入した[4][5]。その理由として、「速報性ではSNSに勝てないので、"接地面"を増やしてお客さんに来て貰う機会を増やす事で、ユーザー属性を把握し、年代別でのニュース、コメント、解説に興味を示しているかというデータの蓄積を行い、そのデータを地上波のニュース・ワイドショー番組へさらなる還元も視野に入れている」意向を持っている事を明かしている[3]。
その他にも、ホウドウキョクにて配信している記事を、Yahoo!ニュース、グノシー、スマートニュース、ニュースパスへも配信開始。2017年5月には、自社開発したスマートフォン向けアプリケーションを開発し、そちらでもサービスを開始した。
2017年11月頃をもって専用スタジオの「ホウドウキョクニューススタジオ」は解体[6]。スタジオセットについては同局が2018年9月まで地上波にて放送していた『モノシリーのとっておき〜すんごい人がやってくる!〜』などに再利用された。
2018年4月2日、FNNは報道番組の全ブランドを『プライムニュース』へと統一した事に伴い、FNNのWebサイトを一新。同日11時より、FNNニュースのポータルサイト「FNN.jpプライムオンライン」がオープンした。これに伴い、ホウドウキョクのWebサイトにて公開していた、有識者等のテキスト記事や映像が全て移行され、Yahoo!ニュースなどへの配信名も変更された。また、プロジェクトリーダーであった清水も、肩書きが「FNN.jpプライムオンライン・チーフビジョナリスト」と変更された。
なお、番組配信やコンテンツ配信については、ホウドウキョクのスマートフォンアプリやその他配信媒体でのホウドウキョクブランドでのニュース配信を継続していた[7][8]が、フジテレビ企業広報室は、J-CASTの取材に対して、「2018年4月2日時点で「移行期間中」だと回答し、「徐々に発展的に統合していきます」」と説明した[7]。その後、ホウドウキョクWebサイトの更新は2019年3月31日で終了し、5月31日に閉鎖された。
ホウドウキョクからの移行後、YouTube、Twitterにも「FNNプライムオンライン」の名称でFNN加盟局の最新のニュースが配信されている。
過去の配信媒体
- 2018年4月2日時点
- 基本的に、ホウドウキョクのウェブサイトで全番組配信であるが、一部番組は動画共有サービスにて配信。
- ホウドウキョク24(フジテレビオンデマンド)
- 開局当初より全時間帯視聴可能。
- 「ホウドウキョク」スマートフォンアプリケーション
- 有料配信。dTV内の「ニュース」カテゴリで、ニュース動画が視聴可能。ライブ配信は視聴不可。
- 無料配信。『FLAG7』等のレギュラー番組の他、特番の生配信。
- 無料配信。『あしたのコンパス』の生配信が行われる他、特番の生配信。
- 無料配信。新たに『FLAG7』の番組開始から配信プラットフォームとして追加され、特番や各役所の記者会見等の生配信も実施。過去、『ランチタグ』の生配信も行われていた。
放送媒体
- 現在は放送局による「放送」は行われていないが、過去に行われていた。
キャスター
現在
- なし。
原則ストレートニュース素材は地上波でのスポットニュース、朝のワイドショー内で放送されたナレーション素材若しくはフジテレビアナウンサー[注 6]、報道局の阿部、田代等のナレーション素材に変更のため、読み上げキャスター設置を取り止め
過去
配信番組
- 2018年4月2日時点では全て「番組」としての配信を終了
終了番組
- Startup!180(2015年4月 - 2016年3月)
- ニュースのキモ! Morning
- MC:細貝沙羅(当時:フジテレビアナウンサー)、鹿嶋豪心(当時:ホウドウキョク ニュース編集長、現:報道局政治部記者)、久下真以子、鈴木理香子 ほか
- ニュースのキモ! Afternoon
- みんなのウラ(2015年4月1日 - 2016年9月30日)
- ニュースのキモ!Night(2015年10月 - 2016年3月)
- MC:高野萌、久下真以子、鈴木理香子、平松秀敏(ホウドウキョクデスク)、古山倫範(同左)、松井信樹(同左)、フジテレビ報道局記者 ほか
- ニュースのキモ!Evening
- アシスタント:高野萌、堤友香、細貝沙羅、阿部知代
- デスク:平松秀敏、清水俊宏、古山倫範、森下知哉 (元々は土曜日と日曜日はそれぞれ違うデスクとアナウンサーだったが、土曜日と日曜日が同じデスクとアナウンサーになり、最後に担当していたのは森下知哉と阿部知代)
- 土曜のちよ箱(2015年10月 - 2016年3月)
- MC:阿部知代(報道局マルチデバイスニュースセンター シニアコメンテーター)
- さらのちゃんねる(2015年4月 - 2016年7月)
- MC:細貝沙羅(当時:フジテレビアナウンサー)
- 2001継続中(2015年4月 - 2016年3月)
- 皇室カレンダー(2015年4月 - 2016年3月)
- キャスター:山中章子、橋本寿史(解説委員※皇室担当)
- ホウドウキョク×GOGO(2016年4月 - 2017年3月)
- キャスター 月:藤村さおり 火:春日由実 水:西山喜久恵 木:堤礼実 金:田代尚子[注 8]
、月、水:春香クリスティーン 、火、木、金:鈴木理香子・久下真以子
解説委員 水:鈴木款 木:岡野俊輔 金:大山泰
- あしたのコンパス(2015年4月 - 2017年3月)
- ホウドウキョクxFLAG9(2016年10月 - 2017年3月)
- キャスター 月、火:平松秀敏(「ホウドウキョク」取材デスク)・久下真以子
水:平松秀敏・鈴木理香子木:森下知哉(当時ホウドウキョクデスク、現在社会部、元アナウンサー)・鈴木理香子 金:森下知哉・阿部知代
- 真夜中のニャーゴ(2015年4月 - 2017年3月)
- ランチタグ(2017年4月 - 2017年6月)
- キャスター 月:藤村さおり 火:春日由実 水:西山喜久恵 木:堤礼実 金:中村仁美、コメンテーター 月・火:平松秀敏 水:鈴木款 木:大山泰 金:平井文夫
- H.SCHOOL(2017年4月 - 2017年6月)
- MC ドミニク・チェン、市原えつこ(メディアアーティスト)
- 能勢伸之の週刊安全保障(2015年4月 - 2017年8月)
- 能勢伸之の日刊安全保障(2017年4月3日 - 2018年3月29日)[注 9]
- ホウドウキョク×FLAG7(2017年4月 - 2017年8月)
- 鴨ちゃんねる(2015年4月 - 2017年9月23日)
- キャスター:鴨下ひろみ(報道局 東アジア担当部長(北京支局))
脚注・出典
注釈
- ^ 一部サービスのみ。
- ^ フジテレビワンツーネクストでの地上波ディレイ放送もなし。
- ^ 但し、平成28年熊本地震地震発生以後の報道については地上波のFNN報道特番を衛星波と共に再送信。但し、鳥取県中部地震発生時は、通常番組放送中だったため独自情報を内包した。ホウドウキョク24Webサイト以外でも、Youtube Live、LINE LIVEにて同時生配信。また、地上波、衛星波では編成されなかった、2016年東京都知事選挙の選挙特別番組を独自編成した。
- ^ 元アナウンサーであった阿部知代や鈴木款(経済担当)等。
- ^ NOTTVサービス廃止に伴い終了。NOTTVパック、またはNOTTVシングルに加入した契約者が視聴可能だった。
- ^ BSフジNEWSアナウンサー、学生キャスターを含む
- ^ 降板後、地上波の『ユアタイム〜あなたの時間〜』のMCに就任
- ^ キャスターが後枠のキャスターが通して出演し、出演者が入替る場合有
- ^ 地上波の『FNN みんなのニュース Weekend』にてスピンオフコーナーである、『日曜安全保障』を放送しており、後継番組である『プライムニュース イブニング』でもコーナー格下げとして継続放送をしている
出典
- ^ a b “放送事業者によるニュースライブ配信サービスの行方” (PDF). NHK放送文化研究所 (2016年7月1日). 2016年10月7日閲覧。
- ^ a b 東洋経済 (2015年5月25日). “東洋経済ONLINE フジテレビが仕掛けた「ネット専門局」の正体 「24時間ニュースぶっ通し」で何を狙うのか”. 2015年11月30日閲覧。
- ^ a b マイナビ (2016年11月12日). “マイナビニュースに強力ライバル!? 総合ニュースサイトに変貌したフジテレビ「ホウドウキョク」担当者を直撃”. 2016年12月12日閲覧。
- ^ "CONSULTING ホウドウキョク 地上波テレビ局がネット上に作った「デジタルニュース編集部」" (Press release). 株式会社THINKR. 29 May 2014. 2017年4月19日閲覧。
- ^ PR TIMES (2016年10月24日). “オンデマンド配信を強化してリニューアル!LIVE配信に加えテキスト記事やVR動画も充実”. 2016年10月26日閲覧。
- ^ [1]
- ^ a b J-CAST (2018年4月6日). “フジテレビ「ホウドウキョク」、更新ほぼ停止 局に「新メディアとの関係」を聞いた”. 2018年4月10日閲覧。
- ^ 日経×TECH (2018年4月2日). “フジテレビ系列局で構成するFNN、「FNN.jpプライムオンライン」立ち上げ”. 2018年4月10日閲覧。
関連項目
- 放送法に基づく、在京キー局のニュース専門CS放送局
- 在京キー局が運営に関わっているニュース専門ネット配信
外部リンク
- ホウドウキョク (@houdoukyoku) - X(旧Twitter)
- ホウドウキョク (houdoukyoku) - Facebook