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「RAD Studio」の版間の差分

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| 最新版 = 10.4 Sydney
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| 最新版発表日 = 2020年5月27日
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| 対応OS = [[Microsoft Windows]]、[[macOS]]、[[iOS (アップル)|iOS]]、[[Android]]、[[Linux]] モジュールを生成可能
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== 長所 ==
== 長所 ==
* 単一のコードベース、単一のプロジェクトチームでマルチデバイス ([[Microsoft Windows|Windows]]、[[macOS]]、[[iOS (アップル)|iOS]]、[[Android]]、[[Linux]]) のサポートが実現できる。
* 単一のコードベース、単一のプロジェクトチームでマルチデバイス ([[Microsoft Windows|Windows]]、[[macOS]]、[[iOS (アップル)|iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]、[[Linux]]) のサポートが実現できる。
* [[RAD (計算機プログラミング環境)|RAD]] であり、かつ [[Microsoft Visual Basic|Visual Basic]] の様な[[ランタイムライブラリ]]の別途配布も不要([[実行ファイル]]に結合可能)である。
* [[RAD (計算機プログラミング環境)|RAD]] であり、かつ [[Microsoft Visual Basic|Visual Basic]] の様な[[ランタイムライブラリ]]の別途配布も不要([[実行ファイル]]に結合可能)である。


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[[2013年]][[9月11日]]に 「'''RAD Studio XE 5'''」(内部バージョン: 12.0)が発表された。
[[2013年]][[9月11日]]に 「'''RAD Studio XE 5'''」(内部バージョン: 12.0)が発表された。


[[Delphi]] XE5、[[C++Builder]] XE5、HTML5 Builder が含まれる。[[Delphi]] に [[Android]] 用[[コンパイラ]]が追加された。
[[Delphi]] XE5、[[C++Builder]] XE5、HTML5 Builder が含まれる。[[Delphi]] に [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] 用[[コンパイラ]]が追加された。


[[2013年]][[12月11日]]にリリースされた Update 2 により、[[C++ Builder]] に [[iOS (アップル)|iOS]] デバイス用のコンパイラ ([[Clang]] ベース) が追加された。
[[2013年]][[12月11日]]にリリースされた Update 2 により、[[C++ Builder]] に [[iOS (アップル)|iOS]] デバイス用のコンパイラ ([[Clang]] ベース) が追加された。
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[[2014年]][[4月16日]]に 「'''RAD Studio XE 6'''」(内部バージョン: 14.0)が発表された。
[[2014年]][[4月16日]]に 「'''RAD Studio XE 6'''」(内部バージョン: 14.0)が発表された。


[[Delphi]] XE6、[[C++Builder]] XE6、HTML5 Builder が含まれる。[[Microsoft_Windows_8|Windows 8.1]] に対応。[[C++ Builder]] に [[Android]] 用[[コンパイラ]] ([[Clang]] ベース) が追加された。
[[Delphi]] XE6、[[C++Builder]] XE6、HTML5 Builder が含まれる。[[Microsoft_Windows_8|Windows 8.1]] に対応。[[C++ Builder]] に [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] 用[[コンパイラ]] ([[Clang]] ベース) が追加された。


=== RAD Studio XE 7 ===
=== RAD Studio XE 7 ===

2020年9月6日 (日) 08:04時点における版

RAD Studio
開発元 エンバカデロ・テクノロジーズ
最新版
10.4 Sydney / 2020年5月27日
対応OS Microsoft WindowsmacOSiOSAndroidLinux モジュールを生成可能
対応言語 日本語英語フランス語ドイツ語
種別 統合開発環境
ライセンス プロプライエタリ・ライセンス
公式サイト www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio
テンプレートを表示

RAD Studioは、エンバカデロ・テクノロジーズ社の Delphi/C++ 統合開発環境である。同社の代表製品である「Delphi」を中心に、C/C++ および HTML 開発機能を備えた RADツールで、構成部品を貼り付けていくようなユーザインタフェース設計を可能としている。

長所

短所

  • ランタイムライブラリを結合すると実行ファイルが大きくなる。

歴史

RAD Studio 以前

Delphi のバージョン 7 で初めて Studio の名称が用いられた。(エンバカデロ・テクノロジーズによる再販版では Studio の文字はなくなっている。)

その後、Delphi 8、Delphi 2005 を経て、2006 で C++ Builder と統合された「Borland Developer Studio」が登場した。これが「RAD Studio」の前身となる。

なお、インストール時のフォルダ名などに見られる RAD Studio の内部バージョンは BDS の通算バージョンである。

BDS バージョン
バージョン 製品
1.0 C# Builder 1.0
2.0 Delphi 8 .NET
3.0 Delphi 2005
4.0 Borland Developer Studio 2006 / Turbo Delphi / Turbo Delphi for .NET / Turbo C++ / Turbo C#

RAD Studio 2007

2007年9月6日に 「RAD Studio 2007」(内部バージョン: 5.0)が発表された。

Windows Vista に対応。Delphi 2007 for Win32、C++ Builder 2007、Delphi 2007 for .NET が含まれる。

RAD Studio 2009

2008年12月2日に 「RAD Studio 2009」(内部バージョン: 6.0)が発表された。

Delphi 2009、C++Builder 2009、Delphi Prism 2009 (.NET) が含まれる。

RAD Studio 2010

2009年8月25日に 「RAD Studio 2010」(内部バージョン: 7.0)が発表された。

Windows 7 に対応。Delphi 2010、C++ Builder 2010、Delphi Prism 2010 が含まれる。開発環境をインストールする OS として Windows 2000 以前はサポートされなくなった。

RAD Studio XE

2010年9月2日に 「RAD Studio XE」(内部バージョン: 8.0)が発表された。

XE は 「Cross Platform Edition」 の略である。Delphi XE、C++ Builder XE、RadPHP XE、Delphi Prism XE が含まれる。

Starter 版とアカデミック版を除き、旧バージョン (Delphi 7, C++ Builder 6, RAD Studio 2007, 2009, 2010) のライセンスが付属するようになった。但し、RAD Studio 2007 に含まれる Delphi for .NET のライセンスは付属しない。

RAD Studio XE 2

2011年9月1日に 「RAD Studio XE 2」(内部バージョン: 9.0)が発表された。

Delphi XE2、C++ Builder XE2、RadPHP XE2、Prism XE2 が含まれる。新たに FireMonkey フレームワーク[1]を導入したことにより、HD3D に対応した高品質な UI の設計や、マルチプラットフォームアプリケーションの開発が可能になった。DelphiWindows 64bit、OS X 用の各コンパイラが追加され、iOS 開発用の Free Pascal (FPC) ツールチェインが用意された。C++ Builder にも OS X 用のコンパイラが追加された。また、製品エディションとして Enterprise と Architect の間に Ultimate が追加された。

RAD Studio XE 3

2012年9月4日に 「RAD Studio XE 3」(内部バージョン: 10.0)が発表された。

Delphi XE3、C++ Builder XE3、HTML5BuilderPrism XE3 が含まれる。Windows 8 に対応。新たに 「Metropolis UI」 を導入したことにより、タッチ対応、ライブタイルサポートなどを実装した Windows 8 デスクトップアプリケーションの開発が可能になった。ただし WinRT には対応しない。Delphi XE2 にあった FPC ツールチェインiOS 開発環境は廃止されている。開発環境をインストールする OS として Windows XP 以前はサポートされなくなった。

2012年12月10日にリリースされた Update 1 により、C++ BuilderWindows 64bit 用のコンパイラ (Clang ベース) が追加された。

RAD Studio XE 4

2013年4月22日に 「RAD Studio XE 4」(内部バージョン: 11.0)が発表された。

Delphi XE4、C++Builder XE4、HTML5 Builder が含まれる。DelphiiOS デバイス用、シミュレータ用のコンパイラが追加された。Prism は含まれなくなった。

RAD Studio XE 5

2013年9月11日に 「RAD Studio XE 5」(内部バージョン: 12.0)が発表された。

Delphi XE5、C++Builder XE5、HTML5 Builder が含まれる。DelphiAndroidコンパイラが追加された。

2013年12月11日にリリースされた Update 2 により、C++ BuilderiOS デバイス用のコンパイラ (Clang ベース) が追加された。

アカデミック版にも旧バージョンのライセンスが付属するようになった。

RAD Studio XE 6

2014年4月16日に 「RAD Studio XE 6」(内部バージョン: 14.0)が発表された。

Delphi XE6、C++Builder XE6、HTML5 Builder が含まれる。Windows 8.1 に対応。C++ BuilderAndroidコンパイラ (Clang ベース) が追加された。

RAD Studio XE 7

2014年9月2日に 「RAD Studio XE 7」(内部バージョン: 15.0)が発表された。

Delphi XE7、C++Builder XE7、HTML5 Builder が含まれる。開発環境をインストールする OS として Windows Vista 以前はサポートされなくなった。

RAD Studio XE 8

2015年4月7日に 「RAD Studio XE 8」(内部バージョン: 16.0)が発表された。

Delphi XE8、C++Builder XE8、HTML5 Builder が含まれる。DelphiiOS デバイス用 64bit コンパイラが、C++ Builder 用にも Clang ベースの iOS デバイス用 64bit コンパイラが追加された。

RAD Studio 10 Seattle

2015年9月1日に 「RAD Studio 10 Seattle」(内部バージョン: 17.0)が発表された[2]

Delphi 10 Seattle、C++Builder 10 Seattle、HTML5 Builder が含まれる。Windows 10 に対応。C++ BuilderClang ベースの新しい Win32 用コンパイラが追加された。これにより、Win32 / Win64 でほぼ同一のコードを書く事ができるようになった。従来の Win32 用コンパイラである BCC32 も利用する事ができる。

RAD Studio 10.1 Berlin

2016年4月20日に 「RAD Studio 10.1 Berlin」(内部バージョン: 18.0)が発表された[3]

Delphi 10.1 Berlin、C++Builder 10.1 Berlin、HTML5 Builder が含まれる。このバージョンからUltimateエディションが廃止されている。

2016年8月22日以降、DelphiC++ Builder の Starter Edition が 無償で入手できるようになっているが、RAD Studio の Starter Edition は存在しない。但し、DelphiC++ Builder を同一 IDE 内にインストールする事は可能である[4]

Update 2 で Windows 10 の Anniversary Update に正式対応したため、Update 2 には「Anniversary Edition」という名称がついている。

RAD Studio 10.2 Tokyo

2017年3月22日に 「RAD Studio 10.2 Tokyo」(内部バージョン: 19.0)が発表された[5]

Delphi 10.2 Tokyo、C++Builder 10.2 Tokyo、HTML5 Builder が含まれる。Enterprise 以上の SKU に DelphiLLVM エンジンベースの Linux 64ビット コンパイラが追加された (Ubuntu 16.04 LTS / RedHat Enterprise Linux 7 対応)。

2017年12月13日にリリースされた Release 2 (10.2.2) において、Enterprise 以上の SKU で RAD Server の単一サイト/単一サーバー配置ライセンスが含まれるようになった。

RAD Studio 10.3 Rio

2018年11月22日に「RAD Studio 10.3 Rio」(コードネーム: Carnival、内部バージョン: 26.0)が発表された[6]

Professional Edition にあった別売の FireDAC Client/Server Add-on Pack が廃止され、フル機能の FireDAC を利用するためには Enterprise Edition 以上の SKU が必要となった。

Delphi 10.3 Rio、C++Builder 10.3 Rio、HTML5 Builder が含まれる。Enterprise 以上の SKU には加えて RAD Server が含まれ、Architect にはさらに Sencha ExtJS Professional および Aqua Data Studio が含まれる。

RAD Studio 10.4 Sydney

2020年5月27日に「RAD Studio 10.4 Sydney 」(コードネーム: Denali、内部バージョン: 27.0)が発表された[7]

オンライン/オフラインインストーラが統合された。GetIt パッケージマネージャが強化され、パッケージマネージャ上でパッチが提供されるようになった。

Delphi 10.4 Sydney、C++Builder 10.4 Sydney、HTML5 Builder が含まれる。Enterprise 以上の SKU には加えて RAD Server が含まれ、Architect にはさらに Sencha ExtJS Professional および Aqua Data Studio が含まれる。

脚注

関連項目

外部リンク